映画『サラリーマン・バトル・ロワイアル』の概要:コロンビア・ボゴタにあるベルコ・インダストリーズ会社。社員達が出勤すると、いつもより厳重に警備員からチェックを受ける。その時、現地社員は帰宅させられた。皆が疑問を抱いていると、シャッターが閉まり80人の社員がビルに閉じ込められた。
映画『サラリーマン・バトル・ロワイアル』の作品情報
上映時間:88分
ジャンル:アクション、サスペンス、ホラー
監督:グレッグ・マクリーン
キャスト:ジョン・ギャラガー・Jr、トニー・ゴールドウィン、ジョン・C・マッギンレー、アドリア・アルホナ etc
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映画『サラリーマン・バトル・ロワイアル』の登場人物(キャスト)
- マイケル・ミルチ(ジョン・ギャラガー・Jr)
- 通称マイク。ベルコ・インダストリーズ会社のシステム部所属。正義感が強い人物。ビル内で殺戮が起きた後も、他人に手を差し伸べる優しい心を持っている。
- バリー・ノリス(トニー・ゴールドウィン)
- ベルコ・インダストリーズ会社・ボゴタ支社の責任者。妻子のことを誰よりも大切に思っている。ビル内に閉じ込められた後、武器を手に持って同僚を殺そうと画策する。
- リアンドラ・フローレス(アドリア・アルホナ)
- ベルコ・インダストリーズ会社の社員。マイクの恋人。離婚したばかり。ウェンデルのことを嫌っている。
- ウェンデル・デュークス(ジョン・C・マッギンレー)
- ベルコ・インダストリーズ会社の社員。リアンドラのことを気に入っている。リアンドラから嫌われているとは思っていない。ビル内に閉じ込められた後、躊躇なく殺人を犯す。
- ダニエル・ウィルキンズ(メロニー・ディアス)
- 通称ダニー。ベルコ・インダストリーズ会社の新入社員。初めて出社した日にビル内に閉じ込められ、殺戮に巻き込まれる。
映画『サラリーマン・バトル・ロワイアル』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『サラリーマン・バトル・ロワイアル』のあらすじ【起】
コロンビア・ボゴタ、ベルコ・インダストリーズ会社。社員達が会社に出勤すると、いつもより厳しく警備の者からチェックされる。中には、帰宅を命じられる社員もいた。バリーは疑問を抱きながらオフィスの中に足を踏み入れた。
ダニーはベルコ・インダストリーズ会社に入社し、社用車や駐車場などの説明を受ける。ベルコ・インダストリーズ会社は南米のアメリカ企業に対し、アメリカ人の雇用を促す非営利組織だった。その時、ダニーは追跡装置の手術をしたか確認される。コロンビアでは毎年誘拐が起こるため、社員の居場所を特定するために装置の手術が義務的に行われていた。
リアンドラは同僚のウェンデルのことが嫌いだった。ウェンデルは自分のことをじっと見てきて、気持ち悪い男だった。その一方で、リアンドラは同僚のマイクと付き合っていた。交際は順調だったが、離婚したばかりだったこともあり関係を急ぐ気はなかった。
現地社員は帰らされており、武装した警備員が古い格納庫に入っていった。マイクはそのことに疑問を抱き、警備員のエヴァンに誰が現地社員を帰したのか確認した。帰したのは上層部で、「保安上の問題」という理由からだった。武装した警備員は新しく入社した者達で、格納庫に入った理由はエヴァンには分からなかった。
「ビル内には80名がおり、8時間後にほぼ死ぬ。これから与える課題を実行すれば生き残る確率は上がる」というアナウンスが流れた。最初の課題として提示されたのは、今から30分以内に同僚の2人を殺すことだった。社員達は何が起きたのかよく分からず混乱した。冗談だと思う者や、恐怖で怯える者がいた。マイクが皆に声をかけて避難しようとしたとき、全ての窓が金属のシャッターで閉じられた。入り口から外へ出ることはできず、携帯の電波も通じなかった。
映画『サラリーマン・バトル・ロワイアル』のあらすじ【承】
バリーは何者かの悪戯だろうと言って、動揺する社員達を落ち着かせた。技師のバドとロニーは金属のシャッターを開けようとするが、傷一つつかなかった。エアコンが止められていたため、建物の中の気温は上がっていった。マイクにはこれが悪戯だとは思えなかった。そのことをバリーに訴えるが、取り合ってはもらえなかった。
何人かの社員の頭が突然爆発した。他の社員達は誰かが撃ってきたのだと恐怖を抱き、悲鳴を上げて逃げ惑った。バリーやマイク達が遺体の頭部を確認すると、内側から爆発しているのが分かった。後頭部に埋めた追跡装置が爆発したのだ。それは、現地社員には埋め込まれていなかった。マイクはカッターを使って自分の頭部にある追跡装置を取ろうとするが、アナウンスの声に10秒以内に止めろと脅される。マイクは取り外すのを諦めるしかなかった。
マイクがいたトイレを確認すると、3台の監視カメラが発見された。一方、バリーは上司の権限で、エヴァンから武器庫の鍵を受け取ろうとした。しかし、拒まれてしまう。エヴァンはビルから出るまで、誰にも鍵を渡す気はなかった。
映画『サラリーマン・バトル・ロワイアル』のあらすじ【転】
アナウンスが再び流れ、監視カメラと追跡装置を外すことを禁じられる。もしルールを1つでも破れば、待っているのは死だった。現在ビル内には76名がおり、時刻は12時47分だった。アナウンスの男は、2時47分までに30人を殺すよう指示を出した。30人を殺さなければ、男側のやり方で60人の命が奪われることになった。社員達は恐怖を抱き、混乱した。
混乱したロニーは、バドを殴り殺してしまう。ダニーはその現場を偶然目撃してしまい、ロニーに襲われてしまう。暴れている内に、偶然ロニーの首に金具が刺さった。ロニーは亡くなり、ダニーは逃げ出した。
殺し合いを行うのかどうか、社員達の間で激しい討論となった。バリーは多くの者が助かるために人を殺すことを考えた。だが、マイクはそれに反対した。殺し合いが30人で留まるとは思えなかったのだ。リアンドラは垂れ幕を作り、助けを求めることを提案した。しかし、会社が建っている場所は人気がなく、道路まで800メートルも距離があった。バリーは誰かが気づくとは思えず反対するが、多くの社員はリアンドラの案に賛成した。リアンドラ達が垂れ幕を作りに行った後、バリーは自分と同じ妻子持ちのテリーを仲間に入れた。バリーは何としてでも、家族の元に帰る気だった。
バリー、テリー、ウェンデルはガスバーナーを使い武器庫を開けようとした。マイク、リアンドラ、エヴァンは止めるが、バリー達は聞き入れなかった。一触触発になる中、身の危険を感じたエヴァンは銃を取り出した。マイクはエヴァンを宥め、銃を使ってガスバーナーを壊した。リアンドラは反抗的な態度を取っているマイクがターゲットになるのではないかと恐怖を抱き、平静ではいられなくなる。バリー達はマイクに対抗するため、仲間を募ることにした。
映画『サラリーマン・バトル・ロワイアル』の結末・ラスト(ネタバレ)
マイク達は垂れ幕を屋上から垂らそうとするが、狙撃され失敗に終わる。マイクは打ちひしがれながらも、雇用主が今回の件に関わっているのではないかと考えていた。辺鄙な場所にビルが建てられていることも、仕事内容が単純なことも変だった。まるで、今回の件のために社員が集められたようだった。リアンドラはそんなことはあり得ないと、マイクの話を否定した。
バリー達にマイクが襲われてしまう。エヴァンは武器庫の鍵を要求され、投げて渡した。投げたことに怒ったウェンデルは、エヴァンを刺した。リアンドラはウェンデルを非難するが、脅されて彼らと一緒にいることになる。テリーはエヴァンに謝罪しながらその場を立ち去った。
バリー達は武器で脅し、社員達をロビーに集めた。そこに、目を覚ましたマイクも連れて来られる。バリー達は殺すため、60歳以上の社員を選別した、だが、7人しかいなかった。バリーは他の社員を選別し、殺す者を集めた。そして、苦痛な表情を浮かべながら射殺していった。物陰に隠れていたダニーは、殺戮を止めるために電気を消した。暗闇の中、人々は逃げ惑った。至る所で銃声鳴り響き、悲鳴が聞こえた。
残り時間2分で、亡くなった社員は29人だった。リアンドラはテリーと戦うが、殺すことはできなかった。その間に終了時間が来てしまう。追跡装置が爆破し、テリーを始めとした31人の社員が殺された。アナウンスが流れ、最終ステージが告げられた。それは、1時間の間で一番多く殺した者が生き残るというものだった。現在の集計結果は以下の通りだった。バリー11人、ウェンデル7人、ヴィンセント1人、ダニー1人。
社員同士で殺し合いが始まった。リアンドラは放送でマイクに呼びかけた。しかし、マイクと合流する前に、同僚を殺しているウェンデルと出くわしてしまう。リアンドラはウェンデルを殺した。その後、マイクと再会を果たす。だが、リアンドラはバリーに撃たれて亡くなってしまう。ダニーもバリーに撃たれて亡くなった。マイクはリアンドラの仇を討つため、バリーと戦って倒した。
マイクが唯一の生存者だった。マイクは武装した警備の者によって古い格納庫の中へと連れて行かれる。そこには、アナウンスをしていた男がおり、ビデオカメラが用意されていた。男は国際的な組織に属する者で、ある実験のために行ったことを明かした。そして、今の気持ちをマイクに尋ねた。マイクは質問には答えず、追跡装置の爆弾を使って攻撃した。そして、銃を奪い男に止めを刺した。
外に出たマイクの様子は、監視カメラで撮られていた。モニターには、他の殺戮現場の様子が映っていた。第1ステージが終了し、第2ステージが開始された。
映画『サラリーマン・バトル・ロワイアル』の感想・評価・レビュー
どこまでも救いがない物語だった。ウェンデルはとにかく気持ちが悪い男で、平然と殺しを行う様子は恐ろしかった。マイクは良い奴なのだが、良い奴過ぎてあまり共感ができなかった。色々と疑問を抱くのも、マイクしかいなかったのが少し疑問だった。80人も社員がいるのなら、マイクのように疑問を抱く人がもう少しいても良かったのではないかと思う。殺しの場面よりも、マイクが追跡装置を外そうとする場面が一番痛々しかった。(MIHOシネマ編集部)
何故こんなことになったのかと最初は疑問に思っていても、人の頭が爆発したり、1人が殺しを始めたり、自分も早くやらないと死ぬよと脅されたりすると、意味の分からないルールに従ってしまうものなのでしょうか。
唯一生き残ったマイクは戦いが始まる前から善人でしたが、殺し合いが始まり、異様な雰囲気の中でもその善人さは揺らぐことがなく逆に違和感を感じてしまいました。
あまりに無意味で理不尽なストーリーなので、「殺し合いたいチームと何とか殺さずに逃げ切りたいチームとで分ければいいのにな」と呑気なことを考えてしまいました。(女性 30代)
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