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映画『オー・マイ・ゼット!』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『オー・マイ・ゼット!』の概要:201Z(ゼット)年日本にゾンビが現れるが、自衛隊や警察の活躍により事態は収束した。その5年後、栃木県露目路町にある花田家に、1体のゾンビが迷い込んだ。家主の大輔が怯える中、ゾンビを求めて怪しげな男達が現れる。

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映画『オー・マイ・ゼット!』の作品情報

オー・マイ・ゼット!

製作年:2016年
上映時間:90分
ジャンル:コメディ、ホラー
監督:神本忠弘
キャスト:角田晃広、ともさかりえ、森下能幸、町田マリー etc

映画『オー・マイ・ゼット!』の登場人物(キャスト)

花田大輔(角田晃広)
ウォーターサーバーの営業マン。怒りっぽい性格。ゾンビを追ってやって来た土井達に振り回される。
花田恭子(ともさかりえ)
大輔の妻。楽天的で社交的な性格。伝説のゾンビハンター・パピヨン木場のファン。子供はおらず、大輔と2人暮らし。
土井明(森下能幸)
本名、沼田明。工場の経営者。小学生の子供がいたが、ゾンビとなった用務員に襲われてしまう。ゾンビとなった子供の頭が入った鞄を持ち歩いている。
西岡みすず(町田マリー)
買い物依存症で、多額の借金を背負っている。借金をするのは2回目で、離婚の危機にある。
清野守(柾木玲弥)
大学病院に勤務している研修医だと言っていたが、本当はドラッグストアの店員。解剖マニア。
松山ヒロト(萩原利久)
高校1年生。自分勝手な性格で、他人のことを思いやる気持ちがない。ゾンビを使って動画を撮ろうとしている。

映画『オー・マイ・ゼット!』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『オー・マイ・ゼット!』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『オー・マイ・ゼット!』のあらすじ【起】

201Z(ゼット)年、日本は存亡の危機に見舞われた。突如死んだ人間が蘇り、生きた人間を襲い始めた。ゾンビと呼ばれる彼らは、人肉を主食とした。そして、ゾンビに噛まれた人間もまた死後ゾンビとして復活した。政府は緊急ゾンビ対策本部を設置し、各地に自衛隊を派遣して事態の収拾にあたった。さらに、警察官に対してもゾンビへの発砲を許可し、一大掃討作戦を実施した。その結果、約半年でゾンビによる混乱は収束した。

5年後、栃木県露目路町。1体のゾンビが花田家の中に入っていった。家主の大輔が家の中から飛び出すと、ゾンビを狙っている3人の男(土井、清野、松山)が家の前にいた。大輔は用事で出ていった隣人の家を借り、警察に通報しようとした。しかし、3人の男に通報を阻止されてしまう。

大輔達の前に、ゾンビの妻を名乗る女性・西岡みすずが現れる。バス停にいたみすずは歩くゾンビを目撃し、行方知れずになっていた夫だと気づいたのだ。みすずは処分されることを恐れ、警察への通報を嫌がった。

大輔は警察への通報を諦め、とりあえず家の中からゾンビを追い出すことにした。すると、男達が大輔の行く手を阻んだ。土井明は小さな町工場を経営していたが上手くいっておらず、お金を必要としていた。そのため、ゾンビを売ってお金を手に入れようとしていた。5年前のゾンビ騒動の後、一部の人間の間でペットや魔除けとしてゾンビが売買されていた。ゾンビをペットにするのは違法だったが、密かに出回っているのだ。

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映画『オー・マイ・ゼット!』のあらすじ【承】

清野守は大学病院に勤務している研修医だった。清野は再生医療の研究を行っており、ゾンビを検体として求めていた。松山ヒロトは高校1年生で、ゾンビで動画を撮り文化祭などのイベントの目玉にしたいと思っていた。

大輔の妻の恭子が、買い物から帰ってきた。恭子はゾンビに気づかないまま家の中に入り、ゾンビに襲われそうになる。大輔は梯子を使ってベランダに行き、恭子を助けた。松山はその様子を携帯で撮影した。

ゾンビは股関節が固く、階段の上り下りは不得意だった。花田家の2階に上がったゾンビは、下りるときに落ちて手足を折る可能性が高かった。それでは価値が下がってしまうため、土井は頭を抱えた。

恭子の一声により、大輔達は隣家で昼食を食べることになった。皆でご飯を食べながら、ゾンビ騒動のことを話した。色々と噂はあったが、結局ゾンビが誕生した原因は解明されていなかった。しかも、5年前は大きな騒動になったが、今はゾンビの対処法が分かったため平和な日常に戻っていた。ゾンビは足が遅く、頭が弱点だった。

映画『オー・マイ・ゼット!』のあらすじ【転】

かつて、小学生がゾンビに噛まれたという事件があった。その小学校は松山が通っていた学校で、騒動は隣のクラスで起きていた。ゾンビとなった用務員が授業中に小学生を襲ったのだった。被害に遭った小学生は、沼田という苗字だった。松山達がその話をしていると、土井は突然席を立った。

大輔は清野の携帯の待ち受け画像が、近所で飼われている行方不明の犬だと気づく。携帯の中には、犬の解剖画像が保存されていた。さらに、恭子は清野の顔を見て、ドラッグスストアの店員であることを思い出す。清野は研修医ではなく、解剖が趣味の危ない男だった。

松山はみすずがゾンビの妻ではないと指摘した。みすずはそれを認め、買い物依存症で借金があることを話した。しかも、そのことを本当の夫は知らなかった。借金をするのは2回目で、このことが夫にバレたら離婚しなければならなかった。お金を借りに行く途中でゾンビを見かけ、後を追いかけてきたのだった。

松山はゾンビを撮った動画を見返し、彼の正体に気づいていた。ゾンビの首には、蝶々のタトゥーらしきものがあった。それは、伝説のゾンビハンター・パピヨン木場のトレードマークだった。数十名の精鋭と共に対ゾンビ特殊部隊を結成し、日本の危機を救った男だった。

映画『オー・マイ・ゼット!』の結末・ラスト(ネタバレ)

有名人のゾンビはプレミアが付き、高値で取り引きされていた。土井達は益々ゾンビを欲しいと思うようになった。さらに、パピヨン木場の熱狂的なファンである恭子も欲しいと声を上げた。大輔は警察に通報しようと説得するが、誰も聞く耳を持たなかった。

土井達はゾンビをどうするか話し合った。大金が欲しい土井とみすずの提案により、お金を皆で分け合うことになった。その前に、松山は1日だけゾンビを借り、清野は5cmだけゾンビを切ることにした。恭子は買い手が現れるまで、ゾンビを家で預かることにした。大輔は納得せず、1人だけ反対した。恭子は大輔を別の部屋に呼び出して説得し、了解させた。

大輔達は武器を持ち、ゾンビを捕まえようとした。家の中に入ると、ゾンビはタンスに押し潰されて床に倒れていた。恭子は興味本位で指を近づけ、ゾンビに噛まれてしまう。大輔は恭子をゾンビにしないために、腕を切り落とそうと包丁を振り下ろした。しかし、失敗に終わる。その光景を見たみすずは恐慌状態に陥る。飼い犬がいなくなったのは清野のせいだと言い出し、縄を使って首を絞めようとした。清野は必死に抵抗するが、みすずに殺されてしまう。みすずはタンスの下から抜け出したゾンビに襲われた。その光景を、松山は携帯で録画した。

大輔はゾンビを殴り殺そうとするが、滑って転んでしまい家具に頭をぶつけてしまう。大輔は気絶して倒れた。ゾンビは大輔を襲った。一方、松山は土井に気絶させられ、捕まっていた。土井の本当の名前は沼田だった。沼田の子供は、ゾンビに噛まれた小学生だった。松山は沼田の子供が襲われているところを動画で撮りネットにアップしていた。沼田は松山に復讐するため、彼をゾンビにして殴り殺そうとしていた。松山は動画を撮ったことを否定した。沼田の子供の動画を撮ったのは、松山の双子の姉だった。

動揺した沼田は、鞄の中に入れていたゾンビとなった我が子に噛まれてしまう。そこに、松山の友人の美山圭太が現れ、沼田を殴って気絶させた。美山は部屋の惨劇に気づき、恐れをなして逃げていった。松山は興味本位で沼田が持っていた鞄の中を開け、頭部だけの子供ゾンビに噛みつかれてしまう。

花田家の隣人は家に帰り、ゾンビがいると通報した。土井達は全員ゾンビになっていた。その後、土井達は全員処分された。花田家から逃げたゾンビは、本物のパピヨン木場が処分した。

映画『オー・マイ・ゼット!』の感想・評価・レビュー

コントを引き延ばしたようなお話で、物語の中盤は少し退屈だった。しかし、冒頭とラストはおもしろかったと思う。物語のラストは予想以上に血みどろな展開が待っているため、スプラッターが苦手な人は見ない方が良いと思う。全体的にコミカルな物語で、そんなに悪くはなかった。ともさかりえさんが演じた恭子が能天気な性格で、良い味を出していたと思う。芸人である角田晃広さんの演技も良かったが、少し怒りっぽすぎだと感じた。(MIHOシネマ編集部)


一体のゾンビが「花田さんち」に迷い込んでしまう物語。主人公の花田大輔を東京03の角田が演じているので、シリアスな顔をしていても何だか笑えてしまい、長いコントのように思えてとても面白かったです。
ゾンビが大量発生して収束した後のお話なのでハラハラドキドキと言うよりは、家族のほっこりするストーリーかと思って見ていましたが、後半は一気にスプラッター感が増し、雰囲気が全く違うものになるので驚きました。(女性 30代)


東京03の角田晃広がさまざまな俳優にツッコミを入れていて、爆笑しっぱなしの90分でした。ゾンビ映画といっても『オー・マイ・ゼット!』は、ゾンビパニック収束後の世界を描いていますから、稀有な作品といえます。とある民家の一室に複数人が集まり、久々に現れたゾンビをどうするか話し合うなんてシュールで目が離せません。適度なチープ感も大好きです。しかも、終盤は思い切りゾンビ映画らしくなります。笑って、考えて、恐怖して、あらゆる感情を味わえます。(女性 30代)

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