この記事では、映画『ワールド・オブ・ライズ』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ワールド・オブ・ライズ』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。
映画『ワールド・オブ・ライズ』の作品情報

上映時間:128分
ジャンル:アクション、ヒューマンドラマ、サスペンス
監督:リドリー・スコット
キャスト:レオナルド・ディカプリオ、ラッセル・クロウ、マーク・ストロング、ゴルシフテ・ファラハニ etc
映画『ワールド・オブ・ライズ』の登場人物(キャスト)
- ロジャー・フェリス(レオナルド・ディカプリオ)
- CIA捜査官。現場主義者。現地に飛んで、テロ組織についての情報収集を行う。
- エド・ホフマン(ラッセル・クロウ)
- CIA捜査官。フェリスの上司。モニター越しにフェリスの行動を監視している。現場には出ずに、アメリカで指揮を行っている。
- ハニ・サラーム(マーク・ストロング)
- ヨルダン情報局本部のトップ。情報を得るためなら拷問も厭わない残忍な人物。嘘を吐かれるのが何よりも嫌い。
- アイシャ(ゴルシフテ・ファラハニ)
- ヨルダンの診療所で働く看護婦。フェリスと出会い、恋に落ちる。
- バッサーム(オスカー・アイザック)
- フェリスの情報提供者。フェリスとテロ組織のアジトを襲撃するが、逃走中に殺されてしまう。
- アル・サリーム(アロン・アブトゥブール)
- テロ組織のトップ。中流家庭で育つが、政府軍に両親を殺されている。犯行声明を録画するが、表には出さずにテロ組織の仲間にだけ渡している。
- オマール・サディキ(アリ・スリマン)
- 建築家。フェリスとホフマンの作戦により、知らぬ間に偽のテロ組織のトップに祭り上げられる。
映画『ワールド・オブ・ライズ』のネタバレあらすじ(起承転結)
映画『ワールド・オブ・ライズ』のあらすじ【起】
イギリスでバスの爆破事件が起こった。イスラム世界に対する、アメリカが起こした戦争への報復だった。テロリスト(アル・サリーム)は再び同様のテロを欧州とアメリカで行うという声明を、ビデオに収めた。
CIAはテロ担当のエージェントを激増させたが、成果は得られていなかった。テロリスト達は新しい戦術として、過去のやり方で動くようになった。携帯電話やメールを使わず、直接指令を伝え行動を起こすのだ。群衆の中に紛れるため、現地の工作員でさえテロリストと一般市民の区別がつけられなかった。しかも、テロリストの目的は世界をイスラム法で支配することなので、交渉にも応じようとしなかった。
CIAのフェリスは情報提供者のバッサームから、ニザールという男の話を聞かされる。ニザールは米軍のイラク侵攻で過激派に傾倒し、聖戦(ジハード)の戦士となった男だった。だが、ニザールは戦うことが嫌になり、情報を提供すると話しを持ち掛けてきていた。フェリスは二重スパイではないかと心配しながらも、バッサームと共にニザールに会いに行った。
ニザールは内部情報を知り過ぎたため、自爆テロを命じられていた。死にたくないと泣きながら、フェリスに助けを求めた。フェリスはそんなニザールと冷静に会話をし、情報を求めた。ニザールが渡した情報は、テロ指導者のメッセージ映像だった。映っていたのは、ジハード組織の黒幕であるアル・サリームだった。フェリスは映像のことを上司のホフマンに報告した。フェリスはニザールの保護を訴えるが、ホフマンは殺されれば犯人が分かると訴えを退けた。
映画『ワールド・オブ・ライズ』のあらすじ【承】
フェリスとバッサームはニザールを泳がし、監視を行っていた。その様子を、CIA本部からホフマンも見ていた。ニザールは車から現れた男達に突然襲撃される。フェリスはニザールが連れ去られる前に射殺して口を封じた。フェリスは殺したことに激しく動揺するが、ホフマンはテロリストの1人が亡くなっただけだと気にも留めなかった。
フェリスはホフマンの指示を無視し、バッサームと共に車を追跡してアジトを発見した。フェリスがアジトを襲撃している間に、バッサームが応援を要請した。だが、アジトにいた男が爆弾の起爆スイッチを押したため、フェリス達は燃やされていた資料を掴んで、急いで車に乗って逃げ出した。しかし、テロリストの仲間に追跡され、フェリス達が乗った車に爆弾が撃ち込まれてしまう。フェリスは瀕死の状態で救助され、資料も無事に回収された。しかし、バッサームは亡くなってしまう。
ホフマンはフェリス達が持ってきた資料から、テロリストが出入りしている隠れ家を発見する。治療が終わったばかりのフェリスに調査を命じた。フェリスはバッサームの遺族への補償の話をしたかったが、ホフマンはバッサームの遺族に対して賠償をする気はなかった。フェリスはそのことに苛立ちながら、上司の命令に背くことはできなかった。
フェリスはヨルダン情報局本部を訪れ、ハニ司令官に協力を仰いだ。ホフマンは情報を共有するなと指示していたが、フェリスはそれを無視し、アル・サリームの拠点の情報を渡した。ハニはそのことに驚くが、フェリスは自分のやり方を通しただけだった。ハニは協力する代わりに1つだけルールを課した。それは、決して嘘を吐かないことだった。
フェリスは隠れ家を見張るが、近くに情報提供者の姿があった。フェリスはそのことをホフマンから知らされていなかった。情報提供者が怪しんだら隠れ家から逃げ出し、計画がテロリストにばれてしまう恐れがあった。その時、フェリスが捕まえる前に、情報提供者が逃げ出してしまう。フェリスは慌てて情報提供者を追いかけ、刺殺した。
フェリスは情報提供者を刺殺した場所で野良犬に噛まれてしまったため、病院に治療に向かった。そこで、看護婦のアイシャに出会う。美しいアイシャに心惹かれるが、アイシャはそっけなく別の患者の元に向かった。
映画『ワールド・オブ・ライズ』のあらすじ【転】
アムステルダムの観光地区で、爆破事件が起きた。死傷者の数は数百人規模だった。警察は爆弾の破片から、欧州での爆破テロ事件との関連を調査することになった。ハニは犯行声明がなかったことから、アル・サリームの仕業だと睨んでいた。ハニはフェリスに、ホフマンには内緒で敵の内部にスパイを送り込もうとしていることを話した。候補者はアルカイダの一味であるムスタファ・カラーミ。10代の頃から盗品のラジカセを売っている男だった。ハニはカラーミの母親に息子の名義でいい暮らしを与え、カラーミにスパイの仕事を了承させた。
ホフマンはハニの電話を盗聴し、カラーミの存在を知る。ハニに会いに行き、カラーミを渡せと迫るが拒否される。ホフマンは見返りとして、ハニが持っていないアル・サリームの近影写真を渡すが、それでもハニの答えは変わらなかった。
フェリスはアイシャをデートに誘うが、逆にパレスチナの難民キャンプに連れて行かれる。そこでフェリスは周りの女性からユダヤ人かと馬鹿にされる。フェリスはアイシャに本気で口説いてきたのかどうか試されたのだ。それでも、アイシャへの気持ちは変わらなかった。
ホフマンに指示された男が、カラーミを誘拐しようとしてしくじった。そのせいで、敵に感づかれ、隠れ家が燃やされてしまう。フェリスはそのことを知らなかったが、ハニはフェリスのことを信じられず、12時間以内に退去するように命じた。フェリスはワシントンに戻り、作戦の邪魔をするなとホフマンを怒鳴った。だが、ホフマンに堪えている様子はなかった。ホフマンはハニ抜きでも、アル・サリームの元にスパイを潜り込ませようとしていた。フェリスは冷静に考え、アル・サリームに近づけないのなら、同じくらい力を持ったテロ組織を作ればいいのではないかと提案する。ホフマンはその提案を受け入れる。
映画『ワールド・オブ・ライズ』の結末・ラスト(ネタバレ)
フェリスはジハード組織に見える人物を“ダミー”として立てることにした。ヨルダン人で建築家のオマール・サディキに白羽の矢が立った。彼の主な顧客はテロ組織に通じるイスラム系非営利団体なのだが、オマール自身は敬虔なイスラム教徒で、テロとは一切関わりがなかった。フェリスは銀行員の振りをしてオマールに接触した。そして、アルカイダと繋がりがある弁護士とのツーショット写真をカメラに収め、“共犯”に見せかけた。さらに、サディキのパソコンをハッキングし、“作戦資金”としてサディキの偽の口座から偽のテロ組織のメンバーに送金した記録を残した。
アイシャはフェリスとの関係を深めるため、親代わりである姉の家に招いた。イラン=イラク戦争で苦労した姉にとって、アメリカ人のフェリスのことはすんなりと受け入れられるものではなかった。フェリスは必死に言葉を重ねるが、険悪な雰囲気になってしまう。アイシャは姉の態度を謝罪しながらフェリスを見送るが、その姿をマンションで暮らす住人が見ていた。
フェリスは偽の仕事でサディキをトルコに呼び、トルコにいた“証拠”としてサディキの姿を写真に収めた。そして、米軍基地を無人にし、身元不明の遺体を運んで“テロの犠牲者”に仕立てた。最後に、米軍基地を爆破させた。次の日、そのことはニュースで放送された。
フェリスはホフマンの制止を無視してサディキを保護しようとする。しかし、サディキはフェリスの制止を振り切って逃げ出し、アル・サリームの手下に捕まってしまう。サディキは身を守るため、怪しい男の存在として銀行員(フェリス)の話をしてしまう。その後、サディキは殺害される。
フェリスは仕事に疲れ果て辞めることを決意する。だが、家に帰ると、フェリスとアイシャが一緒に写る写真が置かれていた。アイシャが誘拐されたのだ。急いでアイシャの姉の元に行くが、そこには人の姿はなく血痕が残されているだけだった。フェリスはハニに助けを求めた。だが、ハニはサディキの件で真実を話さなかったフェリスに腹を立てており、協力することを拒んだ。
フェリスは残されていた携帯から連絡を取り、アイシャとの人質交換に応じた。フェリスはアル・サリームの手下によって隠れ家に連れて行かれる。ホフマンは無人機を飛ばしてフェリスの行動を追っていたが、途中で見失ってしまう。フェリスはアル・サリームとその手下によって痛めつけられ殺されそうになる。だが、ハニによって助け出される。アル・サリームはハニの仲間によって逮捕される。
アイシャを誘拐したのも、フェリスが電話で人質交換を行ったのも、ハニの仲間だった。ハニはカラーミを泳がし、連絡を取り続けていた。フェリスはアイシャが傷つけられたのではないかと心配するが、連れ出した後、部屋を荒らしただけだった。血痕はアイシャの献血を利用したのだ。フェリスは拷問されて殺されそうになったことに対しても腹を立てるが、ハニは気にした様子もなかった。
フェリスはホフマンから昇給と昇進の打診をされるが、それをきっぱりと断った。そして、看護婦として働くアイシャの姿を眺めに行った。ホフマンはフェリスを監視していたが、フェリスがヨルダンに根を下ろそうとしていることを知り、監視を解いた。
映画『ワールド・オブ・ライズ』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)
CIAの現場工作員フェリスが中東でテロリストを追う物語だが、単なるアクション映画ではなく情報戦の駆け引きが面白い作品だった。特に印象的だったのは、現場で危険に晒されるフェリスと、安全な場所から指示だけ出すホフマンの対比。ホフマンの無責任さに何度もイライラさせられた。ヨルダン情報局のハニとの関係も興味深く、彼のやり方の方がよほど現実的に見える。終盤でフェリスが誘拐される展開は緊張感があり、最後に彼がCIAを離れる選択をするのも納得できた。現代の諜報戦をリアルに描いた作品だと思う。(30代 男性)
レオナルド・ディカプリオとラッセル・クロウの対照的なキャラクターが印象に残る映画だった。フェリスは現場で命をかけているのに、上司のホフマンはアメリカから電話で指示を出すだけという構図がとても皮肉。テロ組織をおびき出すために偽の組織を作る計画も面白かったが、その情報が漏れて作戦が崩れていく展開はハラハラした。ヨルダン情報局のハニが非常に魅力的で、知的で冷静な人物として物語を引き締めていた。ラストでフェリスが諜報の世界から距離を置く決断をするのが印象的だった。(20代 女性)
スパイ映画としてかなり現実味のある内容だった。派手なアクションよりも情報戦と心理戦が中心で、現場の判断と上層部の政治的な思惑の違いがよく描かれている。特にホフマンの行動が原因でハニの信頼を失う場面は、諜報活動の難しさを感じさせた。終盤でフェリスがテロ組織に捕まるシーンは緊張感があり、見ていてかなり怖かった。最終的に彼がCIAの仕事よりも人間らしい生活を選ぶ結末は、重いテーマの中にも救いがある終わり方だった。(40代 男性)
アクション映画というより政治サスペンスに近い作品だと思った。テロとの戦いをテーマにしているが、単純な善悪ではなく各国の思惑が絡んでいるのが興味深い。フェリスがヨルダン情報局のハニと協力する関係もとても面白く、互いに信頼と警戒を持ちながら行動する姿がリアルだった。ホフマンの身勝手な行動が事態を悪化させていくのも印象的。最後にフェリスが諜報の世界から離れて恋人の元へ戻るラストは少し意外だったが、人間的な選択だと感じた。(30代 女性)
スパイ映画としてかなり骨太な内容だった。テロ組織を追うストーリーだが、情報操作や偽情報などリアルな諜報活動が描かれていて興味深い。フェリスが偽のテロ組織を作る計画は大胆で面白いが、ホフマンの軽率な行動で計画が崩れていく展開は非常に緊張感があった。ヨルダンのハニがとても魅力的なキャラクターで、彼の冷静な判断が物語を引き締めている。最後にフェリスがスパイの仕事から距離を置く選択も印象的だった。(50代 男性)
思っていたよりもシリアスでリアルな映画だった。中東での諜報活動がとても緊張感を持って描かれていて、観ていて疲れるほどの緊迫感がある。フェリスが現場で命をかけているのに、上司のホフマンが軽い態度で指示を出している姿はかなり腹が立った。ヨルダンのハニがとても知的で魅力的な人物で、彼の存在がこの映画を面白くしていると思う。ラストでフェリスが普通の生活を選ぶ展開は、彼の疲れを感じさせるリアルな結末だった。(40代 女性)
スパイ映画としてかなり見応えのある作品だった。アクションだけでなく情報戦の駆け引きがしっかり描かれている。特にフェリスとハニの関係はとても面白く、互いに信頼しながらも警戒している感じがリアルだった。ホフマンの身勝手さがストーリーを大きく動かしていて、彼の存在がかなり印象に残る。終盤でフェリスがテロ組織に捕まるシーンは非常に緊張感があり、見ていて息が詰まりそうだった。(30代 男性)
この映画はスパイの世界の冷酷さをよく描いていると思った。フェリスは現場で危険な任務をこなしているのに、上司は政治的な判断を優先する。そのギャップが物語の大きなテーマになっている。テロ組織をおびき出すために偽の組織を作る作戦も非常に面白い。ハニというキャラクターがとても魅力的で、彼の信念がはっきりしているところが印象に残った。最後にフェリスがその世界から離れる選択をするのは納得できる結末だった。(20代 男性)
スパイ映画の中でもかなりリアル志向の作品だと感じた。派手な戦闘よりも情報のやり取りや信頼関係が重要になっているのが特徴。フェリスがヨルダン情報局と協力しながらテロ組織を追う展開はとてもスリリングだった。ホフマンの行動が原因で信頼が崩れる場面は非常に印象的。ラストでフェリスが諜報の世界を離れて恋人の元へ戻る展開は、シリアスな物語の中で少し希望を感じる終わり方だった。(30代 女性)
この映画は現代の諜報戦をかなりリアルに描いていると思う。テロとの戦いというテーマを扱いながらも、政治的な駆け引きや情報操作が物語の中心になっている。フェリスが現場で危険な任務をこなしながらも、上司の判断に振り回される姿が印象的だった。ヨルダン情報局のハニは非常に魅力的なキャラクターで、彼の存在がこの映画をより深いものにしている。ラストの静かな終わり方も印象に残った。(60代 男性)
映画『ワールド・オブ・ライズ』を見た人におすすめの映画5選
シリアナ
この映画を一言で表すと?
中東情勢と諜報戦の闇を重厚に描く、知的で骨太なポリティカルスリラー。
どんな話?
石油利権をめぐる中東の政治、アメリカ政府、巨大企業、現地の若者たちの思惑が複雑に絡み合い、世界規模の陰謀が浮かび上がっていく。CIA工作員や企業弁護士、王族関係者など複数の人物の視点から物語が進み、一つの事件が国際政治と経済にどれほど深く結びついているのかが描かれる。現代社会の構造をえぐるようなサスペンスです。
ここがおすすめ!
ワールド・オブ・ライズが好きな人なら、単純なスパイアクションではなく、国家や組織の思惑が交錯する重厚な物語を楽しめるはずです。派手さよりもリアリティを重視した演出が魅力で、登場人物それぞれの立場がぶつかり合う展開には緊張感があります。中東を巡る諜報と政治の複雑さを、より深く味わえる一本です。
グリーン・ゾーン
この映画を一言で表すと?
戦場の混乱の中で真実を追う、緊迫感あふれるリアル志向サスペンス。
どんな話?
イラク戦争下のバグダッドで、米軍将校ロイは大量破壊兵器の捜索任務に就いていた。しかし、何度探しても目標は見つからず、情報そのものに疑念を抱くようになる。やがて彼は、軍や政府の発表の裏に隠された真実を知ろうと動き始め、命を狙われながらも戦場の奥へと踏み込んでいく。
ここがおすすめ!
現場で命をかける人間と、上層部の都合で動く組織とのズレを描いている点が、ワールド・オブ・ライズと非常に近い作品です。スピード感のあるアクションと調査劇がうまく噛み合っていて、最後まで緊張が途切れません。戦争と情報の関係をスリリングに描いた作品を求める人におすすめです。
裏切りのサーカス
この映画を一言で表すと?
静かな緊張が積み重なる、大人のための極上スパイサスペンス。
どんな話?
イギリス諜報機関の内部に、ソ連の二重スパイが潜んでいるという疑惑が浮上する。引退同然だった情報員スマイリーは、限られた証拠をもとに内通者を探る極秘任務に就く。派手な銃撃戦ではなく、視線や沈黙、会話の裏に隠された意図を読み解きながら、徐々に裏切りの正体へ近づいていく。
ここがおすすめ!
情報戦や信頼関係の崩壊、組織内部の駆け引きが好きな人にはたまらない作品です。ワールド・オブ・ライズのような現場の緊迫感とは少し違い、こちらは静かな心理戦が魅力。誰を信じるべきか分からない不穏さが続き、見終わった後にじわじわと面白さが広がる、非常に完成度の高いスパイ映画です。
ミュンヘン
この映画を一言で表すと?
報復の果てに正義の意味を問い直す、重厚で苦いスパイドラマ。
どんな話?
オリンピックでのテロ事件を受け、イスラエルの特殊チームは関係者の暗殺任務を命じられる。彼らは各国を渡り歩きながら標的を追い詰めていくが、任務を重ねるたびに心身は消耗し、敵と味方の境界も揺らいでいく。復讐の連鎖の中で、主人公は次第に自分たちの行為の意味を問い始める。
ここがおすすめ!
テロと報復、国家の論理と個人の良心というテーマを深く掘り下げており、ワールド・オブ・ライズの持つ重さや複雑さが好きな人にぴったりです。アクションだけでなく、任務に追い詰められていく人間の心理が丁寧に描かれているのが大きな魅力。観終わった後に強い余韻が残る作品です。
アルゴ
この映画を一言で表すと?
大胆な偽装作戦で人命を救う、実話ベースのスリリングな諜報サスペンス。
どんな話?
イラン革命下でアメリカ大使館が占拠される中、国外へ逃れた外交官たちを救出するため、CIAは映画製作を装った奇抜な脱出計画を立てる。主人公はハリウッド関係者になりすまし、極秘の潜入作戦を実行。時間との戦いの中で、嘘を本物に見せなければならない危険な任務が進んでいく。
ここがおすすめ!
嘘と演出を駆使して作戦を成功させようとする展開は、ワールド・オブ・ライズの「仕掛ける諜報戦」が好きな人に強く刺さります。シリアスな題材を扱いながらもテンポが良く、スリルと分かりやすさのバランスが絶妙です。諜報ものをあまり観ない人でも入りやすい、完成度の高い一本です。



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