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映画『サンダーボルト(1974)』あらすじとネタバレ感想

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この記事では、映画『サンダーボルト(1974)』のあらすじをネタバレありで解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『サンダーボルト(1974)』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『サンダーボルト(1974)』の結末までのストーリー
  • 『サンダーボルト(1974)』を見た感想・レビュー
  • 『サンダーボルト(1974)』を見た人におすすめの映画5選

映画『サンダーボルト』 作品情報

サンダーボルト

  • 製作年:1974年
  • 上映時間:92分
  • ジャンル:アクション、サスペンス
  • 監督:マイケル・チミノ
  • キャスト:クリント・イーストウッド、ジェフ・ブリッジス、ジョージ・ケネディ、ジェフリー・ルイス etc

映画『サンダーボルト』 評価

  • 点数:90点/100点
  • オススメ度:★★★★★
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★★
  • 設定:★★★★★

[miho21]

映画『サンダーボルト』 あらすじ(ストーリー解説)

映画『サンダーボルト(1974)』のあらすじを紹介します。

西部のとある教会で黒服を纏った宣教師が説教を行っている。そこへ1台の車が止まり降りた男がいきなり宣教師へ発砲する。理由を察したかのように逃げる宣教師はジョン・ドーアティ(クリント・イーストウッド)と言い、別名「サンダーボルト」とも呼ばれる悪名高い銀行強盗だった。そのニックネームは、彼が銀行を襲撃する手口が機関砲で金庫に風穴を開けるという独特のものに由来する。そのサンダーボルトを追う男はレッド(ジョージ・ケネディ)と言い、彼はかつてジョンと一緒に現金輸送会社から50万ドル強奪したが、事件の首謀者ビリーが突然心臓マヒで死んでしまった隙に、ジョンが50万ドルを持ち逃げしたと思い込んでいた。しかしその50万ドルはビリーが子供の頃に通った小学校の黒板の裏に隠してあった。サンダーボルトは、レッドの銃撃から逃れ、逓送する最中にライトフット(ジェフ・ブリッジス)という威勢のよい若者と道連れになる。ライトフットは車の運転が上手く、女にも手が早い、ニックネーム通りの機敏さを備えていた。彼と組んだジョンは、50万ドルを取り戻す絶好のチャンスと盗んだ車で小学校に駈けつけた。しかし意外なことに金が隠されている筈の昔の校舎はなく、新しい校舎が建てられていた。そこに現われたのがレッドとグッディ(ジョフリー・ルイス)で、彼らはジョンたちに銃を突きつけ取り分を要求するが、事情を聞かされ意気消沈する。そしてライトフットの提案で、もう1度同じ手口で現金輸送会社を襲うことになり、誰もいなくなる日曜日の夜に決行と決まった。警察直通の電話線を警戒して金庫を破り、大金強奪と同時に一目散に逃走する。二度目なので万事が上手く行く筈だったが、トランクからはみ出したグッディの服が料金係に発見され、駆けつけるパトカーのサイレンに彼らは逃げ出した。グッディは警官の弾丸で重傷を負い、レッドはジョンとライトフットを殴り付け、金を奪って車で逃走するも追いつめられ、デパートのウインドーに正面衝突してあっけない最後を遂げた。命からがら逃げだしたサンダーボルトとライトフットはハイウェイをヒッチハイクする中、やがて彼らの目の前に取り壊された筈の古い校舎が現われた。その校舎はモンタナ州の文化記念物として移転され、観光客のアトラクション施設になっていた。50万ドルを手にしてハイウェイを走る白いキャデラックの中で、突然ライトフットの身体がくずれ落ちる。レッドに殴られた後遺症が突然彼に襲いかかってきたのだ。ジョンはキャデラックを停めたがライトフットは事切れてしまう。そしてジョン一人を乗せたキャデラックは、宛もなくいずこかへ向かって去っていった。

映画『サンダーボルト』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『サンダーボルト』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

監督デビューのマイケル・チミノが手がけたロードムービー

犯罪者のストーリーであるが、この作品の軽妙な感覚とほろ苦さを残せたのは、若いジェフ・ブリッジスが演じるライトフットのキャラクターによるものが大きいのではないだろうか。ジョージ・ケネディという御大と共に、イーストウッドより目立っている感すらある。そして彼が演じる軽薄な若者の姿に、後年に見せる独特のシニカルさも垣間見え、役者としての懐に深さも表れている。飄々としたジョンを演じるイーストウッドに不思議とかみ合っているところも好感が持てるところだ。アメリカン・ニューシネマ的な背景ではあるが、イーストウッド本人が犯罪者役なのでそのイメージはあまり崩されておらず、犯罪者を演じながらも根本から悪い奴ではないというところが良いタッチで描かれている。後年のマイケル・チミノ監督らしからぬ軽い作風ではあるが、若い監督にありがちな軽薄感は感じられず、映画の見せ方を心得たカメラワークが、随所に画面の端々からも窺える。ハリウッドの巨匠と成りながら、作品数が少ない監督のデビュー作として貴重な一本であろう。

俳優のメンバー構成が嵌っている

ロードムービー、サスペンス、コメディなど多くの要素を含めながら、クリント・イーストウッドやジョージ・ケネディといった大御所を、自らの監督デビュー作に採用したというところで、役者負けしていないところも流石である。シナリオもマイケル・チミノ本人が手がけているものであるから、そのへんの才能が前もって高く評価され役者が揃ったという事なのだろう。クライマックスの描き方などもハッピーに終わりそうなところで、そうはさせじと流れを変える手腕もいいが、少し煮え切らない終わり方に見えるところも窺えるが、当初の流れからすればハッピーに終わらせてしまっては作品自体が軽薄になってしまうという配慮だろう。

しかしながら大物役者の個性を見事に引き出しているところでは、デビュー作とは思えない貫禄ではないだろうか。


マイケル・チミノ監督デビュー作はアメリカン・ニューシネマが原点だったのか。成功を掴めたのに力尽きてしまうという人間の脆さと儚さが切なく、ラストシーンには衝撃を受けたのを覚えている。アメリカンドリームを夢見る男たちの友情とロードムービーが最高な相性だと証明してくれる作品。

居るだけで安心するクリント・イーストウッドの抜群の安定感はサンダーボルトを生き生きと映しているし、寡黙なイーストウッドも好きだが本作のような緩めの役もハマっていて色んな顔を持っている彼の良さに改めて気づいた。(女性 20代)


最近の監督としてのクリント・イーストウッドのイメージが強い私は、若き日の彼のかっこよすぎる姿に惚れ惚れしてしまいました。
悪いことをしているのにその姿がかっこよくて、ファンを虜にしてしまうキャラクターは多くの映画に登場しますが、今作のサンダーボルトがまさにそうでしょう。
銀行強盗をする男なんてただの悪いやつなのに、クリント・イーストウッドだからかっこよくて自然と彼を応援してしまうんです。ライトフットとの関係もすごく良かったので、ラストは少し悲しくなりましたが、静かにどこかへ消えていくサンダーボルトはやはり渋くてかっこよかったです。(女性 30代)


軽妙なロードムービーのように始まるのに、最後はとても切ない余韻を残す作品だった。サンダーボルトとライトフットの関係はどこか父子のようであり、相棒のようでもあり、その距離感が心地よい。銀行強盗の計画はスリリングだが、成功後に待っているのが裏切りと暴力という現実が重い。ラストでライトフットが静かに息を引き取る展開はあまりにも唐突で、強く印象に残った。(20代 男性)


ロードムービーとしての楽しさと、犯罪映画としての緊張感がうまく混ざっている作品だった。ライトフットの無邪気さが魅力的で、サンダーボルトとのやり取りも軽やかで面白い。しかし、仲間に裏切られた後の暴力的な展開は一気に空気が変わり、最後の結末がとても悲しい。楽しい時間が長い分、喪失感がより強く残った。(30代 女性)


クリント・イーストウッドの渋さと、ジェフ・ブリッジスの軽やかさの対比がとても良かった。二人の関係性が物語の中心であり、強盗計画以上にそのやり取りが印象に残る。成功したはずの計画が、最終的に虚しさへとつながる展開は現実的で、ラストの静けさが胸に響いた。(40代 男性)


全体的に自由で気ままな雰囲気があり、観ていて楽しい場面も多いが、その裏にある不安定さが徐々に表に出てくるのが印象的だった。ライトフットの明るさが物語を支えている分、彼の最期はとても辛い。成功しても幸せにはならないという現実が、静かに描かれていると感じた。(20代 女性)


犯罪映画としては比較的ゆるやかなテンポだが、その分キャラクターの魅力がしっかり伝わってくる。サンダーボルトの過去や、仲間との関係が徐々に明らかになる過程も興味深い。ラストでライトフットが突然命を落とす展開は衝撃的で、人生の儚さを強く感じた。(50代 男性)


ロードムービーのような軽さと、犯罪の現実の重さが対照的に描かれているのが印象的だった。ライトフットの純粋さが逆に危うく、最終的にそれが悲劇へとつながるのが切ない。サンダーボルトが最後に見せる感情も抑えられていて、その静けさがより心に残った。(30代 女性)


仲間との再会や強盗計画といった要素はあるが、実際には人間関係の変化を描いた作品だと感じた。特にサンダーボルトとライトフットの関係が中心で、その絆があるからこそラストがより悲しく感じられる。成功の先にある空虚さが印象的だった。(40代 男性)


軽妙な会話やロードムービー的な展開が楽しい一方で、物語が進むにつれて徐々に不穏さが増していく。ライトフットの明るさが救いになっているが、その分最後の展開が重くのしかかる。犯罪の成功が必ずしも幸福につながらないというテーマが伝わってきた。(20代 女性)

映画『サンダーボルト』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『サンダーボルト(1974)』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

明日に向って撃て!

この映画を一言で表すと?

友情と逃避行の先にある運命を描く、名コンビ映画の金字塔です。

どんな話?

銀行強盗として名を馳せるブッチとサンダンス・キッドが、追われる身となりながらも自由を求めて旅を続ける物語です。軽妙なやり取りと美しい風景の中で、二人の絆が深まっていきます。しかし、逃亡の果てに待っているのは避けられない運命であり、その結末が強い印象を残します。

ここがおすすめ!

映画『サンダーボルト(1974)』のバディ関係や、自由な空気と切ないラストに心を動かされた人におすすめです。本作もまた、軽やかな雰囲気と哀愁が同居しており、二人の関係性が物語の中心にあります。ラストの余韻は非常に印象的で、観終わった後も心に残る名作です。

イージー・ライダー

この映画を一言で表すと?

自由を求める旅の果てに現実の壁が立ちはだかる、伝説的ロードムービーです。

どんな話?

バイクでアメリカを横断する二人の若者が、自由と理想を追い求めながら旅を続ける物語です。各地で様々な人と出会いながらも、社会の現実や偏見に直面していきます。開放的な旅の裏にある不安定さと、やがて訪れる結末が強く印象に残ります。

ここがおすすめ!

映画『サンダーボルト(1974)』のロードムービー的な要素や、自由な時間の中に潜む危うさが好きな人におすすめです。本作もまた、軽やかな旅の雰囲気から一転して現実の厳しさが浮かび上がる構成が魅力です。時代の空気を感じられる作品としても価値があります。

ヒート

この映画を一言で表すと?

犯罪者と刑事の生き様が交錯する、重厚で緊張感あふれるドラマです。

どんな話?

プロの犯罪者ニールと、彼を追う刑事ヴィンセントの対決を軸に、犯罪と正義の境界を描いた作品です。銀行強盗を計画する犯罪者たちのプロフェッショナルな姿と、彼らを追う側の葛藤が交差し、緊張感のある物語が展開されます。

ここがおすすめ!

映画『サンダーボルト(1974)』の犯罪計画や男たちの関係性に魅力を感じた人におすすめです。本作はよりシリアスでリアルな描写が特徴で、犯罪者の心理や生き様が深く描かれています。アクションとドラマの両方を高いレベルで楽しめる作品です。

ノーカントリー

この映画を一言で表すと?

運命に翻弄される人々を描く、静かで冷酷なサスペンスです。

どんな話?

偶然大金を手にした男が、それを追う殺し屋と追跡する保安官に巻き込まれていく物語です。逃げる者、追う者、それぞれの視点が交錯しながら、避けられない運命へと向かっていきます。無駄のない演出と緊張感が特徴の作品です。

ここがおすすめ!

映画『サンダーボルト(1974)』のように、犯罪の成功とその後の虚しさや危険性に興味を持った人におすすめです。本作はより冷徹で無情な世界観が描かれており、結末の余韻が強く残ります。シンプルながら深いテーマ性を持つ作品です。

レザボア・ドッグス

この映画を一言で表すと?

強盗失敗後の疑心暗鬼が生む緊張を描いた、会話劇型クライム映画です。

どんな話?

宝石強盗を終えた男たちが、隠れ家に集まるが、計画が失敗した原因を巡って互いに疑い始める物語です。誰が裏切り者なのか分からない状況の中で、徐々に緊張が高まり、やがて暴力的な結末へと向かっていきます。

ここがおすすめ!

映画『サンダーボルト(1974)』の仲間同士の関係性や裏切りの要素が印象に残った人におすすめです。本作は密室的な状況での心理戦が魅力で、登場人物同士の緊張感が非常に高いです。シンプルな構成ながら、強烈なインパクトを持つ一本です。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。

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