映画『ポリスアカデミー』の概要:とにかくおかしい奴らばかり!警察官を目指すぶっ飛んだ生徒たちと、彼らをあの手この手で追い出したい意地悪な教官。警察学校を舞台に様々なトラブルが巻き起こるドタバタコメディ。シリーズ全7作品の第1作目。
映画『ポリスアカデミー』の作品情報
上映時間:96分
ジャンル:コメディ
監督:ヒュー・ウィルソン
キャスト:スティーヴ・グッテンバーグ、G・W・ベイリー、ジョージ・ゲインズ、キム・キャトラル etc
映画『ポリスアカデミー』の登場人物(キャスト)
- ケーリー・マホニー(スティーヴ・グッテンバーグ)
- やんちゃでいたずら好きな性格。仲間が困れば気前よく助ける優しさを持つ。ハリス警部に目をつけられ色々意地悪をされるが、耐えぬく我慢強さがある。
- モーゼス・ハイタワー(ババ・スミス)
- 身長2mを超える、規格外の大男。前職は花屋。寡黙な性格だが、同級生が差別された時は怒り、仲間がピンチの時は駆けつける正義漢。
- ユージン・タックルベリー(デヴィットグラフ)
- 血の気の多い変人。元警備員。とにかく銃が好きで、寝るときも銃を握り締めている。誰にも物怖じしないハリス警部も、彼の行動には肝を冷やす。
- ダグラス・ファックラー(ブルース・マーラー)
- 真面目なドジ。彼に悪気は一切ないが、その行動からトラブルが生まれる。パワフルな奥さんを持つが、その奥さんでも手に負えないほどの奇異さに溢れる。
- ハリス警部(G.W.ベイリー)
- 警察学校の教官。校長でさえ彼の尻に敷かれている。新入生をなんとか脱落させるため、彼らに厳しい訓練を課す。
映画『ポリスアカデミー』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ポリスアカデミー』のあらすじ【起】
駐車場に勤務するマホニーはどこかいいかげんなところがある。彼は嫌みな客に馬鹿にされた仕返しに、預かった車で無茶な運転をして逮捕される。親の元同僚のリードは彼が真面目に生きようとしないことに呆れ、マホニーに警察学校か刑務所かどちらか選ぶよう迫り、彼は警察学校に通うこととなる。
警察学校はおかしな新入生ばかりが揃う。彼らの相手をするのが心底嫌なハリスは、彼らを脱落させるために、入校初日から新入生たちに厳しい訓練を課す。さらに、新入生の中からブランクスとコープランドを選び、彼らにその手伝いをするように命令する。
訓練では新入生のポンコツさが現れる。銃を撃たせれば的を外し、走らせればノロマな者もいる。ハリスは声を荒げて彼らを怒鳴りつけ、プレッシャーを与える。彼らは警察官になるため過酷な訓練に耐えるが、マホニーだけは違った。彼は訓練をズル休みしたり、ハリスにいたずらを仕掛けて退校しようとする。
映画『ポリスアカデミー』のあらすじ【承】
退校するために色々しでかすマホニーに手を焼いたハリスは、彼に退校してもらうようリードにお願いする。マホニーは喜んでそのやりとりを待つが、ふと窓の外を眺めると新入生のトンプソンと目が合う。おどけた姿を見せる彼女と笑い合ううちに、彼は心変わりをして退校しようとするのをとどまる。
初めての休暇にマホニーがパーティーを開くとにらんだハリスは、それを見張るようブランクスとコープランドに命令する。彼らは気弱なバーバラを使ってマホニーから会場を聞き出そうとするが騙され、ハードゲイバーでチークダンスを踊るハメになる。皆がパーティーを楽しむ中、マホニーはトンプソンとの仲を深める。
ブランクスらはマホニーに仕返しをしようとして、学校に娼婦を連れ込んでマホニーに罪をなすりつけようとするが、マホニーは慌てて娼婦を連れ出す。彼女を隠れさせようとするが、意図せず校長も巻き込むことになり、校長もマホニーに激怒することになる。
映画『ポリスアカデミー』のあらすじ【転】
時が経ち、厳しい訓練に耐えた新入生はその訓練の成果が現れ始める。訓練は次の段階に移り、実際の事件現場にパトカーで向かうことになる。新入生たちが街中で市民の苦情に四苦八苦しながら対応する中、ハリス警部が失態を犯す。それを目撃したマホニーに口止めをするが、既に手遅れで彼は新入生たちの笑いものになり、恥をかかされる。
運転訓練中、新入生の一人が失敗をして教官の部下の足を轢いてしまう。部下が彼女に差別発言を吐いたことにハイタワーは怒り、パトカーを持ち上げてひっくり返す。ハイタワーはこのことを理由に退校処分となる。さらに、ブランクスらに喧嘩を売られたマホニーは食堂で乱闘騒ぎを起こし、マホニーも退学処分を受ける。
その頃、パトカーで街中を見回りするファックラーの些細なきっかけで、街には暴動騒ぎが広がる。警察学校の新入生たちも現場に駆り出されることになるが、諦めきれないマホニーは彼らに紛れて一緒についていく。
映画『ポリスアカデミー』の結末・ラスト(ネタバレ)
暴動地区に向かうのは現役警察官で、新入生たちは周辺地区の交通整理のために駆り出されたはずだったが、校長の手違いで暴動地区のど真ん中に配置されてしまう。
暴動に巻き込まれ彼らは散り散りになる中、なんとか難を乗り越えて暴徒から逃げ惑う。しかし、ハリスが暴徒に捕まり人質に捕られる。その上、トンプソンが危険な場所に取り残される。マホニーは彼女を助けたい一心で、ハリスが捕らわれている屋上に上り、暴徒の隙を作りトンプソンを助ける。
しかし、暴徒に銃を奪われてマホニーとハリスは絶体絶命のピンチに陥る。その時、暴動地区にいたハイタワーが屋上にやってきて、暴徒に理解を見せるふりをして、彼らを助ける。
勇敢なマホニーとハイタワーは警察学校に戻され、卒業式にその功績を讃えられ表彰される。ハリスは助けられた手前何も言えないが、その姿を苦々しい表情で眺めるだけである。警察学校での訓練を無事に終えて、新入生たちは晴れて警察官となる。
映画『ポリスアカデミー』の感想・評価・レビュー
80年代コメディがとても愛らしく、笑いはくだらないが下ネタ全開でむしろ清々しい。余計なことは考え無くても、おバカなノリと陽気さのおかげでリラックスして観れた。コメディではあるが、感動する部分もありストーリーの抑揚が全く飽きさせない。
そして登場人物のほとんどが個性的かつマイノリティというところも異色すぎる映画である。彼らの成長と些細な復讐がスカッとする。まさにポリススクール青春ムービーだ。(女性 20代)
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