12000作品を紹介!あなたの映画図書館『MIHOシネマ』

映画『追想(2018)』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『追想(2018)』の概要:ハネムーンでホテルに滞在中のカップルが、出会いから結婚に至る日々を回想しながら肉体的な関係を持とうとする姿を描くラブストーリー。英国の作家イアン・マキューアンの小説「初夜」を映画化した。

映画『追想』の作品情報

追想

製作年:2018年
上映時間:110分
ジャンル:ラブストーリー、ヒューマンドラマ
監督:ドミニク・クック
キャスト:シアーシャ・ローナン、ビリー・ハウル、アンヌ=マリー・ダフ、エイドリアン・スカーボロー etc

映画『追想』をフルで無料視聴できる動画配信一覧

映画『追想(2018)』をフル視聴できる動画配信サービス(VOD)の一覧です。各動画配信サービスには2週間~31日間の無料お試し期間があり、期間内の解約であれば料金は発生しません。無料期間で気になる映画を今すぐ見ちゃいましょう!
U-NEXT
Hulu ×
Amazonビデオ
dTV
TELASA
TSUTAYA DISCAS ×
ビデオマーケット
Netflix ×

※動画の配信情報は2022年5月時点のものです。配信状況により無料ではない場合があります。最新の配信状況は各動画配信サービス(VOD)の公式サイトでご確認ください。

映画『追想』の登場人物(キャスト)

フローレンス・ポンディング(シアーシャ・ローナン)
オックスフォード大の学生で核根絶運動に熱心に取り組んでいる。音楽家を目指して、学生仲間と五重奏の楽団を組んでいる。
エドワード・メイフュー(ビリー・ハウル)
ロンドン大学の学生で歴史家を目指して学んでいる。喧嘩っ早いところがある。音楽が好きで、レコード店を経営するようになる。

映画『追想』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『追想(2018)』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『追想』のあらすじ【起】

1962年のイギリスで、フローレンスとエドワードは浜辺を散歩してホテルに戻って来る。チャック・ベリーの音楽について話し、2人は挙式を振り返る。フローレンスは娘ができたらクロエと名付けたいと話す。そこに夕食が届けられ、2人はぎこちなく食事を始める。フローレンスが食事を外に運んで食べたいと言いだし、2人はちょっとした言い合いになってしまう。

フローレンスは母にエドワードとデートすることを報告した時を回想する。フローレンスの両親はエドワードが労働者階級の出身であることが気になってしかたない。一方、エドワードは、母が列車の扉に頭を打ち付けて脳損傷に陥ったのを知った日のことを語り出す。そして、フローレンスと出会った日を思い出す。その日、エドワードは歴史学の成績が優だったという通知を受け取って興奮していた。しかし、家族にはその意味が分かってもらえず、一人で町に繰り出して飲んでいた。そして、オックスフォード大学の学生の集会に顔を出し、そこでフローレンスと目が合ったのだ。2人は互いの夢を語らうようになる。エドワードは歴史の本を書くことを、フローレンスはカルテットで演奏することを目指していた。

映画『追想』のあらすじ【承】

エドワードとフローレンスはデートを重ねる。フローレンスはカルテットではなく、五重奏に挑戦することにし、仲間と練習をする。チェロ奏者はフローレンスをデートに誘うが、フローレンスは断り、ミュージックホールでのアルバイトに向かう。

エドワードはホテルでフローレンスのワンピースを脱がそうとするが、うまくファスナーを下ろせず苛立ってしまう。フローレンスはエドワードが頭に血が上りやすく喧嘩っ早いことを心配し、2度と喧嘩をしないように約束させる。

フローレンスはエドワードが働いているクリケット場に突然姿を現し、エドワードを驚かせたことがあった。2人はクリケット場でふざけ合いながら、幸せを噛み締める。フローレンスはエドワードの家を訪ね、エドワードの母とも会った。母はフローレンスのことを毎回忘れてしまうが、フローレンスは絵の話をしたりして母と上手に接する。エドワードはその様子に涙ぐんでしまう。フローレンスはエドワードの家族に食事を用意し、家族に温かく受け入れられる。

映画『追想』のあらすじ【転】

エドワードとフローレンスはホテルのベッドで横になる。フローレンスはエドワードにこれまでに何人の女性と経験があるか尋ね、エドワードは誰もいなかったと返事をする。そして、フローレンスが如何にお堅かったかを回想する。映画館で周囲がいちゃついている中でもフローレンスはそういうことをするのを嫌がっていた。エドワードはフローレンス達の五重奏を聞きに行き、フローレンスが働いていたミュージックホールを見学する。フローレンスはそこで五重奏を披露することを夢見ており、その暁には演奏をエドワードに捧げると約束する。フローレンスは性の指南書を読み、不安を感じてしまう。

エドワードとフローレンスはホテルのベッドで肉体的関係を持とうとするが、フローレンスは緊張してしまい、エドワードに冗談を言うように頼む。エドワードが冗談を言い、2人は少しリラックスする。しかし、それでも結局上手にすることができず、恥ずかしくなったフローレンスはホテルの部屋を飛び出してしまう。フローレンスは浜辺に行き、エドワードも追い掛ける。

映画『追想』の結末・ラスト(ネタバレ)

2人は浜辺で激しく口論をする。エドワードは侮辱されたと怒り、フローレンスは恥ずかしかったと反論する。そして性的な面で期待には応えられないと告げる。フローレンスはエドワードが他の女性と関係を持っても良いから、一緒に居たいと話す。エドワードはその発言に怒り狂い、フローレンスを無視する。エドワードはフローレンスとの婚姻を不成立だったことにし、家族にフローレンスのことを2度と口にしないように頼む。

1975年になり、エドワードはレコード店経営していた。そこに少女が母の誕生プレゼントとしてチャック・ベリーのレコードを買いに来る。少女の名前はクロエだった。フローレンスの娘だと気付いたエドワードはレコードをタダで渡す。

2007年になり、エドワードはフローレンスの五重奏の楽団が最後のコンサートを開くことをラジオで知る。フローレンスは楽団のチェロ奏者と結婚していた。最後のコンサートでバイオリンを披露していたフローレンスがふと客席に目をやると、そこにはエドワードが座っていた。2人は目を合わせて涙を流す。

映画『追想』の感想・評価・レビュー

前半は予想通りの展開が続き退屈に感じる場面が多かったが、後半から一気にドラマが動き出す。お互いのことを心から愛し合いながらも身体的な関係に至ることができず、相手を思いやるばかりに口にした言葉や行動で傷付け合ってしまう姿が痛々しい。ただ、2人の心理描写が十分に掘り下げられていないところがあり、その点が食い足りなかった。特にフローレンスと父親の関係性に重要な意味があると暗示しているのに説明がなく、不満が残った。(MIHOシネマ編集部)


ハネムーンでの喧嘩が婚姻関係解消のキッカケになってしまうことって意外と少なくないみたいです。今作の場合も、他人から見ればそんなことで!?と驚くような些細なきっかけで結婚をやめてしまう2人。
前半は幸せで充実したラブラブな2人の空気感が漂っていたのでかなり衝撃的でした。カッとなりやすい性格なのは仕方ありませんが、フローレンスの不安を受け止めてあげられなかったエドワードは小さい男だなと思ってしまいました。
前半と後半でかなり雰囲気が異なる作品なのでとても面白く見られました。(女性 30代)

みんなの感想・レビュー