映画『シャギー・ドッグ』の概要:2006年公開のアメリカ映画。1959年公開の映画『ボクはむく犬』の3度目のリメイク作品である。製薬会社の動物実験に使われていた犬に嚙まれたことによって、犬に変身してしまった男をコミカルに描いている。
映画『シャギー・ドッグ』の作品情報
上映時間:99分
ジャンル:コメディ
監督:ブライアン・ロビンス
キャスト:ティム・アレン、クリスティン・デイヴィス、ジーナ・グレイ、スペンサー・ブレスリン etc
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映画『シャギー・ドッグ』の登場人物(キャスト)
- デイブ・ダグラス(ティム・アレン)
- 地方検事代理であり、仕事熱心な父親。現在は製薬会社放火事件の案件を抱えており、この案件が無事に終わったら地方検事になることになっている。
- マーカス・コザック(ロバート・ダウニー・Jr)
- 製薬会社の主任研究者。チベットに住んでいた長寿犬を捕まえ、長寿の薬の研究をしている。
- レベッカ・ダグラス(クリスティン・デイヴィス)
- デイブの妻。仕事人間のデイブに嫌気が差している。
- カーリー・ダグラス(ジーナ・グレイ)
- デイブの娘。動物愛護団体に入り、製薬会社の動物実験に反対している。
- ジョッシュ・ダグラス(スペンサーブレスリン)
- デイブの息子。本当はやりたくないアメフトだが、父親の期待から辞めると言えずにいる。
映画『シャギー・ドッグ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『シャギー・ドッグ』のあらすじ【起】
チベット、軍人らしき男達がある犬を探している。その犬は長寿の犬らしく、もう何百年も生きているようだ。そして、犬は軍人に捕まってしまう。
デイブは犬嫌いであり、検事としてバリバリ働いている。デイブは現在、製薬会社が放火された事件について担当していた。放火をした犯人は、デイブの娘カーリーの学校の先生であり、先生は動物実験に反対していたため、放火を行った。
先ほど捕らえられ長寿の犬は、製薬会社により研究されていた。マーカス・コザックは捕まえ犬の長寿遺伝子を取り出し、ウイルスに組み込んでから他の動物に入れて実験をしていた。
製薬会社のデモに参加していたカーリーは、動物実験を行っている事実を探るため製薬会社に忍び込んだ。そして、逃げ出した長寿の犬シャギーを見つけたカーリーは、シャギーを家に連れ帰った。
家に帰ったデイブは、カーリーが連れ帰ったシャギーを見て驚いた。デイブは犬が嫌いだったため、犬がいることを怒り、すぐにシャギーを外に連れ出そうとする。それに抵抗したシャギーはデイブに嚙みついてしまう。デイブは嚙まれたこともあり、シャギーを保健所に引き取ってもらう。
映画『シャギー・ドッグ』のあらすじ【承】
翌朝、デイブはいつも通り朝起きて仕事の準備をしていたが、どうも様子がおかしかった。耳や鼻が異常に良くなり、行動も犬のようになっていた。行動がおかしいことを不信に思いつつも、デイブは仕事に出かけた。
法廷に立ったデイブの様子はおかしいままであり、裁判長を唸って威嚇したために裁判は休憩に入る。
デイブは裁判を早退して、昨日預けたシャギーに会いに行く。シャギーに会いに行ったデイブは、自分の身に何が起きているのかシャギーに聞いた。すると突如、犬達の声がうるさくなり、デイブは犬になってしまった。
犬になってしまったデイブは、自分の身に何が起こったのか理解できないまま走り出した。そして、ビデオカメラに映った自分を見て犬になってしまったことを理解した。デイブは、その後、自分の家に走って行き、カーリーと息子のジョッシュに会うが、自分が父親だということを理解しては貰えなかった。
その晩、デイブはガレージで眠りに着き、夜中に目が覚めると再び人間に戻っていた。
映画『シャギー・ドッグ』のあらすじ【転】
人間に戻ったデイブは、翌日法廷に立ち、製薬会社に放火した男の話を聞くと、製薬会社に犬のように振る舞う動物がいることを聞く。
そして、デイブは息子の学校で面談をしていると、外に猫がいるのを見つけ追いかけてしまう。猫を長いこと追いかけているうちに、デイブは再び犬になっており、保健所の職員に捕まってしまう。
犬になってしまい捕まってしまったデイブだったが、息子達が保護してくれた。その後、息子のアメフトの試合を見に行くことになるが、そこで息子が本当はアメフトをやりたくないことを知ってしまい、息子のことを分かっていない自分がダメな父親であると気づかされる。
また、その日は結婚記念日であったが、犬になってしまったデイブは予約していたレストランにも行くことができず、妻のレベッカにも悲しい思いをさせてしまう。
その夜眠りに着くと再び人間に戻ったデイブは、コザックの製薬会社に事実を突き止めに行く。製薬会社に到着したデイブであったが、人間の姿では侵入することができずに途方に暮れていた。何とか犬に変身し、製薬会社に侵入する。
そして、コザックが社長の座を乗っ取る計画を立てていることを知り、製薬会社の悪事を暴こうとすることを誓う。
映画『シャギー・ドッグ』の結末・ラスト(ネタバレ)
家に帰ったデイブは、ジョッシュとカーリーに自分が犬になってしまったことを告げる。デイブが犬になってしまったことに気が付いたジョッシとカーリーは、父親との再会を喜んだ。また、ジョッシュにアメフトではなく好きなことをやるように伝えた。そして、デイブが外に出た時、製薬会社の人間に捕まり、実験室に連れて行かれてしまう。
研究室に閉じ込められたデイブは、人間に戻り、サルや蛇など他の動物達と協力し、何とか研究室から逃げ出した。他の動物を逃がすことに成功したが、デイブだけは再び捕まってしまう。その後、再び動物達の協力を借り、デイブは、逃げ出すことに成功する。
一方、シャギーを父親だと思って連れて帰ったジョッシュ達は、レベッカの元に来ていた。そこにデイブから電話があり、裁判所で落ち合うことになる。
裁判所に到着したデイブは、家族に会い裁判に参加する。そして、コザックの悪事をばらすことに成功する。コザックが不当な動物実験をしていたことが明るみになり、コザックは逮捕される。
デイブは、犬になったことで家族の本当の気持ちや家族の大切さを知ることができたのであった。
映画『シャギー・ドッグ』の感想・評価・レビュー
コメディ映画なので、デイブが人間のままで犬のような仕草をしてしまうシーンなど、笑顔にさせられるシーンが多くあったが、それだけではなく感動もさせられた。仕事が第一優先で家族と向き合うことができていなかったデイブ、自分ではうまく家族とやっていると思っていたが、家族の本当の気持ちは全然わかっていなかった。しかしシャギーに噛まれ犬になることで家族の本音を知ることができ、仕事よりも家族が大切だと気づく姿に感動させられた。(MIHOシネマ編集部)
製薬会社の動物実験に使用された犬に噛まれ、犬に変身してしまった男を描いたコメディー作品。
それまで仕事熱心だった主人公が犬になったことで、家族一人一人の本当の気持ちを理解したり、本人の気持ちを尊重したりと、家族と向き合うようになる姿に家族の大切さを感じられた。
犬を演じるという個性的な役どころは初めて観たので新鮮だった。
ピンチの時自ら犬に変身したり、人間なのに動作が犬のままだったりするところが面白かった。(女性 20代)
コミカルな作品なので笑ってしまうシーンが多いのだが、家族愛も描かれていて感動するシーンもあった。特に、デイブがジョッシュの本当の気持ちを知り和解したところは、良かったなと安堵した。家族で見ても、楽しめる作品だと思う。
ティム・アレンもロバート・ダウニー・Jrも、犬の演技が本当に上手い。演技力がないと嘘っぽくて、ここまで楽しめなかっただろうなと思う。犬とか猫とか色んな動物が出演しているのも可愛くて良かった。(女性 30代)
想像以上に笑えて、心が暖かくなる素敵な作品でした。実験台の犬に噛まれて自分が犬になってしまうと言うなんともありえない展開ですが、ティム・アレンとロバート・ダウニーJrの演技がとにかく素晴らしくて、犬になってしまった人間という設定をすんなりと受け入れることが出来ました。
家族にとって父親がどんな存在なのか、家族の本音が犬になって改めて分かるストーリーは家族で見ても楽しめると思います。優しい気持ちになれる作品です。(女性 30代)
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