映画『ターザン(2013)』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は？

映画『ターザン(2013)』の概要：グレイストークはジャングルで隕石の調査を行っていた。だが、隕石の欠片を手に入れた瞬間、大地が怒るように割れた。ヘリコプターで逃げるが、雷に打たれて墜落してしまう。グレイストーンの息子だけが奇跡的に助かり、ゴリラに育てられることになる。

映画『ターザン』の作品情報

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映画『ターザン』の登場人物（キャスト）

ターザン（ケラン・ラッツ）

ヘリコプターが墜落したことにより、ジャングルに1人残され、ゴリラのカールに助けられる。長年森で生活していたせいで、話すことが苦手。蔓や木を使い、移動することが得意。ジェーンに心惹かれていく。

ジェーン（スペンサー・ロック）

ポーターの娘。森林や動物を愛する心優しい女性。助けられたことをきっかけに、少しずつターザンのことを意識するようになる。

ウィリアム・クレイトン（トレバー・セント・ジョン）

グレイストークが亡くなった後、グレイストーク社の社長になる。目的を達成するために手段を選ばない狡猾な人間。エネルギー開発に力を入れており、ジャングルに落ちた隕石を手に入れようと画策する。

ジム・ポーター（レス・ブブ）

ジェーンの父親。ジャングルの案内人兼科学者兼冒険家。未知な物への探求心が強い。グレイストークとジャングルに隕石の調査に来た後、ずっとジャングルに暮らしている。娘のことを心から愛しており、大切にしている。

グレイストーク（マーク・デックリン）

ターザンの父親。ポーターと共にアフリカのジャングルに降り立ち、隕石について調査を行っていた。だが、ヘリコプターが墜落して亡くなってしまう。

映画『ターザン』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）

映画『ターザン』のあらすじ【起】

この物語は、ニューヨークからやって来た幼い少年が全てを失くし、アフリカのジャングルの奥地で王様になるまでが描かれている。

アメリカ人のグレイストークは仲間の捜索隊と共に、何週間もジャングルで隕石を探していた。しかし、手がかりが見つからず、捜索は難航していた。伝説では隕石には無限の力が宿っており、ジャングルの奥地でサルによって守られていると言われていた。捜索隊員のポーターは捜索を諦めようとしなかったため、グレイストークは彼だけを残して帰国することを決める。

大きな滝によってできた渓谷の中に、あるゴリラの群れが暮らしていた。だがそこに、群れを乗っ取ろうとする別のゴリラが現れる。雄ゴリラは仲間を守るため戦いを挑むが、岩で頭を殴られて死んでしまう。

グレイストークは家族や仲間と共にヘリコプターで帰国していたが、途中で計器の不具合が起こり、操縦が利かなくなる。なんとか持ちこたえて地面に着陸すると、隕石があると言われている洞窟を発見する。グレイストークは1人で洞窟の奥へと進み、隕石を割って欠片を手に入れた。すると、火山が突然噴火し、地面が揺れてヒビが入った。グレイストークは急いでヘリコプターに戻り、命からがら脱出する。だが、ヘリコプターが雷に打たれ、渓谷の傍に墜落した。一方、渓谷の中で暮らしていたゴリラの赤ちゃんが、蝶々を追いかけて崖の下に転落して亡くなってしまう。

次の日、雌ゴリラ（カーラ）は夫と子供を失った悲しみを乗り越えられず、ジャングルを彷徨っていた。すると、偶然にもヘリコプターが墜落した場所に辿り着いた。カーラは眠っていた少年（ターザン）を抱きしめ、住処へと連れて帰った。

映画『ターザン』のあらすじ【承】

ターザンが目を覚ますと、ゴリラの群れの中だった。恐怖に震えていたが、カーラが傍に付き添い他のゴリラからターザンを守った。ターザンが両親を思い泣いていると、森で無くした人形をゴリラの子供達が見つけ、ターザンに手渡した。

ターザンはカーラに見守られながら、ゴリラの子供達と共にすくすくと成長した。蔓や木を使い、森を自由に動き回れるようになっていた。ターザンがいつものように森を散策していると、ジープに乗った人の姿を発見する。ジープに乗っていたのは、ポーターとその娘のジェーンで、お客さんを乗せてジャングルの中を案内していた。ターザンは人の姿に興味を惹かれ、後を追いかけた。

夜になり、ポーターとジェーンは焚火の前で星を見上げながら語り合った。ジェーンは父にニューヨークに戻って来ないのか問い掛けるが、ポーターはジャングルの地を離れる気はなかった。ポーターはジェーンに就寝の挨拶をして、コテージへと戻った。ジェーンは誰かに見られている気がして辺りを探すが、客の少年が散策しているだけだった。ターザンは木の上からその姿を眺めていた。

次の日、ポーターの先導の元、客達は森の中を散策していた。すると、客の少年が森の野鳥に目を付けられ、追いかけられてしまう。ジェーンは身代わりになるため、声を上げて野鳥の注意を引いた。だが、野鳥に追いつかれ取り囲まれてしまう。ジェーンはどうすることもできず、目を瞑って体を丸めた。すると、何者かがすばやく野鳥を攫っていく気配がした。目を開けると、言葉を話さない少年（ターザン）がいた。ジェーンが少年の姿に戸惑って身を引くと、蛇に腕を噛まれてしまい気を失ってしまう。

映画『ターザン』のあらすじ【転】

ターザンはジェーンの毒を吸い出した後、洞窟に運んで手当をした。ポーターが娘を見つけられずに項垂れていると、森からジェーンが歩いてきた。ポーターは娘を抱きしめ、無事な姿に安堵した。ターザンは木の陰から2人の様子を眺めていた。

ターザンは自分の姿とよく似ているジェーンと出会ったことで、子供の頃の記憶を少しだけ思い出した。そんな時、森の中でヘリコプターの残骸を発見する。中に落ちていた鞄を開けると、ターザンの家族の写真が入っていた。ターザンは写真を元の場所に戻すと、悲しい気持ちを吐き出すように雄叫びを上げた。

ターザンは家族の写真と隕石の欠片を住処へと持ち帰った。ゴリラの子供達がターザンを心配するが、ターザンは落ち込む気持ちを消し去ることができなかった。ターザンはジェーンが残した布を抱きしめ、気持ちを紛らわせていた。その夜、ジェーンはターザンのことが気になりながらも、母親の元へと帰っていった。

さらに月日が経ち、ターザンは逞しい青年へと成長した。あるゴリラがターザンの住処に押し入り、置いてあった機械を破壊した。ターザンはそれに気づき、ナイフを使ってゴリラを追い返した。そして、ジェーンが置いていった布を愛おしそうに抱きしめた。その頃“グレイストーク社”では、グレイストークが乗っていたヘリコプターの信号を受信したと、社長のクレイトンに報告がなされていた。

クレイトンは役員会議を行った。議題は7000万年前に地球に落ちた隕石についてだった。その隕石は豊富なエネルギー資源を秘めている可能性が高かった。クレイトンはアフリカ自然協会のジェーンを利用して、グレイストークの軌跡を辿ることを決める。

クレイトンはジェーンと共にジャングルに降り立った。ジェーンは久しぶりに父と再会したことを喜んだ。ポールはクレイトンの思惑に感づいており、隕石に手を出すべきではないと忠告した。だが、協力しなければジェーンに危害を加えると脅され、何も言えなくなってしまう。

映画『ターザン』の結末・ラスト（ネタバレ）

ターザンはジェーンが来たことに気づき、声を掛けて再会を果たした。しかし、他の人の気配を感じて、すぐにその場を離れてしまう。クレイトンの仲間が機械を使って隕石を探していたのだ。ジェーンはそのことに気づき、森を汚そうとしているクレイトンを非難した。だが、クレイトンは悪びれた様子もなく平然としていた。怒ったジェーンは走ってその場を逃げ出した。すると、崖の上に出てしまい、地面が崩れて落ちてしまう。ターザンはジェーンの後を追い、砂場に打ち上げられていたジェーンを助けた。

目を覚ましたジェーンは、ターザンがしゃべれることに気づき自己紹介をした。ターザン達は花畑に出かけ、2人の時間を楽しんだ。その後、ターザンは自分の住処にジェーンを招待した。そして、隕石の欠片をプレゼントした。その時、クレイトン達を乗せたヘリコプターが現れる。クレイトンはターザンの顔を見てグレイストークの人間だと気づき、殺すために狙撃した。

ジェーンはターザンを連れて逃げ、森を抜けて薄暗い洞窟に辿り着いた。奥に進むと、巨大な隕石が鎮座していた。ターザンはこの場所に見覚えがあった。ジェーンはそれに気づき、ターザンがグレイストークの息子だと気づく。その時、突然隕石が光だし、地面が揺れた。2人は急いで洞窟から逃げ出した。

ターザンはジェーンにゴリラの仲間達を紹介した。その時、ゴリラの群れのボスが現れる。ターザンは刃物を使わずに戦いを挑んだ。崖の下に落とされるが、蔓に捕まり無事だった。ターザンはボスの顔の横に刃物を突き立て、戦いを終わらせた。ジェーンはターザンの強さと優しさに感動する。

その夜、ジェーンはターザン達を守るため、キャンプ場に戻ることを決める。愛していることを伝え、泣く泣くターザンと別れた。だが、ターザンはジェーンを守るため、クレイトンの前に飛び出した。そこに、息子の危機を察知したカールが現れる。クレイトンはカールを射殺し、ジェーンとターザンを捕らえた。その様子を見ていたゴリラの子供達が、ターザンを助け出した。

クレイトンは軍隊を使い、隕石を見つけた。ポールとジェーンは洞窟の中で縛られ、捕らえられていた。ターザンは敵の目を掻い潜り、ジェーン達を助け出した。そして、森の動物達を呼び、クレイトン達を懲らしめた。その時、洞窟が崩れ、地面が揺れて割れだした。クレイトン達はヘリコプターで逃げていくが、ターザンが石を投げて墜落させた。

カールは死んでおらず、ターザン達は喜び合った。ターザンとジェーンはこの森を守ることを約束する。

映画『ターザン』の感想・評価・レビュー

1918年に映像化されてから、数多く作られてきたターザン作品の一つである。主要キャラクターなども従来のものと変わりなく、ゴリラに育てられた人間ターザンと、ターザンに惹かれていくジェーン、そしてターザンを失った子供代わりに育てるゴリラのカーラが登場する。単純な恋愛シーンだけではなく、人間と動物を越えた親子愛など、心温まる作品に仕上がっている。ターザンの声はトワイライトシリーズの出演しているケラン・ラッツが演じている。（男性 30代）

『ターザン』と言えばディズニーの映画で有名ですが、今作の『ターザン(2013)』はまた一味違っていました。故郷を離れたターザンが故郷と妻を救うために再び故郷に戻るのですが、何故かターザンの故郷を救う話しなのに貴族、奴隷、宝石が入り込んできて話しをややこしくしているように感じました。

ジャングルの動物達が、少し現実味がなかったです。ただ、主人公の奥さん役はとても綺麗な人でしたね。（女性 30代）

ディズニー映画ではない『ターザン』を初めて鑑賞しましたが、差別化のためなのかどうしても余計な設定や、必要ないストーリーが盛り込まれていてあまり好みの作品ではありませんでした。
アニメ作品かと思いましたが、独特なCGっぽいアニメーションでキャラクターデザインもバービー人形のような雰囲気があります。
ストーリー的には子供にもわかりやすい物になっているので、親子で一緒に見ても楽しめるかなと思います。（女性 30代）