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映画『白いドレスの女』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『白いドレスの女』の概要:プレイボーイの弁護士ネッドは、一夏の恋のつもりで近づいた美しい人妻マティとの情事に溺れる。骨抜きにされたネッドは、マティの夫を殺す計画に加担する。真夏の西海岸を舞台に、危険で妖しい駆け引きが始まる。

映画『白いドレスの女』の作品情報

白いドレスの女

製作年:1981年
上映時間:113分
ジャンル:サスペンス
監督:ローレンス・カスダン
キャスト:ウィリアム・ハート、キャスリーン・ターナー、ミッキー・ローク、リチャード・クレンナ etc

映画『白いドレスの女』の登場人物(キャスト)

ネッド・ラシーン(ウィリアム・ハート)
フロリダ在住の中堅弁護士。独身貴族のプレイボーイで、一度肉体関係を持った女性には執着を持たない。職務に対してはあまり野心を抱いておらず、仕事よりもロマンチックな事柄に興味がある。偶然出会った美女マティに一目惚れする。
マティ・ウォーカー(キャサリーン・ターナー)
豪邸に暮らす美しい人妻。年上で見た目も良くない夫に対して不満を抱えている。夫の財産に多大な関心を抱いており、遺産の話になった際は目つきが鋭くなる。常に白い服を着ており、謎めいた笑みで男達を虜にする。
エドムンド・ウォーカー(リチャード・クレンナ)
マティの夫。やり手の実業家。妻の前では朴訥とした冴えない男だが、仕事に関しては冷酷で貪欲な態度を取る。
ピーター・ローレンスティーン(テッド・ダンソン)
ネッドの親友の地方検事。ネッドの性格をよく理解している。自ら危険な道へ進もうとするネッドを心配し、忠告する。出世欲が強く、判事を目指している。
オスカー・グレイス(J.A.プレストン)
ネッドとピーターの友人の警部。正義感が強く嘘がつけない性分で、友人のネッドに容疑をかけることに良心を痛ませている。
テディ・ルイス(ミッキー・ローク)
元放火魔の青年。町外れの工場跡で、不法に爆弾を密造している。ネッドの弁護によって釈放された過去があり、ネッドには恩を感じている。
メリーアン(キム・ジマー)
マティの高校時代からの親友の美女。マティとよく似ており、後ろ姿からは区別が付かない。
ローズ・クラフト(ラナ・サウンダース)
エドムンドの妹。マティを嫌っており、エドムンドの財産を狙っている。
ヘザー・クラフト(カローラ・マクギニス)
ローザの娘で、エドムンドの姪。母の思惑により、エドムンドに取り入るよう指導されている。
マイルズ・ハーディン(マイケル・ライアン)
マイアミに事務所を構える、エドムンドの顧問弁護士。
マイケル・グレン(トム・シャープ)
ネッドの知り合いの中堅弁護士。ネッドの仕事を横取りしたことがある。

映画『白いドレスの女』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『白いドレスの女』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『白いドレスの女』のあらすじ【起】

フロリダ在住の弁護士ネッドは、ある熱帯夜、美しい人妻マティに一目惚れをして声をかける。二人は海岸通りを散策し、ネッドは激しい気性を秘めたマティに惹かれる。ネッドが目を離した間に、マティは姿を消す。

マティが忘れられないネッドは、上流階級が集まるエリアに足を運び、夜毎マティを探す。ある夜、ネッドはバーで一人で飲んでいるマティを発見する。マティは自宅の豪邸へネッドを連れ帰り、二人は関係を持つ。

マティの夫エドムンドが出張で留守の間、ネッドとマティは逢瀬を重ねる。エドムンドが在宅しているとき、ネッドはマティに会えずフラストレーションを抱える。

ある夜、マティの自宅を訪れたネッドは、マティの親友メリーアンに出会う。マティは、メリーアンには不倫関係を知られても問題無いと言う。

エドムンドが遺言状を作成し、エドムンドの死後は、遺産は全てマティに譲られることが決定する。巨額の遺産を前にして、マティはエドムンドの死を願っていることをネッドに告白する。

ある夜、マティは姪のヘザーを一晩自宅に預かる。ネッドが急にマティのもとへ押しかけ、二人は前戯をしているところをヘザーに目撃される。

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映画『白いドレスの女』のあらすじ【承】

エドムンドが帰宅し、ネッドとマティは会えない日々が続く。ある夜、行きつけのレストランで、ネッドはエドムンドと食事をしているマティに偶然会う。エドムンドはネッドを同席させ、二人は話が弾む。

数日後、マティがネッドの事務所を訪れ、二人はエドムンドを殺すことを決意する。二人は、自宅でエドムンドを殺した後に海岸の廃屋へ遺体を持ち込み、放火殺人に見せかける計画を立てる。

ネッドは知人のテディを訪ねて放火に使う時限爆弾を入手し、マイアミでレンタカーを借りる。

決行当日の深夜、ネッドは在宅していたエドムンドを襲い、レンタカーで遺体を廃屋に運ぶ。家の中の痕跡を片付けたマティがネッドに追いつき、二人が海岸を離れた直後に廃屋は爆発する。二人は、しばらく連絡を取り合わない約束をする。

殺害から数日後、ネッドはエドムンドの弁護士ハーディンから、エドムンドの遺言状に関する呼び出しを受けて、マイアミに向かう。ネッドは、マティ、エドムンドの妹ローズ、ネッドの友人の検事ピーターと共に、エドムンドの新しい遺言書についてハーディンから説明を受ける。

マティは、先日ネッドの事務所を訪れた際、遺言書用紙を盗み出していた。マティは勝手にネッドとメリーアンを立会人にして、エドムンド名義で新しい遺言書を作成した。新しい遺言書には、遺産はマティとヘザーに分担されることが記されている。新しい遺言書は不備により認められず、この場合、未亡人であるマティが遺産を全額受け取ることになる。

マティは認可されないことを見越して、密かに新しい遺言書を用意したのだった。

映画『白いドレスの女』のあらすじ【転】

ある日、ピーターと警部のオスカーが、ネッドの自宅へやってくる。二人は、マティがエドムンドを殺したと考えており、行方のわからないメリーアンについても捜査を進めている。ピーター達は、マティに関わらないようネッドに忠告する。

マイアミでの行動を疑われ、ネッドはオスカーに聴取される。ヘザーは、以前にマティがある男と一緒にいたところを見たと証言するが、ネッドだとは気付かない。オスカーは、マイアミでのネッドの行動を洗う。

ある夜、ピーターはネッドを海岸に呼び出し、オスカーはネッドがエドムンド殺害に関わっていることを確信した、と教える。オスカーとピーターは、マティがネッドを裏切る行動をしていることにも気付いている。

あるバーで、ネッドは弁護士のグレンに話しかけられる。ネッドがマティに出会う以前に、マティはグレンからネッドのことを紹介されていた。

ネッドは、爆弾所持の件で逮捕されたテディと面会する。テディは、エドムンド殺害の件を尋問されたことや、マティがテディに仕掛け爆弾について聞きにきたことをネッドに伝える。

映画『白いドレスの女』の結末・ラスト(ネタバレ)

その直後、ネッドはマティから、エドムンド殺害の証拠となる遺品のメガネを秘密裏に入手したとの連絡を受ける。メガネはマティの自宅のボート小屋に届けられているはずであり、マティは、ボート小屋に入って確認してほしいとネッドに頼む。

ボート小屋の前まで来たネッドはドアの隙間から中を覗く。爆弾の仕掛けられた紐が見え、ネッドはマティが自分をも葬ろうとしていると確信する。

マティが帰宅し、ネッドは自分の目でメガネを確認しろとマティに迫る。マティが扉を開けた瞬間、ボート小屋は大破する。

エドムンド殺害の件で逮捕されたネッドは、ある時、マティはまだ生きていると気付く。ネッドは、オスカーに推理した内容を話す。

マティとは別人の女メリーアンは、本物のマティのフリをしてエドムンドと結婚し、エドムンドと本物のマティを殺してまだ生きている。焼けた小屋からマティの遺体が発見されたが、それはマティがメリーアンだと紹介した本物のマティである。

ネッドは、マティの高校の卒業名簿を取り寄せる。名簿には、メリーアンの顔写真の下にはマティと、マティの顔写真の下にはメリーアンと記載されている。

遺産を手に入れ姿をくらました本物のメリーアンは、外国のリゾート地で日光浴をしている。

映画『白いドレスの女』の感想・評価・レビュー

今作に登場する悪女には誰もが「この女には敵わない」と思うのではないでしょうか。普通に生活していたら出会うことのないような美女が自分に近づいてきたら、プレイボーイじゃなくても浮かれてしまうと思います。しかし、それが何もかも仕組まれた「罠」だとしたら…?
女って怖いなあと思いつつ、用意周到さや強かなやり方に感動してしまうほど。同じ女から見てもマティのような女性とは関わりたくありません。
あまり期待していませんでしたが、見てよかったなと思える良作でした。(女性 30代)

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