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映画『チェイサー(2017)』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『チェイサー(2017)』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『チェイサー(2017)』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『チェイサー(2017)』の結末までのストーリー
  • 『チェイサー(2017)』を見た感想・レビュー
  • 『チェイサー(2017)』を見た人におすすめの映画5選

映画『チェイサー』の作品情報

チェイサー

製作年:2017年
上映時間:94分
ジャンル:アクション、サスペンス
監督:ルイス・プリエト
キャスト:ハル・ベリー、セイジ・コレア、クリス・マクギン、リュー・テンプル etc

映画『チェイサー』の登場人物(キャスト)

カーラ・ダイソン(ハル・ベリー)
食堂のウエートレス。離婚調停中で、夫には恋人がいる。6歳の息子・フランキーを育てている。
マーゴ・ヴィッキー(クリス・マクギン)
国際的な誘拐組織の一員。夫のテリーと共に犯罪を行っており、フランキーを誘拐する。

映画『チェイサー』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『チェイサー(2017)』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『チェイサー』のあらすじ【起】

カーラは食堂のウエートレスとして働き、息子のフランキーはカウンターに座って母の仕事が終わるのを待っていた。カーラはフランキーと出かける予定をしていたのだが、同僚のアグネスがなかなかやって来なかった。そんな中、客から様々な注文を受け、カーラは苛立った。

仕事を終え、カーラはフランキーと公園に出かけた。その時、ジャクソン弁護士から電話がかかってきた。カーラはフランキーと離れ、電話を取った。電話の内容は、離婚調停中の夫が親権を望んでいるという話だった。夫のデヴィッドは不動産業者で、恋人は小児科医。ウエートレスのカーラは、不利な立場に立たされていた。

フランキーが忽然と姿を消した。カーラが探していると、フランキーが見知らぬ人物に車に押し込まれそうになっているのが目に入った。悲鳴を上げながら慌てて車を追いかけるが、逃げられてしまう。カーラは自分の車(赤色のミニバン)に飛び乗り、急いで追いかけた。通報するために携帯を探すが、途中で落としてしまっていて無くなっていた。

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映画『チェイサー』のあらすじ【承】

カーラが必死に追跡していると、犯人が荷物を捨ててカーラの邪魔をしてきた。カーラは犯人が落としたタイヤを避けようとして別の車にぶつかり、事故を起こしてしまう。そのことに罪悪感を抱くが、息子を助けるまで止まるわけにはいかなかった。むしろ、ここまで大きな事故が起これば報道されるはずだと予想し、ラジオをつけて確認した。だが、まだ事故の報道はされていなかった。

犯人が刃物をフランキーの首元に押し当て、カーラに向こうに行くよう指で指示を出してきた。カーラは拒もうとするが、フランキーを守るために道を逸れるしかなかった。去っていく犯人の車を見ながら、必ず取り戻すことを心に決めた。

カーラは再び走っていた道に戻り、犯人の車の追跡を開始した。ラジオから赤色のミニバンを警察が追跡しているとの情報が流れてきたが、警察が追っているのは別の車だった。カーラは犯人の車の特徴を、おもちゃの録音機に吹き込むことにした。その時、その録音機に犯人とフランキーの会話が録音されていることに気づく。犯人はマーゴと名乗り、母親が探していると言ってフランキーを連れ出していた。

映画『チェイサー』のあらすじ【転】

フランキーは追跡してきた白バイに、フランキーのことを説明しようとした。だが、犯人の車がぶつかってきて、白バイが転倒してしまう。犯人は車を止めた。中からは男が出てきた。カーラはクレジットカードやお金が入った財布を投げて渡し、息子を返さなければ追跡し続けると訴えた。男は財布を回収すると、車へと戻っていった。だが、フランキーを開放してはくれなかった。1万ドルを下ろすまでマーゴがカーラの車に乗り、フランキーは人質として捕まったまま移動することになった。

トンネルの中を走行中、マーゴが襲ってきてカーラは殺されそうになる。カーラは必死に抵抗してマーゴを車の外に突き落とした。トンネルを抜けると、犯人の車が止まっていた。カーラはマーゴの服を着て彼女に成りすまし、窓から手を出して先に行くよう犯人の車に指示を出した。

マーゴに偽装していたのが犯人にバレてしまう。犯人はフランキーを車から落とそうとした。それは追跡するなという犯人からの脅しだった。カーラは追跡を止めた。カーラは釣りをしていた男性に犯人の車の特徴を叫び、子供が誘拐されたので通報して欲しいと頼んだ。

映画『チェイサー』の結末・ラスト(ネタバレ)

カーラは保安官事務所に駆け込み、息子が誘拐されたことを訴えた。捜索が開始されるまで1時間かかると言われ、激しく取り乱す。保安官に落ち着くよう諭され、カーラはデヴィッドに連絡を取った。その時、行方不明の子供の張り紙が目に入った。カーラはじっと待っていることなどできず、捜索を行うことにした。

カーラは犯人の衣服をゴミ箱で発見する。その時、ちょうど黒い車が動き始めた。しかも、カーラの車を見つけると急発進した。カーラは犯人が乗っていると確信し、後を追った。しかし、追跡中にカーラの車のガソリンが無くなってしまう。カーラは走ってきた車を止めて乗せてもらおうとするが、犯人の車がぶつかってきて気絶してしまう。

カーラが目を覚ますと、運転席にいた男性が倒れていた。犯人の車に近寄ると、銃を撃ってきた。カーラは必死に抵抗し、車のドアに犯人を挟んだまま走行した。車は木にぶつかって停止した。カーラは犯人に息子の居場所を聞こうとするが、息絶えていた。犯人のポケットを確認し、名前がテリー・フィッキーであることと住所を知る。

カーラは住所の場所に行き、そこにあった建物の中に忍び込んだ。すると、マーゴがいた。カーラは、マーゴが外にある小屋に向かった隙に通報した。そして、マーゴが車で出て行った隙に、外にある小屋に忍び込んだ。そこで、屋根裏にいるフランキーを見つける。しかも、フランキーの他に2人の少女がいた。マーゴが戻って来てしまったため、カーラは急いでフランキーを救出した。少女が怖がって一緒に行くことを嫌がったため、カーラはフランキーを連れて逃げた。

カーラはフランキーと一緒に水の中に潜って身を隠した。そして、隙を突いてマーゴを水の中に引っ張り込んだ。カーラはマーゴを水の中に押し込み、刃物で刺した。カーラは怯えているフランキーを抱き締めて落ち着かせると、少女達を救出しに行った。その時、隣人の男性が物音を聞きつけ、銃を持ってやってきた。カーラは男性にマーゴ達が子供を監禁していたことを話した。しかし、子供の人数や性別を教えていないのに、男性はなぜか知っていた。カーラは男を怪しみ、持っていたスコップで殴った。

カーラはフランキーや少女達と共に警察に保護された。マーゴ達は国際的な誘拐組織の一員だった。今回の件で組織が摘発されることになった。

映画『チェイサー』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

子を思う母の強さにとにかく圧倒される作品だった。自分ならカーラのように、めげずに追跡することは多分できないだろうなと思った。きっと途中で諦めていたら、フランキーはカーラの元には戻って来なかったのだろうと思う。ここまで深い愛情を持っている母親がいて、フランキーが羨ましいなと思った。離婚調停がどうなったのかは分からないが、きっとこの親子を切り離すことはできないと思う。カーチェイスが主体となっていたこともあり、スリリングでおもしろい作品だった。(MIHOシネマ編集部)


命懸けで息子を助け出そうとする強い母親の物語。
公園で遊んでいる子供から一瞬目を離した隙に、子供の姿が見えなくなってしまったら…?子供が車に押し込まれそうになっているのを見てしまったら…?自分ならどうするだろうと考えましたが、警察に電話して、夫に電話して…なんて誰かに助けを求める行動を優先してしまうだろうなと感じ、今作の母親の行動は本当に勇敢だなと思いました。
自分の車で息子を拉致した車を追いかけるカーチェイスがメインなのですが、一般人のお母さんが命懸けで頑張るのでハラハラしながら見てしまいました。強い母親の姿にただただ脱帽です。(女性 30代)


ハル・ベリーの母親役が圧巻。子どもを誘拐された母の絶望と狂気が、全編ノンストップのカーチェイスで描かれる。警察に頼れない状況で、母が自ら犯人を追う展開は手に汗握る。息子を取り戻すために車で突っ込むシーンには震えた。最後に息子を抱きしめる瞬間、全ての緊張が涙に変わる。母の愛の強さを思い知らされた。(30代 女性)


冒頭からいきなり誘拐事件が発生し、そこから一瞬も気を抜けない。まさに“ママ版『96時間』”。ハル・ベリーが見せる母としての本能むき出しの演技に圧倒された。カーチェイスの迫力も凄まじく、観ているこちらまで息が詰まる。最後に犯人の家での対決シーンは鳥肌。母は最強の戦士だと感じた。(20代 男性)


テンポの良さと臨場感に引き込まれる映画。セリフが少なく、行動で物語を語る演出が秀逸。車中での緊張感、携帯を落とす焦り、全てがリアル。ラストで息子を守り抜いた母の姿は感動的。サスペンスとしての完成度も高く、無駄なシーンが一切ない。ハル・ベリーの鬼気迫る演技は必見。(40代 女性)


正直、設定自体は単純だが、演出の力で最後まで惹きつけられた。母親が一人で誘拐犯を追うという無謀な展開も、ハル・ベリーのリアリティが支えている。中盤のハイウェイでのカーチェイスは圧倒的で、まるで観客も一緒に走っている感覚。息子を救った後の静かな余韻が素晴らしい。(50代 男性)


母親の強さと狂気の境界線を見せた映画。子どもを奪われた瞬間の絶望から、わずか数秒で“戦闘モード”に入る主人公の変化がすごい。犯人を追い詰めていく過程で、母の執念がどれほど恐ろしいものか思い知らされた。演出もスピーディーで飽きさせない。タイトル通り、“追跡”にすべてを懸けた一本。(30代 男性)


誘拐ものとしてはベタだが、展開のスピード感が尋常じゃない。冒頭10分で物語が動き出し、あとは息をする暇もない。主人公が車で逃走を追う場面の撮影も見事。音楽や効果音が緊張を高めてくれる。結末は予想通りでも、母親の愛の強さに泣けた。ハル・ベリーの熱演が光るサスペンス。(20代 女性)


久々にハリウッド的な“シンプルに熱い映画”を観た。話は直球で、母親が誘拐犯を追う。ただそれだけなのに、見終わった後に心に残るのは母の覚悟。犯人を見つけ出すまでのプロセスも現実味があり、手に汗を握る。息子を抱きしめるシーンは涙腺崩壊。アクションと感動を両立した秀作。(40代 男性)


母が一人で悪に立ち向かう姿が圧巻。普通ならパニックになる状況で、彼女は冷静に行動し、時には命懸けで突き進む。ハル・ベリーの表情だけで感情を伝える演技力に脱帽。ラストの逆転劇も見事で、すっきりとした後味。母親という存在の強さを改めて感じる映画だった。(30代 女性)

映画『チェイサー』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『チェイサー(2017)』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

96時間(2008)

この映画を一言で表すと?

“娘を奪われた父親の、魂をかけた復讐劇。”

どんな話?

元CIAの父親が、パリで人身売買組織に誘拐された娘を救うため、たった一人で敵地に乗り込む物語。冷徹かつ迅速に敵を追い詰める姿は圧巻で、父の愛と執念が炸裂するノンストップ・サスペンス。

ここがおすすめ!

娘を救うために命を懸ける父親という点で『チェイサー』と共通。リーアム・ニーソンの迫力ある演技とテンポの良い展開で、最後まで目が離せない。親の愛がいかに強く、狂気的であるかを実感できる一本。

フライト・ゲーム(2014)

この映画を一言で表すと?

“高度1万メートルで展開する、極限の心理サスペンス。”

どんな話?

航空保安官の主人公が、飛行中の機内で脅迫メッセージを受け取る。犯人を探すうちに、逆に自分が容疑者として疑われていく。閉ざされた機内での追跡と心理戦がスリル満点の一本。

ここがおすすめ!

『チェイサー』同様、限られた空間で緊張感が途切れない。主人公が孤立しながらも真実を追う姿がハル・ベリーの母親像と重なる。息もつかせぬ展開と、ラストの意外性が見事なサスペンススリラー。

ラン・オールナイト(2015)

この映画を一言で表すと?

“父と息子、逃走の夜に交錯する救済と贖罪の物語。”

どんな話?

元殺し屋の父親が、息子を守るためにマフィア組織と警察を敵に回して逃走する。暴力と血にまみれた夜の中で、父子の絆が試される。過去の罪と向き合う男の姿が胸を打つ。

ここがおすすめ!

『チェイサー』と同じく“家族を守るために戦う親”を描いた作品。アクションの迫力はもちろん、父の後悔と愛情が物語を深くしている。リーアム・ニーソンの渋い演技に心が震える。

ルーム(2015)

この映画を一言で表すと?

“母と子が小さな“部屋”から脱出し、再び世界と向き合う感動作。”

どんな話?

7年間監禁されていた母子が、脱出を果たして外の世界に戻る。しかし自由を取り戻しても、そこには新たな現実と苦しみが待っていた。母の愛と子どもの成長を静かに描くヒューマンドラマ。

ここがおすすめ!

『チェイサー』の母の“守るための強さ”を、より内面的に描いた作品。ブリー・ラーソンの圧巻の演技と、母子の再生の物語が深い感動を呼ぶ。スリルだけでなく、愛の強さを感じたい人におすすめ。

アンストッパブル(2010)

この映画を一言で表すと?

“止まらない列車に命を懸ける、現場の男たちのリアルな闘い。”

どんな話?

暴走する無人列車を止めるため、ベテラン機関士と新人運転士が命を懸ける。一瞬の判断が多くの命を左右する極限状況で、彼らは信頼と勇気を武器に立ち向かう。

ここがおすすめ!

『チェイサー』と同じく、スピード感と緊張感が全編を支配する。ノンストップ・アクションながらも登場人物の人間味が濃く、最後は胸が熱くなる。スリルと感動を同時に味わいたい人にぴったり。

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この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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