映画『ゴーストバスターズ2』の概要:1984年に公開され大ヒットした「ゴーストバスターズ」の続編。解散を余儀なくされ、別々の道を歩み始めたゴーストバスターズは、悪のスライムと復活を企む大公からNYを守るために再び立ち上がる。
映画『ゴーストバスターズ2』の作品情報
上映時間:108分
ジャンル:SF、コメディ、ホラー
監督:アイヴァン・ライトマン
キャスト:ビル・マーレイ、ダン・エイクロイド、ハロルド・ライミス、シガーニー・ウィーヴァー etc
映画『ゴーストバスターズ2』の登場人物(キャスト)
- ピーター・ヴェンクマン博士(ビル・マーレイ)
- ゴーストバスターズの一員。解散後、恋人だったダナに振られて自暴自棄になり、オカルト番組の司会者を始める。番組の視聴率は最低で、変人しか出演しない。エゴンに調査依頼したダナと再会し、ヨリを戻そうと猛アピールをする。
- レイモンド・スタンツ博士(ダン・エイクロイド)
- 通称レイ。解散後はオカルト書店を経営しながら、ウィンストンと一緒にゴーストバスターズのコスプレをして、パーティー芸人をしている。調査中、スライムの川に落ちかけたり、ヴィーゴの絵に操られそうになる。
- エゴン・スペングラー博士(ハロルド・ライミス)
- 眼鏡に長身の科学者。機械開発の担当。ゴーストバスターズ解散後は、最新理論研究所で感情エネルギーは物理的環境を変えるのか、という研究を行っている。ダナから相談を受け、レイと一緒に調査を行おうとする。
- ウィンストン・ゼドモア(アーニー・ハドソン)
- ゴーストバスターズのメンバーで、唯一の黒人。体を張るのが専門。解散後は、レイと一緒にパーティー芸人をしている。ピーター、レイ、エゴンが集まって調査を始めても、仲間には加わらなかったが、裁判所の事件の後に復帰する。
- ダナ・バレット(シガーニー・ウィーヴァー)
- 夫と離婚し、ひとりで息子オスカーを育てているシングルマザー。5年前にゴーストバスターズに調査を依頼し、ピーターと付き合うようになったが、ピーターに愛想を尽かして別れた。美術館で修復作業の仕事をしている。オスカーの周囲で不可思議な現象が起こるようになり、エゴンに調査を依頼する。
- ヤノス・ポハ博士(ピーター・マクニコル)
- ダナに一方的に想いを寄せる上司。オネエ言葉を使う。絵の修復作業の責任者で、ヴィーゴの肖像画を担当していた。ヴィーゴの絵に魅入られ、ダナを自分のものにするためにオスカーを狙う。
- ヴィーゴ大公(ヴェルヘルム・フォン・ホンブ)
- 16世紀のカルパチアに生きていた大公。魔術を使い、残虐な方法で多くの人を殺害した。105歳の時に毒を盛られて死亡するが、肖像画の中で生き続け、オスカーの体を乗っ取って蘇ろうとする。
映画『ゴーストバスターズ2』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ゴーストバスターズ2』のあらすじ【起】
ゴーストバスターズがNYの街を救ってから5年。
高層ビルを壊して訴えられたゴーストバスターズはペテン師扱いされ、失業して、別々の道を歩んでいた。
レイはオカルト書店を営む傍ら、ウィンストンと2人でゴーストバスターズの仮装をして、パーティー芸人をしていた。
ダナに振られたピーターは、キレた挙句にオカルト番組の司会を始める。
エゴンは、最新理論研究所で研究をしていた。
ある日、ダナの赤ん坊オスカーが乗ったベビーカーが、勝手に動き出して勝手に止まるという事件が起こる。
離婚して、1人で子供を育てているダナは、エゴンに調査を依頼。
会うのが気まずいピーターにだけは、秘密にしてほしいと頼んだ。
古い絵の修復をしているダナは、上司のヤノスのしつこいアプローチを断って帰宅。
だがヤノスは、ダナが自分に惚れていると思い込んでいた。
一方、レイのオカルト書店でダナの依頼の話をしていたエゴン。
そこにピーターが現れ、ダナからの依頼を知ってしまう。
調査のためにダナとオスカーの元を訪れたエゴンとレイ、そして強引について行ったピーター。
映画『ゴーストバスターズ2』のあらすじ【承】
オスカーに変わったところはなく、現場の調査をすると、ゴーストの痕跡が見つかった。
夜、工事のフリをして道路に穴を掘るエゴン、レイ、ピーター。
地下には、スライムの川が流れていた。
レイがサンプルを取ろうとするが、警官から工事ではないと見抜かれ、地下に落ちそうになって停電を起こしてしまう。
その頃ヤノスは、修復していたヴィーゴの絵の中にいたゴーストに魅入られ、赤ん坊を生贄に連れてくるよう命じられた。
訴えられたゴーストバスターズは、裁判を受ける。
証拠品の中には、地下にあったスライムのサンプルもあった。
有罪判決が下されるが、殺人で死刑になった犯人2人のゴーストが、スライムの中から出現。
裁判長から有罪を却下され、3人はゴーストの捕獲に成功。
そしてゴーストバスターズは復活した。
活動を続けながら、地下にあったスライムの研究をしたエゴンとレイ。
人間の負の感情の言葉に反応するとわかる。
修復作業をしてるダナを訪ねたピーター。
ダナは、ヴィーゴの肖像画を不気味に思っていて、それをピーターに相談した。
ヴィーゴは魔術を使う天才で、残忍な人殺しだったらしい。
映画『ゴーストバスターズ2』のあらすじ【転】
ダナとオスカーの部屋のバスタブにスライムが現れ、2人に襲い掛かる。
ピーターの部屋に身を寄せることになり、ピーターから連絡を受けたエゴンとレイは、ダナの部屋に調査に向かう。
スライムは手に入らなかったが、原因はヴィーゴだと思われた。
修復中のヴィーゴの絵を調査すると、ゴーストの反応が出る。
しかしレイも、ヴィーゴの絵に魅入られかけてしまう。
ヴィーゴ絵の写真を分析すると、地下にあったスライムの川が写っていた。
しかし写真が燃え、レイとエゴンは火事で死にかける。
ダナとディナーの約束をしていたピーターを残し、レイ、エゴン、ウィンストンは地下へ。
スライムの川を調べている途中、ウィンストンが川に落ちて流されてしまう。
エゴンとレイも後を追って、川に潜った。
脱出した3人は、スライムのせいでお互いを殺しかける。
そしてスライムの川は、ダナが修復作業をしている美術館に向かっていると判明。
汚れた姿のまま、ピーターたちがいるレストランに向かうが、騒ぎを起こして逮捕される。
NY市長に危険性を訴えるが相手にされず、精神病院に入れられてしまった。
映画『ゴーストバスターズ2』の結末・ラスト(ネタバレ)
ヴィーゴに心酔するヤノスは、オスカーと引き換えにダナを自分のものにしてほしいと懇願。
そしてゴーストになり、オスカーを誘拐した。
絵の中で生き続けてたヴィーゴは、スライムから力を得て、オスカーの体を乗っ取って生まれ変わろうとしていた。
美術館に向かったダナだったが、オスカーから引き離されてしまう。
美術館からあふれ出したスライムのせいで、街はパニックに陥る。
呼び出されたゴーストバスターズは、街を救うために再び立ち上がる。
スライムを打ち破るためには、人間の善意が必要だった。
善のスライムを使って自由の女神像を動かし、市民の心をひとつにして美術館へと急ぐ。
年が明けるまで数分となり、絵から出たヴィーゴはオスカーに乗り移ろうとしていた。
ダナはオスカーを助け出し、ヤノスはゴーストバスターズの放った善のスライムに倒れた。
ゴーストバスターズとダナの動きを封じ、オスカーに乗り移ろうとするヴィーゴ。
そこに市民たちの歌声が響き、ヴィーゴは再び絵の中に戻る。
ヴィーゴの目を見て憑依されかけたレイだったが、善のスライムのおかげで助かった。
そしてヴィーゴは消えた。
映画『ゴーストバスターズ2』の感想・評価・レビュー
大ヒットを受けた続編は相変わらずのいいノリを展開させています。
もうゴーストのいないニューヨークでイベントなどで活躍するメンバーだが、その悲壮感が笑いを誘ってくれます。
そこに待ちに待ったゴーストが出現すると、それぞれの道を歩んでいたメンバーが再集結して、あのゴーストバスターズたちが復活するところは安心感の塊である。
前作で大きな衝撃を与えたマシュマロマンに対抗するべく、今回はニューヨークの象徴である自由の女神が街を歩く姿はスケールの大きさを感じさせる。
普段は他人に無関心なニューヨーカーたちの心が歌で一つになり、悪役を倒す展開は王道でありながら楽しませてくれる。(男性 30代)
非常に根強い人気を持つゴーストバスターズシリーズの続編は、ヴィーゴという悪の大公が敵として現代に現れるという内容。前作同様、非常に軽快な雰囲気にシリアスさがスパイスとして混ざり合う作品となっている。今作の見所は、やはりゴーストバスターズがあの自由の女神を味方につけてしまうところだろう。この飛びぬけた発想が本作品の魅力といえるだろう。又、ヴィーゴのキャラクターもまさに敵役のゴーストとして良い味を出している。(男性 30代)
前作の5年後を描いた続編。相変わらずのゆるい小ネタ満載で、会話劇も面白く、何も考えずに楽しめる作品である。ゴーストの力で自由の女神を動かし、敵に立ち向かうというアメリカらしい派手な展開にワクワクさせられる。CGのクオリティや話の流れは前作と大差がないものの、それがこのシリーズの良さにも思える。
また、ピーターとダナの恋愛も見どころの一つ。ダナの息子であるオスカーも愛らしく、ピーターが慣れないながらも父親らしくなろうとする姿にはほっこりとする。(女性 30代)
相変わらず安っぽくてドタバタだが、なんと言っても音楽がいい。あの「ゴーストバスターズ!!」というフレーズを聴いているだけでもノリノリになれるので時代を感じる演出の安っぽさやストーリーのぐちゃぐちゃ感も許せるのだから不思議だ。
1作目の『ゴーストバスターズ』に引き続き、今作でもディナは変なチンチクリン男に好かれ、大物ゴーストの策略に巻き込まれ、ヴェンクマンに熱烈アプローチされ、と散々であった。
博物館がピンクスライムに覆われ、自由の女神が動き出す後半パートも、何もかもぶっ飛んでいて、ノスタルジックで、色あせないのも納得だ。(女性 20代)
大ヒットした作品の続編。
いい意味で前作のある種のチープさを残しつつ、見知った仲間たちのその後の日々が描かれる。大きく裏切られることはないが、期待を大きく超えてもいない。前作は「出落ち」感のある設定を良い意味で勢いで駆け抜けるようなところに魅力があった。続編ではそうはいかないが、この作品の味はお化け云々よりも仲間たちの機知にとんだ(?)会話にある。それぞれの自己紹介が済んでいる続編ならではのより「ゆるい」会話を何も考えずに楽しむ一本。(男性 40代)
かつてニューヨークをゴーストの脅威から救ったゴーストバスターズが、5年の歳月の中で、その栄光もさっぱりなくなり、人々の嘲笑を買うようになってから、謎のスライムに襲われたニューヨークと、狙われる旧友のダナと息子のオスカーを救うために、再び復活していくさまは、気持ちよい。
そして、前作の巨大マシュマロに負けじと、今回はいろんな意味での大物と味方に、強敵ヴィーゴの野望を前に敢然と、時にひょうきんに立ち向かう。(男性 20代)
『ゴーストバスターズ』の5年後の世界を描いた続編である今作。前作ではゴーストからニューヨークを守るために大活躍した彼らでしたが、ゴーストの居なくなった世界では活躍の場も無く、かなり寂れたチームになっていました。
しかし、前作に引き続き面白さは抜群で、新しい敵キャラやゴーストに乗っ取られてしまうという設定もとても楽しく見ることが出来ました。前作と併せて、沢山の人にオススメしたい作品です。(女性 30代)
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前作 ゴーストバスターズ
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