映画『グッド・バッド・ウィアード』の概要:満州を舞台にして一つの地図を巡り、3人の男たちが奔走し殺し合っていく。冷酷非道で人の上に立とうとするチャンイ、昔の記憶を消し去り強盗犯として地図を奪ったテグ、懸賞金目当てに追いかけるドウォンの、それぞれの個性がぶつかり合う最高級のアクション映画。
映画『グッド・バッド・ウィアード』の作品情報
上映時間:129分
ジャンル:アクション、アドベンチャー、西部劇
監督:キム・ジウン
キャスト:チョン・ウソン、イ・ビョンホン、ソン・ガンホ、リュ・スンス etc
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映画『グッド・バッド・ウィアード』の登場人物(キャスト)
- ユン・テグ(ソン・ガンホ)
- 満州列車で強盗に入り、地図を奪う。相棒のマンギルとは長年の付き合いで、金目の物はとことん奪い去ってきた。朝鮮にいた頃に指狩り魔として人々の指を切り落とし、チャンイの指を切った張本人である。昔の頃の記憶は全て消し去り、地図に書かれた宝を手に入れ故郷で家を建てる夢を掲げている。
- パク・チャンイ(イ・ビョンホン)
- ボスからの命令で地図を奪おうとしたが、ドウォンに邪魔をされテグを逃してしまう。冷酷非道で人の上に立ち、自分が1番だと信じている。地図を奪った人物がテグだと知り、昔を思い出しながらテグへの復讐心が募っていく。
- パク・ドウォン(チョン・ウソン)
- 懸賞金狙いでテグやチャンイを追いかける。金のためならどんなことでもやり遂げ、地図を奪ったテグを追いかける。離れた距離からの発砲テクニックが高く、周りを見渡しながら銃を放つ。
- マンギル(リュ・スンス)
- テグの相棒として地図の解読をし、お金になる物の見分けが鋭い。先走って地図を闇市で売ってしまい、追いかけてきたチャンイからひどい拷問を受ける。陽気でポジティブな性格であり、お金が大好きである。
映画『グッド・バッド・ウィアード』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『グッド・バッド・ウィアード』のあらすじ【起】
満州電車では、今日も乗客たちで賑わっていた。変装し飴を売っていたテグは、銃を撃ち金物を奪おうとしていた。テグは女を人質に取り、鞄の中の物を全てよこせといった。テグが脅した相手は、日本の東洋銀行の金丸であった。金丸が宝を示している地図を持っていることなど知らないテグは、緊迫した雰囲気の中で脅し続けていた。チャンイは電車の前に立ち、電車を急停止させた。すると電車内では大騒動が起こり、乗客たちは逃げ去って行った。テグは金丸の鞄の中から地図を見つけ出し、何の地図か分からないまま持ち去って行った。テグが地図を奪い去ったこと知らないチャンイは、邪魔をする者を木っ端微塵に撃ち殺していき、ドウォンはテグを追いかけるが逃げられてしまった。
テグは後輩のマンギルとご飯を食べながら、奪ってきた地図の解読をしていた。マンギルは地図が示しているのは宝の居場所だと言い、テグが一人で解読するもよく分からず眠ってしまった。地図を持っているテグを狙いに、チャンイの手下たちがテグの部屋に襲いにきた。だがテグは華麗に逃げ去り、地図を奪われずに済んだ。
映画『グッド・バッド・ウィアード』のあらすじ【承】
チャンイはボスの元へ行き、地図を奪ってきたと伝え報酬を貰おうとしていた。しかしチャンイは地図を奪っておらず、それに気付いたボスはチャンイを殺そうとした。チャンイは持っていたナイフでボスを刺し殺し、そこに居合わせたチャンイの手下たちは地図を奪ったテグやドウォンの情報をチャンイに伝えた。
闇市で地図を売ろうとしていたマンギルとテグは、チャンイの手下たちに追われお世話をしているばあさんに地図を託した。ドウォンはバイクで逃げてきたテグのバイクを銃で止め、テグに地図をよこせと言った。しかしテグは地図を持っておらず、ドウォンはテグが逃げないようにロープで縛り監禁した。テグはドウォンの目を盗んでロープをほどき逃げようと試みたが、外で食事をしていたドウォンに見つかり監禁された部屋に戻って行った。
その頃、チャンイは一人で映画を見ながら楽しんでいた。そこにチャンイの手下がやってきて、闇市でテグに逃げられたことをチャンイに伝えた。チャンイは苛立ち、部屋でお酒を飲みながら部屋に入り込んだ虫を必要以上に刺し殺した。
映画『グッド・バッド・ウィアード』のあらすじ【転】
マンギルはばあさんから地図を取り戻し、闇市で地図を売りお金を貰っていた。テグとドウォンはばあさんが居た家に戻り、ばあさんから地図を取り戻そうとしたが、マンギルが持って行ったことを知る。チャンイは手下を連れてマンギルの元へ向かい、テグの居場所を問いかけた。マンギルはチャンイから逃げようとしたが逃げ切ることができず、ひどい拷問を受けた。そのとき、テグとドウォンがマンギルの元へ駆け寄り、チャンイたちとの銃撃戦が始まった。途中で闇市の人たちがチャンイたちを追いかけてきたため、銃撃戦は終わった。マンギルはチャンイがテグを探していることをテグに伝えたが、テグは身に覚えがなく混乱していた。
一方、チャンイたちは闇市の人たちから逃げ切り、食事を摂っていた。そこでチャンイの手下は昔、チャンイとテグが対決したことについて話し、テグが最高な男だと言った。手下の話しを聞いたチャンイは怒り、手下を撃ち殺した。
その頃テグはなぜそこまでしてチャンイを探しているのか、ドウォンに問いかけていた。ドウォンは昔チャンイが指狩り魔として人々の指を切り落としていた冷酷さや、非道さが許せないと言い、また懸賞金を貰えるからだと答えた。テグは宝を手に入れたら故郷に家を建て、家畜を飼うことを夢見ていた。
映画『グッド・バッド・ウィアード』の結末・ラスト(ネタバレ)
翌朝、地図を手にしたテグはドウォンより早くに目を覚まし、一人でバイクに乗って去って行った。テグを追うチャンイと手下たち、朝鮮軍が馬に乗ってテグを殺そうと奔走していた。ドウォンはその現場を遠くから眺めていた。日本軍が朝鮮軍の後ろから銃を放ち、次々と朝鮮軍を殺していった。ドウォンは日本軍の後ろから銃を撃ち、テグを追いかけて行った。
テグは地図を見ながら、石が積まれた場所に行き石を掘り起こした。そのときドウォンがテグの目の前に現れ、宝を掘り起こせとテグに命令した。テグは疑いをかけられていると感じ、素手でドウォンと戦うことにした。二人が決着をつけようとしたとき、テグの足元がふらつき目の前には宝の山ではなく廃墟らしきものが現れたのだ。
後からやってきてチャンイは、テグとドウォンに誰が最高か決めるゲームをしろと言った。テグはくだらないと馬鹿にしていたが、チャンイは5年前にテグに指を切られたことを話し出した。テグは朝鮮にいた頃、指狩り魔として人々の指を切り落としてきたのだ。それを聞いたドウォンは怒り、3人は生き残るためにゲームを始めるのだった。3人は同時に銃を撃ち、同時に倒れた。
その後、チャンイは懸賞金が書かれた紙に死と表記され、テグは3,500ウォンの懸賞金をかけられていた。その場にいたドウォンは帽子を深く被り、懸賞金が書かれた紙を見つめていた。テグはバイクに乗り、颯爽と砂漠を走り抜けていた。
映画『グッド・バッド・ウィアード』の感想・評価・レビュー
激しいアクションシーンに圧倒され、華麗な銃さばきに釘付けになっていた。地図を奪おうとするチャンイ、テグ、ドウォンのそれぞれの考え方や性格などが面白く、色々な角度から見ることができた。人の上に立とうとするチャンイや、昔指狩り魔としてチャンイの指を切り落としたテグの現在の姿や、懸賞金目当てにテグやチャンイを殺そうとするドウォンなど、一人一人のプライドや彼らなりの在り方も見所であった。(MIHOシネマ編集部)
とにかくイ・ビョンホンがかっこよすぎる今作。登場のシーンから「冷酷非道」さに包まれた彼のオーラや立ち振る舞いに魅了されっぱなしでした。イ・ビョンホン演じるチャンイ。彼のライバルとなるのはソン・ガンホ演じるテグとチョン・ウソン演じるドウォン。韓国映画をよく見ている人なら分かると思うのですが、この3人の中で誰が生き残って、誰が1番いい思いをするのかは一目瞭然なんですよね。どんな作品に出ていても「結局」彼が良いところを全部持っていくんです。
もちろん、最後の最後までかっこよくて心の底から楽しませてくれました。(女性 30代)
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