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映画『X-MEN ダーク・フェニックス』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『X-MEN ダーク・フェニックス』の概要:2019年公開のX-MENシリーズの7作品目であり、シリーズの最終章。X-MENのジーンがもう1人の人格ダーク・フェニックを覚醒してしまうことで、X-MENのメンバーに危機が迫っていく。

映画『X-MEN ダーク・フェニックス』の作品情報

X-MEN ダーク・フェニックス

製作年:2019年
上映時間:114分
ジャンル:SF、アクション、ファンタジー
監督:サイモン・キンバーグ
キャスト:ジェームズ・マカヴォイ、マイケル・ファスベンダー、ジェニファー・ローレンス、ニコラス・ホルト etc

映画『X-MEN ダーク・フェニックス』の登場人物(キャスト)

ジーン・グレイ / ダーク・フェニック(ソフィー・ターナー)
テレパシーとサイコキネシスの能力を持つ。幼い頃強い力を制御することができなくなり、チャールズに保護してもらう。力の制御が利かなくなり、ダーク・フェニックになり暴走してしまう。
チャールズ・エグゼビア / プロフェッサーX(ジェームズ・マカヴォイ)
X-MENの創設者。テレパシー能力があり、ミュータントの地位を確立するのに貢献した。
エリック・レーンシャー / マグニート(マイケル・ファスベンダー)
磁力を自由自在に操る能力を持つ。チャールズとは決別しており、人間に対して怒りを抱いている。
レイヴン・ダークホルス / ミスティーク(ジェニファー・ローレンス)
青い皮膚をしているが、どんな人物にも変身する能力を持つ。チャールズと共に育った。
ハンク・マッコイ / ビースト(ニコラス・ホルト)
青色の獣人に変身する能力を持つ。チャールズの元教え子であり、優秀な科学者。
スコット・サマーズ / サイクロップス(タイ・シェリダン)
目から光線を出すことができるが、目を開くと勝手光線が出てしまうため、特殊なサングラスをかけている。ジーンとは愛し合い、恋人関係である。

映画『X-MEN ダーク・フェニックス』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『X-MEN ダーク・フェニックス』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『X-MEN ダーク・フェニックス』のあらすじ【起】

1975年、幼いジーンは両親の車に乗りドライブに出かけていた。突如ジーンの頭の中に声が響いたため、ジーンはうるさいと叫んだ。それによりサイコキネシスが発動してしまい、交通事故を起こしてしまう。この事故により両親は亡くなってしまったため、ジーンはチャールズに引き取られた、ミュータント達の学校に行くことになる。

1992年、宇宙に打ち上げられたNASAのスペースシャトルが、トラブルに見舞われてしまう。この危機的状況を打開するため、大統領はチャールズ達ミュータントに救出の任務を与えた。ジーンを含めたX-MEN一期生は、スペースシャトルの乗務員を救出するため宇宙へと旅立って行く。

故障中のスペースシャトルを発見したX-MENであったが、スペースシャトルの周辺には太陽フレアが漂っており近づくことができなかった。能力を駆使して何とか乗務員を救出することに成功したが、ジーンが太陽フレアの爆発に巻き込まれてしまう。

爆発に巻き込まれたジーンであったが、命に別状はない様子であり一同は安堵した。スペースシャトルの乗務員を見事救出したX-MEN達は、市民に称賛された。

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映画『X-MEN ダーク・フェニックス』のあらすじ【承】

ジーン達が学園に戻って来た後、ジーンは念のために検査を受けることとなった。ジーンが無事に戻って来たことは喜ばしいことであったが、危険な状況であったにも関わらず、救出命令を下したチャールズに、レイヴンは不満を持っていた。

ハンクはジーンの検査を行った。その結果命に別状はないものの、ジーンは太陽フレアを吸収してしまい、パワーが測り知れないと知った。検査が終わった後のジーンは、学園のメンバー達とパーティーに来ていた。普段あまりお酒を飲まないジーンであったが、この日は浴びるようにお酒を飲んでいた。

レイヴンとハンクが、チャールズのやり方に不満があると話をしていたところ、大きな音が聞こえる。ジーンがキャンプファイヤーの炎を見ていた時、突如衝撃波を出して倒れてしまった。

チャールズは倒れたジーンの脳の中に入り込んで調べようとするが、ジーンによって弾き出されてしまう。そして目を覚ましたジーンは、父親を探しに行くと言い、出ていってしまう。チャールズはジーンに父親は亡くなったと話していたが、本当は生きていることを知ってしまったのだ。チャールズはX-MENを連れて急いでジーンの後を追った。

映画『X-MEN ダーク・フェニックス』のあらすじ【転】

ジーンは昔の記憶を頼りに、両親と住んでいた頃の家を訪れた。インターホンを鳴らすと1人の老人が出てきたので、ジーンだと名乗ると老人は驚きつつも部屋に招き入れた。その老人はジーンの父親であり、久しぶりの再会にジーンは喜んだが、父親は様子がおかしかった。

父親は能力を持つジーンを恐れており、育てきれないと考えてチャールズに預けたのであった。その時、家の外にX-MENが到着した。X-MENはジーンを説得し始めるが、ジーンは聞き入れず攻撃してくる。そしてレイヴンが説得しようと近づくと、ジーンに吹き飛ばされてしまい、レイヴンは死んでしまう。

学園に帰ったX-MEN達は、レイヴンの葬儀を開いた。レイヴンは死によって、チャールズとハンクは喧嘩をしてしまう。更に、大統領から連絡があり、身勝手な行動をしたミュータントを逮捕すると告げられてしまう。

その頃ジーンの元に謎の女性が現れていた。その女性はジーンの味方であることを告げ、ジーンを自分達の基地へと連れていった。

エリックの元にハンクがやって来た。そして、レイヴンがジーンによって殺されてしまったことを告げた。エリックはレイヴンのことを愛していたこともあり、ハンクに協力することになる。

映画『X-MEN ダーク・フェニックス』の結末・ラスト(ネタバレ)

チャールズはエリックとハンクがジーンを殺害しようとしていることに気がついていた。ハンク達はジーンを殺害するためにジーンの元へ訪れていた。そこにチャールズ率いるX-MENがやって来る。そして、ジーンを殺したいハンク達とそれを阻止しようとするチャールズ達の戦いが始まる。

2人しかいないエリックとハンクに苦戦しつつも、何とか2人を倒したX-MENであった。チャールズがジーンに会いに建物の中に入っていくと、自我を失ったジーンに攻撃される。倒れるチャールズを前に、ジーンは本来の意識と自我を失った意識が葛藤を繰り広げていた。

そこに謎の女性がジーンの力を吸い取り始める。その女性は宇宙人であり、太陽フレアの力を得たジーンから、力を奪いに来ていたのだ。そこに大統領の命令でX-MENを捕らえに来た軍がやって来る。そして、気を失っているジーンとX-MENを連れ去って行く。

X-MENとジーンは拘束され、列車で運ばれていた。そこに先ほどの宇宙人がやって来る。追ってきた宇宙人の攻撃により、拘束が解かれたX-MENは宇宙人と戦い始める。そして、宇宙人達はジーンの力を求め、ジーンに群がって来る。宇宙人達が群がって来たところで、ジーンは太陽フレアの力を爆発させたのであった。

ジーンの命を賭けた爆発により、宇宙人は消え去ったが、ジーンも亡くなってしまった。ミュータントの学園はジーン・グレイ学園と改名し、チャールズは校長を引退した。

映画『X-MEN ダーク・フェニックス』の感想・評価・レビュー

今作はX-MENの新しいキャストになってから4作目であり、集大成のような作品でもある。ミュータント達の戦いやジーンの過去のシーンなどは、迫力のあるシーンも多かった。しかし、前作までの主人公であるチャールズの活躍のシーンはあまりなく、仲間達と揉めるような場面もあるので腑に落ちない点もある。X-MENは時系列がややこしく、シリーズをしっかりと観ていないと理解できないので、前作までを観ていない人には内容を理解するのは難しいかもしれない。(MIHOシネマ編集部)


新キャストになってからのシリーズ最終章であり、前キャストシリーズでもほぼ最強と思われたジーンの能力がより詳細に描かれている。
強大な力を所持してしまったジーンのキャパシティと秘められていた能力の高さには圧巻させられた。それでいて、これまでの絆を取るか、激情のままに突き進むかで揺れ動く様子が描かれている。強大な能力を持ってしまったがための苦悩や、女性らしい弱さもきちんと描かれ、共感やハラハラさせられるシーンは多いと思う。スケールは相変わらず広大で、最終的にはキャプテン・マーベルのような能力まで得る。噂では同一人物なのではないかという説もあるが、噂が真実でも違和感はないと思う。(女性 40代)


シリーズ7作目。旧三部作と新三部作で前作の『X-MEN アポカリプス』で完結かと思っていたら、まさかのもう一作品来ました。前作でしっかりとまとまっていた感じがあったので、このダーク・フェニックスはそれほど期待していませんでしたが、1つの物語としてとてもよく出来ていました。
今作で描かれるのは戦いよりも「愛」。自分でも制御出来ないような力を手にしてしまった「ジーン」をメインにその周りの人達のドラマが「最後」に相応しく描かれていました。
はっきりしない結末もこのシリーズおなじみですが、今回の終わり方は最高だったと思います。(女性 30代)


MCU程の興行的盛り上がりを見せることができないまま、残念ながらラストとなってしまった『X-MEN』シリーズ。

予算を大幅に削られたのか、アクション抑え気味で室内での戦いが多い。キャラクター同士の絡みも物足りず、特にマグニートとクイックシルバーが親子であることが判明してからの進展も特にない。アクションは仕方ないにしてもファンサービスという形で盛り上げてほしかったところである。

それでも、現メンバーでの『X-MEN』は最後だと思われるので、結末を見守る意味でもファンは必ず見るべき作品である。(男性 30代)

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