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映画『M★A★S★H マッシュ』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『M★A★S★H マッシュ』の概要:陸軍移動外科病院、MASHでの日常を面白おかしく描いたコメディ作品。腕の良い軍医3人は軍紀を乱すことばかりをして、やりたい放題。そこへ真面目で頭の固い女将校が新任でやって来る。3人の軍医は彼女と反目し、彼女に対しいたずらの限りを尽くすのだった。

映画『M★A★S★H マッシュ』の作品情報

M★A★S★H マッシュ

製作年:1970年
上映時間:116分
ジャンル:コメディ、戦争
監督:ロバート・アルトマン
キャスト:ドナルド・サザーランド、エリオット・グールド、トム・スケリット、ロバート・デュヴァル etc

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映画『M★A★S★H マッシュ』の登場人物(キャスト)

ベンジャミン・ピアース(ドナルド・サザーランド)
大尉で軍医。通称ホークアイ。頭の回転が早く、アイデアの宝庫。外科医としての腕も良く、トラッパーの助手を務めたりする。リーダー的存在。
オーガスタス・フォレスト(トム・スケリット)
大尉で軍医。通称デューク。腕は良いが女癖が悪い。トラッパーとホークアイが日本に行っている間にホット・リップスを落とす強者。
ジョン・マッキンタイア(エリオット・グールド)
大尉で軍医。通称トラッパー。胸部切開ができる。ワシントン出身で髭面の男だが、腕はピカイチ。ホークアイとフットボールの試合で会ったことがある。
フランク・バーンズ(ロバート・デュヴァル)
少佐で軍医。敬虔なクリスチャンで酒を一滴も飲まず、休憩時間は大抵、お祈りしている堅物。患者の死を他の軍医や看護師のせいにする。
マーガレット・ホーリハン(サリー・ケラーマン)
少佐。あだ名はホット・リップス。MASHへ新任でやって来る。軍紀を遵守することに重きを置き、ホークアイ達と反目。バーンズと結託する。様々な嫌がらせやいたずらを仕掛けられ、痛い目を見る。気が強く高潔。

映画『M★A★S★H マッシュ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『M★A★S★H マッシュ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『M★A★S★H マッシュ』のあらすじ【起】

朝鮮戦時下、陸軍移動外科病院(以下MASH)へと配置された軍医、ベンジャミン・ピアース大尉、通称ホークアイとオーガスタス・フォレスト大尉、通称デュークは転属先へ向かい、食堂に美人女性中尉を発見。司令官の元へ向かう前にお近づきになろうとする。たまたま、司令官も食堂にいたため、注意を促されその場で他の隊員と挨拶をした。

ホークアイとデュークはすぐさま、医療テントにて仕事を開始。その日は重体者が3人もいて、それぞれに手のかかる手術を行った。彼らの宿泊テントは少佐のフランク・バーンズと同室だったが、彼は敬虔なクリスチャンで一滴も酒を飲まない。そして、いつも全員の無事を祈っているのだった。

ホークアイとデュークはバーンズの祈りのせいで休めないと司令官に訴え、他にも胸部切開ができる軍医を探して欲しいと懇願。その間にも負傷兵が大勢、搬送され医療テントはおおわらわである。

胸部切開ができる軍医が見つかり、やって来たのはひげ面の男。限りなく怪しい人物ではあるものの、腕は確かで仕事も見事なものだった。その後、ホークアイがようやく男のことを思い出す。ジョン・マッキンタイア、通称トラッパーとは学生時代、ラグビーの試合で戦ったことがあったのだった。

トラッパーが手術した患者が急変したため、バーンズは近くにいた若い軍医に薬剤を持ってくるよう指示をした。だが、若い軍医は他の患者を診ていたので、バーンズが言った薬剤をちゃんと聞き取ることができず。急いで持っていたが、指示通りのものではなかったため、患者は息を引き取ってしまう。バーンズは若い軍医に、お前が患者を殺したと酷い言葉を投げつけるのだった。そのシーンを目にしたトラッパー。

映画『M★A★S★H マッシュ』のあらすじ【承】

若い軍医は何も悪くないのに、バーンズの一言で不要な罪悪感を抱えなければならない。トラッパーはバーンズを倉庫に呼び出して殴った。このせいで、トラッパーは一時、逮捕監禁されてしまう。バーンズの所業はどうやら以前からのものらしく、誰もが知っていることだった。そこで、司令官はトラッパーを主任医にして、仕切りを任せることにした。

同じ頃、女性将校のマーガレット・ホーリハン少佐、通称ホット・リップスがMASHへ新任でやって来る。彼女も軍紀を重んじる人物で、ホークアイとデューク、トラッパーの3人が軍紀を乱していると批判。バーンズと結託して告発状を作成し、上官へ提出するのであった。

同じ気質のバーンズとホーリハンは、会った瞬間から惹かれ合い数日後には体を重ねてしまう。デュークは彼らのテントへ無線機を設置し、情事の音声を病院中へ生放送。当の2人もすぐに気づき即座に行為をやめたが、翌朝は放送の話題で持ち切りである。そこで、ホークアイは嫌がらせのため、バーンズへと彼女との情事を根ほり葉ほり聞くことにした。当然、バーンズは激怒し、ホークアイへと殴りかかるのであった。

そんな折、歯医者から折り入って相談があると言われたホークアイ。彼は親身になって相談に乗ったのだが、なんと歯医者はゲイであることを今まで隠していたと言う。この件に関してホークアイは否定せずに話を聞いてやった。すると、トラッパーからホモは種馬として優れているという話を聞く。それなら、歯医者の今後も楽しみだと笑うのだった。

別の日、1人の軍医が突然、やって来て自殺することにしたと発表。ホークアイ、デューク、トラッパーの3人は意見を出し合い、一計を案じることにした。

映画『M★A★S★H マッシュ』のあらすじ【転】

テントを3つ繋げ、仲間の軍医から協力を得て、キリストの最後の晩餐を演出。自殺志望の軍医へ毒薬と言う名の睡眠薬を飲ませた。そして、翌日に帰国してしまう美人中尉を呼び出し、彼を救ってやって欲しいと頼む。
すると、翌日。自殺志望の軍医は気力を取り戻し、再び仕事へと励むようになるのだった。

そんなある日、重傷を負った捕虜が搬送されて来る。トラッパーとホークアイが手術を行ったが、ホット・リップスも看護婦として参加。反目し合ってはいても、患者を助けることに関しては別問題である。看護婦としてのホット・リップスが優秀だったので、トラッパーは素直にそれを褒めた。

だが、それはそれ、これはこれ。一行はホット・リップスが入浴中を狙ってテントを開帳。看護婦も一緒になって見物するものだから、始末に負えない。あまりの仕打ちに激怒したホット・リップスは、その足で司令官へと軍法会議にかけるよう訴えたが、司令官はそれなら君が辞職しろとまともに取り合わないのだった。

その後、ソウルの本部からトラッカーに指令が下る。日本の議員子息の心臓に手投げ弾の欠片が残っているため、手術をして欲しいというものだった。そこで、トラッカーはたまたま一緒にいたホークアイを助手に誘い、いざ日本へ。

2人は到着早々、手術を開始。だが、術後に憲兵が現れ大佐のオフィスへ閉じ込められてしまう。正式に名乗りもせず突然、やって来て勝手に手術をしてしまった2人に対し、大佐は逮捕して軍法会議にかけると言う。だが、2人の言い分はこうだ。この病院の軍医がヘボだから、朝鮮の前線にいた彼らがわざわざ呼ばれたのである。感謝されて当たり前のことをしたのに、逮捕されるいわれはない。

映画『M★A★S★H マッシュ』の結末・ラスト(ネタバレ)

大佐の部屋から辞したホークアイとトラッカーは、小児病院があるビルの売春宿へ。そこでは小児科の軍医が病院運営のためにアルバイトをしていた。しかし、楽しんでいる最中に赤ん坊が急変したという知らせが入る。ホークアイとトラッカーは、軍病院の施設を利用し赤ん坊を助けた。ついでにうるさい大佐を麻酔で眠らせ、不正行為を演出して撮影もした。

日本で楽しんだ後、MASHへ戻った2人。着替えもせずすぐに仕事へ。その後、テントへ戻ったが、なんとデュークがホット・リップスと良い仲になっていた。
同じ頃、上官から司令官に告発状が届いたと無線が入る。司令官はまともに取り合わず、本気にしないよう促して無線を切ってしまう。

そこで、埒が明かないと思った上官はMASHへ行き直接、話を聞くことにした。ホークアイ、トラッカー、デュークが呼び出されたが、上官は急にフットボールをしようと言い出す。そこで、3人はフットボールの元名選手である神経科医を呼び込むことにした。上官は最早、告発状など気にしていない様子。

しばらくの間、軍医達は仕事の合間を縫ってフットボールの練習を行い、看護婦はチアガールの練習をする。試合の勝敗について賭博も行われるため、何としても勝ちたいMASH。しかし、MASHチームは俄仕込みであるため、ルールをよく理解していない者もおり、試合は散々。そこで、軍医達は密かに薬物を注射して相手選手を弱らせるという作戦を決行した。上官のチームは強力な選手が揃っているため、何かしらハンデが必要だったのである。

ところが、相手選手を弱らせても点差は埋まらない。後半戦、作戦通りに元プロの神経科医を投入したMASHチーム。点数は徐々に埋まり始めたが、故障者も続々と発生。いよいよ終盤に差し掛かり、点差はいよいよ4点にまで迫った。時間も残り少ない。そこで、MASHチームは5000ドルを得るために最後の賭けに出る。囮を使ってボールがあると見せかけたのだ。そうして、本物のボールを持った選手が悠々とタッチダウン。点数は相手より4点上回る形で試合に勝利するのであった。

大金を得た上に平穏が戻ったMASH。そんな時にデュークとホークアイに帰国命令が下る。2人は別れを惜しみながら、前線のMASHから去って行くのであった。

映画『M★A★S★H マッシュ』の感想・評価・レビュー

負傷兵の手術を真剣に行うシーンと対照的に、酷いいたずらや悩める仲間を助けるなど様々な場面を面白おかしく描いている。恐らく中心となっている3人の軍医の腕は相当、優れていると思われ、それ故にある程度の自由が許されているのだろう。司令官もまた彼らの行為を大目に見ており、むしろ彼らと一緒に息抜きをしている。

3人の軍医と反目する女性将校がされたいたずらは、ちょっと度が過ぎているのではないかと思ったが、最終的に彼女ですら馴染んでしまうのだから、不思議である。終盤のフットボールのシーンは、必要だったのかどうか疑問に思うものの、当時はこれが定番だったのかもしれない。(MIHOシネマ編集部)

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