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映画『ビーン』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ビーン』の概要:ロンドン王立国立美術館で警備員として働くビーンは、上司を怒らせてしまい厄介払いの為にアメリカのグリアソン美術館に学者として派遣される。派遣先でも破天荒な行動を起こしてしまい、一騒動巻き起こす。

映画『ビーン』の作品情報

ビーン

製作年:1997年
上映時間:89分
ジャンル:コメディ
監督:メル・スミス
キャスト:ローワン・アトキンソン、ピーター・マクニコル、パメラ・リード、トリシア・ヴェッセイ etc

映画『ビーン』の登場人物(キャスト)

Mr.ビーン(ローワン・アトキンソン)
ロンドン王立国立美術館の警備員。傍若無人な行動で同僚達から疎ましく思われているが、本人は気にしておらず陽気な性格。
デヴィッド・ラングレー(ピーター・マクニコル)
グリアソン美術館の職員で、画家ホイッスラーの「画家の母の肖像」の除幕式の総括責任者。ビーンがやって来た事で散々な目に合い、破天荒な行動に振り回される。
アリソン・ラングレー(パメラ・リード)
デヴィッドの妻。デヴィッドの願いからビーンを家に泊める事になるが、可笑しな行動ばかりとるビーンに苛立つ。
ジェニファー・ラングレー(トリシア・ヴェッセイ)
デヴィッドの娘。父親の言う事をあまり聞かない。
ケヴィン・ラングレー(アンドリュー・ローレンス)
デヴィッドの息子。女性に興味津々なお年頃。
ジョージ・グリアソン(ハリス・ユーリン)
グリアソン美術館の館長。
エルマー(ラリー・ドレイク)
グリアソン美術館でホイッスラーの「画家の母の肖像」の警備を担当する。
会長(ジョン・ミルズ)
ロンドン王立国立美術館の会長。ビーンの事を気に入っている。
ニュートン将軍(バート・レイノルズ)
ホイッスラーの「画家の母の肖像」を購入する為にグリアソン美術館に寄付をする。芸術にはあまり詳しくない。
ブルータス警部補(リチャード・ガント)
アメリカの刑事で、度々ビーンを捕らえる事になる。
ウォルター・ハントリー(トム・マッゴーワン)
グリアソン美術館の販売責任者。
ジェイコブソン医師(デヴィッド・ドーティ)
聴診器を落とした医師。

映画『ビーン』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ビーン』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ビーン』のあらすじ【起】

ビーンはロンドン王立国立美術館で警備員として働いていた。しかし、ビーンに怒りを募らせていた館長が、理事長に即時解雇を求める事を決心する。

国立美術館で会議が行われ、アメリカのグリアソン美術館がホイッスラーの「画家の母の肖像」を購入した為、2週間後の除幕式に合わせて学者の派遣依頼が届いていた事を話す。会議の途中で理事長が到着した為ビーンの解雇を求めるが、理事長はビーンを大変気に入っており受け入れてもらえない。仕方なく長期に渡りアメリカへ行く事から、ビーンを学者としてグリアソン美術館に派遣する事を決める。会議に参加していた人間はその決定に全員大喜びする。

グリアソン美術館で働くデヴィッドは、ビーンという人物が来る事を聞かされる。だが、学者として聞いた事がない名前で戸惑う。しかし、手紙には大天才と書かれており、有名な博士からの推薦もある事から安心する。デヴィッドはこの件の総括責任者に任命され、失敗すればクビだと言い渡される。

デヴィッドはビーンに自宅に泊まってもらう事を考えるが、家族から反対される。だが、自分の意見を押し通し泊まってもらう事を決める。

ビーンはファーストクラスのチケットを見せびらかしながら飛行機に乗車する。空港に降り立つと警察が拳銃を携帯しているのが見えた。その姿がかっこよく見えた為、自身も拳銃を持っているフリをして胸元を探る。すると、本当に拳銃を持っていると警察から誤解され、空港銃中を追いかけ回される。警察に囲まれ武器を出せと言われるが本当は持っていない為、手を拳銃に見立ててそっと床に置く。それを見た警察は怪訝な表情をし、取調室に連れて行く。ブルータス警部補が担当し、薬を飲んでいないというビーンに薬を飲むよう勧める。

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映画『ビーン』のあらすじ【承】

釈放されたビーンは無事にデヴィッドの家を訪れる。しかし、オーブンでパンツを温めていたり、普通ではないビーンの様子に家族達は怪訝な顔をする。妻のアリソンは今日中に追い出すようデヴィッドに詰め寄る。

デヴィッドはビーンと共に美術館を訪れる。ビーンはトイレに寄り手を洗おうとするが、水を出しすぎてしまい股間を濡らしてしまう。何とか乾かそうとゴミ箱に乗り、ハンドタオルの機械で乾かす。すると、それを見た職員のウォルターに怪訝な顔をされる。

ビーンはパンフレットで股間を隠しながらジョージ館長に会いに行く。握手しながら期待していると言われるが、何の話か分からず困惑する。しかも、そこには先程の職員ウォルターがおり驚く。その間も股間を隠していたが、ビーンが持っていたのは古いパンフレットだった為に館長に取り上げられてしまい、慌ててデヴィッドの後ろにぴったりついて股間を隠す。それを館長は怪訝な表情で見る。打ち合わせの為に移動すると扇風機が回っているのを発見し、ばれないように股間を乾かす。館長達は真剣に聞かないビーンにイライラする。

デヴィッドは家にビーンを連れて帰り、アリソンに受け入れてもらおうと話し合いをする。だが、ビーンが家族が大切にしている品を壊してしまった為、アリソンは子供達を連れておばあちゃんの家に行ってしまう。

デヴィッドは気を取り直して美術館巡りをする事を提案するが、ビーンの希望は遊園地だった。2人はアトラクションを楽しんでいたが、ビーンがシステムをいじってしまった為、椅子から人が振り落とされたりめちゃめちゃになってしまう。ビーンは警察に連れて行かれ取調室に入れられるが、マジックミラーに映る自分の姿で遊び楽しんでいた。その姿を見たブルータス警部補とデヴィッドは、ビーンが天才だという事に疑問を持つ。

デヴィッドは家に帰りビーンと話し合おうとするが、館長夫妻が訪ねてくる。デヴィッドは館長の相手をして時間を稼ぎ、ビーンが料理をする事になる。だが、レンジに無理矢理詰め込んだ鶏の肉が爆発を起こしてしまい散々な結果になる。館長夫妻が帰った後、デヴィッドはビーンに今までの疑問をぶつける。ビーンは博士などではなく美術についての知識も全くない事を知り落ち込む。そんな時アリスン達が帰って来るが、部屋の惨状を見てすぐに出て行ってしまう。

映画『ビーン』のあらすじ【転】

デヴィッドは鬱々とした日々を過ごすが、ついに絵画「ホイッスラーの母の肖像」が美術館に到着した事を知り喜んで美術館へ向かう。そして、間近で見た絵の美しさに感動する。デヴィッド達はエルマー警備員と共に絵の警備について話し合う為に部屋を出て行く。ビーンは絵画を見ながらスピーチを考えるように言われ、部屋に一人残される。

ビーンは絵画の前でくしゃみをしてしまい唾を飛ばしてしまう。慌てて拭き取るがハンカチにペンのインクが漏れており、それが絵についてしまう。どうやってもとれない為、机に見立てて絵を運び出す。物置部屋に入りシンナーを見つけ、それで拭き取る。綺麗に取れたので喜んでいたが、絵の具まで溶け出してしまう。慌てて拭き取るとホイッスラーの母の顔の部分がごっそりと消えてしまう。

ビーンは絵を持って部屋に戻りどうにかしようと考えるが、デヴィッドがやって来てしまう。挙動不審なビーンにデヴィッドは何かを感じ取り、何があったのか問いかける。仕方なく絵を見せると顔の部分にビーンの下手な絵が落書きされていた。それを見たデヴィッドは神の名を叫ぶ。ビーンだけではなく自分も責任を取らされると思い、とりあえず金庫に絵を戻し隠す。

デヴィッドはビーンを引き連れお酒を飲みに行く。落ち込むデヴィッドを見てビーンも少し悲しくなる。家に帰るとアリソン達が待っており、別れを告げられる。

ビーンは夜、一人で牛乳を飲んでいた、ケビンに話しかけられ、眠れないなら部屋にある女性のポスターを見に来るか誘われる。その言葉にビーンはある事を思いつき、道具を持って美術館に侵入する。警備員に下剤を飲ませ、男子トイレの鍵を別の部屋の鍵に入れ替える。その間にポスターを手に入れ、絵画が置いてある部屋に侵入する。元の絵を切り取り、ガムを大量に使いポスターを貼っていく。そして、卵の白身やドライヤーを使い質感を整える。ビーンは無事に出来た事を喜ぶ。

映画『ビーン』の結末・ラスト(ネタバレ)

デヴィッドはこれからの事を思い、厳しい表情でビーンと共に美術館へ向かう。美術館には招待客や報道陣が多数来ていた。デヴィッドは心配しながら見ていたが、金庫から綺麗なままの絵が登場して驚く。そして、ビーンからあれはポスターだと聞かされさらに驚く。だが、驚いている間もなくビーンのスピーチの時間が来てしまう。2人は何も準備していなかった為、慌てふためく。

ビーンはとりあえず思いつくまま話し始める。始めは絵が大きい事などを話しだした為、デヴィッドは上手くいくのか心配しながら見ていた。だが、デヴィッドの家に滞在した事で家族の大切さを学び、それはホイッスラーも同じだろうと話した事で、聞いていた人達は感動し拍手が巻き起こった。

ブルータス警部補がやって来た為、デヴィッドは絵の嘘がばれたと思ったが娘のジェニファーが事故に合ったと聞かされる。病院に向かっている最中、武装強盗に遭遇した為、警部補は残りデヴィッド達に先に行くよう指示する。病院に着くとデヴィッドはビーンにじっとしているように伝える。ジェニファーは意識が戻らず眠っていた。

ビーンはジェイコブソン医師が落とした聴診器を拾い届けようとしたが、医者に間違われ手術室に連れて行かれる。そこにはブルータス警部補が銃で撃たれて運び込まれていた。別の手術の為に看護婦達が出て行っている間にビーンはお菓子を食べようとするが、傷口に落としてしまう。探っていると弾を見つけてしまいとりあえず元に戻す。お菓子を取り出した後に看護婦達が戻ってくる。すると警部補の容体が急変し看護婦達は慌てて弾を見つけようとするが見つからない。弾の場所を知っているビーンが傷口を探り、警部補は無事に助かる。

ビーンは手術着のまま外に出るとデヴィッドから医師に間違われる。ジェニファーを診るよう頼まれて、ビーンは部屋に一人残される。必死にジェニファーを揺さぶったりしていたが、電気ショックの機械に吹っ飛ばされたビーンがジェニファーに乗っかった事で目を覚ます。喜んだ家族はどんなお礼でもすると言った為、ビーンは顔を明かし1週間泊めてくれるよう頼む。

ビーンはデヴィッドの運転する車で観光を楽しんだり、ケビンと着せ替えごっこをしたり、デヴィッド家族との時間を楽しんだ。

デヴィッドはビーンを空港まで送り届け、ハグをして別れる。自宅に戻ったビーンの寝室には、ビーンが顔を描いて誤魔化した本物のホイッスラーの母の絵が飾られていた。

映画『ビーン』の感想・評価・レビュー

ローワンアトキンソン扮するMrビーンのはちゃめちゃコメディドラマ。子供がそのまま大人になったようなビーンが、美術館で非常に希少な絵を台無しにしてしまう失敗を起こし、その流れに周囲も巻き込まれていく作品である。こういう作品は頭であれこれ考えずに見るのがオススメだと言えるだろう。ビーンは失敗もするが、人助けももちろんする。様々なトラブルを起こしていくビーンだが、どこか愛らしいのである。何か落ち込んでしまった時などに見ると勇気を貰えたりするのではないだろうか。(男性 30代)

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