映画『人狼ゲーム プリズン・ブレイク』の概要:誘拐され人狼ゲームに強制的に参加させられた高校生たちは、人狼を突き止め自分を守り抜くため、嘘や真実を見抜いていく。アカリとソウマは運営側から脱出するため、首の装置を外し逃走を企む。人狼ゲームに翻弄されながらも、生き抜く生徒たちを描く。
映画『人狼ゲーム プリズン・ブレイク』の作品情報
上映時間:99分
ジャンル:サスペンス、ホラー
監督:綾部真弥
キャスト:小島梨里杏、渡辺佑太朗、清水尚弥、岡本夏美 etc
映画『人狼ゲーム プリズン・ブレイク』の登場人物(キャスト)
- アカリ(小島梨里杏)
- 人狼ゲームに参加する高校3年生。幼馴染のソウマと再会し、小学校時代に犯した過ちを謝罪し和解する。狂人のカードを持っており村人としてゲームに参加するが、人狼が勝った場合のみ勝てることができる。人狼ゲームに参加するより運営側から抜け出す方法をソウマと考える。
- ソウマ(渡辺佑太郎)
- アカリの幼馴染で人狼ゲームに参加する高校3年生。指を噛む癖があり、人と話すことが苦手である。用心棒のカードを持っており、人狼から襲われそうになったアカリを守る。アカリから抜け出そうと提案され、監視カメラの四角である調理室で話し合いをする。
- ミズキ(山谷花純)
- 人狼ゲームに参加する高校2年生。彼氏がIT企業の社長で、人狼ゲームの運営側であることを知っている。霊媒師のカードを持っており、投票により殺された生徒が人狼か村人か知ることができる。
- マサトシ(金子大地)
- 人狼ゲームに参加する高校3年生。弟のタケオとゲームに参加し、積極的に人狼か村人かの口論に口を出す。預言者のカードを持っており毎晩誰か一人を選び、人狼か村人か知ることができる。
- アクツ(清水尚弥)
- 人狼ゲームに参加する高校2年生。天然キャラとして周囲を惑わせる存在であり、人狼のカードを持っている。自分は預言者だと最初に言い、嘘の情報を生徒たちに伝える。
- コトネ(小山莉奈)
- 人狼ゲームに参加する高校1年生。人狼によって殺された生徒の第1発見者である。共有者のカードを持っており、完全な村人側である。
- タケオ(篠田諒)
- 人狼ゲームに参加する高校2年生。兄のマサトシと参加し、逃走した兄を人狼だと確定する。共有者のカードを持っており、最初に自ら共有者だと名乗り出た。
- ナギサ(岡本夏美)
- 人狼ゲームに参加する高校3年生。ノートにメモを取り、周りを見ながら行動する。アカリとソウマの関係に気付き、アカリと話をする。人狼のカードを持っている。
- ナナミ(花影香音)
- 人狼ゲームに参加する高校3年生。ソウマから襲われていたアカリを救い出し、人狼を突き止めるため積極的に行動を起こす。人狼のカードを持っている。
- キヨノ(濱正悟)
- 人狼ゲームに参加する高校1年生。消極的にゲームに参加し、村人のカードを持っている。
映画『人狼ゲーム プリズン・ブレイク』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『人狼ゲーム プリズン・ブレイク』のあらすじ【起】
アカリはミズキが狂い暴れている姿を見ながら目を覚ました。集められた12人の高校生たちは、テレビに映し出された人狼ゲームについての説明を見ていた。それは人狼と村人との戦いであり、その中に狂人や用心棒、予言者、共有者、霊媒師という役割があり、命を懸けたゲームだったのだ。勝者には1億円の贈与があり、人と人との騙し合いのゲームでもあった。高校生たちはゲームの内容を理解し、ミズキは大人たちが監視カメラで現場を見ながら、誰が生き残るかお金を賭けて楽しんでいるのだと話した。聞いた高校生たちは大人たちを憎み、アカリは幼馴染のソウマと再会していた。高校生たちは集まり、自己紹介を始めた。
ゲーム中は毎日20時前に全員集まり、20時になった瞬間誰が人狼か見極め指を指す投票が行われる。最初の投票を迎えた高校生たちは、誰が人狼か誰が村人か騒ぎ出していた。20時になった瞬間、1番暴れていた金髪の男を全員が投票した。金髪の男は首に付けられている装置で首を絞められ、血を吐きながら殺された。殺された男を目の当たりにした高校生たちは、改めて人狼ゲームの恐ろしさを実感していた。
映画『人狼ゲーム プリズン・ブレイク』のあらすじ【承】
翌日、目が覚めたコトネは、人狼によって殴り殺された女子生徒の姿を目撃した。起きた生徒たちは次々と現場に向かい、誰が殺したのか話し合った。人狼は1日が終わる前に村人を殺害しなければならないルールも存在していた。
アカリは水を取りに調理室に行き、そこでバッタリとソウマと会った。アカリは過去のことについて悪いことをしたとソウマに謝罪し、ソウマはアカリを押し倒し襲おうとした。アカリは叫びながら助けを求め、ナナミに助けられた。
女子生徒たちは朝の人狼による殺害について、第1発見者であるコトネに状況を聞いていた。コトネは昨晩、マサトシ、タケオ、ソウマが怪しい動きをしていたことを思い出し、確認するために3人を屋上に呼び出した。だが男子生徒たちは反論し、違うと言い放った。
アカリは調理室でソウマと会い、わざとソウマに襲われた場面を利用し、監視カメラが死角で見えていないことを知った。アカリはソウマと手を組み、この場から逃げ出すことを考えていた。
20時前、人狼を投票する時間が迫る中、生徒たちは人狼を探り出していた。アカリは人狼ゲームより、誘拐犯を突き止めるべきだと主張したが、それどころではないと反論されてしまった。口論し続けた結果、ソウマからアカリを助け出したナナミに全員が投票した。ナナミは首を絞められ殺された。その後、アカリとソウマはこの場から逃げ出すことを決意した。
映画『人狼ゲーム プリズン・ブレイク』のあらすじ【転】
翌朝、人狼によりコトネが殺された。タケオは殺されたコトネを見つめながら泣いていた。集まった生徒たちは昨晩首を絞められ殺されたナナミが、人狼であったことを明らかにした。
アカリとソウマは調理室に行き、違う部屋から道具を持ち出し首の装置を外そうとしていた。そのとき、マサトシが調理室にやってきた。アカリは装置を切った人に投票をしてもらい、死んだフリをして逃げ出す作戦をマサトシに伝えた。マサトシは作戦を理解し、自分の装置を切ってくれとアカリに命令した。
20時になる前、次々と誰が人狼なのか探り出し、いつも以上に騒ぎ出していた後、キヨノに投票が集まった。キヨノは首を絞められ殺された。
翌朝、初めて誰も殺されずに朝を迎えた。アカリは昨晩ノックされたドアから音が聞こえたことを生徒たちに話し、用心棒によって守られたのだと伝えられた。
20時前、生徒たちが集まる部屋にマサトシの姿はなかった。生徒たちがソウマが人狼だと話していたとき、外からマサトシの叫び声が聞こえた。生徒たちが外を見ると、マサトシが逃走し車に轢かれた瞬間を見た。狂い出したタケオはナギサが人狼だと言い、20時になった瞬間全員がナギサを投票した。ナギサは首を絞められ殺害された。
映画『人狼ゲーム プリズン・ブレイク』の結末・ラスト(ネタバレ)
翌朝、人狼によりミズキが殺害された。ミズキの部屋に集まった生徒たちは、外にマサトシの靴を発見しマサトシの仕業だと話していた。アカリはいじめられていたソウマを助けることができず、トイレに閉じ込められたソウマに水をかけてしまったことを謝罪した。ソウマは当時は死にたい気持ちが強かったが、今はアカリと共に生きていきたいとアカリに伝えた。
20時前、アカリは自ら狂人だと告白し、人狼がゲームに勝てば自分も勝てることを話した。アカリは人狼ではないタケオに投票すると言い、人狼もタケオに投票してくれと命令した。
20時になった瞬間、アカリは誰にも投票をしなかった。アカリの首の装置が動き出し、アカリは倒れ込んでしまい、アクツがタケオに投票したためアクツが人狼だと明白になった。2回目の投票でソウマとタケオはアクツに投票し、アクツは首を絞められ殺害された。
勝ち残ったタケオとソウマは、テレビの画面から後半戦まで待てと命令され倒れ込んでしまった。目を覚ましたアカリは、ソウマの首の装置を切ろうとしていた。アカリは死んだのではなく、最初から首の装置を切っていたのだ。ソウマを助け出したアカリは、ルール違反のため全員処刑すると書かれたテレビの画面を目にしタケオが首を絞められ殺害された。アカリとソウマは外へ走り逃げ去っていった。
映画『人狼ゲーム プリズン・ブレイク』の感想・評価・レビュー
突如起きた事件に翻弄されながらも、相手を騙しながら自分を守る人間の姿が見られたためかなり面白かった。人狼の手による殺害シーンが結構グロい演出ではあったが、誰がどの役割か明らかになっていくシーンが見所であった。アカリとソウマの再会による和解や二人が考えた作戦など、なるほどと感心するシーンも多くあった。最後はアカリの名演技によって逃げ出すことができたが、このあと逃げ切れることができるのかどうか気になる終わり方であった。(MIHOシネマ編集部)
このシリーズの面白いところは、誰が人狼なのか観客も推理しながら見られるところだと思います。少しずつ役職が分かってきたと思っていても、え?と驚かされる展開があるので、どんどん世界観に引き込まれていきます。
特に、最終日の心理戦は見ているこちらまでひりつくような展開で見終わったあとにどっと疲れました。
シリーズを通して鑑賞している作品ですが、今作は特に面白いので多くの人にオススメしたいなと思います。(女性 30代)
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次作 人狼ゲーム ラヴァーズ
前作 人狼ゲーム ビーストサイド
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