映画『ブラックライダー』の概要:FBIから仕事を依頼された男。しかし、目的のカセットテープを隠したブラック・ムーンという最先端の車が盗まれてしまう。巨大組織であるその自動車泥棒相手に、男は戦いを挑む。
映画『ブラックライダー』の作品情報
上映時間:99分
ジャンル:アクション、サスペンス
監督:ハーレイ・コークリス
キャスト:トミー・リー・ジョーンズ、リンダ・ハミルトン、ロバート・ヴォーン、ババ・スミス etc
映画『ブラックライダー』の登場人物(キャスト)
- クイント(トミー・リー・ジョーンズ)
- フリーランサーで、FBIからの仕事依頼を受ける。目的のカセットテープを取り戻すため、盗まれた先のライランドビルへと侵入する。途中、ニーナと恋に落ちる。
- ニーナ(リンダ・ハミルトン)
- ライランドのもとで車の盗みを働く女。盗人だったのをライランドに拾われた過去がある。クイントに出会い、恋に落ちる。ライランドにおもちゃにされるのを嫌い始め、反抗する。
- ライランド(ロバート・ヴォーン)
- ライランドビルの持ち主で、部下達に車を盗ませている。ビルに運ばれた車は改造され、コレクションにしている。大金持ちで、様々な人脈を持つ悪人。容赦なく人を殺す。ニーナには特別な思いを抱いている。
- アール(リチャード・ジャッケル)
- もとNASAの研究員。ブラック・ムーンという最先端の車を開発する。盗まれたブラック・ムーンを取り戻すため、クイントに協力する。
- ビリー(ダン・ショア)
- ブラック・ムーンのテストドライバー。アールと共にクイントに協力する。少し間抜けな所はあるが、ドライブの腕前には自信を持っている。
- ジョン(キーナン・ウィン)
- 設計士。クイントの知り合い。ライランドビルの基礎工事を手伝ったことがある。リンガー一味に殺されてしまう。
- リンガー(リー・ヴィング)
- 警備隊のリーダーで、クイントのライバル。クイントを執拗に追い続ける。死闘の末、クイントに敗れてしまう。
映画『ブラックライダー』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ブラックライダー』のあらすじ【起】
コンビニでコーヒーを買ったクイントの前に、銃を持った若者が現れる。しかし、警察がすぐにきて若者はすぐに立ち去る。クイントは、一連の出来事に全く動じた様子を見せない。
クイントが、ラスベガスにあるラッキー・ダラー社に侵入する。脱税容疑で調べられていたラッキー・ラダー社の証拠を見つけ出すため、FBIはフリーランスのクイントを送ったのだ。
証拠のカセットテープを盗み出したクイントだったが、警報機が鳴ってしまう。警備の人間が追ってくるが、間一髪クイントは車に乗って逃げ出すことに成功する。
ネヴァダの砂漠地帯で、科学者のアールが新車のブラック・ムーンのテストをしている。物凄い速さで走り、パソコンで制御されているブラック・ムーンのテストは成功に終わる。
ブラック・ムーンを後ろに積んだ車で、アール達がガソリンスタンドに入る。そこでは、後部の窓ガラスを割られてしまったクイントが立ち往生していた。アール達は、ロサンゼルスにある高級レストラン「ベッツィ」でブラック・ムーンのお披露目会があるのだと話す。
映画『ブラックライダー』のあらすじ【承】
クイントは、持っていたカセットテープをブラック・ムーンの後部に隠す。アール達は、何も知らないままロサンゼルスに向けて出発する。そこへ、チーフのリンガーを含めた警備の人間達がクイントを追ってくる。クイントは、そこでもどうにか逃げ出すことに成功する。
FBIの男が、クイントにカセットテープを渡せと迫る。クイントは多額の報酬を要求し、彼にカセットを渡すことにする。
カセットテープを取りに「ベッツィ」へと向かったクイントだが、そこで車上荒らしの集団と出くわす。駐車場に停まっていた車はほとんど盗まれ、ブラック・ムーンはニーナという女が乗っていってしまう。クイントは、ニーナを追いかけ始める。
ニーナがライランドビルという建物に入ったのを確認したクイントは、その建物を確認して「ベッツィ」に戻る。
どうしてもカセットを取り戻さなくてはならないクイントは、アールとテストドライバーのビリーに協力を持ちかける。しかし、彼らはそれを断る。
映画『ブラックライダー』のあらすじ【転】
ニーナの入っていった建物は、ライランドという男の所有する建物だった。そこは要塞のようになっていて、中はさながら迷路のようになっている。そして、ここに集められた車たちは、ライランドの指示によって改造されていた。
クイントは、知り合いの設計士でライランドビルの建設にも関わったジョンのもとへと向かう。ジョンは、ビルは毎週のように新しく更新されていると話す。
クイントは、ビルから出てきたニーナの後をつける。ついた先の酒場で、クイントがニーナに話かける。ライランドへの不満もあってか、クイントに気を許したニーナ。二人はその夜、ニーナの家で関係を持つ。
ライランドビルに侵入しようとして、仲間を殺されてしまったアールとビリー。彼らはクイントに協力することを決める。
クイントがジョンのもとへと向かうと、そこでジョンが死んでいた。そこにはリンガー一味がいて、クイントに襲いかかる。彼らは死闘を繰り広げ、クイントはボロボロになりながらどうにかその場を切り抜ける。
映画『ブラックライダー』の結末・ラスト(ネタバレ)
ジョンの家から設計図を運んできたクイントは、アール達と作戦を確認する。その頃、ニーナはライランドに呼び出されていた。ライランドはクイントがビルを探る様子の映像を見せたあと、ニーナの家で二人が抱き合う映像を流す。怒ったニーナを、ライランドは監禁する。
アールとビリーは地下道から、クイントは隣のビルの屋上からロープを放ち、命からがらライアンドビルへと侵入する。
クイントは、途中でニーナの声を聞く。声を頼りに近づくと、そこには監禁されているニーナの姿があった。クイントはニーナを部屋から出し、二人でブラック・ムーンのもとへと向かう。
ブラック・ムーンに辿り着き、クイントとニーナは車に乗り込む。アール達が出口を爆破させるが、頑丈な鉄格子によって脱出を阻まれる。そして、ライランドの狙い通りに彼の部屋まで誘導されてしまう。
ライランドを前にしたクイントとニーナは、思いっきりライランドに突っ込む。彼を轢いいたあと、車は窓を突き破って隣のビルへと脱出することに成功する。
隣のビルに不時着したクイントとニーナの前に、リンガーが姿を見せる。クイントはリンガーと死闘を繰り広げ、見事に勝利する。
死闘を終えたクイントは、そこで待っていたFBIの男にカセットテープを渡し、報酬を得たあとニーナと共にその場を去る。ニーナの部屋に戻ったクイントは、彼女に優しく抱かれるのだった。
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