映画『エヴァリー』の概要:高級娼婦のエヴァリーはヤクザの組長を裏切り、警察に情報を流していた。だが、そのことが組長にばれてしまい、命を狙われる。エヴァリーは襲撃を跳ね除けながら、家族を助けに行くため、捕えられていたマンションから逃げ出そうと画策する。
映画『エヴァリー』の作品情報
上映時間:93分
ジャンル:アクション
監督:ジョー・リンチ
キャスト:サルマ・ハエック、ジェニファー・ブランク、伊川東吾、渡辺裕之 etc
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映画『エヴァリー』の登場人物(キャスト)
- エヴァリー(サルマ・ハエック)
- 高級娼婦。5歳の娘(エメリー)がいる。ヤクザのタイコにマンションに閉じ込められ、娼婦として働かされる。刑事に情報を流していたが、タイコにそれがばれて命を狙われる。
- タイコ(渡辺裕之)
- ヤクザの組長。女性をマンションに監禁して、娼婦として働かせる。その他にも、麻薬や殺人などあらゆる犯罪に手を染めている。
- サディスト(伊川東吾)
- タイコの手下。薬品や武器を使って人を少しずつ痛めつけるのが好き。
- 死人(アキー・コタベ)
- タイコの手下。エヴァリーに撃たれるが辛うじて生きており、エヴァリーの話し相手になる。
映画『エヴァリー』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『エヴァリー』のあらすじ【起】
エヴァリーはトイレに籠もり、ロバートソン刑事に助けを求めて電話を掛けた。しかし、留守番電話に繋がってしまう。エヴァリーはロケットペンダントに入れられた赤ちゃんの写真を眺めた後、隠していた拳銃を自分の頭に当てた。その時、男達によってドアが抉じ開けられる。
エヴァリーはトイレに入ってきた男と、部屋にいた数人の男達を射殺した。その時、お腹を撃たれてしまう。エヴァリーは恐怖に震えながらも立ち上がり、もう一度ロバートソン刑事に連絡を取った。だが、留守番電話のままだった。
殺害した男(死人)の携帯が鳴ったため、エヴァリーは胸ポケットから携帯を取り出し、震える手で通話ボタンを押した。電話の相手はヤクザの組長のタイコで、話す前から電話を取ったのがエヴァリーだと気づいていた。エヴァリーはタイコに指示されるまま、部屋に置かれていた箱を開けた。中には、ロバートソン刑事の生首が入っていた。タイコはエヴァリーの裏切りを許さず、エヴァリーの娘を売春婦として働かせることを告げた。エヴァリーは急いで母に連絡を取り、逃げてくれと叫んだ。
タイコの手下に襲われる中、母は孫を連れて何とか家を脱出する。エヴァリーは待ち合わせ場所を指定した後、母との電話をすぐに切った。その後、エヴァリーは他の部屋にいた高級娼婦や、タイコの手下に命を狙われる。タイコがエヴァリーを殺害したら5万ドル渡すと、皆に連絡を入れたのだ。エヴァリーは身を守るため、襲撃者達を殺害した。
映画『エヴァリー』のあらすじ【承】
エヴァリーは娼婦のアナを殺害することを躊躇い、戻って来ることを約束して、家族を助けるために2時間の猶予をもらう。その時、殺したと思っていた男(死人)が、エヴァリーに話しかけた。瀕死の状態だったが、辛うじて生きていたのだ。死人はマンションの前に立っている見張りを切り抜けるのは無理だと忠告するが、エヴァリーはそれでも諦められずに部屋を飛び出した。だが、待ち構えていた男に襲われる。死人は襲撃してきた男の注意を引き、エヴァリーが反撃するのを助けた。
タイコと通じている警察官にマンションを見張られ、部屋から出ることができなかった。エヴァリーは逆に母達を部屋に呼ぶことを思いつく。死体を片付けて、床に付いた血を掃除した。死人に問い掛けられ、母達を待っている間、エヴァリーは警察と初めての出会いを語った。トイレの修理業者と偽り、警察の方からエヴァリーに接触してきたのだ。協力したら救うと言われ、エヴァリーは4年間も離れていた娘のエメリーに会いたい一心で、協力することを決める。
エヴァリーの母達は避難を拒んで部屋に籠っているお祖母ちゃんの家族だと偽り、マンションに侵入した。エヴァリーは緊張した面持ちで、エメリーを出迎えた。危険だからお金を持ってすぐに出て行ってもらおうとするが、エヴァリーの母は娘と会話しないで去ることを嫌がった。4年間も音信不通だった娘を心配しているのだ。エヴァリーはある男の下僕になり、マンションに閉じ込められていたことを話した。
映画『エヴァリー』のあらすじ【転】
死人は歌を歌い、エメリーの注意を惹きつけていた。だが、気を失っている間に、エメリーがロバートソン刑事の生首が入った箱を見つけてしまう。死人はエヴァリーの名を叫んだ。エヴァリーは慌ててエメリーの元に行き、箱を押さえて見せないようにした。死人はそのまま息を引き取ってしまう。
エヴァリーはエメリーと母をアナの部屋に隠し、エレベーターから上がってきた手下達を、爆弾を使って殺害した。だが、襲撃は止まらず、手下達は続々とマンションに侵入してきた。エヴァリーは敵に捕まってしまい、檻に入れられてしまう。
タイコの手下であるサディストは、嬉しそうに鞄から薬品を取り出し、1つずつエヴァリーに説明した。エヴァリーは恐怖に震えた。サディストは手下を使ってエヴァリーにマシンガンを当てた後、薬品を皮膚に垂らしていった。肌が焼ける痛みに悶え、エヴァリーは悲鳴を上げた。その時、手下の1人が銃に撃たれて死んでしまう。エヴァリーの母がドアの前で銃を構えていた。
サディストはエヴァリーの母を捕まえ、薬品を口に流し込んだ。エヴァリーは母を助けるため、必死に手を動かし紐を引きちぎった。薬品のお蔭で紐が切れていたのだ。エヴァリーは手下を射殺して檻から出ると、サディスト達を撃ち抜いた。エヴァリーは母の口に指を入れ、薬品を吐き出させた。
映画『エヴァリー』の結末・ラスト(ネタバレ)
エヴァリーはタイコからの電話を受ける。タイコは向かいのマンションに立っており、今までの様子を全て見ていた。エヴァリーが気づいたときにはすでに遅く、エヴァリーの母が狙撃され亡くなってしまう。エヴァリーはショックを受け、母の遺体を抱きしめた。
マンションにタイコの手下が現れたため、エヴァリーは床に隠れて様子を伺った。そして、暗闇に紛れて1人ずつ射殺した。だが、手下の数が多く、銃で撃たれ捕まってしまう。タイコは手下を下がらせると、ベッドに寝かせたエヴァリーに話しかけた。タイコはエヴァリーに愛を囁き、裏切りによって募らせた憎しみを吐露した。そして、エヴァリーの背中の入れ墨にナイフを吐馳せ、切り取ろうとした。エヴァリーはタイコと会話をしながら注意を引き、ガラスの破片をタイコの足に突き立てた。そして、電気銃をタイコに向けて放った。
エヴァリーはタイコに銃を向け、ナイフで自殺するように迫った。だが、タイコは自殺をせず、エヴァリーに向けてナイフを投げた。エヴァリーは肩に刺さったナイフを抜くと、床に刺さっていた刀を掴み自分の体ごとタイコを刺した。
アナはメイシーをクローゼットに隠した後、警察に連絡をした。だが、話している途中で殺されてしまう。メイシーは何も音がしなくなったので、おばあちゃんを探して部屋に飛び出した。メイシーの後ろには生き残っていた手下が、刃物を振り上げて立っていた。エヴァリーは銃を撃って手下を射殺した。
エヴァリーはメイシーに優しく声を掛けて呼び寄せた。メイシーは写真で見て、エヴァリーが自分の母だと知っていた。エヴァリーはロケットペンダントをメイシーに渡した後、泣きながらずっと会いたかったのだと伝えた。そして、メイシーの膝に縋るように抱きつき、そのまま何も話さなくなった。メイシーは訳が分からないまま、警察によって保護された。エヴァリーは救急隊員の処置を受け、大きく息を吸い込む音を響かせた。
映画『エヴァリー』の感想・評価・レビュー
基本的にマンションの一室を使って物語が展開されるのだが、全然飽きないストーリーで良かったと思う。エヴァリーが殺し屋ではなく、ただのコールガールという設定も良かった。襲撃者相手に必死に戦っているため、とても緊迫感があった。物語のラスト部分、エヴァリーの生死がはっきりと描かれているわけではないが、生きている希望が持てる終わり方で良かった。渡辺裕之さんが出演しているのが驚きだった。ヤクザのタイコ役ははまり役だったと思う。(女性 30代)
ただのコールガールと日本のヤクザが戦うお話。しかもヤクザの組長は渡辺裕之。渋いですよねえ。手下のサディスト役は伊藤東吾。かなり狂ったキャラクターですがものすごくハマっていました。
ヤクザを裏切り警察に情報を流したため、追われることになってしまったコールガールのエヴァリー。母や娘を守るため、銃や刀を持ち戦います。
全体的にB級感は否めませんが、ラストはとても迫力がありました。(女性 30代)
アパートの一室と通路、エレベーターのみ、つまりワンフロアでの展開です。アクションでワンシチュエーションの映画は非常に珍しいと感じます。サルマ・ハエックのアクションは初見でしたが、バタバタと思い切り相手を倒す様が実に爽快でした。落武者、ふんどし、浮世絵など日本を象徴するものがあちこちに登場し、親近感が湧きます。少々雑な作りに感じますが、楽しみながら作った作品であることは間違いないでしょう。見ているこちらもとても楽しく感じました。(女性 30代)
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