映画『ゴジラVSスペースゴジラ』の概要:今回地球を震撼させるのは、ゴジラの細胞を元に誕生したスペースゴジラ。人類は、スペースゴジラ、そして、ゴジラに打ち勝つことができるのか。五体もの怪獣が登場する、ゴジラシリーズの中でも屈指の豪華作である。
映画『ゴジラVSスペースゴジラ』の作品情報
上映時間:108分
ジャンル:SF、アクション
監督:山下賢章
キャスト:小高恵美、橋爪淳、米山善吉、柄本明 etc
映画『ゴジラVSスペースゴジラ』の登場人物(キャスト)
- 新城功二(橋爪淳)
- バース島に飛ばされることになったGフォース隊員。世渡り下手ではあるが、まっすぐな正義心を持った優秀な隊員。
- 三枝未希(小高恵美)
- 超能力を持つ女性で、Tプロジェクトの要として活躍することになる。ゴジラを操ろうと試みるが…?
- 佐藤清志(米山善吉)
- 新城と共にバース島へやってきた隊員。おちゃらけているが、実は冷静な人物。
- 大久保晋(斉藤洋介)
- Tプロジェクトにおいて重要なポジションについている進化生物学の博士。しかし、彼にはある秘密があった。
- 結城晃(柄本明)
- 長年、ゴジラを倒すことだけを考えてきたGフォース隊員。バース島で一人、ゴジラへの対抗策を考えていた。
映画『ゴジラVSスペースゴジラ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ゴジラVSスペースゴジラ』のあらすじ【起】
メカゴジラとは、ゴジラを倒すべく人類が科学の英知を結集して作ったマシンである。しかし、そんな人類の健闘むなしく、メカゴジラはゴジラに敗北を喫してしまう。
それから、1年の時が経過した頃だった。人類は、再び訪れるであろうゴジラに打ち勝つため、新たなプロジェクトを練っていた。そのプロジェクトは二つ、MプロジェクトとTプロジェクトである。Tプロジェクトとは、超能力である三枝未希の力で、ゴジラをコントロールしようという作戦である。
ここで、舞台は南の島、バース島に移り変わる。バース島には、Gフォースの一員である結城という男が、ゴジラを倒すべく一人牙を研いでいた。Gフォースとは、ゴジラを倒すために集められた特殊部隊である。彼はなぜか、ゴジラの子供であるベビーゴジラに懐かれていた。ベビーゴジラが、リトルゴジラに成長するほどの時間が流れた頃、バース島に2人のGフォース隊員がやってきた。佐藤清志と、新城功二である。
映画『ゴジラVSスペースゴジラ』のあらすじ【承】
そんな頃、前シリーズでモスラという怪獣と一体化し、宇宙へと飛び立ったコスモスから、未希に対して連絡が入る。なんと、凶暴な宇宙の怪獣が、地球に向かっているというのだ。その怪獣とは、ゴジラの体細胞が宇宙に飛散し、そして、その細胞を元に誕生したもう一つのゴジラ、スペースゴジラだった。
迫り来る危機から地球を救うべく、未希も意を決してバース島へと向かうことになる。一方、人類も黙ってスペースゴジラの襲撃を待っているわけにはいかない。彼らは対ゴジラ用として制作してきた、MOGERAと呼ばれる兵器を宇宙へ向けて発進させるのだった。
一方、バース島にいる未希達は、ゴジラに対してTプロジェクトを施行しようとしていた。島中に結城がしかけた罠にリトルゴジラがひっかかり、その時の我が子の悲鳴を聞いたゴジラが島に姿を見せたのだ。そして、結城達は兼ねてより計画していた作戦に打って出る。まず彼らはゴジラの後頭部にテレパシー増幅装置を打ち込んだのだった。
映画『ゴジラVSスペースゴジラ』のあらすじ【転】
その増幅装置の力もあり、未希はあのゴジラを意のままに動かすことができた。Tプロジェクトは成功したのである。しかし、ここで予想外のことが起きてしまう。なんと、増幅装置から煙が発生し始めたのだ。そして、未希は失神してしまい、ゴジラは再び自由の身となってしまう。
一方、スペースゴジラに対応すべく宇宙に旅立ったMOGERA。しかし、ゴジラの力を引き継ぐスペースゴジラには敵わず、MOGERAは敗北を喫してしまう。スペースゴジラはバース島に降り立った。そして、なんとリトルゴジラを攫うと幽閉してしまうのだった。そのまま、スペースゴジラは福岡へと向かっていった。
そして、地球がスペースゴジラの脅威に怯える中、暗躍している人物がいた。大久保というTプロジェクトの責任者である。なんと彼は、マフィア組織と通じていたのである。そして、大久保は未希を拉致してしまうのだった。そんな未希を助け出すため、新城達が協力してマフィアに挑むのだった。
映画『ゴジラVSスペースゴジラ』の結末・ラスト(ネタバレ)
新城達は、見事マフィアに渡り合い、未希を取り戻すことに成功した。一方、スペースゴジラは未だ日本を震撼させていた。そして、人類は、先程スペースゴジラに敗れたMOGERAを改良して復活させた。そのMOGERAのパイロットとして選ばれたのは、なんと新城達だった。そして、MOGERAは福島に向けて発信する。
そこに、なんとゴジラも姿を現したのだ。こうして、ゴジラ、スペースゴジラ、MOGERAの三勢力が一堂に会することとなる。今まで散々ゴジラを憎み、ゴジラを倒すことだけを生きがいにしてきた結城だったが、戦いの最中、ゴジラに対して奇妙な感情を抱くようになる。
そして、MOGERAはスペースゴジラに突っ込んでいった。その隙を逃さず、ゴジラがスペースゴジラに対して炎を吐く。両者の決死の攻撃を受け、流石のスペースゴジラも地に倒れるのだった。自らの身を呈しスペースゴジラに攻撃を仕掛けた結城達は、幸いにも生きていた。そして、海に消えていくゴジラを、いつまでも見送っているのだった。
映画『ゴジラVSスペースゴジラ』の感想・評価・レビュー
ゴジラシリーズ第21作。宇宙より飛来した「スペースゴジラ」とゴジラの対決を描く。平成VSシリーズと呼ばれるシリーズ中最大の五体の怪獣が登場。
今作のメイン怪獣「スペースゴジラ」が宇宙からやってくるということもあり、ゴジラシリーズ中でもSF色が強くなっている作品。クライマックスの三体の怪獣が入り乱れ戦うバトルシーンは壮観の一言。(男性 20代)
ついにゴジラも宇宙へ進出するようになったのかと、タイトルを初めて聞いた時は驚いた。続編というわけではないのだが、モスラ編で宇宙に飛び立ったコスモスから連絡が入るという所が、前作品からの関連性も感じられる。そして、スペースゴジラは宇宙凶悪戦闘獣と呼ばれるだけあって、今までの怪獣と比べて強さも頭一つ抜けているような印象。ゴジラの細胞から生まれただけあって、フォルムはゴジラに似ているのだが、凶悪さが増していて非常にかっこいいのである。21作目だが、進化し続けるゴジラシリーズを是非見て頂きたい。(男性 30代)
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