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映画『ハートブレイカー(2010)』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『ハートブレイカー(2010)』の概要:別れさせ屋として失敗したことのない主人公。とある依頼を受けるが、そのターゲットは身持ちが固く手強い相手だった。タイムリミットが迫る中、主人公はターゲットと過ごし彼女へと惹かれるようになる。仲間同士の掛け合いが面白く、テンポの良い爽やかな作品。

映画『ハートブレイカー』の作品情報

ハートブレイカー(2010)

製作年:2010年
上映時間:105分
ジャンル:コメディ、ラブストーリー
監督:パスカル・ショメイユ
キャスト:ヴァネッサ・パラディ、ロマン・デュリス、アンドリュー・リンカーン、ジュリー・フェリエ etc

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映画『ハートブレイカー』の登場人物(キャスト)

ジュリエッタ(ヴァネッサ・パラディ)
花売り商の娘で父親とは折り合いが悪い。博士号を持つ秀才。明るい赤毛の美人。気が強い面もあるが、母親を亡くしたことにより自分の本心を隠して生きている。不正が嫌い。アレックスに惹かれるようになる。
アレックス(ロマン・デュリス)
姉夫婦と別れさせ屋をしている男性。百発百中の仕事ぶりで素晴らしい演技力を持つ。何事も器用だが、思い通りにいかない身持ちの固いジュリエッタに恋をする。
メラニー(ジュリー・フェリエ)
アレックスの仲間で姉。依頼の窓口も担当。弟同様に大変器用で、様々な役柄をこなして弟をフォローする。夫マルクとは親友のような関係でもある。
マルク(フランソワ・ダミアン)
メラニーの夫でアレックスの仲間。情報収集担当。ハッカーとしての腕は良いが、演技はからっきし。メラニーと練習中だが、才能はあまりない。少し間抜けな性格でムードメーカー。

映画『ハートブレイカー』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ハートブレイカー(2010)』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ハートブレイカー』のあらすじ【起】

カップルを壊すプロであるアレックスは、姉メラリーと夫であるマルクの3人で仕事をしている。成功率はほぼ100%。一応、契約上では失敗したら全額返済を約束しているが、今まで一度も失敗したことがない。メラリーとマルクがお膳立てをし、メインは口先と容姿に優れているアレックスが担当していた。

砂漠の国で1組のカップル破壊に成功した一行は、帰国後に新たな依頼を受ける。それは花売り商を営む富豪の娘、ジュリエッタの結婚を10日以内に壊すことだった。
3人は早速、調査を開始。ジュリエッタは3年前に出会った男性と付き合っており、1年前から同棲している。しかも、その関係は未だに冷めず、熱烈に愛し合っているらしい。
その上、男性はホームレスに食べ物を分け与えるほど、心優しい性根を持っていた。

ジュリエッタは傲慢な父親との折り合いが悪く、毛嫌いしている。今回の依頼も父親からのものだが、メラリーは今回の依頼がどこかきな臭いと感じているようだ。しかし、お膳立てには金がいる。別れさせ屋は状況を作り上げるための根回しに金が要るので、アレックス達は常に財政難の憂き目に遭っていた。故に、依頼を断ることもできず、やむを得ず受けることにする。

ジュリエッタがモナコで結婚準備をするというので、アレックス達もモナコへ。ボディーガードを装って彼女に近づいた。すでに調査で5日間を費やしている。残りの5日間で別れさせなければならない。

映画『ハートブレイカー』のあらすじ【承】

アレックスが父親から送られて来たボディーガードだと知ったジュリエッタは、彼を買収しようとしたり、肉体で篭絡しようと甘言を吐いたりしたが、アレックスが乗って来ないと分かると今度は完全に無視する作戦に移行。嫌われるということは、意識されているということである。姉夫婦は良い兆候だと笑った。

翌日、護衛を嫌がるジュリエッタが街に姿を消す。マルクが街中の監視カメラをハックして彼女を見つけるも、逃げられてしまった。
その翌日、アレックスは護衛が嫌なら違約金を払えとジュリエッタに請求。彼女はすぐに小切手を出した。その後、車で出かけたジュリエッタだったが、強盗に襲われ車を奪われてしまう。その窮地を救ったのがアレックスだった。このことがきっかけとなり、ジュリエッタはアレックスを信用するようになる。これが、彼らの手の内とは知らずに。

マルクが情報収集をし、メラニーが各所に潜んで細々としたフォローをする役を担っている。素晴らしいチームワークを発揮する彼らは、ジュリエッタの周囲を完全に包囲。徐々にアレックスへと気持ちを傾けさせていく。

だが、ジュリエッタは実に手ごわい相手だった。アレックスの泣きは百発百中の策であったが、彼女にはそれが効かない。身持ちが固いのである。
アレックスは今まで、簡単に靡く女性ばかりを相手にしてきた。だが、ジュリエッタは簡単ではない。彼は徐々に彼女へと心を寄せるようになる。

映画『ハートブレイカー』のあらすじ【転】

互いに心を寄せつつある大事な時だった。ジュリエッタの友人がアレックスに狙いを定め、彼の部屋へ押しかけて来る。こういうのはタイミングが一番大事なのだが、友人のせいで大事な瞬間を逃してしまう。友人を追い払った後、ジュリエッタの部屋を訪ねたアレックスだったが、部屋にはすでに婚約者が到着していた。

翌日、ジュリエッタは婚約者に連れられてラスベガスへ向かうことになった。期日まで2日の猶予があったはずだが、向こうで式を挙げると言うのだ。全く知らない話である。
アレックスは空港で必死に阻止しようとしたが、その甲斐もなく自家用ジェットは出発してしまう。悔しい思いで飛び立った飛行機を見送っていると、なぜかとんぼ帰りして来る。

モナコのホテルに婚約者の両親が来てしまったため、会いに行くことになったようだった。
アレックスは姉夫婦を叱咤。情報戦で後れを取っていると言う。現場で慌てるのは、アレックスだからだ。ジュリエッタはきっと、本心を隠していると確信したアレックスは、彼女が本心を口にできるような策を考えるのだった。

結婚式前日の夜、ジュリエッタは婚約者と濃密な夜を過ごすも、どこか浮かない様子である。
そこで、アレックスは1人で最後の勝負に出ることにした。
夜中のデートでイルカを見た後、アレックスの知り合いの店で腹ごしらえ。その後は2人でダンスをした。

別れ際、ジュリエッタから父親と絶縁に至るまでの話を聞く。アレックスはその話を聞き、彼女への恋心を自覚。そして、ここぞというタイミングで彼女にキスをしなかった。
いや、できなかったのだ。彼は1人で思い悩む。朝日が昇り始めた頃、再びジュリエッタと会ったアレックス。互いに恋をしていると分かっていたが、彼女に別れを告げることにした。

映画『ハートブレイカー』の結末・ラスト(ネタバレ)

依頼主からタイムアップの知らせが入る。今回の任務は、アレックス初の失敗で終わった。ジュリエッタは予定通り結婚するのだろう。姉夫婦の部屋へ向かったアレックスだったが、部屋には借金取りがおり、軽い乱闘が起こる。どうにか倒し急いで撤収。

だが、3人はエレベーターでジュリエッタ親子と遭遇してしまう。そこでマルクが彼女に関する資料を床にぶちまけてしまい、彼らが何者なのかがジュリエッタに知られる。誰も何も言わなかったが、アレックスはただ彼女を見つめていた。

式場へ向かう車中で父親が娘に問う。本当にあの男と結婚するのかと。娘はとても優秀で仕事もできる。それに相手の男にも申し分はない。だが、結婚した先には何もない平凡な人生しか待っていない。父親は娘のことを心から思い、別れさせようとしていたのだった。

同じ頃、空港にいたアレックス一行。メラニーは弟がジュリエッタに恋していることを知っていた。彼女はジュリエッタを諦め、傷心を癒すために帰国したら目一杯遊べばいいと言う。そして、苦しいと逃げるクセをどうにかしろと。アレックスはその言動に激怒。自分は決して逃げないと怒鳴り、踵を返すのだった。

バージンロードを歩く親子。父親はアレックスに報酬を払おうとしたが、彼はそれを拒んだと言う。そして、最後の極めつけに、式場の出口に逃走用の車を用意していると小声で告げる。念のためと言うが、ジュリエッタは笑顔を見せて踵を返した。

ジュリエッタとアレックスは共に走って道路で出会い、そして熱烈なキスをするのだった。

映画『ハートブレイカー』の感想・評価・レビュー

別れさせ屋のプロであるアレックスだったが、ジュリエッタとの出会いがきっかけで、恋に落ちてしまうシーンが印象的であった。一緒に仕事をしている姉のメラニーと、夫のマルクとの掛け合いのテンポや言葉が早く、内容も面白いため、釘付けになっていた。様々な手を使って仕事としてジュリエッタを落としていくが、婚約者の優しさやジュリエッタの気持ちの強さに、手こずってしまったり、アレックス自身が気持ちの変化に気付き始めたことなど、見所がたくさんあり、楽しめる映画であった。(女性 20代)


とにかく、終始アレックス役のロマン・デュリスの格好良さに心を奪われた。
ロケーションがアメリカだからかフランス映画っぽさがなく、そこがまたセレブリティ溢れていて良い。
別れさせ屋のアレックスに課せられたのは、結婚寸前のカップルの結婚をたったの10日間で別れさせるというミッション。
予告映像でほとんどネタバレしてしまっているほどに、誰でも展開が読める王道のストーリーだが、わかっていても存分に笑って楽しめるロマンティック・ラブコメディーだ。(女性 20代)


恋多きフランスならではのラブストーリーだと思う。傲慢な父親のことを毛嫌いするヒロインが本心を隠しながら、父親とは正反対の恋人と結婚するというのは、ある意味当てつけのようだ。主人公はそんな彼女を自分に恋するよう仕向けていくのだが、次第にヒロインの本心に気付き始め、無意識に惹かれていく。その様子がとても自然に描かれている。また、主人公の姉夫婦のやり取りが実に面白く、作品を軽やかにしている。この陽気さもフランスっぽくて良かった。想像よりも素敵で面白い作品だった。(女性 40代)

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