映画『エンド・オブ・ア・ガン 沈黙の銃弾』の概要:偶然カップルの喧嘩に遭遇したデッカーは、女に手をあげている男を撃ち殺してしまった。麻薬取締局を専門としていた元警官のデッカーは、撃ち殺した男が麻薬の製造をしているヴァーガスの手下であることが発覚し、激しい銃撃戦や頭脳戦を繰り広げていく。
映画『エンド・オブ・ア・ガン 沈黙の銃弾』の作品情報
上映時間:86分
ジャンル:アクション
監督:キオニ・ワックスマン
キャスト:スティーヴン・セガール、フローリン・ピエルジク・Jr、ジェイド・ユウェン、ジョナサン・ローゼンタール etc
映画『エンド・オブ・ア・ガン 沈黙の銃弾』の登場人物(キャスト)
- デッカー(スティーヴン・セガール)
- キーウェスト出身だが外国を転々としており、元警察官。麻薬取締局を専門としており、ヴァーガスの存在を知っていた。偶然出会ったリサとお金を奪う計画を立て、ヴァーガスの手下であるゲージと頭脳戦を行う。
- ゲージ(フローリン・ピエルジク・Jr)
- ヴァーガスの手下でロニーのお金を奪い返しに行こうとするが、リサとデッカーに邪魔をされてしまう。ヴァーガスの命令に忠実に行動し、邪魔者は全て排除する冷酷な男。
- リサ(ジェイド・ユウェン)
- ロニーと付き合っており、ロニーから暴力を振るわれていたときにデッカーに助けられる。ロニーがヴァーガスから盗んだお金を盗もうとデッカーに提案し、色目を使うが騙しきれなかった。
- ジャン(オービディウ・ニクレスク)
- デッカーの旧友で警察官。ヴァーガスの狙いやゲージの情報をデッカーに伝える。妻思いの優しい男だが、デッカーを傷つけようとしたリサを射殺する。
映画『エンド・オブ・ア・ガン 沈黙の銃弾』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『エンド・オブ・ア・ガン 沈黙の銃弾』のあらすじ【起】
デッカーは運転しながら、女性からの誘いの留守電を聞いていた。デッカーは車から降り、外で男が女に手を挙げている場面に遭遇した。デッカーは仲裁に入りながら、女に手を挙げるなと男に忠告した。苛立った男はデッカーに殴りかかったが、デッカーは男を殴り飛ばし女を連れて自分の車に乗り込もうとした。そのとき後ろから銃を持ち出した男は、デッカーを狙って発砲した。デッカーは女を守りながら、正当防衛として男を撃ち殺した。その後警察が現場に駆け寄り、そこでデッカーは旧友のジャンと再会する。
翌朝、デッカーは警察署に行きジャンから取り調べを受けていた。デッカーは別件の潜入捜査の邪魔をされたくないと言い、書類にサインをしようとはしなかった。だがジャンから強く言われ、渋々サインをして帰って行った。ジャンはデッカーに昨晩撃ち殺した男の情報を伝えながら、デッカーの帰る姿を見送っていた。
デッカーは昨晩助け出したリサと再会し、殺された男について話していた。男はダンサーとして働くリサのお店を買い、麻薬を密売していた。男が盗んだお金がトランクに入っていることを知っているリサは、デッカーに協力を頼んだ。
映画『エンド・オブ・ア・ガン 沈黙の銃弾』のあらすじ【承】
デッカーは元々は誰のお金なのかリサに問いかけ、リサはテキサスに住むヴァーガスという男の名前をデッカーに伝えた。その頃ゲージはお金を盗んだと考えられる男を縛り上げ、お金を返せと拷問をしていた。ゲージはヴァーガスからの電話で、リサと一緒にいた男が撃ち殺されたことを聞いた。ゲージは撃ち殺された男が持っているお金を、取り返してこいとヴァーガスに命令された。ゲージは縛り上げた男がお金を盗んだ犯人ではないことを知っていたが、この世界では吊るすか吊るされるかの二択だと部下に言い縛り上げた男の首を切り刻んだ。ゲージは部下と共に、弁護士に会いに行った。
デッカーはリサと自宅に向かいながら、警察署に保管されているロニーの車を盗むための作戦を話していた。ゲージは弁護士と会い、ロニーの車の行方や殺害された犯人についての情報を聞き出していた。弁護士は明日の朝には警察から発表されるとゲージに伝えたが、ゲージは2時間で調べ上げろと脅してきた。
デッカーはリサからお金の在り処を聞き、絶対に何もするなと忠告した。弁護士はロニーを殺害したデッカーの情報を調べ上げ、ゲージに電話で伝えた。デッカーは元警官であり、麻薬の取り調べを担当にしていた。
映画『エンド・オブ・ア・ガン 沈黙の銃弾』のあらすじ【転】
デッカーは車を盗むための準備をしており、リサが一緒に付いて行きたいと言ったが拒否をした。だがリサはしつこくデッカーに言い寄り、デッカーはリサを連れて行くことになった。一方ゲージは部下と会い、ロニーの彼女であったリサに会いに行こうとしていた。
警察署にいたデッカーはリサに見張り役を任せ、裏口から警察署内に入っていった。デッカーは警官がいない隙を狙い、鍵がかけられている扉を開けていった。ロニーの車に辿り着いたデッカーはすぐさまお金をバッグに詰め込み、リサが乗っている車に逃げ込んだ。お金を盗んだデッカーとリサは、ホテルへ行き身を隠した。
ゲージは弁護士とロニーの車の引き取りに向かったが、すでにお金は盗まれていた。ゲージはすぐにデッカーとリサの仕業だと気付いた。ゲージは部下を引き連れ、デッカーと対決するために必要な人材を仲間に借りた。ゲージは部下2人を連れてデッカーの家に侵入したが、デッカーはいなかった。ゲージの部下は電話会社を通じて、リサが携帯電話を使用した場所を突き止めた。
ゲージたちはリサが泊まっているホテルへ行き、リサに銃を向けながらお金の居場所を聞き出した。ゲージたちが鞄に入ったお金を見つけたとき、デッカーがホテルに帰ってきた。デッカーは見張りをしていたゲージの部下を撃ち殺し、もう一人の部下を素手で殴り飛ばした。ゲージはリサを連れてデッカーから逃げ出し、仲間の元へ帰ってきた。
映画『エンド・オブ・ア・ガン 沈黙の銃弾』の結末・ラスト(ネタバレ)
ゲージから拘束されているリサは、デッカーがキーウェスト行きの航空券を購入したことや、ヴァーガスのためにお金を盗んだことを話し出した。リサはわざと助けてほしいという内容の留守電をデッカーに残した。
翌朝、デッカーはリサに電話をし、代わりに出たゲージと話した。ゲージとリサの居場所が分かったデッカーは、ジャンと共に向かった。ジャンはお金が入った鞄と爆弾が入った鞄を用意し、デッカーのお気に入りの銃を手渡した。デッカーはリサを連れたゲージと対面し、ジャンは上から銃を構えて見張っていた。デッカーはお金が入った鞄をゲージに渡し、もう一つの鞄に残りのお金が入っていることを伝えた。鞄を渡す前にリサを引き取ったデッカーは、鞄を爆発させた瞬間ジャンと共にゲージの部下を撃ち殺していった。
ゲージはお金を持ち逃げ出そうとしたとき、後ろから仲間の一人に腕を刺されてしまった。なんとか応急処置をし、立ち上がったゲージの前にデッカーが現れた。ゲージがデッカーを銃で撃とうと構える前に、デッカーはゲージを撃ち殺した。
お金を奪い返したデッカーは傷を負ってしまったジャンと帰ろうとしていたが、後ろからリサが銃を向けお金を返せと言った。リサは車に乗っているジャンに気付くことができず、ジャンに銃で撃ち殺されてしまった。デッカーは最初からお金の半分をジャンに譲るつもりでいたのだ。
映画『エンド・オブ・ア・ガン 沈黙の銃弾』の感想・評価・レビュー
自由気ままなデッカーに突如現れたリサとの出会いや、そこから展開していくストーリーの面白さが詰め込まれており、飽きさせなく展開が気になる映画であった。ゲージがデッカーの動きを読み取り早めに行動するが、それよりも先に相手の行動を読み取ることができるデッカーの力が全面に発揮されていた。スマートで男気あるデッカーに惹かれながらも、相棒のジャンの魅力も存分に楽しめる内容であった。(MIHOシネマ編集部)
スティーブン・セガールの代名詞、沈黙シリーズの1つ『沈黙の銃弾』。1作目の『沈黙の戦艦』から2019年の『沈黙の鉄槌』まで40作品以上あります。今作は、元麻薬捜査官が裏社会の麻薬王を相手にパリで大暴れするアクション作品。
スティーブン・セガールは歳を重ねても迫力のあるアクションを見せてくれますね。渋さも増してかっこいいです。ストーリーもテンポが良く、最後まで飽きずに見られました。(女性 30代)
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