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映画『ムービー43』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ムービー43』の概要:とにかく豪華キャストを揃えた作品。しかし、超豪華メンバーが揃っているにも関わらず、第34回ゴールデンラズベリー賞で3部門を受賞してしまう!ここまで”酷い”映画と言われれば、逆に気になってきませんか?

映画『ムービー43』の作品情報

ムービー43

製作年:2013年
上映時間:94分
ジャンル:コメディ
監督:スティーヴン・ブリル、ピーター・ファレリー、ウィル・グレアム
キャスト:エリザベス・バンクス、クリステン・ベル、ハル・ベリー、レスリー・ビブ etc

映画『ムービー43』の登場人物(キャスト)

チャーリー・ウェスラー(デニス・クエイド)
グリフィンのもとに脚本を持ち込んできた男。しかし、彼の持ち込む脚本はどれも最低のものだった。
グリフィン・シュレーダー(グレッグ・キニア)
映画会社のプロデューサー。チャーリーの脚本を延々と聞かされるはめになる。
ボブ・モン(コモン)
グリフィンの上司。助けを求めてきたグリフィンを無下に扱ってしまう。

映画『ムービー43』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ムービー43』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ムービー43』のあらすじ【起】

映画会社で働くプロデューサー、グリフィン・シュレーダーのもとに、ある日一人の男がやってくる。その男の名前はチャーリー・ウェスラー。彼は、グリフィンに自分の作成した脚本を持ち込んできたのだ。

チャーリーは警備員の制止を振り切り、無理やりこの部屋に入ってきた人物で、本来であれば追い返したいものの、暴れられては厄介なため、グリフィンは仕方なくチャーリーの話を聞くことにする。そして、チャーリーは自慢げにその脚本について語り出すのだった。

それは、男女の恋物語だった。しかし、話を聞くにつれ、グリフィンは次第に顔をしかめていく。チャーリーの作ったその話が、とんでもなくつまらなかったのである。一見ありきたりのように思えたその恋物語だったが、なぜか途中から登場人物が首から睾丸をぶら下げている、など意味のわからない設定が明らかになり、非常にカオスかつ下品な作品に仕上がっていた。グリフィンの不快な気持ちを知ってか知らずか、チャーリーは永遠と自らの脚本について喋り続ける。

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映画『ムービー43』のあらすじ【承】

なんと、男が持ってきた脚本は一本ではなかったのだ。しかし、そのいずれもが信じられないほど下劣な作品だった。先ほどの睾丸の話に次いで語られたのは、今回もとある男女の恋愛話だった。しかし、チャーリーが作った作品である。

当然今回もまともなカップルではない。なんと、男の方は糞便愛好家であり、恋人に、自分に便をかけるように頼むのだった。その次に語られたのは、彼氏とデート中、初経を迎えてしまった女の子の話である。生理のことを知らない彼氏は、彼女が死ぬのではないか、と大パニックを起こす。

この他にも、チャーリーは次々と卑猥で下品な脚本の数々をグリフィンに披露する。しかし、グリフィンはハッキリと、これらの作品を映画にすることはできない、とチャーリーに告げるのだった。普通であれば、その時点で落胆し、諦めるものである。しかし、鋼の心を持つチャーリーは違った。何を思ったか、チャーリーは自らの脚本にさらなる自信を持つのだった。

映画『ムービー43』のあらすじ【転】

そして、根拠もなく自信満々なチャーリーは、再びグリフィンに自らの脚本で映画を撮るべきだと進言するのだった。しかし、こんな脚本で映画を作ったところで、大コケすることが目に見えている。グリフィンは意見を曲げず、再びハッキリとその申し出を断るのだった。

すると、チャーリーが信じ難い行動に出る。なんと、銃を持ち出し、グリフィンに突きつけたのだった。脅しをかけた上で、再び映画の撮影を要求するチャーリー。目の前の銃に怯えたグリフィンは、自分には決定権はない、と自分の上司に助けを乞うことにしたのである。

話が進んだ、と上機嫌になったチャーリーは、その上司の元に向かっている最中も、自分の脚本を嬉々としてグリフィンに語り聞かせる。そして、それも当たり前のように史上稀に見るレベルの最低な脚本だった。そして、彼らは上司の元にたどり着いた。上司はちょうど会議中で、そんな会議中に突然入り込んできたグリフィンに怒りを露わにする。

映画『ムービー43』の結末・ラスト(ネタバレ)

上司はグリフィンがチャーリーに銃を突きつけられていることに気がつかないのだった。そして、グリフィンに対して烈火の如く怒った上司は、なんとその怒りのまま、グリフィンの妻が浮気をしていることまで捲し立ててしまうのだった。

なんとか映画を作成する許可は得たグリフィン。しかし、彼は内心上司への怒りで狂いそうになっていた。そこで、グリフィンは上司に対して復讐を決意するのだった。一方、自身の脚本の映画化が決まったチャーリーは歓喜に満ちていた。チャーリーは再びグリフィンに自分の脚本を聞かせるが、それもまた酷いものであった。しかし、グリフィンはそこに目をつけた。とんでもない酷い映画を撮影し、会社の評判、ひいては映画にゴーサインを出した上司の評判を下げてやろうと考えたのである。

しかし、それでもグリフィンの怒りは収まらなかった。彼は、チャーリーの持っていた銃を奪うと、上司の部屋へと向かったのだ。上司を撃ち殺そうとするグリフィン。しかし、同じく銃を所持していた上司に撃たれ、反対にグリフィンが命を落とすのだった。

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