映画『人生、サイコー!』の概要:妊娠中の恋人にも愛想を尽かされ借金を抱えたダメ男が、過去の精子提供から生まれた533人の子供の存在を知らされ…。カナダ映画『人生、ブラボー』をハリウッドリメイクした、ハートフルコメディ。
映画『人生、サイコー!』の作品情報
上映時間:105分
ジャンル:コメディ、ヒューマンドラマ
監督:ケン・スコット
キャスト:ヴィンス・ヴォーン、クリス・プラット、コビー・スマルダーズ、アンジェイ・ブルーメンフェルト etc
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映画『人生、サイコー!』の登場人物(キャスト)
- デヴィッド・ウォズニアック(ヴィンス・ヴォーン)
- 父の経営する肉屋で配達員として働く中年男性。ドジばかりで妊娠中の恋人からも愛想を尽かされている。昔両親の新婚旅行代の為精子バンクに「スターバック」という偽名で精子を提供、その結果533人の子供が生まれた事を知らされる。人を信用し過ぎるせいで、8万ドルの借金を背負っている。
- ブレット(クリス・プラット)
- デヴィッドの友人。弁護士だったが今はライセンスを剥奪されており、母親からも弁護士としての能力がないと言われている。デヴィッドの弁護を引き受ける。4人の子持ちで、子育てにうんざりしている。
- エマ(コビー・スマルダーズ)
- デヴィッドの恋人。デヴィッドの子を妊娠したばかり。頼りないデヴィッドを子供の父親として認めていなかったが、次第にデヴィッドに父性を見出し見直し始める。
- ミコワイ・ウォズニアック(アンジェイ・ブルーメンフェルト)
- デヴィッドの父。肉屋を営んでいる。仕事のできないデヴィッドに手を焼いている。一方で、デヴィッドの優しさと人に愛される人柄をきちんと見抜いている。
- ビゴ(アダム・チャンラー・ベラ)
- デヴィッドの精子バンクから生まれた子の1人。デヴィッドが自分の遺伝学上の父親である事実を盗み聞き、デヴィッドの家に転がり込む。人とのコミュニケーションが苦手で、親の愛に飢えている。
- ジョシュ(ジャック・レイナー)
- デヴィッドの精子バンクから生まれた子の1人。カフェで働いていたが、デヴィッドのおかげで役者のオーディションに行くことができ、見事役者としての道を歩み始めた。
- クリステン(ブリット・ロバートソン)
- デヴィッドの精子バンクから生まれた子の1人。薬物依存症だったが、デヴィッドのおかげで、念願のデパートで働き始める。
- ライアン(セバスチャン・レナ)
- デヴィッドの精子バンクから生まれた子の1人。重度の障害を抱えており、施設に入っている。今まで彼を訪ねてくる人はほとんどいなかった。
映画『人生、サイコー!』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『人生、サイコー!』のあらすじ【起】
父親の経営するウォズアリック精肉店の配達員をしているデヴィッドは、仕事でもへまばかりの頼りない男だ。マルチ商法に引っかかって8万ドルの借金を抱え、妊娠したばかりの恋人・エマにも父親の資格が無いと言われる始末だった。そんな彼の元に、精子バンクを行っているクリニックの人間がやってきた。彼によると、若い頃デヴィッドは「スターバック」という偽名で精子を提供、その精子から533人の子供が生まれたと言う。その内の142人が、生物学上の父親である「スターバック」の身元開示を求め、裁判を起こしたのだ。
友人でライセンス停止中の弁護士・ブレットが、プライバシーの尊重を武器にデヴィッドの弁護をしてくれることになった。彼は142人の子供達のプロフィールをデヴィッドに手渡す。プロフィールは見ない方が良いと忠告されていたが、デヴィッドは興味本位で1人のプロフィールを見てしまう。
デヴィッドが見たプロフィールは、バスケットボールのプロ選手のものだった。バスケットボール好きなデヴィッドは彼に自分の血が流れていると知って大喜び。他の子供達がどんな人間か興味を覚え、身分を隠して会いに行ってみようと考える。
映画『人生、サイコー!』のあらすじ【承】
デヴィッドが次に会ったのは、俳優志望のウェイター・ジョシュだった。デヴィッドは彼が大事なオーディションに行けるよう、店番を代ってやる。店主にばれてジョシュはクビになってしまったが、オーディションに合格することができた。デヴィッドのおかげでジョシュは俳優としての第一歩を踏み出した。
次に会ったのはドラッグ中毒者の女性クリステン。デヴィッドは彼女の命を救い、真っ当な仕事に就くのを見届ける。デヴィッドは533人の父親にはなれなくとも、守護天使として見守ってやりたいと思うようになる。デヴィッドは彼らを陰から手助けし始めた。
デヴィッドはエマの妊婦健診について行く。エマを励ますデヴィッドに、彼女は父性を見出し始め、ひとまず「父親見習い」として認めることにした。
子供達を訪ねる内に、デヴィッドはその中のライアンという青年に出会う。彼は重度の障害で施設に入っており、自分で動く事も話す事もできなかった。その姿を見てデヴィッドは言葉を失う。彼にできるのは1日中そばにいることだけだった。
デヴィッドは子供達の後をつけて行き、原告団「スターバック・キッズ」の集会に入り込んでしまう。正体を明かすこともできず、彼はライアンの養父だと名乗る。集会にはブレットも潜入しており、デヴィッドは叱られてしまう。デヴィッドの正体はばれなかったが、2人の言い争いを「スターバック・キッズ」の1人、ビゴが聞いてしまっていた。
映画『人生、サイコー!』のあらすじ【転】
ビゴはデヴィッドのアパートに押しかけ、正体をばらさない代わりに一緒に暮らしたいと言い出した。親の愛情に飢えたビゴはデヴィッドにべったりで、エマとの予定がある日に「スターバック・キッズ」の交流キャンプに来るよう誘う。デヴィッドはついエマとの子供について「本物の家族」と口走ってしまい、ビゴは傷ついた。デヴィッドは埋め合わせに、キャンプに参加する。
デヴィッドはライアンと週末を過ごす。胸が一杯になったデヴィッドは、彼にだけ自分が父親であることを明かした。
エマがデヴィッドの実家に挨拶に来た。そこで父親のミコワイが語ったのは、両親の長年の夢だった新婚旅行をデヴィッドがプレゼントしたというエピソードだった。実は精子提供はその費用を工面する為だった。エマはこの話に感動する。
「スターバック・キッズ」のキャンプが新聞に取り上げられ、「スターバック」の存在は悪い意味で有名になった。人々は「スターバック」を「精子で金を稼いだ男」として馬鹿にしていた。ブレットはこの報道を逆手に取ってクリニックを訴えようと提案する。借金の取り立ては家族の元にも及び、デヴィッドは訴訟を決意する。
プライバシーを守る権利と知る権利とを争う裁判が行われる。結果はデヴィッド側の勝利、「スターバック」の匿名権が認められ、クリニックには賠償金が課せられた。
映画『人生、サイコー!』の結末・ラスト(ネタバレ)
敗訴した子供達は取材に対し、「スターバック」は自分たちにとって命を与えてくれた素晴らしい人である事、法的に求めることはもうできないが自発的に名乗り出てほしいという事を訴える。デヴィッドは心を打たれるが、名乗り出れば賠償金はもらえなくなり借金が返せない。悩んだデヴィッドは、父のミコワイに真実を打ち明け相談する。ミコワイは自分の死後デヴィッドが相続するはずの取り分を用意してくれていた。これを借金返済用にと渡し、デヴィッドの人から愛される性格を認め勇気づけた。
デヴィッドは「スターバック・キッズ」のFacebookに自分が「スターバック」であると書き込んだ。その直後、エマが予定日前に病院に運ばれたことを知る。
エマは帝王切開で子供を無事出産した。一晩母子に付き添ったデヴィッドに、看護師は家族が来ていることを告げる。デヴィッドが待合室に出ると、そこには父と兄達だけでなく、「遺伝学上の子供達」も駆け付けてくれていた。皆エマの出産を喜んでくれていた。
デヴィッドは自分が「スターバック」であることをエマに打ち明け、プロポーズする。初めは嘘をついていた事を怒るエマだったが、デヴィッドの思いと決意を聞き、プロポーズを受け入れる。「スターバック・キッズ」達は新たに生まれた自分たちの弟に面会を果たし、1人1人が父・デヴィッドと改めて語り合うのだった。
映画『人生、サイコー!』の感想・評価・レビュー
以前、精子提供したことによって533人の子供がいる事を知らされたデイヴィッドは子供たちに会いに行くことを決意します。まさかのとんでも展開で笑えて、ほっこりするコメディー。ブレット役のクリス・プラネットが笑わせてくれます。しかもぽっちゃりしていて最初分かりませんでした(笑)。デイヴィッドもしっかりお父さんで、子供たちを手助けしてくれる姿にほっこり、出て来る周りの人たちも皆良い人でとても癒されました。面白くて温かい気持ちになれる素敵な作品でした。(女性 30代)
533人の子供の父親という数字を見て、驚きを通り越して唖然とした。普通だったら恐怖を感じそうだ。
デヴィッドはダメな男なのだが、あまりにも優しくて憎めないキャラクターだった。子供達のために一生懸命頑張る姿が素敵で、微笑ましい。子供に嬉しいことがあったら一緒に喜び、何かあれば一緒に悩んでくれる存在はとても貴重だと思う。子供にとって、理想の父親なのではないだろうか。見終わった後に、温かな気持ちが心に残る作品だった。(女性 30代)
モノは考えようとよく言いますが、今作の主人公デイヴィッドを見ていると本当にそうだなと感じます。ヴィンス・ヴォーンが演じることで妙な安心感とリアルな雰囲気がありました。
自分は精子を提供しただけかもしれませんが、それによって533人もの子供が生まれたなんていきなり言われても信じられませんよね。しかし、デイヴィッドの考え方がとてもポジティブで、精子を提供した子供たちとの関係も、エマとの関係、そして新しく誕生した命とも全てが良い方向に進んでいくので、ものすごくハッピーで温かい気持ちになれる作品です。(女性 30代)
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