映画『ベガスの恋に勝つルール』の概要:キャメロン・ディアスとアシュトン・カッチャー主演による、ドタバタ・ラブコメディー。ラスベガスで知り合い、酔った勢いで結婚してしまったジョイとジャックは、カジノで偶然手にした大金の争奪戦を繰り広げる。
映画『ベガスの恋に勝つルール』の作品情報
上映時間:99分
ジャンル:コメディ、ラブストーリー
監督:トム・ヴォーン
キャスト:キャメロン・ディアス、アシュトン・カッチャー、ロブ・コードリー、トリート・ウィリアムズ etc
映画『ベガスの恋に勝つルール』の登場人物(キャスト)
- ジョイ・マクナリー(キャメロン・ディアス)
- 大手証券会社で働くやり手のブローカー。計画魔で、他人を支配したがる癖がある。表向きは仕事の鬼だが、実は純粋で機知に富んだエネルギッシュな美女。
- ジャック・フラー(アシュトン・カッチャー)
- 父親が社長を勤める家具製作工場で働くハンサムな青年。仕事に集中せず、自堕落な暮らしを送っている。女好きで怠け者だが、リトルリーグのコーチという意外な一面を持つ。
- ティッパー(レイク・ベル)
- ジョイの親友のバーテンダー。暴走しがちなジョイの良き理解者。普段は落ち着いているが、ジョイと一緒になって羽目を外すこともしばしば。
- ヘイター(ロブ・コードリー)
- ジャックの親友の冴えない弁護士。女好きで、ジャックと共にしょっちゅう遊びに出かけている。
- メイソン(ジェイソン・サダイキス)
- ジョイの婚約者のリッチなビジネスマン。高級アパートでデザイン家具に囲まれて暮らしている。仕切りたがり屋のジョイとの恋愛に疲れている。
- ジャック・フラー・シニア(トリート・ウィリアムズ)
- ジャックの父親。怠け者の息子に愛想を尽かし、親子の縁を切る。
- バンガー(デニス・ファリーナ)
- ジョイが勤める会社の社長。堅物そうに見えるが、実は際どいジョークが好き。
- チョン(ミシェル・クルージ)
- ジョイの同僚。昇進を賭けて、ジョイとポジション争いを繰り広げるワーカーホリック。ユーモアに欠ける夫がいる。
- トウィッチェル医師(クイーン・ラティファ)
- ジョイとジャックの夫婦セラピーを担当するセラピスト。自分の仕事に対して自信を持っている。
映画『ベガスの恋に勝つルール』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ベガスの恋に勝つルール』のあらすじ【起】
証券会社に勤めるキャリアウーマンのジョイは、婚約者メイソンとの入籍を熱望している。ジョイは、メイソンの誕生日に、大勢の友人達を自宅に招いてサプライズを計画する。ジョイとの恋愛に疲れているメイソンは、皆の前でジョイに別れを告げる。
父親ジャック=シニアが経営する家具工場で働くジャックは、将来継ぐべき仕事に対して全くやる気がない。ある日突然、ジャックはシニアに解雇され、同時に絶縁される。
ジャックは友人ヘイターを相手に管を巻く。同じ頃、ジョイは親友ティッパーに愚痴をこぼす。ジャックとジョイは、同じタイミングで、それぞれ一攫千金を狙ってラスベガスへ行くことを決める。
ホテル側の手違いから、ジョイとティッパーが泊まる部屋と、ジャックとヘイターの部屋がダブル・ブッキングされる。ひょんなことから知り合った四人は、街へ繰り出して豪遊する。ジョイとジャックは、それぞれのラスベガスへ来た理由を話すうちに意気投合し、酔った勢いで結婚する。
翌朝、カジノのスロットの前で、ジョイとジャックは結婚を無かったことにしようと話し合う。二人は口論になり、捨て台詞を吐いて別れようする。ジョイが投げつけた25セント硬貨を使って、ジャックはスロットで300万ドルを当選する。未だ夫婦関係にあるジョイとジャックは、大金の所有権を巡って争い始める。
映画『ベガスの恋に勝つルール』のあらすじ【承】
ジョイとジャックは、裁判を起こす。ジャックは婚姻関係を破棄して金を全て自分のものにしようとするが、ジョイは、あくまで妻として半額を受け取る権利があると主張する。裁判官は、ジョイ達が結婚に対して責任ある人物だと判明するまで、300万ドルを凍結し、半年間は夫婦として同居することと毎週夫婦セラピーに通うことを義務付ける。
ジョイはジャックの家へ越すが、生活スタイルが全く違う二人は、小さなことで対立を繰り返す。
ジョイが出勤している間、無職のジャックは手持ち無沙汰で暮らしている。ジョイは上司のバンガーから昇進のチャンスを与えられ、同僚のチャンと出世を賭けて争う。
セラピストのトウィッチェルは、ジョイとジャックが円満な夫婦を装っていることに気付いており、二人の関係の進展具合に低い評価をつける。ジョイ達は、半年間共同生活を続ける自信を失くし始める。
ジョイはティッパーの案を受け、ジャックの浮気を理由に離婚し、慰謝料として300万ドルを手に入れる計画を立てる。同じく、ジャックはヘイターのアドバイスを受け、ジョイが浮気をさせて離婚しようと企む。
ジョイとジャックは、お互いを浮気させるためにあらゆる策を講じる。ある日、ジョイは自分が留守の間に自宅に大勢の美女を差し向け、ジャックが浮気するようセッティングする。ヘイターはジョイの罠を見抜き、ジャックは男友達を呼んで美女達の誘惑を退ける。
家の中は馬鹿騒ぎになり、疲れ始めたジョイとジャックはバスルームに避難する。少しずつ本心を口にするうちに、二人の距離は縮まっていく。
映画『ベガスの恋に勝つルール』のあらすじ【転】
ある日、ジョイ達の家に、ジャックの両親が前触れなくやってくる。両親を落胆させたくないジャックは、結婚の経緯について話さないよう、ジョイに頼む。シニアと妻はジョイを気に入り、週末の公園でのガーデンパーティーに招待する。
ジャックはメイソンに会い、過去にメイソンがジョイに贈った婚約指輪を返す。ジョイとメイソンが復縁するよう、ジャックはメイソンを焚き付け、ジョイが週末に公園に現れることを教える。
パーティーで、ジョイはジャックの新たな一面を知って好感を持ち、二人はお互いに自然体で接するようになる。突如公園に現れたメイソンは、ジョイをデートに誘うが、すでに未練が無いジョイはあっさりと断る。
ジョイは、ベンガーから結婚を報告していなかったことを責められ、週末の保養所でのパーティーにジャックを連れてくるよう言いつけられる。ヘイターは、ジョイに従って保養所へ行く代わりに、金の所有権を放棄するよう契約させようと、ジャックに提案する。
パーティー当日、ジャックは持ち前のユーモアでベンガーを笑わせ、気に入られる。ジョイはジャックを見直し、ジャックはジョイの美しさに改めて気づく。ジャックは、ジョイに契約させることができなくなる。二人は、お互いに恋心を抱いていることを確信する。
映画『ベガスの恋に勝つルール』の結末・ラスト(ネタバレ)
ジョイのおかげで、ジャックは家具工場に復職する。ジョイは、再び言い寄ってきたメイソンから、ジャックが勝手に指輪をメイソンに返していたことを知り、ジャックに裏切られたと思って落胆する。
再審日、トウィッチェルはジョイとジャックの夫婦仲を保証する。ジョイとの婚姻関係を続けようと決意しているジャックに対し、ジョイは離婚を要求し、300万ドルの所有権を放棄することを宣言する。ジョイはジャックに別れを告げ、家を出る。
ジョイはベンガーから昇進を約束されるが、自分自身を見つめ直すために辞職する。ジャックは自力で家具を作れるようになりシニアから認められるが、ジョイと別れたことを責められる。
ジャックは、ティッパーからジョイが行きそうな場所を聞き出し、ジョイが就職前に一人で訪れたというニューヨーク沖の島へ向かう。ジャックは、海岸で一人佇んでいるジョイを発見する。ジャックはジョイに愛を告げ、求婚する。ジャックへの愛情を確信していたジョイは、プロポーズを受け、二人は改めてキスを交わす。
映画『ベガスの恋に勝つルール』の感想・評価・レビュー
その場の勢いで結婚してしまったジョイとジャックの言葉の掛け合いや、お互いに蹴落とし合うそれぞれの行動が面白く、釘付けになった。物語の最後では、対立してた二人が徐々に惹かれ合い、大切な存在へと変わっていくシーンが見所だ。また、それぞれの親友のアドバイスや、仕事での成績、家族との関係性など、プライベートまで踏み入れ、理解し自然と支え合いながら距離を縮めていく所も見所である。おもしろおかしく描かれているコメディ感と、胸がきゅんとするラブストーリー感が満載な映画だと感じた。(女性 20代)
成り行きで結婚してしまった2人が、カジノで手に入れた大金の所有権を巡って、画策するうちに本当の夫婦となっていく物語。色々と順番は違うので、なかなか現実的に共感出来る立ち上がりではないが、ある意味夢のある話ではある。起用されている二人が恋愛系の映画に多数出演しているので、突飛的な内容でも面白味があるだろうと思ったがまさにその通りだった。どんな出会いでも誠実に向き合う事は大事だと感じられる映画である。(男性 30代)
とにかくキャメロン・ディアスの魅力がこれでもか!というくらいに詰まったラブコメ。難しい話は何もないので、頭を空っぽにして軽い気持ちで観られる。相手役の男性は『バタフライ・エフェクト』で有名なアシュトン・カッチャー。根は良い奴だが幼稚でおとなげない、という演技が妙にリアルで、絶妙に腹が立つ。
途中喧嘩ばかりの二人を見ていると、“いやいやもうここから上手くいくなんて無理でしょう…”なんて思うのに、気付けば全力でこのカップルを応援している不思議。(女性 30代)
フィアンセに振られた完璧主義のジョイと、いい加減なジャックはラスベガスで出会う。そしてよった勢いで結婚してしまった二人はどうなるのか。大金を巻き込んだ離婚騒動が始まる。全くの他人だった二人の共同生活が始まり、離婚するという目的も少しずつ変わり始める。それぞれの思いや、成長が垣間見れる作品だ。観ていると、少しずつ変わっていく彼らの思いを応援したくなっているはずだ。笑いもあり、涙もあり、最初から最後まで楽しめる映画に仕上がっている。(女性 30代)
ラスベガスのカジノで出会った男女が酔った勢いで結婚してしまうという、何とも洋画らしい設定のラブコメディ。キャメロン・ディアスが演じるキャラクターはいつもパワフルで明るく、見ている側も元気になれる。
わかりやすいラブコメディなので想像通りに物語は進んでいくのだが、お互いにダメなところ、嫌いなところをさらけ出しながら相手の良いところに気付いていき、徐々に惹かれあう様子は「こんなカップルになりたい」と思わせられて楽しかった。(女性 20代)
王道のラブコメディですが、キャメロン・ディアスが作中でかなりはしゃいでいて可愛いです。
勢いで結婚して歩み寄っていくのかと思いきや、親友も巻き込んで相手のせいにしようとするところは少し中だるみを感じました。親友キャラはこの映画では良い働きはしませんね。内容はほとんどコメディなので何も考えずに観れます。主演2人も美男美女でベガスに映えますし、落ち込んでいる時に観ると元気が出て良いです。(女性 30代)
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