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映画『パラノーマル・エクスペリメント』あらすじとネタバレ感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『パラノーマル・エクスペリメント』の概要:ブレア・エリクソン監督、カティア・ウィンター主演の2013年のモキュメンタリー風ホラー映画。アメリカ政府とCIAが行ったとされる、”MKウルトラ計画”を調べる記者が遭遇する恐怖を描いた。

映画『パラノーマル・エクスペリメント』 作品情報

パラノーマル・エクスペリメント

  • 製作年:2013年
  • 上映時間:88分
  • ジャンル:ホラー
  • 監督:ブレア・エリクソン
  • キャスト:カティア・ウィンター、テッド・レヴィン、マイケル・マクミリアン、コーリー・ムーサ etc

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映画『パラノーマル・エクスペリメント』 評価

  • 点数:40点/100点
  • オススメ度:★★☆☆☆
  • ストーリー:★★☆☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★☆☆☆
  • 設定:★★★☆☆

[miho21]

映画『パラノーマル・エクスペリメント』 あらすじ(ストーリー解説)

映画『パラノーマル・エクスペリメント』のあらすじを紹介します。

1963年、アメリカ政府は国民の同意なしに薬物投与を行い、マインドコントロールを誘発させようとした・・・通称”MKウルトラ計画”。

作家を志すジェームズ・ハーシュは、MKウルトラ計画の陰謀を暴く小説を書こうとしていた。
”コロラドの友”から、MKウルトラ計画で使われた薬物「DMT」を入手し、それを自分で服用するが行方不明に。
映像記録を頼まれていた友人レニーも、警察による取調べが終わった後に行方不明になった。

ジェームズの大学時代の友人であり、ニュースサイトの記者をしているアン・ローランドは、ジェームズとレニーの事件を独自に調査し始める。
残された映像に混線したかのようなラジオ音声が流れていたことから、専門家に頼み出所を探る。
それは発信者不明の、謎に満ちた謎の電波だった。

やがて、会社の上司が手に入れたMKウルトラ計画に関する資料映像が届く。
その内容は、あまりにも衝撃的なものだった。

そして”コロラドの友”の正体が、破天荒な小説家トーマス・ブラックハーンと判明。
身元を隠しトーマスに接触したアンだったが、何故かトーマスに身元がばれており、お酒にDMTを盛られてしまう。
やがてトーマスの自宅内で不可解な出来事が起こり始め、彼にDMTを始めとした不法薬物を作って提供していたカーリーが忽然と姿を消す。
残されたトーマスとアンがカーリーの自宅へと向かう。

アンはトーマスから薬を盛ったというのは嘘、からかっただけだと聞かされる。
しかしジェームズが消えた後、薬を摂取していなかったレニーも消えたことから、アンも危険なことには代わりがなかった。

そしてトーマスはアンに、ひとつの物語を話し出す。
H.P.ラヴクラフトという作家の書いた小説にある、不気味な話だった。

DMTの影響で体調が優れないトーマスを残し、アンは一人でカーリーの自宅に入り込む。
トーマスの話の通り、人体を受信機の役割にして、”奴ら”を呼び寄せるのがDMTの目的だと考えるアン。

そして2人は最終目的地へと向かう。
トーマスの力を借りつつアンが見つけた真実は、想像をはるかに超えるものだった。

映画『パラノーマル・エクスペリメント』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『パラノーマル・エクスペリメント』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

個性的すぎて扱いに困るキャラクター

アンというキャラクターには全く感情移入できない。
ジェームズの友人であり、大学時代は文学や映画について朝まで語り明かした仲だというのだが、卒業してからの5年間はまともに連絡を取っていなかったのだ。
なのに彼が事件ではなく”不思議な何かに巻き込まれた”と言い、協力者には「あなた、昔は暗号解析の仕事してましたよね?どうお考えなの?」と批判を始める。
そして、ジェームズのことを「大切な友人だったのよ」と、突然泣き出す。
トーマスに怒り心頭だったはずがすぐに信頼し、元凶の薬物を作ったカーリーには同情的なのだ。
見ていて、とても疲れるキャラクターである。

一方、トーマスの破天荒ぶりには、むしろ好感を覚えてしまう。
ホームレスから作家に成り上がったものの、記者を縛ってプールに落として殺しかけたり、議員のパーティーに乱入したり、逮捕歴もある。
アンが基地内でピンチになった際のために、ガソリンや銃まで準備しているのだ。
彼がMKウルトラ作戦の被験者だったというのはラストでわかる。
一緒に居たくは無いが、嫌いにはなれない人物像だ。

驚かし方は上手いが、ストーリーは難しい作品

そしてこの作品は驚かし方が単純なので、近年の全てにおいて凝った作りの多い映画の中では、素直にびっくりできて怖がることができる。
しかし怪奇作家のH.P.ラヴクラフトの話が難しく、作品の設定事態にもホラー関係の知識が必要だ。

1963年当時、政府が公式な謝罪を行ったCIAによる”MKウルトラ計画”のニュース映像や、関係者の証言映像を交えた記録映像から始まるが、断片的すぎて内容がつかみにくい。
MKウルトラ計画、という不道徳な実験計画が存在し、被害者が多く出たという情報のみが伝わるだけ。

映画『パラノーマル・エクスペリメント』 まとめ

「フィラデルフィア計画」、「ロズウェル事件」などと共に、もはや都市伝説のひとつになっている「MKウルトラ計画」を題材にした作品。
作品の中では、本当は何が起こりどんな事態になったのか、最終的な結末は視聴者におまかせ、という近年多くなってきた設定の作品になっている。
人気のあったテレビドラマ「Xーファイル」に影響されて「陰謀」というワードから作品を見ると、相当がっかりする作品。

DMTを作り出すのには、生きた人間の脳から取り出す必要がある、という設定やその記録映像は気持ちが悪い。
幽霊でもない、ゾンビでも悪魔でも宇宙人でもない、全くの謎の存在を敵とした作品には、なにやら難しさを感じる。

目や口から、黒っぽい液体を流す人物、ジェームズやカーリーになるが、そういった場面の怖さは強烈なものになっている。

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