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映画『スーパーマン リターンズ』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『スーパーマン リターンズ』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『スーパーマン リターンズ』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『スーパーマン リターンズ』の結末までのストーリー
  • 『スーパーマン リターンズ』を見た感想・レビュー
  • 『スーパーマン リターンズ』を見た人におすすめの映画5選

映画『スーパーマン リターンズ』の作品情報

スーパーマン リターンズ

製作年:2006年
上映時間:154分
ジャンル:SF、アクション、アドベンチャー
監督:ブライアン・シンガー
キャスト:ブランドン・ラウス、ケヴィン・スペイシー、ケイト・ボスワース、ジェームズ・マースデン etc

映画『スーパーマン リターンズ』の登場人物(キャスト)

クラーク・ケント / スーパーマン / カル=エル(ブランドン・ラウス)
スーパーマンであることを隠し、記者として働いている。人間にはない様々な力が備わっている(聴力が異常に発達している。鉛以外は透視ができる。空が飛べるなど)。エネルギー源は太陽で、弱点は“クリプトナイト”だけ。クリプトナイトとは故郷の星の放射性物質のこと。
ロイス・レイン(ケイト・ボスワース)
クラークの同僚。クラークの思い人。スーパーマンのことを好きになるが、5年前に黙って去られてしまい、忘れる努力をする。クラークがスーパーマンであることは知らない。
レックス・ルーサー(ケヴィン・スペイシー)
スーパーマンの最大の敵。5年前にスーパーマンに倒され刑務所に収監されていたが、富豪の老女の助けを借り釈放される。アメリカ大陸を沈め、スーパーマンが隠し持っていたクリスタルを使って新しい大陸を生み出そうと画策する。
リチャード・ホワイト(ジェームズ・マースデン)
ロイスの婚約者で、同僚でもある。編集長の甥。国際部の編集補佐の仕事を行っている。
ジェイソン・ホワイト(トリスタン・レイク・リーブ)
スーパーマンとロイスの子供。体力はなく非力な少年だったが、ある事件をきっかけにスーパーマンと同じ力が目覚める。
マーサ・ケント(エヴァ・マリー・セイント)
クラークの育ての母。クラークが超人的な力を持っていることも、宇宙から来たことも知っている。
キティ・コワルスキー(パーカー・ポージー)
レックスの仲間。おバカな女性だが、心根の優しい女性。助けてくれたスーパーマンが痛めつけられるのを見て、助けるべきか苦悩する。
ジミー・オルセン(サム・ハンティントン)
クラークの同僚。明るくて陽気な性格。
ジョー=エル(マーロン・ブランド)
クラークの実の父親。崩壊寸前の故郷から息子を救うため、地球に送り込んだ。既に他界している。

映画『スーパーマン リターンズ』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『スーパーマン リターンズ』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『スーパーマン リターンズ』のあらすじ【起】

崩壊寸前のクリプトン星から、科学者が幼い息子を地球へ脱出させた。その子は農家の老夫婦に育てられ、地球を守るスーパーマンとなった。しかし、故郷の星の残骸が発見されたとき、彼は姿を消した。

富豪の老女は手紙のやり取りを通じて、獄中にいたレックス・ルーサーと恋に落ちた。老女がレックスの出所を手助けすると、レックスは約束通り、老女の元を訪ねて女性としての喜びを与えた。老女はレックスを深く愛していたため、全財産を譲渡する契約書にサインをした。だが、そのすぐ後に老女は亡くなってしまう。

レックスは老女から譲渡された船を使い、北極を目指していた。あるモノを手に入れ、それを使って世界を支配しようとしていた。レックスは手下を連れて船を降りると、消滅した星の遺跡跡に侵入した。そこは、かつてスーパーマン(クラーク)も来たことがある場所だった。レックスが遺跡に手を翳すと、クリスタルが現れた。それを操作すると、スーパーマンの実の父であるジョー=エルの映像が流れ、クリスタルについて話し始めた。クリスタルは28の銀河に及ぶ、様々な世界の文学と科学の結晶だった。

クラークは5年ぶりに育ての母であるマーサと再会を果たす。しかし、育ての父は既に他界していた。クラークは故郷のクリプトン星を探しに行っていたのだが、そこは墓場と化していた。マーサはどこにも仲間がいなくても、独りじゃないとクラークを励ました。

クラークは前の職場に再雇用され、再び記者として働くことになった。思い人であるロイスの姿を探すと、ロイスの机の上に“ピュリッツァー賞 ロイス・レイン”と書かれた紙が置いてあった。だが、受賞した記事の題名を見て衝撃を受ける。ロイスが書いた記事は、「なぜスーパーマンは必要ないか?」だった。しかもその横には、ロイスと男性と子供が一緒に写る写真が置かれていた。クラークは同僚のジミーから話を聞き、ロイスがその男性とずっと婚約状態を続けていることを教えられる。

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映画『スーパーマン リターンズ』のあらすじ【承】

レックスはクリスタルを盗んできて加工しようとするが、上手くいかなかった。しかし、レックスの手下が水の中にクリスタルを落とした途端、街の電気が一斉に停電になる事態が起こる。しかも、地面が激しく揺れ、地割れが起こった。ロイスが乗っていた飛行機も停電になるが、すぐに復活した。しかし、飛行機に取りつけられていたシャトルの機器系統で、不具合が発生してしまう。機長達は急いでシャトルを飛行機から分離させようとするが、機械が上手く作動しなかった。シャトルは飛行機をつけたまま、エンジンを発射させた。

シャトルの事故の件はニュースで速報された。クラークはスーパーマンの姿になると、急いで飛行機の元に飛び立った。そして、シャトルを飛行機から分離させた。飛行機は無事に飛び立っていたかと思われたが、機体の後方で火を噴き墜落の危機に瀕していた。スーパーマンは機体を野球場に着陸させた。そして、機内の人の無事を確認すると飛び立って行った。ロイスはその姿を呆然と見送った後気絶した。

クラークはロイスから、婚約者のリチャードと息子のジェイソンを紹介される。ロイスはクラークがスーパーマンであることを知らないため、ただの同僚として接していた。だが、クラークは愛する人から婚約者を紹介され、複雑な気持ちでいた。

ロイスはスーパーマンとの再会に複雑な気持ちを抱いていた。“さよなら”の一言もないまま、自分の元を去っていったのだ。クラークはスーパーマンになって、ロイスの家を透視した。すると、リチャードとロイスが、スーパーマンのことを話していた。リチャードはスーパーマンとロイスの関係を疑うが、ロイスは何の関係もないと誤魔化した。そして、スーパーマンのことは愛していなかったと伝えた。ショックを受けたスーパーマンは空を飛びながら、「地球で育っても、お前は人間ではない」と言った実の父の言葉を思い出していた。地球を良い方向に導くことが、スーパーマンの使命なのだ。

映画『スーパーマン リターンズ』のあらすじ【転】

スーパーマンは世界中で困っている人々を助けた。ある夜、車のブレーキが壊れて街中を暴走している女性(キティ)を助けた。だが、キティはレックスの仲間で、スーパーマンを誘き出すのが目的だった。その間に、レックスは仲間を使って自然史博物館から石を盗み出していた。

編集長はスーパーマンの記事を書くように、ロイスに指示を出していた。だが、ロイスはそれが不服で、勝手に停電についての記事を書こうとしていた。リチャードはロイスが停電について調べている横で、スーパーマンについていくつか質問した。ロイスは知っていることを話した。エネルギー源は太陽で、弱点は“クリプトナイト”という物質であることなど。クリプトナイトとはスーパーマンの故郷の星の放射性物質のことだった。

スーパーマンはロイスに会いに行った。ロイスは素直にスーパーマンが戻ってきたことを喜べず、冷たい態度を取った。だが、スーパーマンはめげずに、ロイスを空の旅に連れて行った。そして、人々が助けを求める限り、ヒーローは必要なのだと伝えた。2人は固く手を握り合ったまま、空を飛んだ。地上に戻ったとき、ロイスはスーパーマンにキスをした。しかし、ずっと傍にいてくれるリチャードとも別れることはできなかった。

スーパーマンは北極に降り立ち、遺跡へと向かった。だが、有る筈のクリスタルが、全て持ち去られていた。その頃、ロイスはジェイソンを連れて、停電について調べていた。怪しい船を見つけたので侵入すると、レックスが乗っていた。ロイス達はそのままレックスに捕まってしまう。

レックスはクリスタルを使って、アメリカ大陸を海の底に沈め、新大陸を作ろうとしていた。土地を売れば金になり、人を支配することができるからだ。しかも、レックスはスーパーマン対策に、博物館の石から“クリプトナイト”を手に入れていた。レックスはジェイソンがスーパーマンの子供ではないかと疑い、“クリプトナイト”を近づけてみた。しかし、ジェイソンに何の変化も起こらなかった。

映画『スーパーマン リターンズ』の結末・ラスト(ネタバレ)

レックスは“クリプトナイト”にクリスタルを包んだ物を海中に放った。その時、船で停電が起こるが、ロイスはその前に監視の目を盗んで、助けを求める言葉を書いた紙をFAXで送信していた。しかし、通信中に監視に気づかれ、コンセントを抜かれてしまう。ロイスが殺されそうになったとき、ジェイソンがあり得ない力でピアノを突き飛ばし監視を倒した。レックスはジェイソンがスーパーマンの子供であることを知り、部下と共に逃げ出した。

ロイスが送った紙は無事に会社に届いていた。クラークはスーパーマンに変身して助けに向かった。だがその時、海の異変に気がついた。海の近くの街の地面が割れ、建物が倒壊し始めた。スーパーマンは急いで街に引き返すと、人々を救った。

ロイスとジェイソンの元にリチャードが助けに現れる。しかし、クリスタルが作った地面が、ロイス達の乗っている船を突き上げてしまう。船は割れ、海へと落ちた。ロイス達は海水の浸水から逃げ惑った。しかし、どうすることもできないまま、海に沈んでしまう。僅かな空間に身を寄せ合っていると、スーパーマンが現れ助け出される。

スーパーマンはクリスタルが作った土地で、レックスと相対した。倒そうとするが、“クリプトナイト”の影響で力が出せず殴られてしまう。レックスがスーパーマンに“クリプトナイト”を刺したため、スーパーマンは倒れるように崖から海へと落ちた。飛行機に乗っていたジェイソンが透視の力を使い、スーパーマンが沈んでいくのを見つける。ロイスは海に飛び込み、スーパーマンを引っ張り上げた。

ロイスがスーパーマンの体から“クリプトナイト”を抜き取ると、スーパーマンはロイスに“さよなら”を告げて去っていった。そして、太陽の力を吸収すると、地殻深くに潜り、核となっている土地を宇宙空間に投げ捨てた。その前に、レックス達は異変を察知してヘリコプターに乗って逃げた。キティは何十億の人が死ぬという事実に耐えられず、残りのクリスタルを放り投げた。

スーパーマンは“クリプトナイト”を大量に浴びてしまい、力尽きて街へと墜落した。医師はスーパーマンを治療しようとするが、針も通さず電気ショックを与えることもできなかった。リチャードは落ち込むロイスを心配し、スーパーマンが入院している病院へと送った。ロイスは意識のないスーパーマンに何かを囁き、キスをした。そして、ジェイソンもスーパーマンのおでこにキスをした。

ロイスは「なぜスーパーマンは必要か」という記事を書こうとしていた。その一方で、ジェイソンの寝室にスーパーマンが訪れていた。スーパーマンは眠るジェイソンに、疎外感を味わってもお前は独りじゃないと声を掛けていた。スーパーマンが実の父から受け継いだ言葉を、息子にも伝えた。目を覚ましたジェイソンは窓に向かって、“またね”と声を掛けた。ロイスがその言葉に驚いていると、スーパーマンが目の前にいた。スーパーマンは再び会うことを約束し、笑顔で飛び立って行った。

映画『スーパーマン リターンズ』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

アメコミの楽しさが満載!単純明快でストレスなく楽しく鑑賞できた。
飛行機事故のシーンは迫力あり。ハラハラしつつもスーパーマンの活躍を期待しながら安心して観ていられる。
長い映画だが飽きることなく面白かった。
ロイスとクラークの恋愛模様も面白かった。
ラストも良かった。やっぱりスーパーマンは面白い!(女性 40代)


今も昔もヒーローの代表といえば、スーパーマンなのだろう。小細工も無く、とにかく絶対的な力を持ち、それでいて優しく、さらには恋愛で傷つく事もある人間味のある所のアンバランス差が上手く描かれている。息子であるジェイソンは、それまでひ弱で大人しい部分がフューチャーされているが、力に目覚めた瞬間は何故か嬉しく感じてしまう。ヒーロー物の映画ではあるが、恋愛的要素なども含まれている為、色々な見方が出来て面白い。(男性 30代)


ヒーローと言えばスーパーマンと思い浮かぶほど有名なキャラクターだが、実際にじっくりと作品を見たのは本作が初めだった。スーパーマンに弱点があることを知らなかったので、興味深く作品を見ることができた。
スーパーマンが猛スピードで空を飛ぶ姿は、爽快感があってカッコ良かった。スーパーマンを演じたブランドン・ラウスが、役柄とピッタリ合っていたと思う。
スーパーマンとレックスの戦いだけでなく、ロイスとの恋模様も描かれており、盛りだくさんの内容でおもしろかった。(女性 30代)


クリストファー・ノーランの『ダークナイト』や、ティム・バートンの『バットマン』を見た時、私は完全にDC派だと思っていたのですが、今作はあまり好きな作品ではありませんでした。正直、ヘンリー・カヴィルのスーパーマンが好きすぎてブランドン・ラウスはなんだか物足りない感じ。敵がケヴィン・スペイシーという事もあり、むしろそちらのほうが好きなキャラクターでした。
これまでのシリーズを見ている人には残念な作品かもしれませんが、初心者の方は楽しめるのでは無いかなと思います。(女性 30代)


ブライアン・シンガー監督の手腕が光る、クラシックな雰囲気を大切にしたスーパーマン作品でした。クリストファー・リーヴ版への敬意を感じさせる演出が多く、特にブライアン・ラウスの静かなヒーロー像が印象的。ロイスが子どもを持っていたという展開には驚きましたが、彼がスーパーマンの子どもだと判明するラストは感動的。派手さよりも内面に迫った作品だと感じました。(30代 男性)


スーパーマンが地球を離れていた5年間という設定から始まるのが新鮮でした。地球に戻った彼が、ロイスの変化や自身の役割に戸惑いながらも再びヒーローとして立ち上がる姿に胸が熱くなりました。特にラストで命がけでクリプトンの島を宇宙に持ち出すシーンは圧巻。レックス・ルーサーの計画も知的でスリルがあり、見応えがありました。(20代 女性)


『スーパーマン リターンズ』はアクションよりもドラマに重点を置いた作品だと感じました。スーパーマンが「この世界にはもう自分の居場所がない」と感じている場面が切なかったです。ロイスとの再会、息子の存在、そして孤独との戦い。それでも人々を救う姿に“真のヒーロー像”を見た気がしました。派手さは控えめでも、心に残る作品です。(40代 男性)


CGも音楽も良かったけど、個人的にはテンポがややゆっくりに感じました。ただ、ブライアン・ラウスのスーパーマンはクラシックな魅力があって、過去作をリスペクトしてるのが伝わってきました。ロイスの息子が実はスーパーマンの子だったという設定は驚きでしたが、それが今作の“リターン”のテーマを象徴しているようで良かったです。(20代 男性)


昔からスーパーマン映画が好きだったので、この“続編的立ち位置”の『リターンズ』にはワクワクして観ました。個人的には、スーパーマンの飛行シーンが昔ながらの優雅さを保っていたのが嬉しかったです。クライマックスで彼が重傷を負って病院に運ばれるシーンは、彼も決して無敵ではないということを示していて胸に迫るものがありました。(50代 女性)


マーベル系のヒーロー映画とは一線を画す、静かで詩的な雰囲気が魅力。スーパーマンが地球から離れ、再び戻ってきた理由、その間に起こった人々の変化にフォーカスしているのが面白かったです。ラストで彼がロイスの息子に語りかける場面は涙を誘いました。アクションを期待していた人には物足りないかもですが、物語としては秀逸です。(30代 女性)

映画『スーパーマン リターンズ』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『スーパーマン リターンズ』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

マン・オブ・スティール(Man of Steel)

この映画を一言で表すと?

現代的かつ壮大に生まれ変わった、新たなるスーパーマンの始まり。

どんな話?

自分の出自に悩みながらも地球で育った青年クラーク・ケントが、やがて“スーパーマン”として覚醒し、クリプトンからの脅威と戦う姿を描いたリブート版。人間として、そして救世主としての葛藤と成長が丁寧に描かれます。

ここがおすすめ!

『スーパーマン リターンズ』がクラシカルな精神性を描いたのに対し、本作は現代的な映像と圧倒的スケールのアクションで新たな神話を作り出しています。ヒーローとしての責任と孤独に共感した方におすすめです。

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(Batman v Superman: Dawn of Justice)

この映画を一言で表すと?

ヒーロー同士の信念がぶつかり合う、重厚な心理ドラマとアクションの融合。

どんな話?

地球外から来たスーパーマンの存在に疑問と恐れを抱いたバットマンが、独自に彼と対決することを決意。そこにルーサーの陰謀やワンダーウーマンの参戦が絡み、物語は正義と力の意味を問う展開に。

ここがおすすめ!

重厚で哲学的なテーマが印象的なDC映画の代表作。『スーパーマン リターンズ』で描かれたスーパーマンの葛藤や人間関係をさらに発展させた内容で、より複雑な視点から彼を見たい方にピッタリです。

ウォッチメン(Watchmen)

この映画を一言で表すと?

ヒーローとは何か?正義とは何か?を徹底的に問いかける異色の傑作。

どんな話?

冷戦下のアメリカ、正義の象徴だったヒーローたちが姿を消し始める中、世界崩壊の陰謀とともに彼らの苦悩と矛盾が暴かれていく。スーパーパワーを持つ者と持たない者、ヒーローという存在の本質を描く問題作。

ここがおすすめ!

派手なアクション以上に、ヒーローの心理や社会への影響をシリアスに描いた作品。『スーパーマン リターンズ』のような“英雄の孤独”や“人間としての弱さ”に惹かれた方には、心に刺さる一本です。

アイアンマン(Iron Man)

この映画を一言で表すと?

自己中な天才がヒーローに変わる瞬間を描いた、マーベル映画の原点。

どんな話?

武器商人トニー・スタークが自社の兵器によって誘拐され、死を覚悟する中で自作のパワードスーツで脱出。その経験から改心し、正義のために戦う“アイアンマン”として生まれ変わる姿を描いた痛快かつ感動的な物語。

ここがおすすめ!

『スーパーマン リターンズ』のように、ヒーローが“人としてどう生きるか”を問う作品。トニーの成長や信念、そして過去との向き合い方に注目。ユーモアと人間ドラマが絶妙に融合した、観て損なしの一本です。

ユニブロウ(Unbreakable)

この映画を一言で表すと?

「自分はヒーローかもしれない」…現実と神話の間を描く静かな衝撃作。

どんな話?

列車事故から唯一生還した男デヴィッドが、ひとりの謎めいた人物ミスター・ガラスと出会うことで、自分が“超人”である可能性に気づき始める。スーパーパワーと運命をめぐる異色のヒーロー映画。

ここがおすすめ!

派手な戦闘や衣装は一切ないけれど、精神的に重く深く、“ヒーローの自覚”を描いた作品。『スーパーマン リターンズ』が持つ静けさや孤独といった空気感に通じるものがあり、観る者の心にじわじわ響きます。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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