映画『ヒットマン(2007)』の概要:殺し屋のエージェント47は依頼を受け、ロシア大統領のミハイルを狙撃した。ミハイルを確実に始末したはずが彼は生きており、目撃者の女性まで現れる。エージェント47は依頼に疑問を抱き、調査することにした。
映画『ヒットマン』の作品情報
上映時間:93分
ジャンル:アクション、サスペンス
監督:ザヴィエ・ジャン
キャスト:ティモシー・オリファント、ダグレイ・スコット、オルガ・キュリレンコ、ロバート・ネッパー etc
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映画『ヒットマン』の登場人物(キャスト)
- エージェント47(ティモシー・オリファント)
- 「機関」と呼ばれる組織に育てられた殺し屋。感情に疎い。頭が切れる人物。本名はなく、「エージェント47」と呼ばれている。
- ニカ(オルガ・キュリレンコ)
- 娼婦。ミハイルの愛人で、暴力を振るわれている。気が強い性格。ある事件をきっかけに、エージェント47と行動を共にするようになる。
- マイケル・ホイッティア(ダグレイ・スコット)
- インターポールに所属する刑事(警部)。エージェント47の行方を3年間追い続けている。
- ユーリー・マクロフ(ロバート・ネッパー)
- FSB (ロシア連邦保安庁)の主任捜査官。ミハイルの影武者と通じており、エージェント47の命を狙っている。
映画『ヒットマン』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ヒットマン』のあらすじ【起】
ニジェール共和国・貧民街。「機関」と呼ばれる組織があった。存在を知る者は誰もおらず、中立でありながら各国の政権と通じていた。「機関」の唯一の目的は、身寄りのない子供達に戦闘の全てを叩き込みプロの殺し屋を育てることだった。
ニジェール共和国・国家警察本部。インターポールのマイケル・ホイッティア警部は、3年前からエージェント47と呼ばれる殺し屋を追っていた。エージェント47は100件を超える殺しに関わっていたが、幽霊のように正体が掴めなかった。
ロシア・サンクトペテルブルク。エージェント47はホテルで次の任務について確認を行った。依頼人の希望で仕事の次期が早まり、公の場で殺しを行うことになった。秘密裏に仕事をするつもりで準備をしていたのだが、依頼人の希望を優先するしかなかった。標的はロシアのミハイル・ベリコフ大統領だった。
エージェント47はミハイルの頭を撃ち抜き、証拠を隠滅して姿を消そうとした。だが、目撃者がいたことが発覚する。目撃者の名前はニカ・ボロニナで、娼婦だった。インターポールが接触する前にニカを始末しなければならなかった。
映画『ヒットマン』のあらすじ【承】
エージェント47はニカを射殺しようとするが、自分を見ても何の反応も示さなかったことに疑問を抱く。目撃者ではない可能性が高かった。その時、何者かが狙撃してきた。エージェント47は足早にその場を立ち去った。ミハイルは生きており、報道陣の前に姿を見せた。エージェント47はミハイルを確実に仕留めたという確信があったため、今回の任務に疑問を抱く。
マイケルはホテルからの垂れ込みを受け、エージェント47の居場所を突き止める。ホテルを訪れると、FSB (ロシア連邦保安庁)のユーリー・マクロフ主任捜査官が秘密警察に突入の指令を出していた。マイケルは突入をやめるよう意見するが、ユーリーは聞き入れなかった。
エージェント47はオペレーターのダイアナから秘密裏に連絡をもらい、命が狙われていることを教えられる。その時、秘密警察やマイケルと相棒のジェンキンズが突入してきた。エージェント47は用意していた爆弾や銃を使い、ホテルから脱出した。
エージェント47はニカを誘拐して尋問し、ミハイルに纏わる様々な話を聞いた。ニカはミハイルの愛人で、酷い暴力を振るわれていた。ミハイルの弟のウードレは武器・麻薬の売人でCIAやFSBに追われていたが、ミハイルに守られていた。エージェント47は黒幕を暴くため、ニカと行動を共にすることにした。
映画『ヒットマン』のあらすじ【転】
エージェント47はニカと共に駅を訪れた。そこには、マイケル達の姿もあった。さらに、エージェント47を始末しようと、「機関」の殺し屋も姿を現す。エージェント47は殺し屋と死闘を繰り広げ、始末した。そこに、ジェンキンズとマイケルがやって来る。エージェント47はジェンキンズを気絶させ自分の顔を見たマイケルを始末しようとするが、ニカに止められる。
エージェント47とニカは行動を共にしている間に、心を通わせていった。エージェント47達はロシア・モスクワを訪れ、知り合いのCIA(エージェント・スミス)に接触した。スミスはなぜミハイルが生きているのか教えた。ミハイルの政策の軟化に怒った強硬派が彼を消すよう依頼し、仲間の1人とすり替えたからだった。エージェント47はウードレを始末する代わりに協力を求めた。スミスは承諾した。
ウードレはプライスという武器商人と取引を行う予定だった。2人はまだ顔を合わせたことがなかったため、エージェント47はプライスを装って接触することにした。一方、マイケルとジェンキンズはミハイルの1年間の写真を調べ、同時に2カ所に現れていることから影武者の存在に気づく。
映画『ヒットマン』の結末・ラスト(ネタバレ)
エージェント47はプライスを始末した後、彼に扮してウードレに会いに行った。そして、ウードレ一味を始末した。その後、エージェント47はミハイルを始末することを約束し、ニカと別れた。
現在生きているミハイルは影武者で、整形をして顔を似せていた。ユーリーは影武者と通じており、秘密を握るエージェント47を始末する役割を担っていた。一方、マイケルは捜査を中止するよう圧力をかけられるが、途中でやめることはできなかった。そんな時、ウードレの葬儀にミハイルが参列するというニュースがテレビで報道される。マイケルは葬儀で、エージェント47がミハイルを始末しようとしていることに気づく。
葬儀の日、エージェント47はユーリーを誘拐し、ミハイルの影武者を始末するよう手下に指示させた。しかし、影武者は防弾ガラスで守られており、失敗に終わる。エージェント47は逃げようとした影武者を捕まえ、始末した。
エージェント47はマイケルに逮捕され、連行された。車での移送途中、黒塗りの車に囲まれ停止させられる。車から出てきたのは、スミスを始めとしたCIAだった。スミスはマイケル達をテロリストと誤解し、停止させたのだった。皆がスミスに気を取られている間に、エージェント47は姿を消していた。エージェント47がウードレの始末の代わりにスミスに依頼していたのはこの件だった。
エージェント47はマイケルの前に姿を現し、これ以上自分を追わないよう脅しをかけた。そして、自分の身代わりの遺体を置いてその場を立ち去った。その後、ロシア・サンクトペテルブルク。エージェント47はニカを見守り、彼女を殺そうとしていた殺し屋を始末した。
映画『ヒットマン』の感想・評価・レビュー
ゲームの『ヒットマン』を元に制作されたと言われると、もの凄く違和感を感じた。主人公のエージェント47はもっと硬派なイメージがあったため、恋愛が絡んだことによりどこか安っぽく感じた。だが、ゲームの『ヒットマン』のことを気にせず、普通のサスペンスアクション映画として見ればおもしろい作品だと思った。ただ、痛々しいシーンやグロいシーンもあったため、血が苦手な人は見ない方が良いかもしれない。アクションシーンは迫力があって良かったと思う。(MIHOシネマ編集部)
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