映画『セブンス・サン 魔使いの弟子』の概要:魔法使いのマスター・グレゴリーは、弟子のウィリアムと共に教会に向かった。そこには魔女・マルキンに取り憑かれた少女がいた。グレゴリーは少女からマルキンを引き剥がして戦うが、ウィリアムを殺されてしまう。
映画『セブンス・サン 魔使いの弟子』の作品情報
上映時間:102分
ジャンル:アクション、ファンタジー、アドベンチャー
監督:セルゲイ・ボドロフ
キャスト:ジェフ・ブリッジス、ベン・バーンズ、アリシア・ヴィカンダー、キット・ハリントン etc
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映画『セブンス・サン 魔使いの弟子』の登場人物(キャスト)
- マスター・グレゴリー(ジェフ・ブリッジス)
- 魔法使い。偏屈な老人。かつてマルキンを愛していた。だが、マルキンが悪い魔女になり妻を殺したため、地下深くに彼女を閉じ込める。
- トム・ウォード(ベン・バーンズ)
- グレゴリーに見出され、魔法使いの弟子になる。実は、母が魔女だった。予知の能力がある。
- マザー・マルキン(ジュリアン・ムーア)
- 魔女の女王。元々いい魔女だったが、人に恐れられたことで恐ろしい魔女に変貌する。仲間の魔女であっても裏切り者は許さない残忍な性格。
- アリス(アリシア・ヴィキャンデル)
- 母が魔女で父が人間。残忍な性格のマルキンのことを恐れる。トムに惹かれていく。
映画『セブンス・サン 魔使いの弟子』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『セブンス・サン 魔使いの弟子』のあらすじ【起】
村の教会にいる10歳くらいの少女が、「何か」に取り憑かれていた。少女は暴れるため、柱に繋がれていた。魔法使いのマスター・グレゴリーは迎えに来た弟子のウィリアムと共に教会に行き、少女の体から「何か」を剥がした。その「何か」はグレゴリーと因縁がある魔女マザー・マルキンだった。グレゴリー達はマルキンを檻の中に捕らえるが、ウィリアムがマルキンに捕まり一緒に檻の中に入ってしまう。ウィリアムは殺され、マルキンはドラゴンに変身して逃げ去った。
グレゴリーは弟子にするため、ある一族の7番目の息子の7番目の息子に会いに行った。その息子の名はトム・ウォード。トムはグレゴリーが来る前から、彼が来ることを予知していた。トムの母はグレゴリーの弟子の末路が悲惨なことを知っていたため行かせたくはなかったが、トム自身がグレゴリーについて行くことを決めていた。母はトムにペンダントを贈った。
グレゴリーはトムと街に出かけ、買い出しを頼んだ。トムはそこで魔女として捕らえられている女性(アリス)を見つける。トムは予知の力でアリスを見たことがあった。自分が魔法使いの弟子として彼女を始末すると嘘を吐き、アリスを救った。アリスは自分と会ったことをグレゴリーに隠すようトムを言い含め、姿を消した。実は、アリスはマルキンの部下であるリジーの子供だった。
映画『セブンス・サン 魔使いの弟子』のあらすじ【承】
グレゴリーは森を抜けながら、魔女の女王であるマルキンが生きていることをトムに話した。マルキンは伝説上の人物のため、実在しているとは思わずトムは驚愕する。その時、トムが突然気を失ってしまう。その時、彼は未来の映像を見ていた。
グレゴリーはマルキンとの戦いを準備するため、トムを連れてアジトに帰った。そこには、「ファルコン騎士団」について書かれたタペストリーがあった。タペストリーには「団員は闇との戦いに献身し、7番目の息子の7番目の息子にその知識と技術を伝えるべし」と書かれていた。グレゴリーも騎士団の一員で1000人近い仲間がいたが、全員死んだか闇に落ちてしまっていた。
ウィリアムは10年間修行をしていたが、トムには僅かな時間しか残されていなかった。「血の月」がもうすぐ満ちるのだ。それは100年に1度起きる現象だった。「血の月」とマルキンの復活で、闇の勢力は力が増すのだ。グレゴリーはトムにマルキンの手下の情報や戦い方を教えた。
アリスはマルキンの残忍性に恐怖心を抱くが、母がマルキンに信頼を寄せていたため、彼女の元を離れることはできなかった。母は怯える娘を宥めると、グレゴリー達の様子を見に行かせた。夜、アリスはトムに会いに行った。2人が手を触れ合わせた瞬間、青い火花が散った。言い伝えで、月明かりの下で魔女が運命の人に触れたとき、青い火花が散ると言われていた。トムはアリスが魔女だと知り驚く。
映画『セブンス・サン 魔使いの弟子』のあらすじ【転】
グレゴリーは城壁の街から呼び出しを受ける。悪魔が来て大虐殺が起きる兆しがあり、見たこともない怪物が捕獲されていた。その怪物はマルキンの最も残忍な手下・ウラグだった。グレゴリーが戦うと、ウラグはクマから人間の姿に変わった。始め1人で戦おうとしていたグレゴリーだったが、ウラグに押されてしまう。トムも協力して戦った。グレゴリーはウラグを始末するよう指示するが、トムにはできなかった。グレゴリーは失望を露わにし、自らウラグに火を点けて始末した。
トムはグレゴリーと喧嘩別れしてしまう。すると、アリスが現れる。アリスはトムから話を聞き、残酷なことはしなくていいと慰めた。2人はキスをして、幸せなひと時を過ごした。2人は離れがたい思いを抱く。その時、トムは予知の力で、マルキンがグレゴリーを襲っている映像を見る。トムはグレゴリーの元に戻ることにした。
トムがグレゴリーの元に戻ると、彼は自分の過去の話をした。かつて、グレゴリーはマルキンを愛したことがあった。マルキンは元々悪い魔女ではなかったが、人々は魔女というだけで彼女のことを恐れた。マルキンは恐ろしい魔女に変貌し、グレゴリーに妻がいたことを知って彼の幸せを妬むようになった。そして、マルキンはグレゴリーの妻を殺害した。グレゴリーは愛を囁いてマルキンを騙し、地中深くに閉じ込めた。グレゴリーはマルキンを殺さなかったことを後悔しており、トムに自分と同じ過ちは犯すなと諭した。
映画『セブンス・サン 魔使いの弟子』の結末・ラスト(ネタバレ)
グレゴリー達はマルキンのアジトに向かう途中で、ボガートと呼ばれる巨大な怪物に襲われる。ボガートは地下に生息し気性が荒く、目が見えない代わりに鼻がよく利いた。グレゴリー達は川に飛び込んで逃げた。ボガートは水が苦手なはずだが、追いかけてきた。トムはボガートと揉み合いになり、一緒に滝に流されて落ちてしまう。奇跡的にトムは助かった。トムが岸で息を整えていると、リジーが現れ殺されそうになる。その時、母から貰ったペンダントが光り守られる。リジーはそのペンダントを見て驚愕し、女王陛下(マルキン)の物だと言って立ち去った。
トムはペンダントをグレゴリーに見せた。それにより、そのペンダントが魔女の聖なるお守りで、魔力を強める物だと判明する。さらに、幻覚をリアルに見せることもできた。かつてマルキンが持っていた物だったが、他の魔女がそれを盗んだ。つまり、トムの母は魔女だったのだ。その頃、マルキンはトムを助ける代わりにペンダントを取り返して来るよう、アリスに命令していた。
アリスはトムに一緒に逃げようと誘うが、トムはグレゴリーの元を離れるのを拒んだ。その時、グレゴリーがアリスの存在に気づいてしまい、捕らえてしまう。グレゴリーはアリスを燃やすよう指示するが、トムはそれを拒みアリスを逃がした。グレゴリーはペンダントを奪われていることを指摘し、アリスが裏切ったことを教えた。トムがアリスを追いかけようとしていると、マルキンの手下が現れる。グレゴリーはトムを助けようとするが、トムは崖から落ちてしまう。しかも、グレゴリーは敵に捕まってしまった。
トムが目を覚ますと、なぜか母がいた。母はマルキンと戦って敗れ殺されていた。母は悲しむ息子を励まし、マルキンを倒すためにペンダントを取り戻すよう諭した。一方、アリスはトムが亡くなったと知らされ、マルキンに騙されたことを知る。彼女が首に掛けていたペンダントを奪い逃げ出した。リジーは娘を守るため、マルキンと戦った。
トムは落ちていたペンダントを見つけ、首に掛けた。そして、敵に殺されそうになっているアリスを助けた。マルキンは裏切られたことを嘆きながらリジーを始末した。グレゴリーはマルキンを始末しようとするが、逆に殺されそうになる。すると、トムが現れ助けられる。トムはマルキンに火を放った。
グレゴリーはトムの手に、騎士の証である刻印を施した。魔法使いになったトムは、アリスと別れて旅立つことを決める。アリスはそんなトムを受け入れ、きっとまた会えると呟いて姿を消した。トムはグレゴリーに旅立ちを止められる。グレゴリーは自分が旅に出て行くことを告げ、アジトをトムに明け渡した。
映画『セブンス・サン 魔使いの弟子』の感想・評価・レビュー
モンスターとか魔法の描写など、迫力があって見応えがあった。爽快な物語というよりは、複雑な人間関係の行く末が気になるストーリーだった。子供向けというよりは、大人が楽しめる映画かもしれない。
マザー・マルキンは恐ろしい魔女だが、色々同情の余地があって嫌いになりきれなかった。人間が彼女を恐れず、グレゴリーがマルキンだけを愛していたら、彼女は良い魔女のまま過ごせたのではないかと思う。彼女にとって、悲しい結末だなと思った。(女性 30代)
「魔法使いの弟子」だと勘違いして鑑賞した今作。全然魔法使わないじゃん…と思って確認したら「魔使い」でした。戦い方が原始的というか、弱そうと言うか、それでドラゴンに勝てるの?と心配になってしまうようなやり方なのですが、ストーリー自体はありがちな展開なので安心してみていられました。
ジュリアン・ムーアはこういう悪い女が本当に似合います。悪いのに美しくて、騙されてしまう気持ちも分かりますよね。
意外と楽しんで見られる作品でした。(女性 30代)
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