映画『恋する・ヴァンパイア』の概要:ヴァンパイアとして生まれた美しい少女。人間と共存するように育てられた彼女は、人間に恋をしてしまう。叶わぬ恋に悩む少女。そして、両親を殺したヴァンパイアが突然彼女に襲いかかる。
映画『恋する・ヴァンパイア』の作品情報
上映時間:102分
ジャンル:コメディ、ラブストーリー
監督:鈴木舞
キャスト:桐谷美玲、戸塚祥太、田辺誠一、大塚寧々 etc
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映画『恋する・ヴァンパイア』の登場人物(キャスト)
- キイラ(桐谷美玲)
- 台湾で生まれたヴァンパイア。両親を殺され、日本に引っ越す。人間と共存するように育てられる。幼い頃に一目惚れした晢と、日本で再会する。
- 晢(戸塚)
- ミュージシャンを目指していた青年。いかがわしいクリームを営業販売している。幼い頃に台湾に住んでいて、そこでキイラに出会う。両親をヴァンパイアに殺され、日本に引っ越してきた。
- 宗二郎(柄本明)
- キイラの祖父。ワープを得意技にしている。人間との共存を第一に考え、歳をとらない薬を開発する。パン屋を開業し、家族で経営する。
- みき(モン・ガンルー)
- 台湾からの留学生で、漫画家志望。失恋して自殺しようとしていたところを、キイラに救われる。誘われて、そのままパン屋で働き始める。ヴァンパイア好きの女の子。マイクと結婚し、ヴァンパイアになる。
- 力彦(田辺誠一)
- まりあの夫。プロ野球選手を目指していた元人間だが、まりあと結婚してヴァンパイアになる。優しくて、気の弱い男。
- まりあ(大塚寧々)
- キイラの叔母。人間である力彦と結婚し、家族でパン屋を営んでいる。力彦のことが大好きで、嫉妬深い。
- マイク(チェ・ジニョク)
- デリックから遣わされたヴァンパイア。キイラを狙うが、デリックが死んだ後みきと結婚する。
- デレック(イーキン・チェン)
- キイラの両親を殺したヴァンパイア。人間との共存を望んだ恋人を宗二郎に奪われ、キイラの家族を狙う。傲慢なヴァンパイア。
映画『恋する・ヴァンパイア』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『恋する・ヴァンパイア』のあらすじ【起】
台湾で、キイラという美しい女の子が生まれた。父は台湾のヴァンパイアで、母は日本のヴァンパイアである。
永遠に歳をとらないヴァンパイアだが、キイラの祖父である宗二郎が歳をとる薬を開発する。キイラの家族は、人間の血を吸って生きていくことを止め、人間と同じようにして生きていくことを決める。キイラの両親は、キイラが血を吸いたいという欲求がなくなるまで家から外に出さないように躾をする。
少女になったキイラは、ウサギを追いかけて出た塀の外で、晢という少年と出会う。晢に一目惚れしたキイラ。叶わぬ恋だと分かりながらも、お互い日本語を話せることもあってすぐに二人は仲良しになる。
将来ミュージシャンになりたいという晢が、キイラの前で演奏をする。演奏後、晢はギターのピックをキイラにプレゼントし、キイラは髪留めを晢にプレゼントする。すると突然、大量のコウモリ達が二人を襲う。キイラは急いでその場から逃げ出す。家に戻ろうとするキイラ。しかし、両親はすでにヴァンパイア・デレックに殺されてしまっていた。
映画『恋する・ヴァンパイア』のあらすじ【承】
宗二郎に連れられて、キイラは横浜の叔母のまりあの家に引き取られる。七年後、キイラはパン職人を目指す女の子に成長していた。
宗二郎が始めたパン屋「バン・パンヤ」で働くキイラ。まりあとその旦那の力彦も一緒にそこで働いている。力彦は元人間で、現在はヴァンパイアになっている。
ある日、キイラは自殺しようとしていたみきという女性を助ける。台湾からの留学生で、漫画家志望のみきは、失恋して飛び降り自殺をしようとしていたのだ。
キイラの誘いで、パン屋で働き始めるみき。そこでみきは、キイラがヴァンパイアであること知ってしまう。キイラは、もし他の人に話したらみきの記憶を消さなければならないと伝える。しかし、ヴァンパイア好きのみきはそれを聞いて大喜びする。
ある日、晢がキイラの店を訪れる。晢はいかがわしいクリームの営業販売をしていたのだ。キイラは晢に気づき、自分が立案したパンの歌コンテストに参加して欲しいと伝える。鉄は、キイラに気づかないでいる。
映画『恋する・ヴァンパイア』のあらすじ【転】
パンの歌コンテストの日、晢は姿を見せないでいた。しかし、コンテストの終わり際で晢を見つけたキイラは、晢を無理矢理ステージに上げる。歌を辞めてしまった晢は戸惑うが、コンテストの主催者でもあるナツの手助けによって見事な演奏をする。演奏後、晢はキイラのことに気づく。
キイラと晢は、お互いにプレゼントを持ち続けていた。二人はすぐに仲良くなり、デートをする。しかし、人間とヴァンパイアという叶わぬ恋に、キイラは悩み始める。
キイラが晢の自宅を訪れる。そこでキイラは、晢の両親がヴァンパイアに殺されてしまったことを知る。それ以来、ギターを弾けなくなってしまったのだ。
ある日、みきがキイラの肖像画を描いていると、マイクという韓国人が現れる。みきはすぐに一目惚れする。翌日、パン屋に訪れたマイク。彼は大手企業の御曹司で、みきの描いたキイラに一目惚れしたと言い出す。みきはショックでその場を立ち去り、姿を消してしまう。
あるデートの帰り、晢はキイラの目が光るのを見てしまう。今までの行動を思い出し、キイラがヴァンパイアなのではないかと確信する。そして、それをキイラに打ち明ける。
映画『恋する・ヴァンパイア』の結末・ラスト(ネタバレ)
キイラは自分がヴァンパイアであることに悩み始める。そこへマイクが近づく。実はマイクは、デレックが遣わしたヴァンパイアだったのだ。
みきがキイラのもとに帰ってくる。しかし、キイラはデレックに拉致されてしまう。
キイラへの思いを再確認した晢は、パン屋へと向かう。そこには宗二郎とまりあと力彦がいる。彼らは晢に、一緒に戦おうと伝える。
目を覚ましたキイラの前に、デレックが姿を現す。人間との共存を望んだ恋人を宗二郎に奪われ、キイラの家族を襲ったデリック。彼は、恋人と瓜二つのキイラと結婚の結婚を望んでいたのだ。
宗二郎達がキイラのもとに助けに現れる。晢がデリックに挑むが、倒されてしまう。しかし、隙をついてキイラがデリックを倒す。
みきがマイクと結婚をする。晢も、ヴァンパイアになる覚悟を決める。しかし、キイラは晢の記憶を消してしまう。
その後、晢は売れっ子ミュージシャンになる。彼が赤レンガ倉庫でライブをしていることを知ったまりあは、気を使ってキイラを会場へと向かわせる。
晢は、いつも夢に出てくるある女性に捧げる歌だと言って演奏を始める。それを聞いたキイラは、胸が苦しくなり会場を出ていってしまう。その後を追いかける晢。彼はキイラを捕まえ、愛の告白をする。その後、二人はめでたく結婚することになるのだった。
映画『恋する・ヴァンパイア』の感想・評価・レビュー
桐谷美玲さんが演じたキイラが可愛い女の子で、ヴァンパイアがポップに描かれている作品だと思う。種族の違う二人が恋に落ちる。まさに王道的なストーリーではあるが、それが逆に安心して楽しめる要素でもある。ラストももちろんハッピーエンドで終わっている。そこが良い。大塚寧々さんと田辺誠一さんが実際に夫婦だということもあり、まりあと力彦の佇まいが素敵だった。全体的に可愛らしい作品で、女の子が楽しめる映画。(女性 30代)
人間とは恋ができないヴァンパイアに生まれたキイラ。長い間会うことのなかった幼馴染みで、初恋の相手だった哲が現れ、恋心が募っていく。自分が人間でないことへの葛藤と、膨らむ想いが交差していく。恋に悩むキイラの姿がとても愛おしくなる。障害があるからこそ頑張りたいと思えることもあるだろう。ヴァンパイアということとは裏腹に、彼女の純粋さに心を打たれるのではないだろうか。最後まで応援したくなる純粋な恋に、とても心が温かくなるはずだ。(女性 30代)
ヴァンパイア映画と言ってまず思い出すのは『トワイライト』ではないでしょうか?種族の違うもの同士の恋愛を描いた作品ですが、アクション要素もあり非常に好きな作品です。
今作で描かれてきたのも人間とヴァンパイアの恋でしたが、邦画ということもあり、全く迫力が無くヴァンパイアにする必要があったのか?と疑問を抱いてしまいました。
ストーリーはありがちでテンポもそれほど良くないので、見ていて少し飽きてしまいました。(女性 30代)
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