映画『イースターラビットのキャンディ工場』の概要:フレッドは初めて“イースターラビット”になった人間である。全ては、フレッドとウサギのE.B.が出会ったことから始まった。E.B.は父から後を継ぎイースターラビットに任命されることになるが、ドラマーになるという夢が捨てきれず、街へと逃げ込んだ。
映画『イースターラビットのキャンディ工場』の作品情報
上映時間:95分
ジャンル:ファンタジー、コメディ
監督:ティム・ヒル
キャスト:ラッセル・ブランド、ジェームズ・マースデン、ハンク・アザリア、ヒュー・ローリー etc
映画『イースターラビットのキャンディ工場』をフルで無料視聴できる動画配信一覧
U-NEXT | × |
---|---|
Hulu | × |
Amazonビデオ | ◯ |
dTV | × |
TELASA | ◯ |
TSUTAYA DISCAS | ◯ |
ビデオマーケット | × |
Netflix | × |
※動画の配信情報は2022年5月時点のものです。配信状況により無料ではない場合があります。最新の配信状況は各動画配信サービス(VOD)の公式サイトでご確認ください。
映画『イースターラビットのキャンディ工場』の登場人物(キャスト)
- フレッド・オヘア(ジェームズ・マースデン)
- 人間。1年前にリストラされてから働いておらず、ニートになる。そんな状況を家族は心配しており、特に父親から仕事を見つけるよう口酸っぱく言われている。
- E.B.(ラッセル・ブランド)
- ウサギ。イースターラビットになることが重荷だったことと、ドラマーになるのが夢だったため、任命式の日に家出をする。
- カルロス(ハンク・アザリア)
- ヒヨコ。イースターのお菓子を作る“キャンディ工場”の工場長。イースターラビットから命令されることにウンザリし、E.B.の代わりにイースターラビットになろうと画策する。
- E.B.の父(ヒュー・ローリー)
- ウサギ。イースターラビット。イースターラビットの仕事に誇りを持っている。息子のE.B.がイースターラビットの仕事を継ぐことが当然と思っていたため、ドラマーになる夢を反対し貶してしまう。
- サム・オヘア(ケイリー・クオコ)
- 人間。フレッドの妹。働くように、両親から口煩く言われている兄を心配している。
- アレックス・オヘア(ティファニー・エスペンセン)
- 人間。フレッドの妹。3兄弟の末っ子。養女。気が強い性格で、辛辣な言葉も平気で口に出してしまう。音痴だが自覚していない。
- ピンク・ベレー(ジャネット・ヒーリー)
- ウサギ。非常事態に出動する特殊部隊。3匹の女の子ウサギで形成されている。
映画『イースターラビットのキャンディ工場』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『イースターラビットのキャンディ工場』のあらすじ【起】
イースターラビット達は復活祭(イースター)の朝、お菓子や卵の入ったバスケットを届けて回った。イースターラビットになるには厳格な条件があった。それは、堂々として威厳があること、そして何よりウサギであることだった。しかし、それは過去の話しで、現在は人間の“イースターラビット”がいた。フレッド・オヘアが初めて人間のイースターラビットとなったのだ。
南米チリ、イースター島。ウサギのE.B.は父に連れられ、復活祭用のお菓子を製造する“キャンディ工場”に足を踏み入れた。E.B.の父親はこの工場で作られたお菓子を、世界中の子供達に配達していた。父は息子に、いつかこの工場を所有することになるのだと告げた。E.B.は目を輝かせて喜んだ。
E.B.は父が目を離した隙にお菓子をつまみ食いして、現場監督のカルロス(ヒヨコ)に怒られてしまう。父は味見をしていただけだと息子を庇い、E.B.もそれに乗っかって美味しいマシュマロだとカルロスに伝えた。しかし、味見をした父は息子の味覚に疑問を呈した。父はマシュマロを美味しいとは思えず、味を変更するようカルロスに指示を出しながら、ミスは許されないのだと息子に教えた。もしミスをすれば、世界中が混乱する事態に陥るのだ。E.B.は責任の重さに恐怖を抱く。
カリフォルニア州ヴァンナイズ、オヘア家。夜、少年(フレッド)は窓から外を眺め、ヒヨコによって空を飛ぶ不思議な乗り物を見つける。しかも、その乗り物からウサギ達が降りて来て、庭に卵を置いていった。フレッドはその光景に驚きカメラを持って外に出て行くが、ウサギはいつの間にか消えていなくなっていた。その後には、お菓子の籠とウサギの包み紙が巻かれたチョコがあった。
映画『イースターラビットのキャンディ工場』のあらすじ【承】
20年後。フレッドはリストラされてから再就職できていないため、自立するように両親から口煩く言われていた。末っ子のアレックスはそんな兄を見て、“自分が養女に来たのはダメ息子の穴埋めか?”と皮肉った。両親はそんなアレックスの言葉を否定せず、フレッドに仕事に対する望みが高すぎるのだと注意し、何でもいいから就職しろと言い聞かせた。フレッドは両親の辛辣な物言いに言葉を失くす。
E.B.はイースターラビットの任命式に出るため、父から準備をするよう言われる。しかし、E.B.はイースターラビットになりたくはなかった。バンドに入ってドラマーとして世界中を飛び回りたいと考えていた。だが、父はそんなE.B.の考えを理解せず、式に出る準備をしろと命令するだけだった。
サムは家を出る兄のフレッドに、両親には内緒で仕事先を紹介した。そして、上司から休暇の間家の管理を頼まれていたため、その家の鍵を貸してあげた。フレッドは妹の顔を立て、2週間後のイースターまでに仕事と住む家を見つけることを約束した。
E.B.は泊まる場所が見つからないまま街を彷徨い歩き、車に轢かれてしまう。轢いたのはフレッドだった。E.B.は瀕死の状態を装い家に泊めてもらおうとするが、フレッドに石で殴られ殺されそうになる。フレッドは苦しんでいるウサギが可哀想で、一思いに殺そうとしたのだ。それに気づいたE.B.は飛び起き、保険会社に言わない代わりに泊めてくれと頼んだ。フレッドはウサギがしゃべったことに驚き、家の中へと隠れた。
E.B.は怪我をしたと嘘を吐いて同情を誘い、フレッドの家に泊めてもらう。フレッドが用意した部屋はガレージで、用意した寝床は新聞紙だった。E.B.は抗議するが、しゃべるウサギの存在に混乱しているフレッドの耳には届かなかった。
映画『イースターラビットのキャンディ工場』のあらすじ【転】
E.B.の父は息子が家出したことを知りショックを受ける。カルロスはこれを機に自分がイースターラビットの座に就こうと策を練るが、E.B.の父はそれに気付かず、息子を探すために特殊部隊“ピンク・ベレー”を招集するよう指示を出した。無視されたカルロスは腹を立てる。その後、ピンクのベレー帽を被った3人のウサギの女の子が、E.B.の捜索のために街へと出て行った。
フレッドはガレージを確認して、ウラギがいなくなっていたことに安堵する。だが、犬にエサやりを行った後家に戻ると、階段に人参の葉が落ちていた。そして、サムから立ち入りを禁止されていた場所にE.B.がいた。E.B.は部屋を滅茶苦茶にし、ジャグジーを泡塗れにしていた。
怒ったフレッドはE.B.を捨てることにした。それに気づいたE.B.は謝罪の言葉を重ねるがフレッドが許してくれないため、自分がイースターラビットであることを打ち明けた。その時、フレッドは子供の頃の記憶が蘇り、E.B.を連れて帰ることにした。フレッドは子供の頃に見たウサギが本当だったことに感動していた。E.B.はフレッドに話を合わせ、家出したことは明かさなかった。
フレッドはE.B.を車に残し、仕事の面接に向かった。E.B.は大人しく車の中で待っていたが、ピンク・ベレーが探しに来ていることに気づき、急いでフレッドの元に行って助けを求めた。しかし、フレッドは話を聞かないまま、他の人に見られないようにE.B.をゴミ箱に隠し面接を受けに行った。E.B.はゴミ箱を抜け出すと、盲目の演奏集団がいるブースへと侵入した。そこで、ドラマーが席を立っていることに気づき、自分が代わりに叩いて演奏した。盲目の演奏者達はE.B.がウサギと知りつつも演奏の腕を買い、エンタメ界の“ゴッドファーザー”と呼ばれているホフがオーディションを行っていることを教えた。フレッドは郵便係として雇われそうになるが、E.B.に気を取られて面接官の対応をおざなりにしてしまい、不採用となる。
映画『イースターラビットのキャンディ工場』の結末・ラスト(ネタバレ)
E.B.は目の前から消えることを約束し、フレッドにオーディション会場に連れて行ってもらう。緊張しながらも見事に演奏を行い、土曜日の夜に行われる生放送に出演することが決まる。E.B.は約束通りフレッドと別れようとするが、ピンク・ベレーの姿を見つけ、急いで車へと逃げ込む。そこで、家出をして追われていることをフレッドに打ち明けた。
フレッドはE.B.を鞄に隠し、アレックスが出演する劇“イースターの魔法”を観に行った。E.B.はアレックスの酷い歌声に驚き、鞄から顔を覗かせた。その時、ウサギの被り物をした子達の影をピンク・ベレーと間違え、逃げ惑って舞台に上がってしまう。E.B.は場を取り成そうと“オンチの歌を続けてくれ”としゃべってしまったため、フレッドが腹話術をしているかのように話して誤魔化した。フレッドは歌に合わせて腹話術の振りをするが、劇の後父親とアレックスから怒られる。しかし、壁に張られたイースターラビットの絵を見てあることを思いつく。それは、イースターラビットの仕事を行うことだった。そのことをE.B.に伝えるが、人間のイースターラビット何てあり得ないと殴られてしまう。しかし、フレッドは諦めなかった。
次の日、E.B.が起きて部屋に行くと、フレッドがたくさんの卵に飾りつけをしていた。それを見たE.B.は自分の夢を応援してくれたフレッドの恩に報いるためにも、イースターラビットになる夢を応援することを決める。フレッドはE.B.に特訓されながら体を鍛えた。その頃、カルロスもイースターラビットになるため、フレッドと同じように体を鍛えていた。
E.B.は自宅までピンク・ベレーが迫って来ていることに気づき、自分が死んだように見せるため、七面鳥に服を着せて鍋の中に入れて火を点けた。その隙に、ホフの顔がプリントされた車に乗った。何も知らないフレッドはE.B.を殺した犯人としてピンク・ベレーに襲われ、イースター島に連れて行かれる。フレッドは七面鳥であることを伝えるが、誰も話を聞いてくれなかった。しかも、混乱に乗じてカルロスがウサギを閉じ込め、クーデターを起こす。
E.B.は生放送に出演するために準備を行うが、フレッドを置いて行ったことが気になっていた。ホフに相談すると、助けに戻ることを勧められる。E.B.が家に戻ると、ピンク・ベレーが使う吹き矢が落ちていた。
E.B.はキャンディ工場に向かうが、カルロスとその仲間のヒヨコ達の手によって捕まってしまう。カルロスはE.B.の父から奪った魔法の杖を使い、お菓子の代わりにヒヨコの好物である干し草やミミズを籠に入れて、子供達の元に配りに行こうとした。だが、拘束を解いたE.Bに邪魔をされ、魔法の杖を奪われてしまう。E.B.は魔法の杖を取り返すと、父と仲直りした。そして、ドラマーとイースターラビットの仕事を両立すると告げた。その代わり父に1つだけお願い事をし、その内容を耳打ちした。話しを聞いたE.B.の父は、フレッドとE.B.を“共同ラビット”に任命した。
フレッドはお菓子を配っていることを家族に伝えていたが、誰も信じてくれなかった。しかし、空飛ぶ乗り物とウサギを見て、フレッドの家族は驚愕する。父はフレッドに、抱きしめて怒ったことを謝罪した。フレッドは家族に見送られながら、E.Bと旅立って行った。
映画『イースターラビットのキャンディ工場』の感想・評価・レビュー
イースターラビットが存在するファンシーな世界観と、再就職に悩んでいる青年というリアルさのギャップが良かった。E.B.もイースターラビットの仕事に苦悩しており、感情移入がしやすかった。フレッドやE.B.だけでなく両親達も含め、誰も不幸にならない終わり方なのが良かった。ウサギ達だけでなくヒヨコ達も動きが可愛くて、とても癒された。大人が見ても子供が見ても楽しめる作品だと思うので、親子で鑑賞するのもおすすめ。(女性 30代)
日本ではあまり浸透していない「イースター」という行事。やっと「ハロウィン」の文化が認知されてきた日本ではなかなか難しいかもしれません。イースターというのはキリストの復活を祝うお祭りで、キリスト教で最も重要な祭りとされています。
そんなイースターのモチーフが卵とうさぎ。この作品の主人公はイースター島でキャンディを作るうさぎの王子です。とにかく可愛い。他のキャラクターもみんな愛らしいのですが、全体的なCGと実写の融合がすごくいいバランスで大人もしっかり楽しめました。(女性 30代)
みんなの感想・レビュー