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映画『釣りバカ日誌15 ハマちゃんに明日はない!?』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『釣りバカ日誌15 ハマちゃんに明日はない!?』の概要:鈴木建設は人事制度改革を行うことになり、経営コンサルタントの早川薫に仕事を頼むことにした。だが、鈴木建設の社長である鈴木一之助は、コンサルタントによって社員がリストラされるのではないかと不安を感じていた。

映画『釣りバカ日誌15 ハマちゃんに明日はない!?』の作品情報

釣りバカ日誌15 ハマちゃんに明日はない!?

製作年:2004年
上映時間:107分
ジャンル:コメディ、ヒューマンドラマ
監督:朝原雄三
キャスト:西田敏行、三國連太郎、浅田美代子、江角マキコ etc

映画『釣りバカ日誌15 ハマちゃんに明日はない!?』の登場人物(キャスト)

浜崎伝助(西田敏行)
鈴木建設・営業三課に所属する営業マン。通称、浜ちゃん。妻のみち子との間に、鯉太郎という名の息子がいる。家族と同じぐらい、釣りを愛している。
鈴木一之助(三國連太郎)
鈴木建設・社長。通称、スーさん。昔気質の人間。社員や仲間をとても大切にしており、リストラをして会社の利益を上げるようなやり方には反対している。
早川薫(江角マキコ)
経営コンサルタント。利益ばかりで働いている人のことを気に掛けない現在の仕事に嫌気がさしている。仕事を頑張っていたせいで婚期を逃し、結婚できていないことに引け目を感じている。
福本哲夫(筧利夫)
秋田県水産振興センター資源増殖部研究員。薫の高校の同級生。高校生の頃から薫に片思いしている。魚のことが大好き。

映画『釣りバカ日誌15 ハマちゃんに明日はない!?』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『釣りバカ日誌15 ハマちゃんに明日はない!?』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『釣りバカ日誌15 ハマちゃんに明日はない!?』のあらすじ【起】

早朝、浜崎伝助(通称浜ちゃん)は友人の鈴木一之助(スーさん)と共に釣りをするため家をこっそり出ようとしたのだが、妻のみち子にバレてしまう。実は今日、息子の鯉太郎の参観日に出席する予定だったのだ。浜ちゃんはスーさんが寂しがっていたので仕方がなかったのだと、スーさんに責任を擦りつけようとした。みち子は浜ちゃんを引き留めるのを諦め、送り出すことにした。その代わり、学校に遅れないことを約束させた。

浜ちゃんはスーさんと釣りを楽しんだ後、鯉太郎のいる学校へと急いだ。学校では生物についての授業が行われていた。先生は子供を産んで育てるのは哺乳類だけだと説明していたのだが、ある1人の子供が、クラスで飼っているグッピーが赤ちゃんを産むところを見たと言い出した。先生がそのことについて説明できず困っていたため、浜ちゃんはグッピー以外にも卵ではなく赤ちゃんを産む魚もいるのだと教えてあげた。浜ちゃんがあまりにも詳しく話すため、先生は教壇に立つことを勧めた。浜ちゃんが魚のことを子供達に教えてあげていると、先生からどの子供の父親か質問される。浜ちゃんは鯉太郎の名前を元気に告げた。だが、その瞬間先生の顔が固まってしまう。鯉太郎がいるクラスは別のクラスだった。浜ちゃんが気づいたときには既に遅く、授業終了のチャイムが鳴り響いた。

みち子は浜ちゃんに対してご立腹だった。「自分の子供のクラスを間違えた馬鹿親父」として学校中で噂になり、鯉太郎が恥ずかしい思いをしたのだ。みち子は浜ちゃんに釣りを1か月謹慎するか、自分と寝ることを1か月止めるか選ばせた。浜ちゃんはどちらも選ぶことができず、口籠った。みち子はすぐに釣りを1か月謹慎することを選ばなかった浜ちゃんに腹を立てた。

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映画『釣りバカ日誌15 ハマちゃんに明日はない!?』のあらすじ【承】

鈴木建設は人事制度改革を行おうとしており、経営コンサルタントの早川薫を雇い入れた。上司が同じ大学の出身者を特別可愛がったり、ゴルフや釣りなど同じ趣味の人をえこひいきするような家族的付き合いの会社運営を止め、オープンでフェアな評価の元会社を運営していこうという改革だった。役員達はこの改革案に賛成だったが、鈴木建設の社長であるスーさんは自分の考えが古いと言われているようで気に食わず、役員会議を飛び出していった。実は、経営コンサルタントの手によって、社員達が安易にリストラされるのではないかと危惧しているのだ。

鈴木建設の営業三課に勤める浜ちゃんは新しく赴任してきた舟木課長を丸め込み、リフレッシュ休暇を利用して秋田に釣り旅行に行くことにした。前の課長だった佐々木はそのことを知り浜ちゃんを叱るが、書類に既に舟木の判が押されていたため、どうすることもできなかった。佐々木は舟木に、浜ちゃんに甘い顔をしないようアドバイスした。

浜ちゃんが秋田に向かうため電車に乗っていると、みち子から電話が掛かってきた。電話を取って話していると、隣の席に座っていた乗客(早川)から煩いと怒られてしまう。浜ちゃんは電話をするためにデッキに行くが、席に戻るのが怖くてそのまま座り込んで眠ってしまう。デッキに来た早川は浜ちゃんに気づき、このままでは風邪を引いてしまうと思い起こしてあげた。それから、早川と浜ちゃんは仲良くなり、秋田まで楽しい時間を過ごした。

映画『釣りバカ日誌15 ハマちゃんに明日はない!?』のあらすじ【転】

早川は高校の同級生だった友人に会うため、浜ちゃんは釣りをするため、駅で別れた。浜ちゃんは予約していた釣り船の元に向かうが、船頭は何かを話すと、浜ちゃんを乗せないまま船を動かしてどこかに行ってしまう。訛りのせいで、何を言っていたのか浜ちゃんには分からなかった。浜ちゃんは近くに座っていた青年(福本哲夫)に、船頭が「ちょっと待っていて」と言っていたことを教えてもらう。哲夫が魚の絵が描かれた本を読んでいたため見せてもらおうとするが、哲夫は無言で嫌がった。浜ちゃんは無理矢理本を取り上げて読むが、英語で書かれていたため、理解できなかった。浜ちゃんは謝罪しながら哲夫に本を返した。

浜ちゃんが鯛を釣り上げると、近くで釣りをしていた哲夫が網を持って来て、捕まえるのを手伝った。浜ちゃんは哲夫に感謝するが、哲夫は浜ちゃんの言葉など耳に入っていない様子で、熱心に鯛を計測したり、写真に収めたりした。余りにも哲夫がしつこかったため、浜ちゃんは大きい声で呼びかけた。すると、哲夫は謝罪しながら浜ちゃんに名刺を渡した。
そこには、秋田県水産振興センター資源増殖部研究員と書かれていた。浜ちゃんが釣った鯛は哲夫がセンターで育てた鯛だったので、熱心に観察をしていたのだ。

哲夫の元に、高校の同級生だった友人から電話が掛かってくる。早川薫も来ているので会いに来ないかと言われるが、哲夫は仕事でいけないと嘘を吐き電話を切った。同級生達は哲夫が早川に片思いしていたことを知っていたため来ると予想していたので、来ないと聞いて残念がった。

哲夫は魚の様子が気になり、休日を返上して仕事場であるセンターに行って魚の様子を観察した。すると、そこに早川が訪ねてくる。哲夫はとても驚くが、早川にセンターの中を案内してあげた。早川は自分のことを“負け犬”だと称し、好きなことを仕事にしている哲夫を羨ましがった。早川は仕事にかまけて、婚期を逃したことを悩んでいた。しかもそれだけではなく、仕事についても悩んでいた。会社の業績を上げることばかり気に掛けて、そこで働く人のことを蔑ろにしているように感じたのだ。哲夫は昔と同じで真面目だと褒めるが、早川から褒めているのか貶しているのか分からないと言われてしまう。

映画『釣りバカ日誌15 ハマちゃんに明日はない!?』の結末・ラスト(ネタバレ)

早川が哲夫に付き添って、哲夫が仲良くなった東京から来た男性を迎えに行くと、そこにいたのは浜ちゃんだった。浜ちゃんは偶然の出会いに驚きながら再会を喜び、早川を夕食に誘った。浜ちゃん達が哲夫の実家で食事をしているとき、早川が経営コンサルタントとして鈴木建設を担当していることを、浜ちゃんが鈴木建設の社員であることを知る。浜ちゃんは鈴木建設の経営が危ないのではないかと危惧するが、それを早川は否定し、鈴木社長という長所があるから大丈夫だと話した。現在、鈴木建設が利益を出しているのは、鈴木社長がバブルの頃、過剰な不動産投資に手を出さなかったからだった。あの時代、建設業界で不動産投資に手を出さなかったのは、鈴木社長ただ1人と言っても過言ではなかった。

哲夫は相手の女性に気に入られ、結婚することが決まっていた。哲夫の母の信子は息子の結婚を喜んでおり、嬉しそうに浜ちゃん達に話した。だが、哲夫自身はちっとも嬉しそうではなく、表情は硬かった。早川も驚くが、哲夫の結婚を祝福した。

浜ちゃんがキャリアプランシートの書き直しを上司に命じられたため自宅で書き直していると、スーさんが訪ねて来た。スーさんは紙切れ1枚で社員を評価することはできないと、キャリアプランシートの記入に否定的だった。そして、キャリアプランシートを書くよう指示した経営コンサルタントのことを、人の会社を食い物にする性質の悪い連中だと罵った。浜ちゃんはそれを聞いて、早川が褒めていたことを教えた。スーさんはコロッと意見を変え、キャリアプランシートをきちんと書くよう浜ちゃんに指示して帰って行った。

早川の上司である合田は、鈴木建設に対して、リストラまがいの人事制度改革案を作製していた。早川は鈴木建設に必要な案だとは思えず合田に意見した。すると、自分達が報酬を受け取るために、目に見える形で利益を上げる必要があるのだと叱責される。その後、鈴木建設と行った会議でスーさんから意見を求められた早川は、今回提案したものは鈴木建設にとって必要なものではないと自分の意見を述べた。スーさんは会社に居づらくなってしまったのではないかと心配し、早川を会食に呼び出した。すると、早川からずっと前から辞職を考えていたことを打ち明けられる。

早川は実家に戻り、祖母と共に暮らすことを決める。哲夫の家に哲夫の結婚祝いを持って行くと、信子から血痕が破談になったと教えられる。早川に未練があったため、結婚することを止めたのだ。話を聞いた早川は、自分が哲夫の結婚相手で構わないか信子に尋ねた。信子はもちろんだと喜び、急いで哲夫に電話を掛けた。

浜ちゃん夫妻が早川と哲夫の仲人をすることになった。浜ちゃんは有給休暇を全て使い切っていたためスーさんに助けを乞うが、社長が公私混同する訳にはいかないと言って叱られてしまう。だが、スーさんは秋田への出張のお供に浜ちゃんを連れて行くことを決め、有給を取らなくても秋田に行けるようにしてあげた。

浜ちゃんが出張先から行方不明になってしまう。スーさんが必死に探していると、釣りをしている浜ちゃんを発見する。結納式のためにお祝いの鯛を釣っていたのだ。だが、時間がかかり過ぎたせいで、客達から酒を勧められた哲夫が酒を飲み過ぎて倒れてしまう。結納式は延期となり、浜ちゃん達は宴会を楽しむことになった。

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