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映画『ダーククリスタル』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ダーククリスタル』の概要:1982年に公開されたアメリカの映画。アニマトロニクスと呼ばれる技術を使って撮影されている。世界を救うためにクリスタルを求めるファンタジー映画。

映画『ダーククリスタル』の作品情報

ダーククリスタル

製作年:1982年
上映時間:93分
ジャンル:ファンタジー
監督:ジム・ヘンソン、フランク・オズ
キャスト:スティーヴン・ガーリック、リサ・マックスウェル、ジム・ヘンソン、パーシー・エドワーズ etc

映画『ダーククリスタル』の登場人物(キャスト)

ジェン(スティーブン・ガーリック)
ゲルフリン族の若者。スケクシス族による大量虐殺から生き残る。世界を救うためにクリスタルを探す。
キーラ(リサ・マックスウェル)
ゲルフリン族の少女。ポッド村で育つ。ジェンと出会い、行動を共にする。
オウグラ(ビリー・ホワイトロウ)
秘密の守護者。はるか昔から世界を見ている老婆の魔女。隻眼。
スケク・ウング(マイケル・キルガリフ)
将軍。次の皇帝になる。乱暴で、ゲルフリンフリン族を大量虐殺する。
スケク・シル(バリー・デネン)
亡くなった前皇帝の側近。野心家で、次の皇帝を狙うが将軍に追放される。名誉挽回のためにジェンたちを狙う。

映画『ダーククリスタル』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ダーククリスタル』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ダーククリスタル』のあらすじ【起】

スケクシス族はたくさんの種族を滅ぼしていた。惑星トラと呼ばれるこの星で千年に渡り、覇権を握っていた。しかし、スケクシス族の皇帝が病に倒れる。世界を支配していたスケクシス族だったが、皇帝が倒れたことにより一時の間、力を失う。力を取り戻すために、太陽が3つ重なる大合致と呼ばれる日を待つことになる。その間に次なる皇帝を決めるべく、残った9人のスケクシス族が石の裁きによって決められることになった。

一方、ダーククリスタルの城から離れた土地にある谷で、ミスティック族が暮らしていた。そこに、スケクシス族により滅ぼされたはずのゲルフリン族の1人が生き残っていた。彼の名はジェン。ミスティック族の長老に代々伝わる予言によると、ジェンはスケクシス族から力の源であるクリスタルを手にいれ、世界を救うことを告げられる。自分の使命を知ったジェンはミスティック族にお礼を言い、1人旅立つ。向かったダーククリスタル城の中では、すでに権力争いが始まっていた。

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映画『ダーククリスタル』のあらすじ【承】

9人の中から、皇帝候補に2人選ばれる。1人は将軍のウング。もう1人は亡くなった皇帝の側近だったシル。2人の争いは石の裁きによって始まる。石が下した結果は、将軍を皇帝にする。皇帝争いに敗れたシルはダーククリスタルの城から荒野へと追放される。しかし、そのときダーククリスタルが反応する。クリスタルが映し出した映像には、城へ向かうジェンの姿が映っていた。滅ぼしたはずのゲルフリン族が生きていることを知り、予言が実現しないようにガーシムと呼ばれる魔物を差し向ける。名誉挽回のため、追放されたシルもまたジェンのとこへ向かう。

ジェンはミスティック族の長老から助言してもらった情報を頼りにある人物を探していた。その人物とは、クリスタルの欠片を持っていた。オウグラと呼ばれる魔女を探していたジェンは、ついにオウグラを見つけ出す。オウグラの館に入ると、そこにはたくさんの欠片がある。しかし、全てが本物ではなく、本物のクリスタルの欠片を見つけるのに苦労するジェン、ようやく本物を見つけたところでガーシムたちが現れる。ガーシムたちはオウグラの館を破壊するが、ジェンは館から脱出することに成功する。

沼地にたどり着いたジェンは1人の少女に出会う。少女はもう1人のゲルフリン族の生き残りで、ポッド村で育てられていた。生き残りの同胞を見つけ喜ぶジェン。村では歓迎を受け、楽しい時間を過ごしていた。しかし、またもやガーシムの攻撃に遭う。ジェンはガーシムの攻撃を受けそうになるが、スケクシス族のシルが現れる。おかげで、ジェンとキーラはその場から逃げ出すことができた。

一方、ジェンを見送ったミスティック族の谷では、ジェンを助けようとミスティック族一丸となってクリスタルを求めに旅立つ。

映画『ダーククリスタル』のあらすじ【転】

村が襲撃され、悲しむキーラとジェンだったが歩みを進める。遺跡に迷い込んだ2人は、予言が記されている壁画を見つける。解読に成功するジェン。キーラは、ランドストライダーと呼ばれる足の速い生き物を呼び出す。2人でランドスライダーを使い、城の地下道まで侵入する。しかし、そこにはシルが待ち受けていてキーラは捕まってしまう。シルはスケクシスの科学者を使い、キーラから生命エキスを摂ろうとしていた。

気を失っていたジェンが目を覚ますと、オウグラも捕まっていた。キーラは、ジェンとオウグラに励まさる。元気になったキーラは動物たちの力を借りて逃げ出すことに成功する。ジェンも逃げ出し、2人はそれぞれクリスタルを目指すことになる。ジェンは、クリスタルの黒水晶の間まで辿り着くと、スケクシス族に見つかってしまう。咄嗟にクリスタルに張り付くが、持っていたクリスタルの欠片を落としてしまう。しかし、そこにキーラが現れる。落とした欠片を拾い上げ、ジェンへと投げる。受け取ったジェンだったが、目の前でスケクシス族の手によってキーラが殺されてしまう。

映画『ダーククリスタル』の結末・ラスト(ネタバレ)

ついに、大合致が始まる。大合致の影響でクリスタルの輝きが増す。ジェンはキーラが命をかけて渡してくれたクリスタルの欠片を、輝き始めてるクリスタルに戻す。すると、欠片はクリスタルに取り込まれて大水晶として姿を現した。完成した大水晶の輝きと衝撃によりジェンは耐えられず、クリスタルから落とされてしまう。地面に落ちたジェンは悲しみながら、横たわっているキーラを抱き抱える。その目の前にいたスケクシス族と、駆けつけていたミスティック族が大水晶の影響により、1つになる。2つの族は新たにウルスケク族となった。2つの族から発せられた輝きの中でジェンはウルスケク族が神に等しい存在だということを知り、この世界から消えていたことを告げられる。神に等しい力を持ったウルスケク族は力を使い、キーラを蘇らす。惑星トラと大水晶の平和を託して、ウルスケク族は異次元へと消えていく。ジェンと生き返ったキーラは、2人でウルスケク族の最後を見送った。

映画『ダーククリスタル』の感想・評価・レビュー

あまり見たことない映像技術で、古い映画ながらも新鮮さがあった。不思議な世界で、テンポがよくとても見やすい映画だった。映画の世界に登場する言葉などの理解を深めるために繰り返し見た方がいいと思った。最後のキーラが殺されてしまうところでは、今までのストーリーからは想像できなかった。見てる側に大きなショックを与えるが、生き返ることでハッピーエンドで見終わることができた。見応えがある作品だった。(MIHOシネマ編集部)


人間が一切登場しない、全編アニマトロニクスの作品なのですが大人も感動できるようなクオリティの高さで、子供向けの作品だと侮れないなと感じました。
監督のジム・ヘンソンとフランク・オズは『スターウォーズ』シリーズでアニマトロニクスの人形の操作を担当していたと知り、このクオリティの高さに納得しました。
人形の動きや世界観だけでなく、シナリオもしっかりと作り込まれていて見ていてピンと来た方もいるかも知れませんが「フリーメイソン」というワードに惹かれる方はかなり楽しめる作品だと思います。(女性 30代)

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