映画『レゴ(R)ニンジャゴー ザ・ムービー』の概要:「ニンジャゴーシティー」。街に暮らす人々は、悪の帝王ガーマドンに苦しめられていた。ガーマドンの息子であるロイドは、街の人々に悪口を言われ嫌われていた。だが実は、ロイドは友人達と「ニンジャ」になり、街を守っていた。
映画『レゴ(R)ニンジャゴー ザ・ムービー』の作品情報
上映時間:102分
ジャンル:SF、アクション、アニメ
監督:チャーリー・ビーン、ポール・フィッシャー、ボブ・ローガン
キャスト:デイヴ・フランコ、ジャスティン・セロー、フレッド・アーミセン、アビ・ジェイコブソン etc
映画『レゴ(R)ニンジャゴー ザ・ムービー』の登場人物(キャスト)
- ロイド(デイヴ・フランコ)
- 父がガーマドンであるが故に、街の人々や学校の生徒達から心無い悪口を言われてしまう。グリーン・ニンジャとして活躍しており、ガーマドンの悪事を止めようと奮闘している。
- ブラックガーマドン(ジャスティン・セロー)
- ロイドの父。悪の帝王。ロイドとは長い間疎遠だった。ロイドの母・ミサコとは戦場で出会い恋に落ちている。
- ウー先生(ジャッキー・チェン)
- ロイドの叔父。「ニンジャ」達の師匠で、武術の達人。
映画『レゴ(R)ニンジャゴー ザ・ムービー』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『レゴ(R)ニンジャゴー ザ・ムービー』のあらすじ【起】
友達に馬鹿にされて傷ついている少年が、雑貨店に逃げ込んできた。その店には、レゴのロイド人形があった。店主は勇敢な戦士だと説明するが、少年はロイドのことを何もできないただの子供だと馬鹿にしていた。店主は「ニンジャゴーの伝説」について話すことにした。「ニンジャゴーの伝説」はロイド少年の物語だった。彼の父親は史上最大の悪党だった。
「ニンジャゴーシティー」。人々は悪の帝王ガーマドンの動向に注意し、攻撃確率が高い日は外に出ないよう注意していた。街はニンジャ軍団の手により守られていた。ある日、ロイドは誕生日に、父のガーマドンから電話をもらう。驚きながらも内心喜んでいると、父が誤って通話を押しただけだと判明する。しかも、父はロイドの年齢をきちんと把握していなかった。ロイドは深く傷つく。ロイドは高校に通っていたが、ガーマドンが父であるため周りの生徒達から嫌厭されていた。カイ・カイの妹のニャー・ゼン・ジェイ・コールだけが仲良くしてくれた。
ガーマドンが手下を連れ街を襲撃した。警察署をひっくり返し、テレビ局を破壊し、スクールバスを転落寸前の危機に陥れた。ロイド・カイ・ニャー・ゼン・ジェイ・コールは嘘を吐いて教室を抜け出すと、「ニンジャ」に変身して巨大なロボットに乗って出撃した。カイ達は手下と戦ったり、人々を救ったりした。ロイドはガーマドンと相対し、父が子供に対して何の感情を抱いていないことを知る。傷ついたロイドは、ガーマドンに大量のミサイルを撃ち込んだ。シールドで爆撃から身を守ったガーマドンは、ロイドに爆弾を投げつけた。ロイドは受け取り損ねてしまい、ガーマドンや手下達に笑われる。ガーマドンは「メチャやばくてドデカい物」をお見舞いすると、捨て台詞を残し去っていった。
映画『レゴ(R)ニンジャゴー ザ・ムービー』のあらすじ【承】
ロイド達の師匠であるウー先生が旅から戻ってきた。ニャー達はガーマドンに勝利したことを報告するが、ウー先生は真の勝利ではないと否定した。ニャー達はウー先生の言っている意味が分からず困惑した。ウー先生はそんなロイド達に、心の力(エレメント・パワー)を使えば機械も武器も使わずに勝利できるとアドバイスを送った。ニャーは水を、カイは炎を、ジェイは稲妻を、コールは大地を、ゼンは氷を作ることができた。ロイドはグリーンだった。ロイドは自分にはきちんとした力が無いのだと落ち込んだ。
ロイドはガーマドンが父であることに苦悩していた。ウー先生もガーマドンと兄弟であるため、ロイドの気持ちを理解することができた。そして、ガーマドンを止めたいと思っていた。しかし、ウー先生は確実に年を取っており、いつまでもニンジャ達の指導者で居続けることはできなかった。ウー先生はロイドにニンジャの指揮を任せた。
ガーマドンは巨大ロボットに乗り、街を襲撃する。ロイド達はニンジャに変身し、ロボットに乗って街の襲撃を止めようとした。しかし、ミサイル攻撃が効かず、ロイドはガーマドンにやられてしまう。ニャー達はガーマドンの手下と戦うので精一杯で、ガーマドンを止めることができなかった。ロイドはウー先生が隠し持っていた最終兵器を盗み、ガーマドンを止めようとした。だが、ガーマドンの巨大ロボットに光線が当たっても何も起こらなかった。兵器を確認しようとしたとき、猫に光線が当たり巨大化した。ガーマドンは最終兵器を奪い、猫にニンジャ達を襲わせた。ロイドは仲間を救いたかったが、ガーマドンの手下に捕まっていて無理だった。ロイドは自分が息子であることを明かし、ガーマドンを責めて逃げ出した。
映画『レゴ(R)ニンジャゴー ザ・ムービー』のあらすじ【転】
猫が街を破壊し続けていた。ウー先生はロイド達に、巨大猫に対抗するには「最終最終兵器」が必要であることを明かした。それは真のニンジャしか見つけることができず、生還者ゼロの危険な旅を行わなければならなかった。ウー先生は自分が取りに行くと名乗りを上げた。ロイドは名誉挽回をさせて欲しいと頼むが、ニャー達は最終兵器を使ったロイドを許せずにいた。しかし、ウー先生はロイドにチャンスを与えることを決め、皆で取りに行くことになった。
ウー先生は旅を行いながら、エレメント・パワーの指導を行った。だが、そこにガーマドンが現れる。ウー先生はガーマドンと戦い、檻の中に閉じ込めた。だが、ウー先生はガーマドンの攻撃で、橋から川に落ちてしまう。ロイド達は心配し、岩から身を乗り出して生死を確認した。ウー先生はロイドに「正しい道を進み、内なるピース……」と叫んでアドバイスを送ろうとするが、流れされて姿が見えなくなってしまう。
ニャー達はガーマドンを閉じ込めた檻を運びながら、最終最終兵器を探す旅を続けた。その道中、ニャー達はガーマドンとの会話を楽しんでいた。ロイドだけが呑気な彼らに不満を抱く。そんな時、分かれ道に到着する。右は長く厳しいが正しい道で、左は近道だった。ロイドはウー先生が「正しい道を」と言っていたことを思い出し右を勧めようとするが、ガーマドンの勧めで左の道に行くことになる。すると、ガーマドンがクビにした手下達が現れる。
映画『レゴ(R)ニンジャゴー ザ・ムービー』の結末・ラスト(ネタバレ)
ロイドとガーマドンが手下達に捕まってしまい、火山の中に落とされそうになる。ガーマドンがロイドに何かを言おうとしたとき、ニャー達が助けに現れる。ニャー達は身近にあった物を投げて手下達を攻撃するが、ロイドはうまく投げられなかった。ガーマドンはロイドに物の投げ方を指導し、皆で車に乗って逃げ出した。だが、ロイドが手下に襲われ、右腕が取れてしまう。ガーマドンは緊張しながらも、腕を装着した。2人は少しずつ親子の絆を深めた。
ガーマドン達は「グラグラ寺」に辿り着く。そこは、ガーマドン兄弟の実家で、地盤が不安定で引っ越した場所だった。ロイドは壁に飾られている絵を見て、母・ミサコがニンジャだったことを知る。ガーマドンとミサコは戦場で出会い、恋に落ちていた。ガーマドンは息子のために、ミサコと一緒にニンジャゴーシティーを滅ぼそうとした。だが、ミサコは息子のために征服ばかり行うガーマドンと一緒にいられないと、ロイドを連れて去っていったのだ。ガーマドンはミサコと別れたことを後悔していた。
ロイド達は最終最終兵器を見つける。それは、エレメントのピース(能力を引き出す道具)だった。ロイドが帰ろうとしていると、ガーマドンから1番将軍になって一緒に街を支配しようと誘われる。ロイドは悪者を止めてヒーローになって欲しいと頼むが、ガーマドンは拒みピースを奪って逃げた。
寺が崩れてきてしまう。その時、ロイドはウー先生の「内なるピース」という言葉を思い出し、自分達の中に最終最終兵器があることに気づく。ガーマドンが持って逃げたピースを使わなくても、パワーを解放することができるのだ。ニャー達はロイドの言葉を聞き、それぞれ力を使って寺から逃げ出した。すると、ウー先生が空飛ぶ船に乗って助けに現れる。
ロイド達は街へと戻った。巨大な猫がガーマドンを食べてしまう。街の人々はそのまま猫を倒すよう、ニンジャ達に呼びかけた。だが、ロイドは父を見捨て、猫を倒すことができなかった。ロイドはグリーンニンジャの正体が自分であることを明かし、猫を宥めて大人しくさせた。そして、猫の中にいるガーマドンに呼びかけ、一緒に過ごす時間が欲しかったことを伝えた。ガーマドンは炎の涙を流し、熱がった猫によって外へと吐き出された。
ロイドは「グリーン」の意味を悟る。グリーンは命の色で、全ての生き物に宿り、それぞれを繋いでいるものだった。ロイドは仲間を繋ぎ、離れ離れになっていた家族を繋いだ。それがロイドの力だった。
その後、巨大な猫は人々から愛される存在となった。ミサコとニャーはガーマドンの手下の自立支援学校を設立した。ガーマドンはロイドを指導し、ロイドは皆を支えた。
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