映画『ガーディアンズ 伝説の勇者たち』の概要:ジャック・フロストは凍った湖の中から外の世界に飛び出した。彼は足元に落ちていた杖を使い、雪を操って空を飛ぶことができた。だが、自分が何者で、なぜそんなことができるのか分からなかった。
映画『ガーディアンズ 伝説の勇者たち』の作品情報
上映時間:97分
ジャンル:ファンタジー、アドベンチャー、アニメ
監督:ピーター・ラムジー
キャスト:クリス・パイン、アレック・ボールドウィン、ジュード・ロウ、ヒュー・ジャックマン etc
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映画『ガーディアンズ 伝説の勇者たち』の登場人物(キャスト)
- ジャック・フロスト(クリス・パイン)
- 杖を使って雪を操ることができ、空を飛ぶこともできる。子供達に存在を信じられていないため、人前に姿を現すことができない。「ジャック・フロスト」になる前の記憶がない。
- ニコラス・セント・ノース(アレック・ボールドウィン)
- サンタクロース。「ガーディアン」の一員でリーダー的存在。北極に暮らしている。
- ピッチ・ブラック(ジュード・ロウ)
- 恐怖の化身・ブギーマン。黒い砂(悪夢)でできた馬を操る。ガーディアンによって人から存在が認知されなくなり、ずっと孤独の中にいた。
- E・アスター・バニーマント(ヒュー・ジャックマン)
- 「ガーディアン」の一員。イースターバニー。ジャックに悪戯されたことがあり、彼のことを嫌っている。
- トゥース・フェアリー(アイラ・フィッシャー)
- 「ガーディアン」の一員。歯の妖精。現在は歯を回収する現場に出ずに、城の中で指揮を執っている。
- ジェイミー・ベネット(ダコタ・ゴヨ)
- 未知の生物を信じる少年。妹・ソフィーがいる。
映画『ガーディアンズ 伝説の勇者たち』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ガーディアンズ 伝説の勇者たち』のあらすじ【起】
ジャック・フロストの最初の記憶は「暗闇」だった。月が輝く夜、彼は凍った湖の中から外の世界に飛び出すが、なぜそこにいたのか覚えていなかった。ジャックは足元に転がっている杖を手に取った。すると、氷を生み出すこと、空を飛ぶことができた。だが、力の制御が不安定で、上手く飛べなかった。ジャックは何とか空を飛び、村に降り立った。村人に声を掛けようとするが、誰も何の反応も示さなかった。村人はジャックの体をすり抜けながら歩いていた。
300年後、北極。サンタクロースのニコラス・セント・ノースが暮らしていた。ニコラスは地球儀に異変が起こったのを目撃し、子供達に危機が迫っているのを感じた。ニコラスを始めとした「ガーディアン」達は、世界中の子供達の無事を見守る役割があった。ニコラスは仲間のガーディアン達(バニーマント、トゥース、サンディ)を招集し、何世紀もの間封じてきた敵・ピッチ・ブラック(ブギーマン)が反撃に出たことを教えた。
月が光り輝き、ニコラス達に助けとなる者の姿を見せた。それは、ジャック・フロストだった。昔、ジャックに悪戯されたことを根に持っていたため、バニーマントはジャックが仲間になることを嫌がった。
ジャックは子供達に雪玉をぶつけて遊んでいた。そして、ジェイミー・ベネットという少年のソリを引っ張って遊んだ。ジェイミーは興奮して喜ぶが、ジャックの存在に気づくことはなかった。ジェイミーは未知の生物の存在を信じていたが、「ジャック・フロスト」と呼ばれる存在を知らなかった。ジャックは誰も自分のことを気づいてくれない現状に、深く傷ついていた。
映画『ガーディアンズ 伝説の勇者たち』のあらすじ【承】
ジャックはバニーマントに捕まり、ノース達の元に連れて行かれる。そして、月に選ばれた新たな「ガーディアン」であると告げられる。だが、300年間孤独だったジャックは、受け入れることができなかった。バニーマントはジャックのことを疎ましく思っていたため、彼が仲間にならなくてもよかった。しかし、ノースは月が選んだこともあり、ジャックを「ガーディアン」の仲間に入れようとした。
「歯の城」で問題が起こり、ノース達はソリに乗って向かった。すると、黒い砂でできた馬が妖精を捕まえ、歯を奪っていった。助かったのは、ジャックが救った妖精1人(ベビートゥース)と、トゥースだけだった。トゥースが嘆き悲しんでいると、ピッチが現れる。ピッチの目的は、人に自分の存在を知ってもらうことだった。暗黒時代、ピッチは人々に恐怖を与えていた。しかし、月がノース達を呼び人々に希望を与えてから、「ブギーマン」の存在を人々が信じなくなり、力を振るえなくなったのだ。ピッチは子供達から希望や夢を奪い、「ガーディアン」の存在を信じなくさせて彼らの存在を消そうとしていた。ノース達はピッチに攻撃を仕掛けるが、逃げられてしまう。
ジャックはピッチが歯を奪っていったことに疑問を抱く。すると、歯には思い出が込められていると、トゥースから教えられる。トゥース達歯の妖精は、子供から歯を預かり「大事なこと」を思い出す手助けをしていた。ジャックが「ジャック・フロスト」になる前の思い出が込められた歯も保管されていた。その時、トゥースの存在が消えそうになる。子供達が歯の妖精を信じなくなっているからだった。ノース達は歯の妖精の代わりに、歯を回収することを決める。ジャックは自分の思い出を取り戻すため、ノース達に協力することにした。
映画『ガーディアンズ 伝説の勇者たち』のあらすじ【転】
夜、ノース達は手分けして歯を回収した。だが、ジェイミーの家に集まったときにノースが大声を上げてしまい、ジェイミーが目を覚ましてしまう。ジェイミーはジャック以外の存在を認知した。サンディが眠らせようとするが、ジャックが悪戯をして犬が暴れてしまい、ジェイミーの他にノースとバニーマントとトゥースまでもが眠ってしまう。その時、ピッチの操る黒い馬が現れたため、ジャックはサンディと共に追いかけた。静かになった部屋にジェイミーの妹・ソフィーが現れ、ノースの道具を使って別次元に移動してしまう。
ジャックとサンディがピッチと戦っていると、目を覚ましたノース達が助けに現れる。しかし、サンディがピッチの攻撃に飲み込まれてしまう。ジャックは助けに行こうとするが、間に合わなかった。ジャックもピッチの攻撃に飲み込まれそうになっていると、ジャックの身から爆発的な力が沸き起こった。ピッチがひるんだ隙に、ノース達はジャックを連れて逃げ出した。
ピッチのせいで、世界から希望の光が消えかけていた。バニーマント達はイースターを利用し、希望の光を取り戻すことにした。バニーマントが皆を連れて巣穴に移動すると、ソフィーがいた。ノース達は子供の相手などしたことがなく戸惑った。そんなノース達をジャックが一喝した。バニーマントはソフィーの相手をしながら、イースターの準備を行った。今回のことで、バニーマントはジャックのことを見直した。
ジャックは眠ってしまったソフィーを家まで運んだ。その時、自分を呼ぶ声が聞こえてきた。声が聞こえる方に向かうと、森の中にボロボロのベッド台が放置されていた。その台の下には、大きな穴が空いていた。ジャックはベビートゥースが止めるのも聞かず、その穴の中に入った。そこは、ピッチのアジトで、盗まれた歯があった。ジャックが自分の歯を探していると、ピッチが現れる。ピッチはジャックの恐怖を煽り、歯を渡して立ち去った。
ジャックはノース達の元に戻った。しかし、一足遅くピッチが放った悪夢の襲撃に遭い、イースターのために用意した卵が壊されていた。バニーマントは子供達に存在を信じてもらえなかったことから、存在が希薄になる。ノース達はベビートゥースがいなくなっていたこととジャックが歯を持っていたことから、彼がピッチと共にいたことに気づく。ノース達はジャックに失望した。
映画『ガーディアンズ 伝説の勇者たち』の結末・ラスト(ネタバレ)
ピッチは1人になって落ち込んでいるジャックの前に現れ、手を組もうと持ちかけた。だが、ジャックは拒否した。すると、ピッチはベビートゥースを人質に、杖を渡すよう求めた。ジャックはベビートゥースを助けるために杖を手渡した。ピッチは杖を折ると、ジャックを穴の下に突き落とした。ジャックが自分の行いを後悔していると、持っていた自分の歯が光った。それにより、ジャックは記憶を取り戻す。ジャックは妹と湖の上でスケートをしていたが、妹の下の氷にひびが入ってしまう。ジャックは妹を守って湖の下に落ちてしまったのだ。
ジャックは杖をくっつけると、穴の外へと飛び立った。ピッチに捕まっていた歯の妖精達を逃がそうとするが、妖精達は飛べなくなっていた。「ガーディアン」を信じる子供が、世界に1人しかいなくなってしまったのだ。その1人とはジェイミーだった。
ジャックはジェイミーに「ガーディアン」の存在を信じ続けてもらうため、窓ガラスに氷を張って絵を描いた。そして、雪の絵の兎を部屋の中で遊ばせた。ジェイミーは部屋の中に雪が舞っているのを見て、自分の傍に居るのがジャック・フロストだと気づく。すると、ジャックはジェイミーに姿を認知されるようになった。ジャックはサンタクロースなども本当に存在することをジェイミーに教えた。すると、ノース達がジャック達の前に現れた。
ジャックはピッチと戦うが、圧倒的な力の差があった。ジャックは氷を使って街中を走り、仲間を集めることにした。ジェイミーの友人達がジャック達のことを信じ、ついてきてくれた。しかし、ピッチは悪夢で街を飲み込もうとしていた。ジェイミー達は恐れることなく立ち向かった。すると、光が悪夢を跳ね返し、ノース達の力が蘇った。ノース達が協力して戦っていると、光が集まってサンディの姿になった。サンディはピッチを倒し、子供達にいい夢を見せた。
ピッチは子供達から存在を認知されなくなり、自分が感じた恐怖のせいで悪夢に襲われる。そのまま悪夢により穴の下へと連れ去られた。ジャックは正式に「ガーディアン」に就任した。
映画『ガーディアンズ 伝説の勇者たち』の感想・評価・レビュー
世界のイベント、子供たちの夢が詰まった作品。イースターラビットや歯の妖精など、日本では馴染みのないものも多いが、妖精同士が協力・競争し合ってイベントを成功させようと奮闘する姿は観ていて楽しい。また、戦闘シーンがあることも斬新。空をかける橇の上に立ち、両手に剣を持ちガハガハ笑うサンタクロースの姿は、今まで観たことも想像したこともなかった。恐怖を目の前にし楽しむことで対抗したラストは、純粋な子供たちには希望や勇気を貰えるだろうし、大人は昔を思い出して懐かしい気持ちを貰えるだろう。映像美も素晴らしい、心から楽しめる映画。(男性 20代)
イースターバニーやサンタクローズなど日本でも知られている人?はもちろん、歯の妖精やサンドマンなどあまりよく知られていないけど子供にとって伝説の存在がガーディアンズと呼ばれ、一堂に会して悪夢のブギーマンと戦うストーリー。
あまり知られていないが、これまたおとぎ話に出てくるジャックフロストが、信じられていないがために見てもらえない悲しみを抱えつつガーディアンズの仲間になる。
彼は元々正義の味方、というようなキャラでは無いのだが、迷いの末に成長していく。
全体的にアクションシーンが多く、優しいイメージのサンタが両手に剣を持っていたり、可愛らしいイメージのバニーが筋肉モリモリでオーストラリアなまりの英語を話してブーメラン投げてるのはなかなか斬新だった。(女性 20代)
クリスマスやイースターと言った、世界のイベントや「昔話」に出てくるキャラクターが世界中の子供たちの平和を見守る「ガーディアンズ」となり、活躍するストーリー。ドリームワークス製作の今作は、かなり豪華な声優陣と綺麗で繊細なCGアニメーションでとても見応えがありました。
サンタクロース、イースターバニーと言った有名なキャラクターの他に「歯の妖精」など日本ではあまり馴染みの無いキャラクターも出てくるので、予備知識があるとより楽しめると思います。(女性 30代)
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