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映画『ゴールキーパーの不安』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『ゴールキーパーの不安』の概要:ある日のサッカーの試合中、ゴールキーパーの男が突然試合を放棄して会場を去ってしまう。自由になった男は理由もなくある女を殺し、目的もなく街を転々とする。ヴェンダースの劇場用長編デビュー作。

映画『ゴールキーパーの不安』の作品情報

ゴールキーパーの不安

製作年:1971年
上映時間:101分
ジャンル:ヒューマンドラマ
監督:ヴィム・ヴェンダース
キャスト:アルトゥール・ブラウス、カイ・フィッシャー、エリカ・プルハール、リプガルト・シュヴァルツ etc

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映画『ゴールキーパーの不安』の登場人物(キャスト)

ヨーゼフ・ブロッホ(アルトゥール・ブラウス)
プロのサッカー選手でゴールキーパー。ある試合中に審判に突然猛抗議して退場処分となり、試合会場を去る。その後、グロリアという女を殺して街を転々と歩き回る。哲学的な考えを持っている男。
ヘルタ・ガブラー(カイ・フィッシャー)
ヨーゼフの友人。レストランを営んでいる。派手な格好をしていて、周りにはゴロツキが多い。
グロリア(エリカ・プルハール)
映画館の受付嬢。声をかけられたヨーゼフを家に招き、男女の関係になる。翌朝、ヨーゼフに首を絞められて殺される。冷たい態度でヨーゼフをあしらい、ストーキングされても動じない女。

映画『ゴールキーパーの不安』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ゴールキーパーの不安』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ゴールキーパーの不安』のあらすじ【起】

プロサッカー選手であるヨーゼフは、サッカーの試合中に審判に猛抗議をする。それが原因で退場処分となるが、ヨーゼフは試合中にもかかわらずスーツを着て試合会場を後にしてしまう。

ヨーゼフがまず向かったのは映画館だった。安いチケットを買い、映画を鑑賞した後に安宿を探してチェックインする。映画館の受付嬢も、宿の従業員もどこか面倒臭そうな態度でヨーゼフに対応するのだった。

ホテルで朝食を摂ったヨーゼフは、街の売店で新聞を買う。ヨーゼフは店員に、昨日のサッカーの試合の結果について尋ねるのだった。

ヨーゼフはバーで一人の女に出会う。ヨーゼフはその女に、行方不明になった元サッカー選手の事について語る。そして二人は親密になりかけるが、お互いの用事の為に別れる事になる。

一人で街をふらつくヨーゼフは、若者二人組に絡まれ殴られる。どうにか逃げ果せたヨーゼフが向かったのは、昨日訪れた映画館だった。映画を鑑賞した後、ヨーゼフは受付嬢であるグロリアが出てくるのをずっと待っている。そして、グロリアが仕事を終え映画館を出てくると、ヨーゼフは話しかけることなくグロリアの後を追うのだった。

映画『ゴールキーパーの不安』のあらすじ【承】

グロリアの後を追ってバスに乗り、家まで付いて行くヨーゼフ。グロリアはヨーゼフの事を受け入れるように自宅へと招くのだった。

一夜を共にした二人。朝、ヨーゼフが起きてシャワーを浴びる。バスルームから出るとグロリアもすでに起きていて、紅茶を淹れていた。そして、朝食を一緒に摂る二人。ヨーゼフは、自分はサッカー選手だとグロリアに言う。しばらく話をした後、ヨーゼフは突然にグロリアの首を締めて殺してしまうのだった。

その場でしばらく眠ってしまったヨーゼフが目を覚ます。その後、慌てる事なく指紋を拭き取り、部屋中にある自分の痕跡を消して部屋を去って行く。

再び街をぶらつくヨーゼフ。一日中バスに乗り続けたヨーゼフは、終着駅にある安宿に宿泊する。

翌朝、ホテルで朝食を摂るヨーゼフ。そこにあった新聞には、グロリア殺害の記事が大きく載っていた。しかし、ヨーゼフはその記事を読まず、別の記事に関心を寄せるのだった。

ホテルを出たヨーゼフは、友人のヘルタが営んでいるレストランに向かう。しかし、そこにはまだヘルタの姿はなく、従業員の女の姿があるだけだった。

映画『ゴールキーパーの不安』のあらすじ【転】

ヘルタがお店へと姿を現す。久しぶりに再会したヨーゼフとヘルタはしばらく会話を楽しむが、ヨーゼフはすぐにその場を去って行ってしまう。

安宿へと戻ったヨーゼフは翌日、ホテルの従業員である女と少し口論をした後に街へと出る。

ヨーゼフは再びヘルタの店を訪れる。何かに悩んでいるヘルタに突然哲学的な事を語るヨーゼフ。その後、ヨーゼフは何度もヘルタの店を訪れる。

ヨーゼフは夜にホテルで吐き気を催す。その翌日、シュナイダーという男に電話をかけるが繋がらない。

ヘルタの娘とパン屋へと向かったヨーゼフ。店員が、先日川の中で発見された少女の遺体
について話しをする。ヨーゼフはその帰り道、二人の警官に捕らえられた男を見るのだった。

ヨーゼフは映画を観る為に街へと向かう。帰り道、食事の為にレストランに寄ったヨーゼフは、何人かの友人とテーブルを囲むヘルタを見つける。すると突然、ヨーゼフはその友人達に喧嘩を吹っかける。ヨーゼフは店の外でボコボコにされるのだった。

映画『ゴールキーパーの不安』の結末・ラスト(ネタバレ)

ヨーゼフはヘルタの自宅で夕食を一緒に摂る。しばらくは仲良く話していたが、突然ヘルタがヨーゼフに不満をぶちまける。口論の最中、一人の警官が傘を貸して欲しいとヘルタの部屋を訪れる。方向が一緒だという理由で、ヨーゼフはその警官と一緒に帰ることにするのだった。

帰り道、その警官は警察の怠慢を嘆く。警察はいつも後手に回ってしまうのだ、と愚痴を漏らしている間に警官の家へとついた二人はそこで別れる。

翌朝、ホテルで新聞に目を通したヨーゼフ。そこにはすでに、グロリア殺しの犯人の人相まで載っていた。さらに、もう一つ街で噂になっていた川の中の少女の遺体については、殺人ではなく事故だったと書いてあるのだった。

宿を出たヨーゼフは、サッカーの試合が行われているコートに辿り着く。そこで試合観戦をしている中年男性の隣に座り、サッカーはボールを追うのでなくキーパーに注目して見ると見方が変わるのだと語るヨーゼフ。試合ではキーパーがPKを止める。そして二人が見つめる中、試合は続くのだった。

映画『ゴールキーパーの不安』の感想・評価・レビュー

ヴェンダース監督のデビュー作で、かなり地味で淡白な作品です。印象的なシーンはありませんが、途中リタイヤすることなく観れてしまいました。ゴールキーパーがとんでもない問題をしでかした場面から始まる物語、と見れなくもない。大半は、主人公が音楽を嗜み女性とだらだら過ごし、問題とは無関係の様に過ごす日常が淡々と描かれています。現実逃避をする男のロードムービーです。ラストの結論にはへぇと思えたものの、もう一度見直してみようとは思えませんでした。味のあるつまらなさでしたが、一回観たら良い感じです。(男性 20代)


いつ面白い展開が来るのだろうと期待しながら鑑賞していましたが、大きな盛り上がりや、面白い展開が無いまま終わってしまいました。
淡々と流れるように進んでいくストーリー展開は、テンポがいいと言うよりも一人の男の行動をただ映し出しているだけで、その男の行動の意味や理由は全く理解出来ないので不思議な気持ちになる作品でした。
哲学っぽいことを言う主人公でしたが、行動がかなりやばいので近付きたくない人だなと感じました。(女性 30代)

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