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映画『記憶の代償』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『記憶の代償』の概要:戦争で記憶を失った男は、自分が誰なのかを知る為に奔走する。そして、自分の過去がある大きな事件と繋がり出し、衝撃の真実へと近づいていく。ジョセフ・L・マンキーウィッツ監督によるフィルム・ノワール。

映画『記憶の代償』の作品情報

記憶の代償

製作年:1946年
上映時間:109分
ジャンル:サスペンス、ミステリー、フィルムノワール
監督:ジョセフ・L・マンキウィッツ
キャスト:ジョン・ホディアク、ナンシー・ギルド、ロイド・ノーラン、リチャード・コンテ etc

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映画『記憶の代償』の登場人物(キャスト)

ジョージ・テイラー / ラリー・クラバット(ジョン・ホディアク)
戦争で記憶喪失になった男。自分が誰なのかを知るために奔走する。その途中で出会ったクリスティーに恋をする。自分がかつてお金を奪って、偽名を使い軍隊に逃げ込んだ男だという事実を思い出す。
クリスティー(ナンシー・ギルド)
バーで歌い手として働く女。テイラーに出会い、好きになる。テイラーの過去を知った後も、過去は関係ないと言ってテイラーに寄り添う。悪意のない真っ直ぐな性格。
ケンドール(ロイド・ノーラン)
3年前に起こった殺人事件を追う刑事。最終的にテイラー達に頼られる。小洒落た中年男性。
メル・フィリップ(リチャード・コンテ)
クリスティーの働くバーのオーナー。テイラーに協力をすると言って近づくが、実は3年前の殺人事件の犯人であり、テイラーの記憶が戻る事を恐れていた。お金を発見したテイラーと取引をするが、テイラーの罠に引っかかりケンドールに撃たれてしまう。
フィリス(ジョセフィン・ハッチンソン)
奪われたお金を探す一味の女。美しい美貌の持ち主で、テイラーを誘惑しようとする。
アンゼルモ(フリッツ・コルトナー)
奪われたお金を探す一味の男。クラバットを探す為にテイラーを拷問する。意地の悪い男。

映画『記憶の代償』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『記憶の代償』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『記憶の代償』のあらすじ【起】

テイラーは戦地の沖縄で目を覚ます。そこには大勢の負傷者と軍医がいた。意識はあるが、動くことも喋ることも出来ないテイラーは、記憶を失くしてしまっていた。テイラーと呼びかける軍医に、全く記憶が無いテイラーは自分がテイラーではないと心の中で叫ぶのだった。

再び目を覚ますと、そこは病院だった。記憶はないのだが、そこでも自分がテイラーという名前ではないという確信だけがある。身の回りの物も確認するが、テイラーという名前の物しか出てこない。テイラーは、身の安全の為に一度ジョージ・テイラーを装う事を決意するのだった。

テイラーは除隊の申請をして、一般市民に戻ろうとしていた。手続きの最中にテイラーが宿泊していたというホテルの情報を得ると、まずはそこへと向かうことにする。

ホテルには、テイラーが預けたとされる荷物があった。そこには一丁の拳銃と、ラリー・クラバットという人物から届いた、5000万ドルを引き出せというメッセージの書かれた手紙があったのだった。

映画『記憶の代償』のあらすじ【承】

クラバットの指定した口座からお金を引き出そうとするテイラー。しかし、名前を見た銀行員は少し驚いた表情を見せ、確認したい事があるとテイラーに言う。その様子に慌てたテイラーはその場を逃げ去るのだった。

テイラーはまず、クラバットが何者なのかを突き止めようとする。少ない情報を頼りに行き着いた一件のバー。そこで、数人の男がテイラーを捕まえようとする。どうにか逃げた先の部屋にいたのは、バーで歌手として働くクリスティーという名前の女だった。そしてテイラーはその部屋で、メアリーという女がクラバットと結婚するという内容の手紙を発見するのだった。

ホテルへと戻ったテイラーを、フィリスという女が待っていた。色仕掛けをしてくるフィリスをテイラーは怪しむが、正体を言わずにフィリスはその場を去っていく。そこへ先程のバーから電話があり、クラバットについて話があると呼び出されるのだった。

呼び出された先にいたアンゼルモという男に、これ以上クラバットを探すなと言われるテイラー。そこでリンチを受けたテイラーは、手紙の住所を頼りにクリスティーの家へと逃げ込むのだった。テイラーはクリスティーに、メアリーとは誰なのかと聞く。クリスティーは、メアリーというのはクリスティーの元仕事仲間で、クラバットの元恋人だと言う。しかし、すでに事故で死んでしまっていた。クリスティーもクラバットに会いたいと言うのだった。そこでテイラーはクリスティーに、自身の身に起きたことを全て話すのだった。

映画『記憶の代償』のあらすじ【転】

そんな中、クリスティーの部屋にバーのオーナーであるメル・フィリップという男がやってくる。テイラーに何が起きたのかを尋ねるメル。そして、テイラーに協力すると言うのだった。

テイラーはメルを介してケンドールという名の刑事を紹介してもらう。テイラーは偽名を使い、クラバットとテイラーのことをケンドールから聞き出す。ケンドールは、戦争末期のナチ高官の隠し財産である200万ドルがクラバットと共に消えてしまったのだと語るのだった。

何者かから手紙を受け取ったテイラーは、一人で手紙に書かれた場所へと向かう。そこにはフィリスとアンゼルモがいた。彼らもまた、クラバットを探しているのだった。そして、3年前に起きた殺人事件にテイラーが関わっていると言うのだった。

テイラーは、3年前の殺人事件の唯一の目撃者であるコンロイという男が入院している病院を訪れる。しかし、病院側は必死にコンロイとの接触を拒むのだった。

どうにか院内に侵入したテイラーは、コンロイの病室へと辿り着く。コンロイは、殺人事件を目撃し、その場にあったスーツケースを船着き場の桟橋の下に隠したと言って命尽きるのだった。

映画『記憶の代償』の結末・ラスト(ネタバレ)

テイラーはクリスティーの家を訪れる。クリスティーはテイラーの事を好きになっていた。そこへ、ケンドールがコンロイ殺害容疑の疑いでテイラーを探しにやってくる。クリスティーはテイラーを助け、一緒にスーツケースを探しに行くと言うのだった。

桟橋の下へとやってきた二人は、そこで大金入ったスーツケースを発見するのだった。そこでテイラーは、クラバットが自分自身であり、ジョージ・テイラーという偽名を使って軍隊に潜り込んだという記憶が蘇ってくるのだった。すると、そこへ追っ手が迫ってくる。二人はどうにか逃げ出すのだった。

逃げ出した先の修道会で、自分が人殺しだと責めるテイラーをクリスティーは慰め、冷静に事態を分析する。そしてテイラーが狙われている本当の理由は、殺人事件の真犯人を知っているからではないかという結論になる。二人はお金をケンドール宛にして修道会に預けると、その場を去るのだった。

アンゼルモ達に呼び出されたテイラーとクリスティー。そこで全てを話すと、アンゼルモ達はテイラー達と言い争いになる。そこへ突然メルがやってくる。そして、メルはテイラー達を助け出すのだった。

メルのバーに着いたテイラー達。すると突然メルが、自分が3年前の殺人事件の真犯人だと言いだす。本当は3年前に200万ドルを受け取るはずだったが、メルに偽装したクラバットが200万ドルを奪って消え去ってしまった。怒ったメルは引き渡し人を殺し、目撃者であるコンロイを殺そうとしたのだった。銃口を向けるメルに、クリスティーの命を見逃して貰う代わりにお金を渡すと言うテイラー。それをメルは承諾する。

テイラー達はお金を預けた修道会へと向かう。そこにはケンドールがいた。それに驚き、ケンドールに向けて発砲したメルは逆にケンドールに撃たれてしまうのだった。こうして、事件は全てが解決するのだった。

映画『記憶の代償』の感想・評価・レビュー

戦争で記憶を無くした男の「逃亡劇」である今作は、物語の序盤は主人公のテイラーは自分が何者かも分からず、何から逃げて何を求めているのか分からない状態なので全てが疑わしく感じ、違和感を感じながら鑑賞していました。
ストーリーが進むにつれてテイラーが記憶を取り戻し、自分が何者か分かった時、それを愛した人に打ち明けるのか、真実を話すのか物凄くドキドキしました。
古い作品ですが、とても楽しんで見ることができました。(女性 30代)

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