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映画『ドラゴンロード』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ドラゴンロード』の概要:裕福な家庭で育ったロンは、父の目を盗み、勉強をサボっては友人のジムと遊びに出かけていた。そこで、偶然見かけた女性に、2人共一目惚れしてしまう。ジム達は何とかその女性に好きになってもらおうと、策を練った。

映画『ドラゴンロード』の作品情報

ドラゴンロード

製作年:1982年
上映時間:95分
ジャンル:アクション、コメディ、スポーツ
監督:ジャッキー・チェン
キャスト:ジャッキー・チェン、チャーリー・チャン、シドニー・チャン、ウォン・インシク etc

映画『ドラゴンロード』の登場人物(キャスト)

ロン(ジャッキー・チェン)
裕福な家の息子。父から勉学や武術を習うことを強要されるが、家庭教師や使用人の助けを借りてよくサボっている。要領が良い性格。スポーツ万能。
ジム(マース)
ロンの親友。父のウォンは外務官として働いている。ロンとはなんでも言い合える仲。ロンと同じ女性を好きになってしまい、度々喧嘩になる。
秀麗(シドニー・チャン)
村に暮らす美しい女性。ロンとジムに一目惚れをされる。困っている人を放っておけない、優しい性格。だが、自分の意見をはっきり言う、気の強い部分もある。
キム長官(ウォン・インシク)
盗賊団の長官。食事も儘ならないほど資金に困っていたため、宮廷から盗んだ国宝を海外に売ろうと画策する。
副長官(チャーリー・チャン)
盗賊団の副長官。国宝を海外に売るべきではないという考えを持っており、キム長官と対立する。

映画『ドラゴンロード』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ドラゴンロード』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ドラゴンロード』のあらすじ【起】

ロンは父の言いつけで勉強や武術を習っていたが、家庭教師や使用人の助けを借りながらサボっていた。友人のジムと家を出た先で、川で洗濯ものをしている美しい女性(秀麗)を見かける。ロンとジムはその秀麗に一目惚れをした。

盗賊団のキム長官が、暗闇の中、手下達に対して話をしていた。その盗賊団は宮廷から盗んだ国宝を守るため、飢えを耐え凌ぎ戦ってきた。だが、清朝が滅んだ今、キム長官はその宝物に国宝としての価値は無いと判断し、ウォン外務官のツテで売ることにした。1月後には国宝は海外に運び出され、報酬を貰うことになっていた。しかし、それに異を唱えたのは副長官だった。清朝が滅んだとしても漢民族は滅んでいないため、先祖が残した宝をむやみに売るべきではないと考えたのだ。キム長官と副長官の考えは平行線を辿った。

ロンとジムは秀麗を、町の中で偶然見かける。ロンは声を掛けに行こうとするが、ジムに邪魔をされ、偶々町に来ていた父親を呼び寄せられる。ロンが父の相手をしている間、ジムは抜け駆けをして秀麗に声を掛けようとした。ロンは遊びに来ていたことを父に怒られるが、知り合いに結婚相手を紹介してもらう予定だと言ってその場を上手く誤魔化し、ジムの邪魔をした。

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映画『ドラゴンロード』のあらすじ【承】

ロンは悪党に襲われている秀麗を助け出し、好意を持たせればいいとジムに提案した。ジムはその提案に食いつき、友人に頼んで秀麗を襲ってもらった。ジムは助けに向かうが、先にロンが現れ、秀麗を助け出してしまう。ジムはロンの行動に怒りを覚え、殴り掛かって取っ組み合いの喧嘩になった。さらにそこに、ロンの父が来てしまい、ロンとジムが親友であることをバラしてしまう。秀麗は嵌められたことに気づき、怒って帰ってしまう。ジムも自分を騙したロンに腹を立て、怒りながら去って行った。

ロンは父に怒られ、ジムの家に謝罪をしに行った。上手く謝罪の言葉を口にできないでいると、ジムからオルゴール付きの時計をプレゼントされる。ジムはそのままロンに鉄砲を見せ、一緒に遊んだ。だが、鉄砲が暴発して天井を壊してしまう。ジムは父に怒られること頭を抱えた。

副長官は盗賊団を逃げ出した。キム長官は宝物を奪い返しに来ることを心配し、副長官を捕まえるために手下達と後を追った。ロンとジムはキジ狩りをしに行って、偶然その場に居合わせてしまう。ロンとジムは訳が分からないまま殴られてしまうが、人違いと分かると、盗賊団達は去って行った。

ロンは金杯争奪戦というスポーツにチームのキャプテンとして、ジムはゴールキーパーとして出場した。村の中でも人気があるスポーツで、羽子板の羽のような物を蹴り合ってゴールの中に入れる遊びだった。両チームとも白熱した戦いを見せ、延長戦に持ち越しとなった。その後、ジムがブロックして弾いた球をロンがシュートし、見事ロンのチームが優勝した。

映画『ドラゴンロード』のあらすじ【転】

試合終了後、ロンは秀麗の姿を見かけ、ジムと共に追いかけた。この前の件を謝罪するが、秀麗はすごく怒っており、話をする前に家の中に引っ込んでしまう。ロンが落ち込んでいると、ジムや友人達からラブレターを書くことを勧められる。ロンは古臭いと馬鹿にしながらも、「愛している」と紙に書き、凧を使って秀麗の家まで送ることにした。しかし、早めに糸を切ったせいで、ラブレターがどこかに飛んで行ってしまう。

ロンは飛んで行った凧を追って、とある家に向かった。すると、そこでキジ狩りで出会った男性(副長官)と再会を果たす。そこは、盗賊団のアジトだった。盗賊団達は音を聞きつけ、槍を使って屋根を攻撃した。ロンは盗賊団に捕まってしまうが、すぐに解放される。その場にジムの父親であるウォン外務官がおり、息子の悪友だとキム長官に言ってくれたのだ。一方、副長官はその騒動に乗じて、こっそり国宝を盗み出すことに成功する。

ロンの父は秀麗との見合い話を進めていた。ロンは喜び、寺にいる秀麗に会いに行った。秀麗はおみくじを引きながら、ロンの性格を占っていた。大吉なら誠実な人で、大凶なら不誠実な人という具合だった。ロンも神に頼み大吉を出してくれと祈るが、秀麗が引いたのは大凶だった。秀麗がそれを見る前に、男達が喧嘩を始めた。ロンがその男達の方を見ると、キジ狩りで出会った男性(副長官)がボコボコに殴られていた。ロンは秀麗に良いところを見せたいがために、副長官を襲っている男達と戦った。友人達やその場にいた女性もロンに加勢しようとしたため、男達は副長官を始末することを諦めて帰って行った。

ロンは混乱に乗じて、秀麗のくじを大吉にすり替えていた。秀麗にそのくじを見せた後、家に行ってもいいか尋ねるが、素気無く断られてしまう。ロンは落ち込んだ。その後、ロンは友人達と共に、副長官をジムの家に運び込んだ。副長官は国宝を守るために、アジトから何点か盗んで隠したことをロン達に打ち明けた。だが、それをしゃべった後に気を失ってしまう。一方、キム長官は副長官がウォン外務官の家に運ばれたことを知り、ウォン外務官と副長官はグルではないかという疑惑を持つ。

映画『ドラゴンロード』の結末・ラスト(ネタバレ)

ロンが薬を取りに行って戻ると、ジムの様子が何だかおかしかった。実は盗賊団の仲間が隠れており、脅されていたのだ。ロンは訳が分からない振りをしながらジムと喧嘩をして部屋の外に飛び出すが、実は盗賊団の存在に気づいていた。ロンはこっそり窓から侵入すると、副長官を殺そうとしている男を殴りつけた。だが、その前に盗賊団で仲間割れが起こり、副長官を殺そうとした男の腕を掴んで止めていた。副長官を助けようとした男は、仲間内での同士討ちを嫌がっており、副長官のことをロン達に任せ、キム長官派の男を連れて部屋を出て行った。

副長官はロン達のことを巻き込むのが嫌で出て行こうとするが、そこにキム長官が立ち塞がった。ロンとジムは協力して戦うが、全く歯が立たなかった。助けを呼びに行こうとするが、キム長官は父親を捕らえたことを伝え呼び止めた。キム長官が紐を操作すると、窓から紐で吊るされたウォン外務官が現れる。キム長官は紐を手放し、ウォン外務官を2階から落とした。ジムは父が死んだと思い、キム長官に1人で立ち向かった。ロンがウォン外務官の様子を確認すると、生きていた。

ジムが倒されてしまったため、次はロンが戦った。しかし、2階から突き落とされてしまう。ジムが体を張ってロンを助けた。ロンはジムを連れて逃げようとするが、自分の代わりに父の敵を取ってくれと頼まれ、ロンはキム長官に向かっていった。激しい激闘の末、ロンはキム長官を倒した。その後、ウォン外務官は政府と共に、国宝の確認を行った。

ロンとジムは村の男子が対抗で行うスポーツに出場した。スタートの合図と共に大きい円柱型の置物を駆け上がり、そのてっぺんに置かれた玉を掴んでゴールまで運ぶゲームだった。試合の結果、ロンのチームが見事優勝を果たす。

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