映画『アンカット・ダイヤモンド』の概要:ニューヨークで高級ジュエリーショップを経営する宝石商、ハワードはエチオピアで採掘されたオパールを手に入れたことにより、一世一代の賭けに出る。実在のコメディアン、ラッパー、ミュージシャンが作品を彩るクライム映画。
映画『アンカット・ダイヤモンド』の作品情報
上映時間:135分
ジャンル:フィルムノワール
監督:ジョシュ・サフディ
キャスト:アダム・サンドラー、ラキース・スタンフィールド、ジュリア・フォックス、ケヴィン・ガーネット etc
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映画『アンカット・ダイヤモンド』の登場人物(キャスト)
- ハワード・ラトナー(アダム・サンドラー)
- ニューヨークで、宝石や高級アクセサリーなどを販売するショップを営むユダヤ人。ギャンブル依存症で借金がかさんでおり、取り立てに追われる生活を送っているが、懲りずにバスケットボール賭博に金を費やしている。
- ダイナ・ラトナー(イディナ・メンデル)
- ハワードの妻。彼と3人の子供を設けているものの、ハワードのことを心から軽蔑しており、彼の浮気も黙認している。
- ジュリア(ジュリア・フォックス)
- ハワードのショップで働く店員で、彼と不倫している。浮気が原因でハワードと別れたが、彼の惨めな姿を見て、復縁する。
- KG(ケビン・ガーネット)
- 店の常連の紹介でハワードの店を訪れたプロバスケットボール選手。ハワードが仕入れたオパールに魅了され何度も購入を試みるが、断られる。
- アルノ(キース・ウィリアム・リチャーズ)
- ハワードの義理の叔父で彼に金を貸しているが、なかなか返済しないハワードに痺れを切らし、手下を使って借金を取り立てている。
映画『アンカット・ダイヤモンド』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『アンカット・ダイヤモンド』のあらすじ【起】
2012年、ユダヤ人のハワード・ラトナーは、ニューヨークで宝石や高級アクセサリーを販売するショップを営んでいた。
彼はギャンブル依存症で、多額の借金によって首が回らなくなっており、金を借りた義理の叔父、アルノの借金取りに追われている。
妻、ダイナと3人の子供を設けているものの、家族とも折り合いが悪く、部下のジュリアという女性と不倫している。
ある日、エチオピアで発掘されたオパールが店に届く。このオパールはハワードが17ヶ月かけて交渉した商品で、宇宙を映し出す宝石と呼ばれ、推定100万ドルの価値があるとされていた。
ハワードは、店を訪ねてきたプロバスケットボール選手のKGにこのオパールを自慢すると、KGは購入を申し出る。しかし、ハワードは競売にかけて大儲けするつもりで購入したため、KGに売ることを拒む。
オパールの魅力に取り憑かれたKGは、せめて一晩だけ貸してくれるよう頼む。ハワードは渋々了承し、彼の高級指輪を担保にしてオパールを貸し出したのだった。
映画『アンカット・ダイヤモンド』のあらすじ【承】
その後、ハワードはKGの指輪を質屋に持っていき、2万ドルを手に入れる。その金を元手に、KGが所属するチームの試合で行われるバスケットボール賭博に金をかける。
その日の晩、KGのチームは見事勝利し、ハワードも賭けに勝ったため、大金を手にするはずだった。しかし、翌日、KGがオパールを返さないと言い出し、取り立てに行っても顔すら合わせようとしない。
借金を返していないにも関わらずギャンブルをしているハワードの元に、再びアルノの借金取りが取り立てに来る。
借金を返すあてもないハワードはその場から逃走。しかし、逃げ切ることができず、借金取りに拉致されてしまう。
ハワードが借金を返す気がないと判断したアルノは、バスケットボール賭博を仕切っていた人物に連絡し、賭博を中止させていたため、ハワードは配当金を受け取ることができなくなってしまう。
さらに、身に付けていた高級アクセサリーも没収されてしまい、車のトランクに閉じ込められる。
映画『アンカット・ダイヤモンド』のあらすじ【転】
ダイナに連絡してなんとか車のトランクから脱出できたものの、隠していた借金が家族にばれてしまい、ハワードと妻との関係はさらに悪化する。
なんとか状況を打開しようと考えたハワードはオパールを取り戻すべく、KGが訪れるクラブに先回りし、待ち伏せしていた。
しかし、そこで不倫相手のジェシカが浮気している現場に遭遇してしまう。彼女を問い詰めるハワードだったが、浮気相手と取っ組み合いの末、ジュリアと別れる。
翌日、KGが宝石店を訪ねて来ると、彼は17万ドルでオパールを購入したいと申し出る。100万ドルの売値を見込んでいたハワードは、彼にオークションで競り落とすよう勧めると、KGはオークションに必ず行くと答える。
その日の晩、親族が集まる夕食会で叔父であるアルノも参加する中、ハワードはうっかりオパールのことを話してしまう。
また、ジュリアの一件で傷ついていたハワードはダイナに関係の修復を申し出るものの、顔も見たくないと一蹴されるのだった。
映画『アンカット・ダイヤモンド』の結末・ラスト(ネタバレ)
競売当日、ハワードは出品したオパールの売値が大幅に下落していることに気付く。KGがなかなかオパールを手放さなかったことが原因で、出品が遅れ、査定額が15万ドルまで下がってしまっていたのだ。
見込みが大きく外れたハワードは、オークションに参加する義理の父に入札するよう頼むが拒否されるものの、KGがオパールにのめり込んでいることを伝え、なんとか説得するのだった。
オークションで順調に値段が釣り上がっていくが、目標にしていた20万ドルには届かない。そこで義理の父に入札させるが、他に入札者はおらず、結局彼が落札してしまう。
企みが失敗したハワードは落胆するが、そんな彼をかわいそうに思ったジュリアと復縁する。
その後、KGからオパールを買いたいとの連絡が入ると、一発逆転を狙ったハワードは全財産を試合に賭ける。
その結果、ハワードは賭けに勝ち、1億2990ドルの当選金を得る。有頂天になったハワードはジュリアと喜びを噛み締めていたが、ハワードが懲りずにギャンブルしていることを知って激怒するアルノによって射殺されてしまうのだった。
映画『アンカット・ダイヤモンド』の感想・評価・レビュー
ジェラルド・バトラーといえば、人気コメディアンとして多くのコメディ映画に出演してきたが、今作ではコメディ色は薄く、借金に振り回され、人生を潰してしまう主人公を違和感なく演じていた。
主人公だけでなく、実際のバスケットボール選手やラッパー、ミュージシャンなど多彩な才能を持つ俳優たちが主要キャラクターとして脇を固めており、これらを作品の中で巧みに昇華している点が印象的だった。(MIHOシネマ編集部)
好き嫌いが分かれる作品。そう思いますが、どういう人が好きかと聞かれるとよくわかりません。テンポが悪く、ストーリー自体もなんだかフワフワしていて私の好みではありませんでした。
仕事で多額の借金を抱えた主人公が、何とかならないかと模索するお話。この主人公がとにかく要領が悪くてダメダメなんです。仕事の借金だけでなくギャンブルにも手を出し、負債は膨らむ一方。人間ってどうしようもなくなると、考える機能が停止するのでしょうか。本当に落ちる所まで落ちます。こうはなりたくないなと思う作品でした。(女性 30代)
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