映画『チャーリーと14人のキッズ』の概要:広告会社に勤めるチャーリーは、仕事人間で家庭をあまり顧みなかった。だがある日、突然会社をクビになってしまう。転職活動も上手くいかず、仕事に行くことになった妻の代わりに息子の面倒を見ることになった。
映画『チャーリーと14人のキッズ』の作品情報
上映時間:92分
ジャンル:コメディ
監督:スティーヴ・カー
キャスト:エディ・マーフィ、ジェフ・ガーリン、スティーヴ・ザーン、レジーナ・キング etc
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映画『チャーリーと14人のキッズ』の登場人物(キャスト)
- チャーリー・ヒントン(エディ・マーフィ)
- 広告会社の社員。仕事人間。家族のことを愛しているが、仕事が忙しすぎて息子のベンともあまり遊べずにいる。
- フィル(ジェフ・ガーリン)
- チャーリーの同僚。息子のおむつ替えに苦戦している。ギターや歌が得意。
- マーヴィン(スティーヴ・ザーン)
- チャーリーの同僚。『スタートレック』など、映画やドラマに詳しい。子供はいないが、育児書を読んだことがあり、子供の扱いに長けている。
- ミス・グウィネス・ハリダン(アンジェリカ・ヒューストン)
- チャップマン学園の園長。学園では語学を教え、子供達の行動を軍隊のように規制している。
映画『チャーリーと14人のキッズ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『チャーリーと14人のキッズ』のあらすじ【起】
広告会社に勤めるチャーリー・ヒントンは、仕事にかまけて家庭をお座なりにしていた。息子のベンは寂しさを抱え、妻のキムは不満を抱えていた。ある日、ベンの保育園(チャップマン学園)の説明会に、両親揃って向かうことになった。チャーリーは仕事の都合で遅れながらも、キムとベンと共に園長のハリダンの話を聞いた。だが、職場から呼び出しを受けたため、途中で抜け出すことになった。
チャーリーは「自然食品部門」で働いていた。野菜のシリアルを開発したのだが、商品が不味く、試食会で子供に受けなかったため販売の中止が決定となる。しかも、それに伴ってクビになってしまう。チャーリーは新たな仕事を探すが、6週間経っても見つからなかった。
チャップマン学園の授業料は高いため、安い保育園を探す必要があった。チャーリーとキムは保育園を探して回るが、赤ちゃんをあやしながら煙草を吸っている先生や、子供達を地下室に閉じ込めている保育園など、真面な保育園が1つもなかった。キムが働きに出かけ、その間にチャーリーがベンの面倒を見ることになった。
チャーリーは友人のペギーから入れる保育園が無くて困っていると聞き、自分で保育園を開業することを思いつく。現在はハリダンの独占市場となっていたが、高品質で低価格な保育園を提供すれば、対抗することは可能なはずだった。チャーリーは自宅で開業しようとするが、専門的な知識もないのに無謀だとキムに叱られる。だが、チャーリーは働かずに1日家にいることに苦痛を感じており、保育園の開業を諦める気はなかった。キムはチャーリーの思いを知り、協力することにした。
映画『チャーリーと14人のキッズ』のあらすじ【承】
チャーリーは友人のフィルと共に、「パパの保育園」のチラシを配った。しかし、男のチャーリー達に預けるのは不安だからと、なかなか子供達が集まらなかった。そんな時、ペギーが子供を預けにきてくれた。そのお蔭で、多くの子供達が集まった。
チャーリーとフィルは仕事のように、経営規則を読み聞かせ子供達に守らせようとした。だが、子供達は大人しく聞くわけもなく、家の中を走り回った。チャーリーは子供達を追いかけるが、寂しくなったベンが抱きついてきた。チャーリーはいつものように、「ロケット」(高い高い)をして遊んだ。すると、他の子供達もロケットがしたいと集まってきたため、チャーリーは1人ずつ抱き上げていった。チャーリーが疲れ果てると、フィルがギターを弾いて子供達と遊んだ。
チャーリーとフィルは昼食にお菓子を出した。糖分を過剰摂取した子供達は、興奮して家中を走り回り暴れ回った。クッションは破れ、花瓶は割れ、酷い有り様だった。だが、しばらくすると、子供達は疲れて眠ってしまった。その日の夜、チャーリーは他の子供達にかまけていたことを謝罪し、ベンのために絵本を読んだ。家に帰ってきたキムは家の惨状を見て驚くが、仲良く一緒に眠るチャーリーとベンの姿を見て幸せな気持ちになった。
映画『チャーリーと14人のキッズ』のあらすじ【転】
次の日、新たに2人の子供が加わった。チャーリーはボールを使い、子供達を庭で遊ばせた。子供達がはしゃぐ中、ベンは座り込んで仲間に加わろうとはしなかった。そんな時、フィルの息子のマックスの様子がおかしいことに気づく。トイレに行きたかったのだ。チャーリーはフィルにおむつを替えるよう頼むが、断られてしまう。マックスが赤ちゃんだった頃、フィルはおむつを変えようとしておしっこを掛けられたことがトラウマになっていた。チャーリーは仕方なくマックスをトイレに連れて行くが、上手くできず便器の周りを汚されてしまう。
チャップマン学園の子供達が欠席するようになったため、ハリダンは親に連絡を取ることにした。一方、パパ保育園に通う子供達が、家のボードやダクトを壊して暴れ始めた。チャーリー達はにんじんとブロッコリーの着ぐるみを着用し、戦う様を見せて子供達を楽しませることにした。子供達は喜ぶが、倒れた拍子にキムが大切にしているテーブルが壊れてしまう。
児童福祉局のキュービッツが立ち入り検査をするため、パパの保育園を訪ねてきた。審査の結果、欠陥を改善して欲しいと書類を渡される。しかも、明朝の9時までに改善しなければならなかった。チャーリー達は徹夜で作業に取り掛かった。だが、フィルが途中で音を上げてしまう。チャーリーは他の子供と遊ぶようになったベンのためにも、保育園を止めたくはなかった。フィルを必死に説得し、作業に当たらせた。
次の日、元同僚のマーヴィンが最後の給料を持って訪ねてきた。キュービッツと話す必要があったため、子供達の面倒を見てもらうことにした。チャーリーは用意していた書類をキュービッツに渡した。すると、11人の子供に対して、もう1人保育士がいると言われる。それは、法律で定められていることだった。チャーリーはマーヴィンを雇ったと、咄嗟に嘘を吐いた。キュービッツがマーヴィンの様子を見に行くと、上手に子供達を喜ばせながら遊んでいた。キュービッツは他にも調査を行きちんと改善されていたため、2人の努力を誉めた。
児童福祉局にパパ保育園の苦情を言ったのは、ハリダンだった。チャーリー達はハリダンに会いに行き、認可証が貰えたことを話した。ハリダンはチャーリー達の保育園を「もどき」だと馬鹿にし、ひらめき商売のくせにと苦言を呈した。
映画『チャーリーと14人のキッズ』の結末・ラスト(ネタバレ)
マーヴィンは保育士として働くことを嫌がった。だが、パパの保育園に子供を預けているシングルマザーのケリーに一目惚れし、保育士として働くことを即決する。チャーリー達はマーヴィンに子供達の扱いについて教えを乞うた。すると、子供にやりたいことを聞くことを勧められる。チャーリー達は子供達を集め何がしたいか尋ねた。すると、勉強をしたいや、ヒーローごっこがしたいなど、いろんな意見が出てきた。内気なベンも、お絵描きがしたいと発言した。チャーリーはそれが嬉しかった。
チャーリーは広告会社で働いていた頃を懐かしみながらも、子供達の世話をすることに生きがいを感じていた。ママっ子だったベンもすっかりパパっ子に変わり、保育園の他の子供達と遊ぶようになっていた。キムはそんな夫の姿を見て嬉しくなった。
チャップマン学園の子供が3人辞めて、パパ保育園に転園した。ハリダンは怒り、法律を使って懲らしめることにした。苦情を受けたキュービッツは、再びパパ保育園を訪れた。そして、州法により、違反していることをチャーリー達に伝えた。パパ保育園は子供達の人数が14人になったのだが、自宅での保育園の場合、12人と上限が定められていた。
チャーリー達は店舗を買い取り、改装資金を集めることにした。資金集めのために「ロック祭り」を開催した。子供達が描いた絵を販売したり、フィルがロックを歌って会場を盛り上げたりした。ハリダンは資金集めを阻止するため、会場にいた動物を放したり、食事に虫を撒いたりして滅茶苦茶にした。その結果、改装資金は集まらなかった。
チャーリーは元上司から新しい仕事を任せたいと話を持ち掛けられる。そんな時、ハリダンが訪ねてきて、パパの保育園を閉鎖すれば子供達を言い値で引き取ると言われる。フィルも元上司から誘いを受けていた。チャーリーとフィルは保育園を辞めて、前の職場に戻ることを決める。マーヴィンはそんな2人に失望し、落胆した。そして、ベンも友人に会えなくなることを悲しんだ。
チャーリーは広告会社の仕事に戻るが、書類の中にベンの絵が紛れていた。チャーリーはそれを見て、ベンのために保育園を続けることを決意する。フィルと共に会社を辞めて、マーヴィンに会いに行った。そして、チャップマン学園に転園した子供達を迎えに行った。
6か月後。ハリダンは交通整理の仕事を行っていた。パパの保育園には多くの子供達が集まり、家族と楽しそうに遊んでいた。
映画『チャーリーと14人のキッズ』の感想・評価・レビュー
パパが育児を頑張る姿に子育てに本当に大切なことってなんだっけ?と忘れかけていたものを思い出させてくれたような気がします。
男女平等とは言え、子育ては女性のほうが得意で任されがちな世の中はまだまだ変わることがなさそうですが、今作のような男性が不器用で分からないながらも育児を頑張る姿を見ると、子育ての悩みがちっぽけな物だと感じられるし、学力なんかよりも友達と関わること、仲良くすることなど教えてあげたいことは沢山あるなと感じました。
明るい雰囲気の作品なので心が軽くなり、楽しい気持ちで見られました。(女性 30代)
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