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映画『エイリアン:スカイコマンド』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『エイリアン:スカイコマンド』の概要:アメリカに3つの隕石が落ちた。一方、国防高等研究計画局に所属するエマは、退役軍人をチームに加え「ニューロ・ジェット・システム」の開発に力を入れていた。それは、脳波によって戦闘機を動かすシステムのことだった。

映画『エイリアン:スカイコマンド』の作品情報

エイリアン:スカイコマンド

製作年:2017年
上映時間:87分
ジャンル:SF、アクション
監督:ロブ・パラティーナ
キャスト:キャロライン・イヴァリ、スティーヴン・ブラウン、セドリク・ジョナサン、マイケル・マルセル etc

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映画『エイリアン:スカイコマンド』の登場人物(キャスト)

エマ・ハーパー(キャロライン・イヴァリ)
国防高等研究計画局(DARPA)所属。第37戦闘攻撃飛行隊に所属していた元パイロット。墜落を経験し、飛行機に乗れなくなる。「ニューロ・ジェット・システム」(脳波で戦闘機を操る)の開発者。
ベン・ロビンス(スティーヴン・ブラウン)
エマの父。元空軍のパイロット。現在は天文台で働いている。「ニューロ・ジェット・システム」のことでエマとは反発し合っている。
イシロウ・ツバラヤ(セドリク・ジョナサン)
エマのチームの一員。退役軍人。空軍州兵でF16戦闘機に乗っていた元パイロット。左手が義手。
サンディ(アナ・ジンマート)
エマのチームの一員。退役軍人。海軍航空基地で戦闘機スカイホークの乗っていた元パイロット。足に怪我を負っており、松葉杖で行動している。
ブルース(ミショーン・ファイギン)
エマのチームの一員。退役軍人。半身不随。体に麻痺が残っており、手を上手く動かすことができない。飛ぶことを怖がっているエマを心配している。
フレディ・ヤング(マイケル・マルセル)
エマのチームの一員。退役軍人。第3海兵航空ダンの元パイロット。義足を使っている。

映画『エイリアン:スカイコマンド』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『エイリアン:スカイコマンド』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『エイリアン:スカイコマンド』のあらすじ【起】

カリフォルニア州クレストライン・ガイラ天文台。地球に接近する天体が3個確認された。だが、その天体は質量の割には速度がとても速かった。天文台の職員は疑問を抱くが、考えても理由は分からなかった。天体は3カ所に落ちた。衝突現場1「カリフォルニア州パームデール 変電所」、衝突現場2「カリフォルニア州ロサンゼルス 製油所」、衝突現場3「テキサス州パラシオス 原子力発電所」。

カリフォルニア州ビクタービル。テント内に設置したシステムを使い、戦闘機の訓練が行われていた。特殊なヘルメットを被り脳波で戦闘機を操るのだが、イシロウは思わず操縦桿を握ってしまう。エマはチームの中でも操縦能力に優れ、ブルースは前よりも向上していた。ブルースは車椅子生活でイシロウは義手を使っているなど、彼らは身体に何らかの障害を抱えていた。

チームを率いているエマは、パイロットをサンディとフレディに変えて訓練を行うことにした。その前に国防高等研究計画局(DARPA)の本部に連絡を取ろうとするが、なぜか電話が通じなかった。その時、遠くの方で煙が上がっているのが見えた。エマの携帯が鳴り父から電話がかかってくるが、電波が悪くほとんどしゃべることができないまますぐに切れた。エマは不安を抱き、父に会うために天文台に向かった。

車が突然止まってしまい、エマは近くにあったガソリンスタンドに向かった。すると、突然建物に電気が走り、車のエンジンがかかった。何が起きたのかよく分からなかったが、再び車に乗って天文台に向かった。

映画『エイリアン:スカイコマンド』のあらすじ【承】

エマは父のベンに会い、国内の62%が停電になっていること、隕石が落ちてきたことを教えられる。無事だったことに安堵したのも束の間、エマは父と口論になってしまう。元パイロットであるベンは、研究者としてではなくブルーエンジェルスのパイロットとして活躍することをエマに望んでいた。だが、墜落の恐怖を味わったエマは、パイロットに戻るつもりはなかった。「ニューロ・ジェット・システム」(脳波で戦闘機を操る)の開発に尽力を尽くすことを望んでいた。

ベンは隕石を調べるため、車椅子を動かし衝突現場1を確認した。杖を使って隕石を取ろうとするが、地面が揺れて窪みへと落下してしまう。その時、巨大な生物が目の前に現れた。

エマやサンディ達は戦闘機が何かにやられてしまうのを目撃する。その何かは目で追えないほど高速で動き、じっと見ていると目が回って吐き気と頭痛が起こった。しかし、「ニューロ・ジェット・システム」で使うヘルメットを被れば、体調の異変は起きず巨大な飛行生物が戦闘機を攻撃したのが見えた。

エマは「ニューロ・ジェット・システム」を使えば巨大な生物と戦えると確信し、空軍基地に向かうことにした。実際の戦闘機で使ったことはないため、ブルースは不安を抱く。そんな中、巨大な飛行生物が着地した。エマは空軍を説得するにも、生物に関する情報を集める必要があると判断した。ブルースを車に残し、サンディ達と一緒に生物を確認しに行った。

映画『エイリアン:スカイコマンド』のあらすじ【転】

エマ達は血を辿り、洞窟の中で眠っている飛行生物を発見する。生物の体の傷は、水が当たると治っていた。さらに、近くには卵のような物があった。エマはサンディの制止を無視し、卵のような物を棒で触ろうとした。すると、ゼリー状の黒い物体が生まれ、一体化して地面へと消えた。その時、サンディがヘルメットを落として物音を立ててしまう。皆が一斉に逃げる中、エマはヘルメットを取りに戻った。飛行生物が目を覚ますが、エマは何とか外へと逃げ出すことに成功する。

エマ達は空軍基地に到着し、司令官に会った。軍は3体の巨大生物と戦っていたが、弱らせることすらできずにいた。しかも、巨大生物はアメリカ国内を攻撃していた。エマは巣に卵があったことから、これから増える可能性があることを司令官に伝えた。そして、「ニューロ・ジェット・システム」を戦闘機に載せる許可を求めた。

エマ達のチームが先陣を切って生物に怪我を負わせ、軍の戦闘機が止めを刺すことになった。皆で話し合っている間にも、出撃している戦闘機のパイロットが3名亡くなったとの知らせが入る。一方、天文台で隕石の解析を行っていたベンの元にも、エマ達が行動を起こしたとの情報が入る。助手はベンにエマの元に行くこと勧めた。

映画『エイリアン:スカイコマンド』の結末・ラスト(ネタバレ)

ベンはエマの元へ行き、今まで応援できなかったことを謝罪した。そして、自分が飛べなくなったため、エマの飛ぶところが見たかったことを打ち明けた。実は、ベンは色んな不幸が重なった後、閉所恐怖症になっていた。エレベーターにも乗れなかったほどで、何年もセラピーに通っていた。エマは何も知らされておらず、驚愕する。しかし、ベンは生物に立ち向かおうと頑張る娘を見て、戦闘機に乗ることを決意していた。

ベンとエマは戦闘機に乗り、飛行訓練を行った。最初の飛行訓練でベンは上手く飛ぶことができなかった。だが、エマにアドバイスされ、コツを掴むことに成功する。そんな中、テキサスで何らかの中毒被害が起こったと報告が入る。巨大生物が発した物が原因だった。緊迫した状況の中、システムの搭載ができたのはまだ1機だけだった。ブルース達は飛行訓練で一番成績が良かったベンが飛ぶべきだと思っていた。エマは父のことを心配し、簡単に即決できなかった。

ベンは孵化した生物を解析し、隕石との共通点を見つける。ロシアは70年代に火星に探査機を送り、着陸に成功していた。そこで発見されたサンプルと解析結果は同じだった。「ラーガ」と名付けられたサンプルをアメリカも手に入れていたが、封印していた。それは怪物がいると公になれば、宇宙開発が頓挫する恐れがあるからだった。隕石は卵で、地球で孵化したのだ。なぜ怪物が火星を離れたのか分からないが、植民目的で来たのは明らかだった。

ベンは飛ぶことを決意し、戦闘機に乗り込んだ。軍の戦闘機が「ラーガ」にやられる中、ベンは「ラーガ」を攻撃する。撃退したと喜んでいたが、「ラーガ」はまだ生きていた。ベンが乗った機体は攻撃を受けてしまう。エマは必死に呼びかけるが、父からの応答はなかった。エマは激しく動揺し、部屋を飛び出してベンが使っていた部屋に向かった。そこには、ベンが調べていたゼリー状の黒い物体が付着した靴があった。エマは「ラーガ」のことを憎らしく思い、靴を冷蔵庫の中に仕舞った。その後、ベンが乗った機体が無事に基地に戻ってきた。

ベンは焼夷弾やロケットでも「ラーガ」を倒せなかったこと、先程戦った「ラーガ」が放射線のようなものを噴いていたことを話した。エマ達が見た「ラーガ」はエネルギー光線を噴いていた。ベンは「ラーガ」が衝突現場の影響を受けていることに気づく。

ベンは冷蔵庫内にあった靴を見て、「ラーガ」の弱点が寒さだと気づく。火星から逃げてきたのも寒さが原因だった。エマ達は液体窒素を使って攻撃することにした。その時、「ラーガ」が基地を攻撃してきて建物が崩れ、サンディとフレディの安否が分からなくなる。エマ達は辛い気持ちを抱えながら機体に乗った。

3体の「ラーガ」が一体に合体し、イシロウがやられてしまう。エマは父と協力して「ラーガ」を倒した。基地に戻ると、サンディとフレディの姿があった。皆でイシロウの死を悲しんだ。ベンはチームに加わることを決める。

映画『エイリアン:スカイコマンド』の感想・評価・レビュー

巨大な生物との戦いを描いているというよりは、エマと父との確執にスポットを当てたような作品だった。飛ぶことを恐れているエマが簡単に戦闘機に乗ったことも驚いたし、簡単に倒せるようにわざわざ一体に合体した巨大生物の行動にも驚いた。もっと巨大生物の不気味な行動とか、戦いの場面を描いてもらえると良かったと思う。エイリアンや戦闘シーンを期待して見ると、ガッカリしてしまうような作品だった。訓練を行っていたブルース達がきちんと活躍しておらず、なぜかイシロウだけが殺されるラストも納得できなかった。(MIHOシネマ編集部)


B級感ぷんぷんのこの作品。正直言って『エイリアン』とは全く関係のないツッコミどころ満載のストーリーにものすごく体力を奪われました。
身体が不自由なパイロットたちがチームを組み、脳波で戦闘機を操作するという近い将来実現しそうなテクノロジーはとても魅力的でした。しかしその設定を全く生かせていないストーリー展開は本当に残念。CGもいかにもな感じで勿体ないなと感じてしまう、あと一歩の作品でした。(女性 30代)

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