映画『ピッチ・パーフェクト ラストステージ』の概要：お馴染みのアカペラグループが今度は米軍の慰問ツアーに出て一騒動を起こしてしまう。世界的な大ヒットを記録した人気シリーズの最終作で、ジョージ・マイケルやシカゴなど多彩なナンバーによる美しいステージを堪能できる。
映画『ピッチ・パーフェクト ラストステージ』の作品情報
上映時間：93分
ジャンル：コメディ、ミュージカル、音楽
監督：トリッシュ・シー
キャスト：アナ・ケンドリック、レベル・ウィルソン、ヘイリー・スタインフェルド、ブリタニー・スノウ etc
映画『ピッチ・パーフェクト ラストステージ』の登場人物（キャスト）
- ベッカ（アナ・ケンドリック）
- 音楽プロデューサーをしていたが、自分なりの音楽を作れないことが不満で辞めてしまう。慰問ツアーを通して、その才能が著名なミュージシャンのDJキャレドの目に留まる。
- ファット・エイミー（レベル・ウィルソン）
- ベラーズのメンバーの中で笑わせ役的存在で、ベッカの大親友。父が犯罪に手を染めており、長年疎遠となっている。
- エミリー（ヘイリー・スタインフェルド）
- 唯一バーデン大学に在学しており、院への進学を検討している。ベラーズのメンバーの一人が妊娠中だったため、慰問ツアーに加わる。
- クロエ（ブリタニー・スノウ）
- ベラーズの古参メンバーの一人。慰問ツアーに参加して軍の案内人に一目惚れしてしまう。
- オーブリー（アンナ・キャンプ）
- ベラーズのリーダー格的存在。父親は米軍の幹部なため軍の慰問ツアーに出ることを思いつく。しかし、父親はオーブリーの歌を一度も見に来てくれたことがない。
映画『ピッチ・パーフェクト ラストステージ』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『ピッチ・パーフェクト ラストステージ』のあらすじ【起】
バーデン・ベラーズのメンバーが船上で男達の前で歌っている。すると突然、エイミーが天窓を突き破って降りて来て、男達に消化器を吹きかける。ベッカはエイミーと一緒に海に飛び込み、船が大爆発する。
その事件から3週間前、ベッカはヒップホップグループの前で自分がアレンジした曲を聴かせていた。ところが、グループはベッカのアレンジが気に入らず、オリジナル通りにすることを求める。しかし、ベッカにとっては駄作をそのまま発表することは受け入れ難いことだった。
自宅に帰って来たベッカは仕事を辞めたことをエイミーに宣言する。エイミーはベッカを元気づけようとする。そこにベラーズのコスチュームを着たクロエが現れて、ベラーズの同窓会に誘う。ベッカ達が往年のベラーズのメンバーと再会したところで、エミリー率いる新メンバーがやって来る。ベラーズは自分たちでパフォーマンスする気満々だったが、実際には新メンバーのショーを見るだけだった。若い新メンバーの華麗なダンスを見て、ベラーズは年の差を感じてしまう。歌う機会がなく落ち込んでいたところにオーブリーが軍にいる父のコネを使って、DJキャレドと共に軍の慰問ツアーをすることを提案する。
映画『ピッチ・パーフェクト ラストステージ』のあらすじ【承】
ベラーズはスペインの米軍基地に降り立つ。軍の案内人がやって来てベラーズを他の３組のツアーバンドに紹介する。ベラーズはそこで、ツアーバンドの中からDJキャレドの前座が選ばれることを知る。他のバンドはベラーズがコネでツアーに参加していることをバカにする。怒ったベラーズはアカペラ勝負を申し込む。しかし、他のバンド達は楽器を使って見事な歌を披露してベラーズを圧倒してしまう。
ベラーズはホテルに案内されて来る。チェックインを待つ間、クロエは終始、軍の案内人に見取れてしまう。エイミーは自分の部屋に父親との思い出の品であるウサギのぬいぐるみが置いてあるのを見付けて驚く。最初のショーが始まり、ベラーズは先にステージに立った女性バンドのパフォーマンスを見て気負けしてしまう。ベラーズの番が回ってきて、精一杯に歌を披露する。徐々に会場も盛り上がってくるが、途中で戦死者を追悼するラッパが鳴り響き、ショーは台無しになってしまう。
映画『ピッチ・パーフェクト ラストステージ』のあらすじ【転】
エミリーはショーの挽回をするためにDJキャレドのいるホテルに乗り込むことを提案する。セクシーなドレスに身を包んだベラーズはホテルに到着すると、手分けしてDJキャレドを探す。ホテルのカジノに入ったエイミーはそこで父と再会する。エイミーの父は実は麻薬などに手を出していた犯罪者だった、しかし父は足を洗ったと宣言し、エイミーとの関係を修復しようとする。一方、ベッカ達はDJキャレドのスイートルームにやって来る。ベッカはDJキャレドの録音機材を使って音楽をアレンジしてみる。オードリーの父が多忙でショーを見に来られないことが判明し、オードリーはショックでランプを倒してスイートルームを燃やしてしまう。
失敗に懲りたベラーズは勝敗にこだわらずにショーを楽しむことにする、ベラーズはヨーロッパを巡りながらセクシーな軍服姿で歌を披露し、兵士達の人気を集めることに成功する。エイミーは海上に父のヨットを見付け、父が約束通りにショーを見に来てくれたと喜ぶ。隣にいたオードリーは父が一度もショーを見てくれたことがないために気落ちする。DJキャレドの元に呼ばれたベッカは、DJキャレドから前座に選ばれたことを告げられる。しかし、ベッカはベラーズではなくソロとしてオファーされたことに躊躇する。
映画『ピッチ・パーフェクト ラストステージ』の結末・ラスト（ネタバレ）
エイミーは再び父と会うが、父がショーを見てなかったことが判明する。しかも父の狙いがエイミーの預金口座であることが判明し、エイミーは父を見限る。ベッカとエイミーを除いたベラーズがカフェにいると、男がセレモニーに案内すると言って、全員を車に乗せる。男はエイミーの父の部下で、全員は父の船に拉致されてしまう。
父はエイミーを脅迫するが、エイミーはベッカを連れて船に乗り込む。ベッカがベラーズに紛れ込むと、全員で歌を披露するよう提案する、エイミーの父親がベラーズの歌に気をそらされている隙にエイミーは父の部下を一人一人倒していく。そして爆弾をセットすると、天窓を突き破って父に消化器を吹きかける。ベラーズ全員が海に飛び込み、助かる。
ベッカはベラーズのメンバーにDJキャレドに選ばれたことを打ち明ける。ベッカはチームを裏切れないと言うが、ベアーズのメンバー全員がベッカを後押しする。ベッカはDJキャレドのショーの前座として初めてソロでパフォーマンスを始める。しかし、途中でベラーズのメンバーをステージ上に招いて、全員で歌ってショーを盛況に締めくくる。
映画『ピッチ・パーフェクト ラストステージ』の感想・評価・レビュー
アカペラにアレンジされたヒット曲の数々を聞いているだけで楽しめる作品。人気シリーズの3作目ということでお馴染みの顔ぶれに再会できるだけ嬉しくなる。今作でもアン・ケンドリックの歌声に酔いしれ、レベル・ウィルソンの下ネタ満載のギャグに大いに笑わせてもらった。ただ、過去2作に出ていた男優陣が不在なのは寂しく感じられた。また、ストーリーに犯罪が絡むことで前作までの世界観が若干壊されてしまったのも残念でならない。（MIHOシネマ編集部）
ストーリーよりも音楽を楽しめる作品。シリーズ3作目「ラストステージ」アカペラグループ、ベラーズは大学を卒業しそれぞれの道へ。キラキラ輝いていた学生時代とは違い、恋も仕事もイマイチで悪戦苦闘の日々。そんな時に再結成のチャンスが訪れ、張り切るベラーズの仲間たち。
今回は主人公ヘイリーよりもエミリーのお話がメイン。パワフルでいつも元気で明るいエミリー。そんなエミリーが抱えていた悩みをみんなで爽快に解決します。
ショーがキラキラ綺麗で華やか。衣装も可愛くて女の子が大好きなやつ。元気が出る作品です。（女性 30代）
とうとうラストステージ！ベラーズたちが今回も楽しませてくれました。洋楽好きには絶対おススメの作品です。冒頭のブリトニー・スピアーズの「TOXIC」から、もうワクワクさせてくれます。笑いもあり、友情に涙も…テンポも良く最後まで楽しませてくれました。一応ストーリーもありますが、やっぱりパフォーマンスが最高です。何も考えずサクッと皆で楽しめ、見るとテンションを上げてくれ元気が出る作品でした。堂々と力強いパフォーマンスをする女性たちがとってもクールです。（女性 30代）
何はともあれアカペラのパフォーマンスを楽しむ１本。馴染みの洋楽曲をアカペラで踊りながら歌う姿を観ているだけで心が躍る、そこは前２作から変わらない。一つ変わったのは主要な登場人物達が学校を卒業してしまっている点。やはり学校物というのはそれだけで青春の味というか、学校物ならではの味わいがあるような気がするのだ。今作は学校物でない上に軽くトンデモ設定もあり、ちょっと異世界に来てしまったのは少し寂しい。とはいえ、ベラーズの面々の魅力がそれで削がれることはない。楽しく観て正解。（男性 40代）
関連作品
前作 ピッチ・パーフェクト2
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