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映画『ネスト(2009)』あらすじとネタバレ感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『ネスト(2009)』の概要:2009年アメリカ映画(原題:The New Daughter)。アイルランドの作家ジョン・コナリーの原作短編を映画化したサスペンスホラー作品である。

映画『ネスト』 作品情報

ネスト

  • 製作年:2009年
  • 上映時間:108分
  • ジャンル:ホラー
  • 監督:ルイス・ベルデホ
  • キャスト:ケヴィン・コスナー、イバナ・バケロ、ノア・テイラー、サマンサ・マシス etc

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映画『ネスト』 評価

  • 点数:65点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

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映画『ネスト』 あらすじ(ストーリー解説)

映画『ネスト(2009)』のあらすじを紹介します。

舞台はサウスカロライナの片田舎の街。
小説家のジョン(ケビン・コスナー)は思春期の娘ルイーサと7歳の息子サムを連れて離婚をする。
そして3人で新しい生活を始めるべく大きな屋敷に引っ越してきた。
ルイーサとサムは散歩途中、家の近所の塚を見つけ地中から何者かが囁く声を聞いた。
その時からルイーサは毎晩家を抜け出しては泥まみれになって帰ってくるように。
しかも彼女にその記憶は全くないのだ。

ジョンは家とその塚になにか謎があるのではと疑い、家を購入した時の不動産屋を問いただす。
すると昔住んでいたこの家の娘が異常行動をとるようになり、母親がその娘を監禁。
そのまま母親は失踪してしまったという。

その後祖父に引き取られた娘は原因不明の火災で亡くなっていた。
その事実を聞き、自分の子供たちが危ないと不安に駆られたジョンはベビーシッターを雇うことを決める。
しかしあるときジョンが帰宅するとベビーシッターの姿は無く、サムガ恐怖に怯えていた。

この元凶が塚であると考えたジョンは破壊しようと試みる。
すると塚の研究をしているという大学教授が現れ、価値のある塚の破壊を止めるように阻止された。
教授によるとこの塚にはマウンドウォーカーと呼ばれる絶滅寸前の種族が埋葬されており、生き残った人々が彼らの女王になる人間の少女を探しているのだという。
嫌な予感がしたジョンはすぐに家や塚を破壊しようとしたところに、マウンドウォーカー達が現れた。
子供を守るべく闘いを始めたジョンだったが彼らはあまりにも強かった。

映画『ネスト』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『ネスト(2009)』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

優良なB級ホラー映画

ホラー映画はある種B級と呼ばれるのが、最もありがたい評価なような気がする。
しかも本作はただのB級ホラーではなく、優良なB級ホラー映画なのである。
マウンドウォーカーという地底で暮らす種族というのが斬新で、続きが気になるストーリー構成であった。
最初はくだらなそうな匂いがプンプンするような小さな恐怖が、実は意外にも怖い結果となっていくところがまさに良質。
期待させないストーリーの膨らみ方がホラー映画の醍醐味であると言っても過言ではない。

まさかのバッドエンドがショックすぎる

親子の物語はいくらホラー映画であろうとハッピーエンドが付き物。
本作ももちろんそれを裏切らないだろうと鷹をくくって見ていた。
それなのにまさかの大ショックバッドエンドであった。
全員死んでしまったというオチを予測させる結末は、あまりにも悲しすぎる。
特に最後まで残された息子も助かる見込みが無いところで終わってしまうので、非常に後味の悪い映画である。
そういう意味でも良くできたホラー映画であるのかもしれない。

原題が全てを物語っている

The New Daughterという原題はまさにぴったり。
ジョンの娘からマウンドウォーカーの娘へと変貌してしまうのだから。
最後まで姿を見せない彼らであったが、ラストシーンでは驚愕の姿を現す。
それはまさに蟻人間。
娘がこうなるのかと思うとそれはやはり自滅の道を辿るのかもしれない。
因みに日本の題のネストとは「巣」の意味。
この意味も良くつけたと感心してしまう。
まさに物語に忠実なタイトルをつけてくれたもんだと思う。
地味であまり目立たないホラー映画であるが、実は細部にまでこだわられた映画であり隠れた名作として残していける作品である。

映画『ネスト』 まとめ

ホラー映画というのは実は新しい作品が名作として残りにくい。
普通の映画よりもである。
絶対的な数も少ないというのもあるし、過去の名作と呼ばれる映画を実際中々越えられないのである。

特に「死霊のはらわた」シリーズや「ペットセメタリー」シリーズなどは典型的な名作であり、このあたりの映画が評価の軸になってしまうのが難しいところ。
しかし本作品は地味でマイナーホラーではあるにしろ、実は色々こだわられていて嫌いではない。

もしかしたら映画関係者にうけるようなホラーで、製作者サイドにとても大事に扱われたのではないだろうか。
少々粗さが見えるくらいがちょうど良く、その中でどれだけの恐怖を感じることができるのかというのがポイントであるのかもしれない。
そういう意味ではこの映画は駄作には入らない。

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