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映画『ゲゲゲの鬼太郎 激突!!異次元妖怪の大反乱』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ゲゲゲの鬼太郎 激突!!異次元妖怪の大反乱』の概要:妖怪の鬼太郎は季節外れの台風を異常に思い、調査を行った。すると、台風ではなく、1000年に一度世界中の妖気が集まってできる怪気象であることが分かった。鬼太郎は東京都民に危機を知らせに行った。

映画『ゲゲゲの鬼太郎 激突!!異次元妖怪の大反乱』の作品情報

ゲゲゲの鬼太郎 激突!!異次元妖怪の大反乱

製作年:1986年
上映時間:48分
ジャンル:ファンタジー、ホラー、アニメ
監督:芝田浩樹
キャスト:戸田恵子、田の中勇、富山敬、永井一郎 etc

映画『ゲゲゲの鬼太郎 激突!!異次元妖怪の大反乱』の登場人物(キャスト)

鬼太郎(戸田恵子)
妖怪。優しい心を持っており、妖怪と人間の共存を望んでいる。真面目な性格。季節外れの台風に疑問を抱き、調査を行う。
ねずみ男(富山敬)
鬼太郎の友人。妖怪。お金に目がなく、インチキな商売を行う。戦闘能力はあまり高くない。幼い子供には優しい。
妖怪皇帝(青野武)
妖怪。妖怪達を使い、日本を支配して妖怪帝国を作ろうと画策する。慈悲の心はなく、手下が傷ついても何とも思っていない。
ぐわごぜ(千葉耕市)
妖怪。妖怪皇帝の手下で、総理大臣を名乗る。妖怪皇帝に協力したのは、娘と幸せに暮らすため。
カロリーヌ(藤枝成子)
見た目は外国人の少女。本当はぐわごぜの娘で、妖怪。何も知らないまま父に指示され、鬼太郎達に接触する。自分を助けてくれたねずみ男のことを慕う。

映画『ゲゲゲの鬼太郎 激突!!異次元妖怪の大反乱』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ゲゲゲの鬼太郎 激突!!異次元妖怪の大反乱』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ゲゲゲの鬼太郎 激突!!異次元妖怪の大反乱』のあらすじ【起】

冬にも関わらず台風が発生した。妖怪の鬼太郎は季節外れの台風に違和感を抱き、調査をした方が良いのではないかと考えた。妖怪のねずみ男はわざわざ苦労を背負い込む鬼太郎が理解できなかった。

1隻の船が台風の圏内を抜けようとしていた。その時、人魚が甲板に姿を現す。船員がその存在に気づくと、人魚は海の中へと入っていった。船員は驚き、人魚の姿を確認するために手摺から身を乗り出して海の中を見た。すると、巨大なウミヘビのような妖怪・あやかしが姿を現した。船はあやかしに破壊され、沈没した。

鬼太郎はねずみ男、妖怪のねこ娘、父親の目玉おやじと一緒に海に行き、調査を行った。そして、今まで感じたこともないような強い妖気を感じ取る。目玉おやじは台風ではなく、1000年に一度世界中の妖気が集まってできる怪気象ではないかと考えた。そこでは、あらゆる不可思議なことが現実になると言われていた。

このままでは怪気象が東京に上陸してしまうため、鬼太郎達は住民に呼びかけて避難させることにした。しかし、人々は鬼太郎達の話を信じず、避難しようとはしなかった、逆に街を騒がせた罪で、警察に追いかけられてしまう。

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映画『ゲゲゲの鬼太郎 激突!!異次元妖怪の大反乱』のあらすじ【承】

鬼太郎達は妖怪の存在を信じている漫画家の水木しげるに助けられる。水木は怪気象の話を信じ、東京がどうなってしまうのか不安を抱く。鬼太郎達も怪現象について詳しいことは分からなかったため、水木の不安を取り除くことはできなかった。一方、ねずみ男は人の不安を煽り、インチキな商売を行ってお金を稼いでいた。

内閣総理大臣は東京で起きている不思議な現象を解き明かすため、高僧チンポと呼ばれる人物を呼び寄せた。高僧チンポの額には、第3の目があった。高僧チンポは第3の目の力を使って台風の雲を確認した。そして、それが怪気象であることに気づく。国会議事堂の辺りが最も強い妖気に包まれていた。問題を解決するためには、妖気を発生させている生き物を退治する必要があった。

東京に様々な妖怪が現れ、人々は逃げ惑った。ねずみ男は知り合いの人間の女の子・天童ユメコと地下鉄に乗って逃げていたのだが、妖怪・土蜘蛛の襲撃を受ける。乗客は急いで電車から降りて逃げ出すが、1人の少女が逃げ遅れてしまう。ねずみ男は逃げ遅れた少女を背負い、ユメコと一緒にその場を逃げ出した。

ねずみ男達は地下鉄から出たところで、あやかしの攻撃を受ける。ねずみ男達の危機を救ったのは、鬼太郎だった。鬼太郎は妖怪の一反木綿にねずみ男達のことを頼み、あやかしと戦って倒した。

映画『ゲゲゲの鬼太郎 激突!!異次元妖怪の大反乱』のあらすじ【転】

電車の中から助けられた少女はカロリーヌと名乗り、自分を助けてくれたねずみ男を慕った。ねずみ男もカロリーヌに対して優しく接した。そんな時、総理大臣を名乗るぐわごぜがテレビに現れ、妖怪皇帝を紹介した。妖怪皇帝は日本を支配し、妖怪帝国を作ろうとしていた。

鬼太郎を探して妖怪達が水木家に現れる。鬼太郎達は戦うが、カロリーヌが捕まってしまう。鬼太郎は一反木綿に乗って後を追うが、逃げられてしまう。ねずみ男はカロリーヌを守れなかった鬼太郎に腹を立てた。その時、カロリーヌの姿がテレビに映った。ぐわごぜはカロリーヌを助けたければ1人で国会議事堂に来るよう、鬼太郎に脅しをかけた。

仲間の心配を他所に、鬼太郎は1人で国会議事堂に行くことを決める。目玉おやじは一反木綿に乗り、仲間を集めるために旅立った。しかし、怪気象の雲に阻まれ、外に出ることができなかった。目玉おやじ達は地下を通って移動することにした。

自衛隊は怪気象に攻撃を仕掛けるが、全く歯が立たなかった。内閣総理大臣はミサイルで攻撃することを決定した。怪気象が起きている範囲には、まだ多くの都民が残されていた。話を偶然聞いた目玉おやじは、ミサイルが準備されるまでに何とかしなければならないと焦る。

国会議事堂に到着した鬼太郎は、妖怪達に人間と対立してはいけないと訴えた。だが、妖怪達は聞く耳を持たなかった。妖怪が攻撃を仕掛けて来たため、鬼太郎は戦った。そこに、妖怪のぬりかべが鬼太郎を助けに現れる。妖怪皇帝は苦戦しているぐわごぜ達を見て、怪気象を作っている妖怪の朧車を向かわせた。朧車はぬりかべと鬼太郎を石にした。

映画『ゲゲゲの鬼太郎 激突!!異次元妖怪の大反乱』の結末・ラスト(ネタバレ)

ぐわごぜは鬼太郎をやっつけることができて喜んだ。目を覚ましたカロリーヌは、いつもの優しい父親とは違うぐわごぜを見てショックを受ける。実はカロリーヌは何も知らないまま、父親のぐわごぜにねずみ男達と遊んでくるよう指示されていたのだ。カロリーヌは自分のせいで鬼太郎がやられてしまったことに気づき何とかしなければいけないと思うが、鍵がかかっていて部屋から出ることができなかった。

ねずみ男は下水道を利用して国会議事堂に忍び込み、カロリーヌの元に辿り着く。カロリーヌは鬼太郎達の戻し方を知っていた。それは、朧車の涙を掛けることだった。ねずみ男は事情に詳しいカロリーヌに疑問を抱く。カロリーヌはぐわごぜが父であることを明かし、事情を説明した。ねずみ男は驚くが、カロリーヌを拒絶することなく受け入れた。

ねずみ男達はカロリーヌのペンダントの中に朧車の涙を入れた。しかし、カロリーヌが朧車に撥ねられてしまい、瀕死の重傷を負ってしまう。カロリーヌは父のことを許して欲しいと頼み、息を引き取った。ねずみ男は深く悲しみ、妖怪皇帝に対して激しい怒りを抱いた。

ねずみ男は立ちはだかったぐわごぜに、カロリーヌが亡くなったことを伝えた。ぐわごぜは娘が亡くなったことにショックを受ける。今まで妖怪皇帝に協力してきたのは、娘と一緒に幸せになるためだった。ねずみ男は鬼太郎達にペンダントを投げ、朧車の涙を掛けた。鬼太郎達は元に戻った。さらに、目玉おやじが仲間の妖怪を連れて現れる。

鬼太郎は妖怪皇帝と戦った。そこに、ぐわごぜが現れ、娘を返せと妖怪皇帝の足に縋った。妖怪皇帝は剣でぐわごぜを払った。ぐわごぜは高所から落ちてしまい、亡くなった。鬼太郎の攻撃が妖怪皇帝の面を切り裂いた。妖怪皇帝の正体はぬらりひょんだった。ぬらりひょんもまた高所から落ちていった。

鬼太郎は朧車を倒した。朧車の正体は、霊気で蜃気楼を見せる妖怪のお化け蛤だった。怪気象の雲がなくなったため、内閣総理大臣はミサイル発射中止を指示した。ミサイルは止まり、都民達は無事だった。その後、鬼太郎達は皆で集まり餅を食べようとしていた。そこにねずみ男が現れ、餅を大量に持ち出した。ねずみ男はそれをカロリーヌとぐわごぜの墓に供えた。

映画『ゲゲゲの鬼太郎 激突!!異次元妖怪の大反乱』の感想・評価・レビュー

「ねずみ男のための映画」と言われているだけあり、今までとは全然違うねずみ男の優しい部分が見られたのは良かった。折角、ねずみ男とカロリーヌが仲良くなったのに、亡くなってしまったのは悲しかった。さらに、父であるぐわごぜの死に方が結構雑で、それがさらに悲しい気持ちにさせられた。原作者である水木しげるが登場したのには驚かされた。水木先生と鬼太郎が話している場面は、何だか感動して素敵だなと思った。(MIHOシネマ編集部)


『ドラえもん』の人気キャラクタージャイアンは劇場版だと優しくなるなんて言われていますが、今作はアニメシリーズでは適当なインチキ臭いキャラクターとして知られる「ねずみ男」が大活躍の作品でした。
主人公の鬼太郎はもちろんいつも通り人間のために戦う姿を見せてくれるのですが、ねずみ男の優しい部分を見られる今作はかなりレアな作品だと思います。
アニメシリーズを見て、普段のねずみ男を知っているとより楽しめる作品だと思います。(女性 30代)

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