この記事では、映画『サイバー・ミッション』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『サイバー・ミッション』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。
映画『サイバー・ミッション』の作品情報

上映時間:99分
ジャンル:アクション、サスペンス
監督:リー・ハイロン
キャスト:ハンギョン、リディアン・ヴォーン、リー・ユアン、山下智久 etc
映画『サイバー・ミッション』の登場人物(キャスト)
- リー・ハオミン(ハンギョン)
- ハンドルネーム、海賊船長。ハッカーの世界大会で優勝した成績を持つ。13歳でプログラムを書くなど天才的な腕を持つが、現在は引き籠りのオタク。日本の漫画『ワンピース』の大ファンで主人公ルフィのキーホルダーを常に持ち歩いている。
- モリタケシ(山下智久)
- マレーシアのクアラルンプールを拠点に暗躍する国際的犯罪組織のボス。表の顔はアジアのIT起業家。趣味は能面を作ること。常に冷静沈着で茶道の心得もある。かつてはハッカーとして活躍していたこともある。
- チャオ・フェイ(リディアン・ヴォーン)
- ハンドルネーム、ゼブラ。モリタケシに雇われた優秀なハッカー。世界大会でハオミンと接戦を繰り広げ、負けた過去を持つ。実はユーロポールのサイバー犯罪担当捜査官。モリの資金源と後ろ盾を探るために潜入捜査を行っている。
- スー・イー(リー・ユアン)
- フェイの恋人で武術に長けている。実質的な仕込みを担当し、様々な変装もする。気が強い美人だが、フェイに心底惚れている。
映画『サイバー・ミッション』のネタバレあらすじ(起承転結)
映画『サイバー・ミッション』のあらすじ【起】
中国、上海。13歳でプログラムを書きハッカーの世界大会で優勝するなど、天才的なプログラミングの頭脳と腕を持つリー・ハオミンは現在、引き篭もりのオタクライフを送っている。
ある日、コミックマーケットへやって来た彼に、着ぐるみで変装した香港警察が接触。警察曰く、かつてハッカーの世界大会で接戦を繰り広げたハンドルネーム、ゼブラが国際的犯罪組織に雇われ、犯罪を繰り返しているらしい。そのゼブラが今、上海に来ておりハオミンに仕事を手伝わせようとしている。そこで、警察はゼブラを逮捕するべくハオミンに情報を流せと言うのだった。
帰宅後、鞄に仕掛けられた盗撮機器を発見し、逆探知したハオミン。当然、見つかることを想定していたゼブラは、暗号化された掲示板にて堂々と仕事を手伝って欲しいと書き込んでくる。ハオミンは自宅端末の電源を全て落とし、警察に協力することにした。
一方、ゼブラと呼ばれるチャオ・フェイは、マレーシアのクアラルンプールを拠点に暗躍する国際的犯罪組織のボス、モリタケシからの依頼により、恋人で相棒のスー・イーと共にオアシス社が開発し、世界最高峰のセキュリティーを誇るインフラ管理システム“オアシス”のOSに狙いを定めていた。モリは短期間で仕事を終わらせれば、報酬を倍にすると約束している。フェイは高報酬を得るべく、ハンドルネーム海賊船長のハオミンを仲間に引き入れようと手を回していた。

映画『サイバー・ミッション』のあらすじ【承】
警察にて潜入捜査をするために日々、訓練を受けるハオミン。警察の捜査により、ゼブラの本名がチャオ・フェイで彼には恋人兼相棒がいることを知った。その恋人兼相棒というスー・イーが先日、コンビニで出会った美少女だったと知ったハオミンはショックを受ける。
警察の訓練にて、フェイ、スー・イーの3人で仕事を成功させるという、夢を使った心理学習プログラムも受けた。これにより心理的抵抗力が急速に高められるらしい。警察は更にハオミンが常に持ち歩いているキーホルダーを改造し、いつでも連絡を取れるようにしてくれた。
その後、帰宅したハオミンにスー・イーから会いたいと連絡が入るが、位置情報を探ると自宅が表示される。異変を察した時にはすでに遅く、彼は背後から襲われ意識を失ってしまう。スー・イーによって意識を奪われ、気が付いた時には車に乗せられ移動中だった。隣の席には見知らぬ男が座っておりゼブラだと名乗る。空港に到着し、荷物を持たされる。パスポートや衣類など全てが準備されており、空港の駐車場でハオミンのスマホを破壊するという徹底さには唖然とした。
一路、クアラルンプールへ。到着後は24時間監視付きの作業場へ移動する。仕事用の通信機器を渡され、その日の夜にはボスであるモリと対面した。日本人であるモリから茶道でもてなされる。ボスはハオミンを歓迎し、オアシスが一般公開される前に仕事を終えろと言う。フェイは帰宅後、すぐに仕事へと取り掛かった。
映画『サイバー・ミッション』のあらすじ【転】
目的は修復できないぎりぎりの時間を狙い、“オアシス”を会見前にクラッシュさせること。オアシス社はOSを守るために、かなり強固なセキュリティーを敷いている。社内のコンピューター室前には地場トンネルがあるため、電子機器も持ち込めない。磁場を切れるのはCEOと2人の部下だけだが、それにはパスワードも必要だった。
そこで、フェイが中へ侵入して手動でウイルスを仕込むことにし、ハオミンは外から仕掛けることになった。細々とした仕込みを終わらせ、セキュリティー専門家に扮したフェイとスー・イーがオアシス社へ。ハオミンは外から彼らをバックアップし、2人は地場トンネルを通ってコンピューター室へ無事に到達。外と中でコードの解析を行い、システムにウイルスを仕込んだ。
そうして、会見の日がやってくる。計画はまんまと成功し、“オアシス”はウイルスによって崩壊した。このことでCEOは激怒し、システムの修復を急いで行わせたが、そこへフェイが登場。彼は1000万ドルでオアシスの購入を申し出る。フェイは更にCEOを脅迫。“オアシス”はモリと共同開発したと公表し、今後はモリがプロジェクトを引き継ぐと公言するよう要求。CEOは要求に従い“オアシス”をモリに売却し、彼が引き継ぐことを発表した。
アジアのIT起業家という表の顔を持つモリは、“オアシス”の修復と完成を待って、改めて公開すると宣言。彼が更に策略を巡らせている頃、ハオミンはフェイとスー・イーから食事に誘われ、誕生日を祝ってもらった。ところがその最中、オアシス社のCEOが事故で亡くなったというニュースが流れる。フェイは彼の死が組織の手によるものと察し、ハオミンに早く上海へ帰った方が良いと言う。だが、そこへモリがやって来て、“オアシス”のバックドアコードを12時間以内に書けと命令。更にスー・イーを人質に命令を断れない状況を作り上げる。フェイとハオミンは、“オアシス”のバックドアコードをプログラミングせざるを得ない状況へと追い込まれてしまうのだった。
翌日、コードを書いた2人はモリへと提出したが、奴はコードを確認してすぐにその場から去り、スー・イーと2人を殺せと命令した。だが、3人は隙を突いて抵抗し、ボロボロになりながらも邸から脱出。
同じ頃、モリはバックドアコードを“オアシス”へ導入。システムのアップロードを行った。“オアシス”はすでに稼働しているが、未完成である。このシステムのアップデートで完成したと言うべきだろう。
映画『サイバー・ミッション』の結末・ラスト(ネタバレ)
システムのアップロードは、一斉に行われている。そこで、フェイはスー・イーとハオミンに逃げるよう促す。実は、彼はユーロポールEC3のサイバー犯罪担当捜査官だった。フェイはモリの資金源と後ろ盾を探るために潜入捜査を行っていたのだ。彼は2人を逃がし、汚染前のシステムへ入るため、オアシス社へ向かおうとしていた。ところが、スー・イーは恋人に騙されていたことにショックを受け、ハオミンとフェイを置いてその場から去ってしまう。
その頃、モリは大手金融機関のCEO、4名を乗せた飛行機をレーダーから隠し、彼らを拉致。彼らが行方不明になることで金融界を混乱させ、ユーロの大暴落を狙う。
フェイとハオミンは2人でオアシス社へ突入。システムにて端末サーバーを介してモリの居場所を突き止めた。フェイはユーロポール長官へ連絡を入れ、モリの逮捕を要請。
更にハオミンはモリがハイジャックしたことまで突き止め、奴の真の目的を知ってしまう。
だが、メインシステムはオアシス社にはなく、アップロードを止める手立てがない。メインシステムはモリの携帯に入っているため、奴を見つけ出すしか手がないようだ。2人は追手から逃れ通風孔から脱出。あわや狙い撃ちされるところで、スー・イーが助けに現れ無事に逃走を果たした。
ハオミンが携帯端末でモリの携帯を検知したが、組織の追手が執拗に迫る。3人は追手を倒してモリを追跡。奴はメインシステムを利用して信号まで自在に操る。そこで、ハオミンは車をハッキングし、奴を止めることに成功。しかし、モリは運良く逃れ銃を発砲してくる。そのせいで、スー・イーが銃撃に斃れモリを逃がしてしまう。
すぐさま、逃げるモリを追ったフェイとハオミン。どうにか奴を追い詰め、倒すことに成功。ようやく携帯を手に入れたが、顔認証が通じない。2回試してもダメだった。そこで、奴が持っていた能面に目を付ける。奴の趣味は能面作りで自らを能面師だと宣っていた。もしかすると、能面を顔認証にしていたかもしれない。最後の望みに賭け能面で試してみた。すると、認証が許可される。そうして、飛行機は無事にレーダーへと反映し、CEO4人も無事に確保されるのだった。
映画『サイバー・ミッション』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)
IOT時代となった現代において今後、更に起こり得るであろう問題をテーマに描いた作品。サイバー犯罪の増加に伴い、犯罪に手を染めるハッカーをブラックハッカーと呼び、彼らに対抗し知識や技術を生かして犯罪から守ろうとするハッカーをホワイトハッカーと呼ぶらしい。日本ではホワイトハッカーが非常に少ないらしく、育成に力を注いでいるという話だ。
今作には日本の俳優、山下智久が初の海外進出作品で初の悪役を演じている。彼の無表情は機械的であるため、悪役としては良かったが、大物感はあまりなかったように思う。作品全体の印象としては、非常にあっさりとしている。(MIHOシネマ編集部)
山下智久が出演している今作。アイドルグループのメンバーとして活動していた彼が悪役を演じた今作は、日本の作品ではあまり見た事のない、山下智久の新しい一面が押し出されていたと思います。
美しい容姿から恋愛もののドラマに出演したり、作中でもイケメンとして扱われてきた彼ですが、今作で演じたモリという男は企みを顔に出さないかなりクールな役どころ。無表情で感情を読み取るのが難しいモリのキャラクターをとても上手く演じていました。
ストーリーも悪くは無いのですが、もう少し盛り上がりが欲しかったなと感じます。(女性 30代)
天才ハッカーのリーが巨大企業の陰謀に巻き込まれていく展開はテンポが良く、最後まで一気に観られた。妹を救うために命を懸ける動機も分かりやすく、アクションとサイバー要素のバランスがちょうどいい。終盤で黒幕が明らかになり、全てが国家規模の実験だったと分かる展開はやや荒唐無稽だが、娯楽作としては十分に楽しめた。派手さよりもストーリー重視のサスペンスだった。(20代 男性)
ハッキングと陰謀論を組み合わせた物語が意外と人間ドラマ寄りで印象に残った。妹を守るために過去のトラウマと向き合う主人公の姿は、単なるアクション映画以上の深みがある。仮想通貨や監視社会といった現代的テーマも盛り込まれ、リアリティを感じた。ラストで真実が暴かれ、彼が新たな人生を選ぶ結末は静かな余韻を残す作品だった。(30代 女性)
全体的に低予算感は否めないが、サイバー犯罪を扱うサスペンスとしてはよくまとまっている。巨大企業が裏で人間実験をしていたという設定はベタだが、主人公が駒として利用されていたと知る展開は緊張感があった。アクションよりも頭脳戦に重きを置いた構成で、派手さよりストーリーを楽しみたい人向けの作品だと感じた。(40代 男性)
ハッカーという題材からもっと冷たい映画を想像していたが、家族愛が物語の軸になっている点が意外だった。妹を守るために危険な任務に身を投じる主人公の姿は切実で、サスペンスの中にも感情の温度がある。終盤の裏切りと真相解明は少し説明過多だが、勧善懲悪として分かりやすく、安心して観られる一本だった。(50代 女性)
技術と暴力が結びつく現代社会の怖さを描いた映画だと思う。ネット空間での戦いが現実の命に直結する描写は、今の時代ならではのテーマだ。主人公が組織の駒だったと知りながらも、最後に自分の意思で戦う姿には人間の尊厳を感じた。派手なCGは少ないが、内容は意外と骨太で考えさせられる作品だった。(60代 男性)
アクション映画として観たが、単なるドンパチではなく、情報戦が中心なのが新鮮だった。敵も味方も信用できない状況で、主人公が一人ずつ真実を暴いていく過程はスリリング。ラストで全てが実験だったと分かる展開には驚いたが、妹との再会が物語を温かく締めくくってくれた。テンポが良く、気軽に楽しめるサスペンスだと思う。(20代 女性)
サイバー犯罪と陰謀論を絡めたストーリーは、現代社会への警告のようにも感じた。国家や企業が個人を管理し利用する構図は決して他人事ではない。主人公が利用される側から真実を暴く側へ変わっていく展開は王道だが、安心感がある。エンタメ性と社会性のバランスが取れた作品だった。(30代 男性)
ハリウッド的な派手さはないが、アジア映画らしい人情味が残るサスペンスだった。妹への愛情が主人公の行動原理になっている点が分かりやすく、感情移入しやすい。裏切りや陰謀の連続で緊張感はあるが、最後は希望を感じさせる終わり方で後味は良い。静かに楽しめるサイバー映画という印象だ。(40代 女性)
映画『サイバー・ミッション』を見た人におすすめの映画5選
ブラックハット
この映画を一言で表すと?
世界を揺るがすサイバー犯罪に挑む、リアル志向のハッキング・サスペンス。
どんな話?
天才ハッカーの男が、国際的なサイバー犯罪事件の捜査に協力するため釈放され、FBIと共に巨大組織の陰謀に立ち向かう物語。ネット上の攻撃が現実の爆発事故や社会混乱へと直結し、デジタル世界と現実世界が交錯する緊張感あふれる展開が描かれる。
ここがおすすめ!
ハッキングを派手な魔法ではなく、現実的な技術として描いている点が魅力。『サイバー・ミッション』同様、国家規模の陰謀と個人の戦いが絡み合う構図がスリリングで、知的サスペンスとしての見応えがある。
スノーデン
この映画を一言で表すと?
国家の監視社会を告発した男の、衝撃の実話ドラマ。
どんな話?
NSA職員エドワード・スノーデンが、極秘の監視プログラムの存在を知り、それを世界に暴露するまでの過程を描く。愛国心と良心の間で揺れ動きながら、巨大な権力に立ち向かう姿がリアルに描写される。
ここがおすすめ!
サイバー技術が個人の自由を脅かすというテーマは『サイバー・ミッション』と共通。アクションよりも心理的緊張感を重視した構成で、現代社会の危うさを深く考えさせる一本。
ザ・ハッカー(WHO AM I)
この映画を一言で表すと?
若きハッカーたちの野望と裏切りを描く、予測不能の頭脳戦。
どんな話?
孤独な青年がハッカー集団と出会い、次第に巨大なサイバー犯罪へと関わっていく。FBIに追い詰められながらも、巧妙なトリックと心理戦で事態を覆していく展開がスピーディーに描かれる。
ここがおすすめ!
どこまでが真実で、どこまでが仕掛けなのか分からない構成が最大の魅力。『サイバー・ミッション』の陰謀とサスペンス要素が好きな人には、よりスリリングな体験を味わえる作品。
マトリックス
この映画を一言で表すと?
仮想世界の真実に目覚める男の、革命的SFアクション。
どんな話?
平凡な青年が、自分の生きる世界がコンピュータによって支配された仮想現実だと知り、人類解放の戦いに身を投じる物語。現実と仮想の境界が崩れる中で、人間の自由と選択が問われていく。
ここがおすすめ!
テクノロジーに支配される世界というテーマが『サイバー・ミッション』と重なる。派手なアクションと哲学的な問いを両立させた名作で、サイバー映画の原点とも言える一本。
イーグル・アイ
この映画を一言で表すと?
正体不明のAIに操られる男の、ノンストップ・サスペンス。
どんな話?
突然、謎の声に導かれて犯罪に巻き込まれる一般人の青年。監視カメラや通信網を自在に操る存在に追い詰められながら、巨大な陰謀の核心へと近づいていく。
ここがおすすめ!
テクノロジーが人間を支配する恐怖をアクションとサスペンスで描く点が共通。スピード感ある展開と分かりやすい構図で、『サイバー・ミッション』好きなら最後まで緊張感を持って楽しめる作品。



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