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映画『人狼ゲーム プリズン・ブレイク』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『人狼ゲーム プリズン・ブレイク』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『人狼ゲーム プリズン・ブレイク』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『人狼ゲーム プリズン・ブレイク』の結末までのストーリー
  • 『人狼ゲーム プリズン・ブレイク』を見た感想・レビュー
  • 『人狼ゲーム プリズン・ブレイク』を見た人におすすめの映画5選

映画『人狼ゲーム プリズン・ブレイク』の作品情報

人狼ゲーム プリズン・ブレイク

製作年:2016年
上映時間:99分
ジャンル:サスペンス、ホラー
監督:綾部真弥
キャスト:小島梨里杏、渡辺佑太朗、清水尚弥、岡本夏美 etc

映画『人狼ゲーム プリズン・ブレイク』の登場人物(キャスト)

アカリ(小島梨里杏)
人狼ゲームに参加する高校3年生。幼馴染のソウマと再会し、小学校時代に犯した過ちを謝罪し和解する。狂人のカードを持っており村人としてゲームに参加するが、人狼が勝った場合のみ勝てることができる。人狼ゲームに参加するより運営側から抜け出す方法をソウマと考える。
ソウマ(渡辺佑太郎)
アカリの幼馴染で人狼ゲームに参加する高校3年生。指を噛む癖があり、人と話すことが苦手である。用心棒のカードを持っており、人狼から襲われそうになったアカリを守る。アカリから抜け出そうと提案され、監視カメラの四角である調理室で話し合いをする。
ミズキ(山谷花純)
人狼ゲームに参加する高校2年生。彼氏がIT企業の社長で、人狼ゲームの運営側であることを知っている。霊媒師のカードを持っており、投票により殺された生徒が人狼か村人か知ることができる。
マサトシ(金子大地)
人狼ゲームに参加する高校3年生。弟のタケオとゲームに参加し、積極的に人狼か村人かの口論に口を出す。預言者のカードを持っており毎晩誰か一人を選び、人狼か村人か知ることができる。
アクツ(清水尚弥)
人狼ゲームに参加する高校2年生。天然キャラとして周囲を惑わせる存在であり、人狼のカードを持っている。自分は預言者だと最初に言い、嘘の情報を生徒たちに伝える。
コトネ(小山莉奈)
人狼ゲームに参加する高校1年生。人狼によって殺された生徒の第1発見者である。共有者のカードを持っており、完全な村人側である。
タケオ(篠田諒)
人狼ゲームに参加する高校2年生。兄のマサトシと参加し、逃走した兄を人狼だと確定する。共有者のカードを持っており、最初に自ら共有者だと名乗り出た。
ナギサ(岡本夏美)
人狼ゲームに参加する高校3年生。ノートにメモを取り、周りを見ながら行動する。アカリとソウマの関係に気付き、アカリと話をする。人狼のカードを持っている。
ナナミ(花影香音)
人狼ゲームに参加する高校3年生。ソウマから襲われていたアカリを救い出し、人狼を突き止めるため積極的に行動を起こす。人狼のカードを持っている。
キヨノ(濱正悟)
人狼ゲームに参加する高校1年生。消極的にゲームに参加し、村人のカードを持っている。

映画『人狼ゲーム プリズン・ブレイク』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『人狼ゲーム プリズン・ブレイク』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『人狼ゲーム プリズン・ブレイク』のあらすじ【起】

アカリはミズキが狂い暴れている姿を見ながら目を覚ました。集められた12人の高校生たちは、テレビに映し出された人狼ゲームについての説明を見ていた。それは人狼と村人との戦いであり、その中に狂人や用心棒、予言者、共有者、霊媒師という役割があり、命を懸けたゲームだったのだ。勝者には1億円の贈与があり、人と人との騙し合いのゲームでもあった。高校生たちはゲームの内容を理解し、ミズキは大人たちが監視カメラで現場を見ながら、誰が生き残るかお金を賭けて楽しんでいるのだと話した。聞いた高校生たちは大人たちを憎み、アカリは幼馴染のソウマと再会していた。高校生たちは集まり、自己紹介を始めた。

ゲーム中は毎日20時前に全員集まり、20時になった瞬間誰が人狼か見極め指を指す投票が行われる。最初の投票を迎えた高校生たちは、誰が人狼か誰が村人か騒ぎ出していた。20時になった瞬間、1番暴れていた金髪の男を全員が投票した。金髪の男は首に付けられている装置で首を絞められ、血を吐きながら殺された。殺された男を目の当たりにした高校生たちは、改めて人狼ゲームの恐ろしさを実感していた。

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映画『人狼ゲーム プリズン・ブレイク』のあらすじ【承】

翌日、目が覚めたコトネは、人狼によって殴り殺された女子生徒の姿を目撃した。起きた生徒たちは次々と現場に向かい、誰が殺したのか話し合った。人狼は1日が終わる前に村人を殺害しなければならないルールも存在していた。

アカリは水を取りに調理室に行き、そこでバッタリとソウマと会った。アカリは過去のことについて悪いことをしたとソウマに謝罪し、ソウマはアカリを押し倒し襲おうとした。アカリは叫びながら助けを求め、ナナミに助けられた。

女子生徒たちは朝の人狼による殺害について、第1発見者であるコトネに状況を聞いていた。コトネは昨晩、マサトシ、タケオ、ソウマが怪しい動きをしていたことを思い出し、確認するために3人を屋上に呼び出した。だが男子生徒たちは反論し、違うと言い放った。

アカリは調理室でソウマと会い、わざとソウマに襲われた場面を利用し、監視カメラが死角で見えていないことを知った。アカリはソウマと手を組み、この場から逃げ出すことを考えていた。

20時前、人狼を投票する時間が迫る中、生徒たちは人狼を探り出していた。アカリは人狼ゲームより、誘拐犯を突き止めるべきだと主張したが、それどころではないと反論されてしまった。口論し続けた結果、ソウマからアカリを助け出したナナミに全員が投票した。ナナミは首を絞められ殺された。その後、アカリとソウマはこの場から逃げ出すことを決意した。

映画『人狼ゲーム プリズン・ブレイク』のあらすじ【転】

翌朝、人狼によりコトネが殺された。タケオは殺されたコトネを見つめながら泣いていた。集まった生徒たちは昨晩首を絞められ殺されたナナミが、人狼であったことを明らかにした。

アカリとソウマは調理室に行き、違う部屋から道具を持ち出し首の装置を外そうとしていた。そのとき、マサトシが調理室にやってきた。アカリは装置を切った人に投票をしてもらい、死んだフリをして逃げ出す作戦をマサトシに伝えた。マサトシは作戦を理解し、自分の装置を切ってくれとアカリに命令した。

20時になる前、次々と誰が人狼なのか探り出し、いつも以上に騒ぎ出していた後、キヨノに投票が集まった。キヨノは首を絞められ殺された。

翌朝、初めて誰も殺されずに朝を迎えた。アカリは昨晩ノックされたドアから音が聞こえたことを生徒たちに話し、用心棒によって守られたのだと伝えられた。

20時前、生徒たちが集まる部屋にマサトシの姿はなかった。生徒たちがソウマが人狼だと話していたとき、外からマサトシの叫び声が聞こえた。生徒たちが外を見ると、マサトシが逃走し車に轢かれた瞬間を見た。狂い出したタケオはナギサが人狼だと言い、20時になった瞬間全員がナギサを投票した。ナギサは首を絞められ殺害された。

映画『人狼ゲーム プリズン・ブレイク』の結末・ラスト(ネタバレ)

翌朝、人狼によりミズキが殺害された。ミズキの部屋に集まった生徒たちは、外にマサトシの靴を発見しマサトシの仕業だと話していた。アカリはいじめられていたソウマを助けることができず、トイレに閉じ込められたソウマに水をかけてしまったことを謝罪した。ソウマは当時は死にたい気持ちが強かったが、今はアカリと共に生きていきたいとアカリに伝えた。

20時前、アカリは自ら狂人だと告白し、人狼がゲームに勝てば自分も勝てることを話した。アカリは人狼ではないタケオに投票すると言い、人狼もタケオに投票してくれと命令した。

20時になった瞬間、アカリは誰にも投票をしなかった。アカリの首の装置が動き出し、アカリは倒れ込んでしまい、アクツがタケオに投票したためアクツが人狼だと明白になった。2回目の投票でソウマとタケオはアクツに投票し、アクツは首を絞められ殺害された。

勝ち残ったタケオとソウマは、テレビの画面から後半戦まで待てと命令され倒れ込んでしまった。目を覚ましたアカリは、ソウマの首の装置を切ろうとしていた。アカリは死んだのではなく、最初から首の装置を切っていたのだ。ソウマを助け出したアカリは、ルール違反のため全員処刑すると書かれたテレビの画面を目にしタケオが首を絞められ殺害された。アカリとソウマは外へ走り逃げ去っていった。

映画『人狼ゲーム プリズン・ブレイク』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

突如起きた事件に翻弄されながらも、相手を騙しながら自分を守る人間の姿が見られたためかなり面白かった。人狼の手による殺害シーンが結構グロい演出ではあったが、誰がどの役割か明らかになっていくシーンが見所であった。アカリとソウマの再会による和解や二人が考えた作戦など、なるほどと感心するシーンも多くあった。最後はアカリの名演技によって逃げ出すことができたが、このあと逃げ切れることができるのかどうか気になる終わり方であった。(MIHOシネマ編集部)


このシリーズの面白いところは、誰が人狼なのか観客も推理しながら見られるところだと思います。少しずつ役職が分かってきたと思っていても、え?と驚かされる展開があるので、どんどん世界観に引き込まれていきます。
特に、最終日の心理戦は見ているこちらまでひりつくような展開で見終わったあとにどっと疲れました。
シリーズを通して鑑賞している作品ですが、今作は特に面白いので多くの人にオススメしたいなと思います。(女性 30代)


予想以上にハードな展開に驚かされました。今作では、従来の「人狼ゲーム」のルールを踏まえつつ、囚人という設定が加わったことで緊張感が倍増。特に主人公・樺山の心理描写が丁寧で、追い詰められた人間の選択がリアルに描かれていました。終盤のどんでん返しも秀逸で、ゲームの勝利者が単なる「勝者」ではないことを突きつけられる感じが刺さりました。シリーズの中でもかなりの良作だと思います。(20代 男性)


シリーズを追ってきた身として、今作は一層ダークで容赦ない展開が印象的でした。女子高生の真理亜が人狼であると判明する瞬間はゾクッとしました。仲間を装いながら着実に裏切っていく姿が怖くもあり、どこか快感でもあるという複雑な感情に。人間の本性が剥き出しになるストーリーに引き込まれ、あっという間に見終わっていました。(30代 女性)


序盤はやや退屈に感じましたが、中盤から急激に盛り上がり、特に最後の追い詰め合いは圧巻でした。人狼という正体が判明した後の描写が深く、ただの殺し合いではなく、感情や信頼の裏切りが重なっていて見ごたえがありました。特に監視カメラのシーンは、見られているという設定がさらに緊迫感を強めていて良かったです。(40代 男性)


かなりエグい描写も多く、心がえぐられるようなシーンが多かったです。ですが、それがこの作品の魅力。主人公の冷静さと狡猾さのバランスが絶妙で、ただのサバイバル映画では終わらない奥深さがありました。女子同士の駆け引きや裏切りの展開もリアルで、息が詰まるような心理戦が楽しめました。(20代 女性)


キャストの演技が光っていました。とくに樺山役の演技が素晴らしく、感情が伝わってくる場面が多かったです。人狼という設定に囚人の設定を掛け合わせたことで、単なるゲームに終わらない命の重みが描かれており、テーマとしての深さも感じました。残酷な展開にも意味があり、単なるショック要素で終わらない構成に好感が持てました。(50代 男性)


予想していたよりも心理描写が細かく、キャラごとの動機に納得感がありました。女性キャラの活躍も目立っていて、特に最後の真理亜の行動は衝撃的でしばらく余韻が残るほど。単なる「誰が人狼か?」という話ではなく、「なぜその行動を取るのか?」が掘り下げられていたのが面白かったです。(30代 女性)


高校生たちが極限状態で取る行動がとにかくリアルで、まるで実際に人狼ゲームに巻き込まれたような臨場感がありました。騙し合いと友情の間で揺れる心の動きが繊細に描かれていて、「人を信じることの危うさ」について考えさせられました。視点が変わる演出も面白く、映像としても楽しめました。(10代 男性)


展開が早くてテンポが良かったので、最後まで飽きずに観られました。人狼ゲームシリーズを初めて観た私でも楽しめたので、初見でも大丈夫です。囚人設定が最初はピンとこなかったのですが、最後には「この設定だからこその物語」だと感じられました。緻密に組まれたストーリーに唸りました。(40代 女性)

映画『人狼ゲーム プリズン・ブレイク』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『人狼ゲーム プリズン・ブレイク』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

バトル・ロワイアル

この映画を一言で表すと?

命を賭けたサバイバルゲームが描く、極限の人間ドラマ。

どんな話?

近未来の日本、政府によって中学生たちが無人島に拉致され、生き残りをかけて殺し合いを強いられる。極限状況で仲間を信じられるか、それとも裏切るか。人間の本性と絆が試される衝撃のサスペンス。

ここがおすすめ!

「人狼ゲーム」が好きな方なら、同じく“誰が生き残るのか”という緊張感が味わえる本作は必見。登場人物たちの葛藤や裏切り、友情のドラマが非常に濃密で、心理戦の面白さと暴力の恐怖がリアルに描かれています。

ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ

この映画を一言で表すと?

知略と心理戦が炸裂する、頭脳型ゲーム映画の決定版!

どんな話?

莫大な賞金をかけて繰り広げられるゲーム「ライアーゲーム」の最終ステージ。主人公・直と天才詐欺師・秋山が、巧妙な嘘と裏切りの中で戦い抜く姿を描く。信じるか、欺くか、究極の選択が迫られる。

ここがおすすめ!

「人狼ゲーム」同様に、騙し合いと心理戦が最大の魅力。頭脳戦好きにはたまらない展開が連続し、最後のどんでん返しには鳥肌もの。人の心の闇と善意の境界線を見事に描いた作品です。

キューブ

この映画を一言で表すと?

出口なき立方体の迷宮で繰り広げられる心理ホラー。

どんな話?

目覚めたら謎の立方体空間に閉じ込められていた男女数人。部屋を移動するごとに仕掛けられた罠が彼らを襲う中、脱出の鍵を握る数式と、それぞれの思惑が交錯するサバイバル・スリラー。

ここがおすすめ!

閉鎖空間での人間関係の変化や、恐怖に支配された行動心理が鋭く描かれていて、「人狼ゲーム」のような“誰が敵か分からない”緊迫感が味わえます。考察好きな人にもおすすめの知的スリラーです。

アス・アザーズ・セルブズ(原題:Us)

この映画を一言で表すと?

自分そっくりの“もう一人の自分”との死闘が始まる。

どんな話?

家族旅行で訪れたビーチハウスで、主人公たちの前に現れたのは、自分たちにそっくりな“ドッペルゲンガー”。恐怖と混乱の中、家族はこの謎の存在と戦いながら、真相に迫っていく。

ここがおすすめ!

サスペンスとホラーの要素を絶妙に融合させたジョーダン・ピール監督作。心理戦というより、“自分自身が敵”という構図が秀逸で、「人狼ゲーム」のようなアイデンティティと信頼の揺らぎが体感できます。

13 ゲーム・オブ・デス

この映画を一言で表すと?

現金のために、13の狂気のゲームに挑む男の転落劇。

どんな話?

借金に苦しむ青年が、電話一本で始まった“ゲーム”に参加。13個のミッションをクリアすれば多額の金がもらえるが、内容はどんどん過激に。そして、彼が最後にたどり着く衝撃の結末とは?

ここがおすすめ!

一線を越えていく過程で変わっていく主人公の心理描写が生々しく、観ていて引き込まれます。「人狼ゲーム」と同じく、金と命、理性のバランスが試されるゲーム映画として非常に完成度が高い一作です。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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