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映画『ブラック・ドッグ』あらすじとネタバレ感想

映画『ブラック・ドッグ』の概要:1998年制作のアメリカ映画(原題:Black Dog)。謎の積み荷を運ぶ熱い男とそれを狙う武装集団とのバトルを描いたアクション映画である。監督はケヴィン・フックス。

映画『ブラック・ドッグ』 作品情報

ブラック・ドッグ

  • 製作年:1998年
  • 上映時間:89分
  • ジャンル:アクション
  • 監督:ケヴィン・フックス
  • キャスト:パトリック・スウェイジ、ミート・ローフ、ランディ・トラヴィス、スティーヴン・トボロウスキー etc

映画『ブラック・ドッグ』 評価

  • 点数:65点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★☆☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

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映画『ブラック・ドッグ』 あらすじ(ストーリー解説)

映画『ブラック・ドッグ』のあらすじを紹介します。

舞台はジョージア州・アトランタ。
ここに一人の仮釈放中の男がいた。
その男の名前はジャック・クルーズとい言い、かつて大型トレーラーの運転手をしていたが真夜中のハイウェイ運転中ブラック・ドッグという死の幻影を見て事故を起こし服役していたのだ。

ある日、彼は自分の保護観察士のカトラーから呼び出され、仕事を斡旋される。
それは彼の運転の腕を見込んだ仕事で、アトランタからニュージャージー州まで積荷を運んでほしいという内容だった。
その条件は高額な報酬と免許の再交付、しかし積荷の中身は教えてもらうことができない。
以前の事故のトラウマと今後の家族との平穏な生活を望んでいることが引っかかり1度は断るものの、服役中に妻が借金を抱えてしまったことを知り引き受けることにする。

護衛監視役をつけていざ仕事を始めるも、トレーラーが謎の武装集団に襲撃されてしまう。
しかも妻と娘が人質にとられてしまった。
開放条件は明日9時までに荷物を運び終わること。
積荷の中身は不法の武器であった。
警察の静止を振り切り必死にハイウェイを激走するジャック。
家族を守るために奮闘するのであった。

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映画『ブラック・ドッグ』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『ブラック・ドッグ』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

期待しないで鑑賞すればそれなり

いかにもB級らしいアメリカ映画という作品。
たまたま放映していたり、暇をもてあましている時に見ればそれなりに楽しむことができる。
基本的にはカーチェイスがメインのアクションであり、その中に家族愛や事故のトラウマの問題などを織り込んでいる。

ザ・売れないアメリカ映画と聞いて想像できる範囲の映画で、もの珍しい感じも新鮮な感じも一切無いので期待せず見て欲しい。
しかしながらありきたりの中にも丁寧に作りこまれている職人のような撮影シーンや手法が心地よく、雑に作られている映画には感じられないところに好感が持てる。

仮出所中の人間がやるべきことなのか

映画の内容や思惑的にジャックに頼まないと物語が成立しないのは承知だが、これから真面目にやり直そうという男が通ったハイウェイの後は死体だらけ。
映画だからこその風景だがツッコミたくなる性分の人には満載である。

タイトル「ブラック・ドッグ」の意味合いが良くわからない

「ブラック・ドッグ」というくらいだから犬も何か活躍するのだろうと思いつつ。
不幸の前触れエピソード以外には犬はあまり物語に関係するわけでもなく、残念感が残ってしまう。最後の悪役が黒い犬で事故を起こすなどの物語を通しての犬エピソードがあればもう少し良質なものに仕上がっていたのではないだろうか。

久しぶりの登場パトリック・スウェイジが中々良い

ゴースト以来の彼の作品であったが年齢的には年相応の姿であるものの、以前より俳優の品格が増している感じ。
顔立ちがカート・ラッセルやケヴィン・ベーコンと同じような系統なので途中でゴッチャになってしまったりもしたが、久しぶりに見ると随分良い演技で興味を惹かれる。
昔よりも良くなった彼の姿に損はしない。

映画『ブラック・ドッグ』 まとめ

1970年代はアメリカのアクション映画が人気を博し、新しい手法を駆使した監督がたくさん出てきた時代であった。
カーチェイスシーンや激しい銃撃戦でのアクションシーンなどは、この手の映画が好きな人なら誰もが興奮したのではないだろうか?
本作は決して派手な俳優が出演しているわけでも、真新しい斬新なアクションシーンが盛り込まれているわけでもない。
どちらかというと暇つぶしに見る映画であり、そんなに大掛かりな作品でもない。
しかし1970年代の職人芸を垣間見ることができるような丁寧さがあり、B急にありがちな雑でシーンが切れたように展開していくということは無く楽しむことができる。

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