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映画『ダーク・グラビティ』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『ダーク・グラビティ』の概要:粒子加速器の実験事故によって、次元が裂けた世界で目覚めたヴィクター。今までいた世界と大きく違う現実に戸惑いつつも、事故へと繋がった原因を探し始める。地球の崩壊を目前とした次元が裂けた世界から、元の世界へ戻すべく奔走する科学者を描いたSF映画。

映画『ダーク・グラビティ』の作品情報

ダーク・グラビティ

製作年:2013年
上映時間:88分
ジャンル:SF
監督:ジェフリー・ランドー
キャスト:ロビン・ダン、エイミー・ベイリー、ミア・ノードストローム、ブレンダン・ベイサー etc

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映画『ダーク・グラビティ』の登場人物(キャスト)

ヴィクター・サスキンド(ロビン・ダン)
ヒッグス粒子加速器の主任研究者。レオの投資にて粒子加速器を製造。仕事が忙しく家族サービスができていない。誠実な男性。
ナタリー・サスキンド(エイミー・ベイリー)
ヴィクターの美しく良き妻。良妻賢母。次元が裂けた世界では、ジェシカを3歳で亡くし夫からは許してもらえず、娼婦のような恰好で荒れている。
ジェシカ・サスキンド(ミア・ノードストローム)
ヴィクターの娘で現在7歳。サッカーの女子チームに入っている。次元が裂けた世界では、3歳で亡くなっている。天真爛漫。
チャック(ブレンダン・ベイサー)
ヴィクターの友人でカメラマン。妻と可愛らしい娘がいる。次元が裂けた世界では、独身で家族を夢見ている。最初は命令で友人を貶めるも、その後は命をかけてヴィクターを助ける。
レオ(エンゾ・シレンティ)
ヴィクターのスポンサーで投資家。粒子加速器を勝手に改造し時間を破壊。次元が裂けた世界で、7秒先の未来を加速器で調べては投資で更に金儲けをしている。

映画『ダーク・グラビティ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ダーク・グラビティ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ダーク・グラビティ』のあらすじ【起】

ウクライナ、キエフ。科学者のヴィクターは投資家レオからの援助を得て、粒子加速器の研究を行っている。妻ナタリーと7歳になる娘ジェシカとの関係は良好だが、仕事が忙しくあまり家族サービスはできていない。
研究は順調でゼロ点加速器もほぼ完成に近づいていた。今回の大々的な実験が成功すれば、加速器により無限でクリーンなゼロ点エネルギーを得られる予定だった。

奇しくもその日は、ジェシカの誕生日。いよいよ加速器をフルパワーにするが、異変に気付いた同僚から、衛星の電波時計にズレが生じていると報告される。ヴィクターは危険を察知し、実験を中止しようとスポンサーであるレオに連絡を入れた。
それと同時に、妻が娘の誕生会の動画を送ってくるが、それどころではないヴィクターはスマホをデスクに放り出す。
しかし、レオは実験の中止は大損害だと続行を命じる。その間にもズレは拡大。加速器を止める間もなく事故は起こった。

加速器により増幅された粒子が世界へと広がっていく。真っ先に粒子の波へと飲まれたヴィクターは、眩しい光に襲われて意識を失った。

雑念とした見慣れない部屋で目覚めたヴィクター。鳴り続ける電話に出ると、相手はチャックだった。迎えに行くと言われ、急いで出かける準備をする。妻と娘の安否が気にかかり、チャックから携帯を借りて電話するも繋がらない。街にはどこもかしこも破壊の痕が残り、至る所で火の手が上がっている。被害は甚大だと思われた。

車のラジオでトルネード注意報が流れていた。チャックとの会話も微妙に噛み合わない。トルネードについて聞いてみると、頻繁に襲来しているような口ぶりである。
状況が全く分からないヴィクター。一先ずは会社へ向かう。

おかしなことにカメラマンだったはずのチャックが、同じ職場で働き始める。ヴィクターはスポンサーのレオと話をしたいと訴えたが、それはできないと言われた。その時、携帯に着信が入る。

着信の相手は妻のナタリーだったが、刑務所にいるから迎えに来いと言う。刑務所で何があったのか警官へ聞くと、泥酔して大乱闘したと言う。それも、いつものことのように話された。ナタリーとは離婚したことになっており、娘のジェシカも3歳で死んだことになっている。耳を疑う話だった。ヴィクターの記憶では、娘は昨日7歳になったばかりだ。大混乱である。

映画『ダーク・グラビティ』のあらすじ【承】

ナタリーと共に刑務所から出たが、妻はなぜか制止するヴィクターに怒って立ち去ろうとする。だが、振り返るとすぐそこまで、トルネードが迫っていた。何がどうなったのか理解できず、ナタリーの後を追って避難。
避難所のテレビでは、頻繁に発生するトルネードの被害が映し出されていた。

避難所の奥に同僚を発見したヴィクターは、彼女に事故後のことを聞こうとする。しかし、同僚は記憶を失っているようだ。妻からあの人はMRSだと聞かされる。MRSとは記憶書き換え症候群という精神病だった。ヴィクターは事故のことをナタリーに話すも、妻からMRSの疑いを持たれてしまう。

トルネードが去った後、ナタリーからカウンセラーの元へ通うように言われた。その足でカウンセラーへ会いに行く。ヴィクターは正直に身の上を話した。だが、カウンセラーはまともに受け合ってくれない。自分の記憶の整理をした彼は、事故直前に加速器の奇妙なパワー低下と時計のズレがあったことを思い出す。

翌日、ヴィクターは自分のスマホの存在を思い出し、会社のデスクでスマホを見つけ出す。充電が切れていたため、ジャンク屋で充電器を探すも店員にスマホを見たことがないと言われる。彼は自力で充電器を改造、スマホの充電をした。

その日の夜中、自宅で休んでいたヴィクターは携帯の音で覚醒。相手はチャックだ。彼から元同僚のゴードンが死んだことを聞く。ヴィクターは事故の朝に、ゴードンから留守電とメールが来ていたことを思い出した。ふと、窓の外を見ると黒服の男が2人、今まさに車から降りたところだった。

映画『ダーク・グラビティ』のあらすじ【転】

部屋から脱走しスマホのメールを確認。ゴードンとナタリーからきている。ヴィクターは先にジェシカの誕生日会の動画を見た。自分の記憶は間違っていないと確信。

翌日、カウンセラーに動画を見せたが、頑なに信じない。ヴィクターは仮説を立てた。加速器の事故により時空間が歪んだ。そのためにパラレルワールドへ飛ばされたのだと。

ナタリーを探して警察署へ来た。そこで特大トルネードの襲来をテレビのニュースで見る。世界は着々と終焉へと向かっていた。
ナタリー捜索中、黒服の男達に見つかってしまうヴィクター。近くの家で追手を撃退。外へと逃げるが、1人が更に追って来る。外はトルネードの襲来で暴風に荒れ狂っていた。銃を突きつけられ、スマホを渡せと言われる。隙を突いて、近くのガソリンスタンドへ隠れたヴィクター。そこをトルネードが通過。追手は竜巻に飲み込まれ、ヴィクターは辛うじて助かった。

ボロボロの状態でバーへ向かったヴィクター。ようやくナタリーを見つけるも、取り巻きの男に追い出される。スマホはバーのカウンターに置いてきた。
外へ出たヴィクターは背後からスタンガンで襲われ、黒服の男に連れ去られる。車にはチャックも乗っており、目的はデータの入ったスマホだと言われた。
自宅にて拘束される。そこへ、レオがやって来てヴィクターを拷問。脅された挙句、薬物を注射され意識を失った。

翌朝、気が付いたヴィクター。両腕の拘束は解かれている。部屋のドアを叩く音に警戒を強めたが、入室して来たのはチャックだった。彼と話しながら会社へ向かう。
第7検出器ではレオが待っている。ヴィクターに何かを見せたいようだった。彼はそこで事故の原因を知ることになる。

レオは加速器を密かに改造し時間を破壊。ゼロ点エネルギーを主張したのは、政府の予算を獲得するためと技術者を集めるため。彼の目的は最初から最後まで金だけだったのだ。そのために時空をも壊したと言う。
ヴィクターはレオに手を貸せと言われるが当然、納得できるはずもなく。断固拒否を示してその場を去った。

映画『ダーク・グラビティ』の結末・ラスト(ネタバレ)

ヴィクターは再び、昨日のバーへ。取り巻きの男といざこざになり、乱闘となるところを駆け付けたナタリーに救われる。
外へ出ると雨が降っていた。彼女はスマホを取り出し説明を求める。その後、2人は関係を修復し、愛を確かめ合った。

ヴィクターはナタリーに事情を説明。
ゴードンはレオの所業をヴィクターに警告していた。そのためのウィルスを送り、その後、レオの手下に暗殺されてしまったのだ。ウィルスを使えば時空が戻る。必死に説得するも、ナタリーは話が突飛過ぎて信じられないと言う。

外では警報が鳴っている。特大トルネードが襲来して来たのだ。
これをチャンスと捉えたヴィクターは、ナタリーの制止も聞かずに会社へと向かう。
会社のモニターに向かったヴィクターは、ゴードンから送られてきたウィルスを仕掛けた。だが、もうじきというところで接続を遮断されてしまう。そこへ現れたのは、チャックとレオの手下だった。手下はスタンガンでスマホを破壊。ヴィクターは連行されたが、チャックはその場に留まった。

レオの前に連れて来られたヴィクター。妻を殺すと脅されて暴行される。
その様子を監視カメラの映像で見ていたチャックは、自分が夢見る幸せな人生を思う。彼は再接続してウィルスを起動させた。
レオとヴィクターの元へ来たチャックは、友人を助けるべくレオの手下と交戦。しかし、彼も撃たれてしまう。チャックはヴィクターを妻のところへと向かわせた。彼はヴィクターの話を信じ、元の世界を夢見たのだった。

外へ出たヴィクターは、特大トルネードの全容を目にして愕然とする。急いでナタリーの元へ戻るも、避難所は見るも無残に瓦礫と化していた。中へ入り妻を見つける。だが、彼女は柱の下敷きとなり、息も絶え絶えだった。彼は妻に寄り添い時が来るのを待つ。

眩い光が再び襲う。
ヴィクターは芝生の上に倒れた。そこへ、笑顔のジェシカとナタリーが現れる。サッカーのキックで転んだと笑う娘。起き上がった彼は幸せそうなチャック夫婦に手を振り、時空が元に戻ったことを確信。妻とキスを交わした。

映画『ダーク・グラビティ』の感想・評価・レビュー

主人公であるヴィクターが粒子加速器のトラブルで、時空が破壊されパラレルワールドに飛ばされてしまい、自分の記憶の証明や、トラブルの真相、そして破壊された時空を戻す為に奔走する作品。別の世界での自分の家族や、世の中に戸惑いながら行動していくが、最終的には元の世界に戻り、自分の家族と元通りというエンディングで締めくくられている。正直、このエンディングではパラレルワールド自体も投げっぱなしとなっていて、行動自体が無かった事にされていたのは、ちょっと味気ない終わり方といった印象を持ってしまった。(男性 30代)


無限エネルギーを得るために次元の扉を開いたら、パラレルワールドに飛ばされてしまったという話。主人公が飛ばされた世界はかなり荒れ果てた世界で、トルネードがいくつも襲来する。その映像は壮大で凄かった。主人公が元々いた世界を表とするなら、パラレルワールドは裏と言ったところだろう。主人公は元の世界へ戻るために奔走して無事に戻るが、裏世界はどうなるのか描かれていない。そもそも、ウィルスを仕込んだだけで時空の裂け目を戻せるのだろうか。ちょっと疑問に思った。ストーリーは最終的にハッピーエンドで終わる。突っ込みどころはあるが、ストーリー的には良くまとまっており、映像的にも良かった。(女性 40代)


時空の裂け目=パラレルワールドという展開が全く納得できず、ヒッグス粒子などそれっぽいワードを出しつつもB級映画にありがちな安っぽい展開なのでがっかりしました。
時空を修復することが目的なのか、パラレルワールドを救うことが目的なのかよく分からず、最終的にはパラレルワールドの存在は放置されたまま終わってしまうのでかなりお粗末なシナリオと言えるでしょう。
こういったジャンルは『インターステラー』のような鳥肌が立つほど感動できる作品を見ることをオススメします。(女性 30代)

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