映画『ファインド・ミー』の概要:デヴィッドは恋人のクレアと幸せな日々を送っていた。だが、そのクレアが、ある日突然何も言わず消息を絶ってしまう。デヴィッドはクレアの行方を探した。そこには、デヴィッドの知らないクレアの秘密が隠されていた。
映画『ファインド・ミー』の作品情報
上映時間:111分
ジャンル:サスペンス
監督:ザック・ウェドン
キャスト:アーロン・ポール、アナベル・ウォーリス、エンヴェア・ジョカイ、ギャレット・ディラハント etc
映画『ファインド・ミー』の登場人物(キャスト)
- デヴィッド(アーロン・ポール)
- グラフィックデザイナー。料理が得意。突然失踪したクレアの行方を探す。戦闘能力に優れているわけではなく、ごく普通の青年。
- クレア・コリンズ(アナベル・ウォーリス)
- デヴィッドの恋人。政府のために正体を隠して様々な仕事を行ってきた。クレアというのも偽名である。銃機器の扱いに長けている。
- ホール(ギャレット・ディラハント)
- クレアの上司。政府のために働いている。足を怪我しており、杖をついている。ある理由から、クレアが撮ったフィルムを探している。
映画『ファインド・ミー』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ファインド・ミー』のあらすじ【起】
デヴィッドは恋人のクレアと幸せな日々を送っていったが、ある日突然クレアが失踪してしまう。友人の元にもおらず、警察に相談してもチラシを貼ることを勧められるだけだった。彼女には家族がおらず、どこにいったのか見当もつかなかった。
クレアがデヴィッドのことを変質者と間違えたことから2人の関係は始まった。クレアは間違えたことを気にしており、デヴィッドを部屋に招いて一緒に食事をすることにした。しかし、クレアは料理が得意ではなかった。デヴィッドは自分の部屋に招き、食事を御馳走することにした。2人は色んな話をした。クレアはクリーニング店で働き、写真を撮ることを趣味にしていた。デヴィッドはグラフィックデザイナーで、父は幼い頃に亡くなっていた。話している途中、クレアはデヴィッドにキスをした。
デヴィッドはクレアのコロラド大学時代の友人のバック・キャメロンに会った。お酒を飲みながら、クレアが突然いなくなって苦しんでいる胸の内を明かした。次の日、デヴィッドはバックを家において外に出かけた。しばらくして戻ると、バックが家の中の荷物を探り、壁を破壊していた。バックは「何か」を探していることを告げた。デヴィッドが困惑していると、バックに殴られてしまう。
デヴィッドはクレア失踪時に相談したスローン刑事に会った。クレアが失踪してから約1年が経過していた。スローン刑事はコロラド大の記録に、クレアのものもバックのものも存在しなかったことを明かした。デヴィッドはただ困惑した。
映画『ファインド・ミー』のあらすじ【承】
デヴィッドは庭に隠されていたカメラフィルムを発見する。その写真を手がかりに車の修理工場を訪れ、従業員にクレアを見たことがないか尋ねた。すると、男達に部屋に閉じ込められ、拷問される。男はクレアを探すのはやめておけと忠告した。デヴィッドは家に帰るとスローン刑事に連絡を取り、クレアの調査を頼んだ。
デヴィッドは家に侵入してきた男(アレキサンダー)を捕らえた。アレキサンダーを尋問していると、スローン刑事が訪ねてきた。デヴィッドはアレキサンダーの口をテープで塞ぎ、スローン刑事と話した。スローン刑事は大学も出身の話も嘘で、両親の記録もなかったことをデヴィッドに教えた。なぜ嘘を吐いたのかは分からなかったが、普通の女性ではないことは明らかだった。
アレキサンダーが侵入したのはクレアを探すためだった。アレキサンダーの体には、クレアに撃たれた跡が残っていた。アレキサンダーの話によると、彼の前でクレアはイヴと名乗っていた。そして、アレキサンダーの兄を殺していた。デヴィッドがクレアの撮った写真を確認すると、アレキサンダーの姿が写っていた。デヴィッドは手がかりを求め、写真に写っていたホテルに行くことを決める。ホテルがある場所は、バンクーバーだった。
映画『ファインド・ミー』のあらすじ【転】
デヴィッドはホテルに行き、受付で写真に写っている男のことを尋ねた。ガランという名前であることが分かるが、5年前に他界していた。デヴィッドはガランの妻の元を訪れ、事情を説明してクレアのことを知らないか尋ねた。だが、覚えがないと言われる。
デヴィッドは何者かに追われる。反撃して逃げようとするが、車で挟まれ退路を封じられてしまう。デヴィッドは捕まり、車に乗せられた。連れていかれた場所にいたのは、ホールという男だった。ホールは政府のために働いている身であることを明かし、クレアのことを話す代わりにこれ以上足を踏み入れないよう忠告した。クレアはホールから仕事を受け、正体を隠して仕事に当たっていた。7月にも任務が与えられたが、その36時間後に殺されていた。ホールはクレアの遺体の写真をデヴィッドに見せた。デヴィッドは深く悲しんだ。
ある日、呼びかけてもクレアがお風呂場から出てこないことがあった。デヴィッドが中に入ると、怪我をしたクレアがシャワーを浴びていた。クレアは襲われたことを話した。やり返そうとして怪我を負ったのだ。デヴィッドは怯えるクレアを抱き締めた。
デヴィッドはホールが足を怪我していることに気づく。ホールは杖をついており、クレアの写真にも杖をついた男が写っていた。デヴィッドはホールのことが信用できなくなり、クレアが生きているかもしれないと思うようになる。ホールを銃で脅して車を止めさせようとするが、反撃され銃を奪われてしまう。デヴィッドはホールに掴みかかり、揉み合いになった。その時、銃弾が運転手に当たってしまう。車は横転し、デヴィッドは逃走した。
映画『ファインド・ミー』の結末・ラスト(ネタバレ)
デヴィッドは行方不明者が貼られているチラシの中に、クレアを見つける。名前はデーナと書かれていた。デヴィッドはチラシを貼った男性(チャーリー)の家を訪ねた。チャーリーはデヴィッドと同じように、突然消息を絶ったデーナのことを探していた。行方不明になったのは5年前で、デヴィッドがクレアと出会う前のことだった。デヴィッドはデーナが亡くなったことを告げ、彼女が残した写真を見せてもらった。そこにはバックの姿が写っていたが、名前はバックではなくカイルだった。
デヴィッドはチャーリーからバックの連絡先を教えてもらった。バックに電話をかけると、写真をばらまかれたくなければ来いと呼び出した。デヴィッドはやって来たバックを襲い、自分にこれ以上構わないよう脅しをかけた。だが、バックは平然としていた。デヴィッドはバックの味方らしき男達に襲われてしまう。
デヴィッドが目を覚ますと、ホールがいた。ホールにフィルムを渡すよう脅されるが、デヴィッドは拒んだ。ホールは尋問のプロにデヴィッドのことを任せた。デヴィッドが痛めつけられていると、銃声が聞こえた。現れたのはクレアで、デヴィッドは助けられる。2人はその場を逃げ出した。
クレアが隠し持っている写真は、ホールが組織を裏切っている証拠の写真だった。それは、クレアの命綱となっていた。クレア達がいた建物が敵に囲まれてしまう。怪我を負っていたデヴィッドは身動きが取れず、クレアは攻撃するが撃たれてしまう。2人は寄り添って寝転び、話し合って戦うことを決めた。好きだという思いを伝え合った後、玄関から飛び出そうとした。
映画『ファインド・ミー』の感想・評価・レビュー
ホール達が結局何者なのか明らかにされなかったのが微妙だった。スローン刑事も最初に出てきただけで物語に深く関わっているわけではなく、何のために登場したのだろうという微妙な気持ちが残った。クレアがホールの不正の写真を撮って追われているのは分かったが、彼女に全く味方がいないのが疑問だった。デヴィッドの素人とは思えない探偵ばりの活躍は凄かったが、ちょっと現実味がなかったように思う。誰か味方がいれば、もっとリアリティがあっておもしろかったと思う。(MIHOシネマ編集部)
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