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映画『アナベル 死霊博物館』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『アナベル 死霊博物館』の概要:死霊館シリーズ第7作目。1971年、超常現象研究家のウォーレン夫妻がアナベル人形を預かることに。その1年後、夫妻が不在の折、ベビーシッターの友人がアナベル人形を解放してしまい、娘ジュディの魂が悪魔に狙われてしまう。

映画『アナベル 死霊博物館』の作品情報

アナベル 死霊博物館

製作年:2019年
上映時間:106分
ジャンル:ホラー
監督:ゲイリー・ドーベルマン
キャスト:マッケナ・グレイス、マディソン・アイズマン、ケイティ・サリフ、パトリック・ウィルソン etc

映画『アナベル 死霊博物館』の登場人物(キャスト)

ジュディ・ウォーレン(マッケナ・グレイス)
ウォーレン夫妻の娘。ロレインの能力を受け継ぎ、霊を見ることができる。新聞記事のせいで、同級生から虐められている。悪霊に立ち向かう勇気をエドから受け継いでいる。
メアリー・エレン(マディソン・アイズマン)
ジュディのベビーシッター。家庭的な面があり、ジュディの味方となってくれる。守ろうとする勇敢さを持っている。喘息持ちで吸入器を常に持ち歩いている。
ダニエラ(ケイティ・サリフ)
メアリー・エレンの親友。父親を亡くしており、その原因が自分にあると後悔している。父親に謝罪したいがためにウォーレン夫妻の保管室へ侵入。アナベル人形をガラスケースから解き放ってしまう。
エド・ウォーレン(パトリック・ウィルソン)
超常現象研究家で、悪魔祓いができる数少ない人物。カトリック教会が唯一公認した非聖職者の悪魔研究家。包容力があり、勇敢な人物。娘ジュディを愛情深く育てている。
ロレイン・ウォーレン(ベラ・ファーミガ)
心霊現象研究家で透視や霊視能力を持っている。エドとは10代の頃に出会い、後に結婚。ジュディの母。娘の能力について、アドバイスをする。優しくも勇敢な女性。

映画『アナベル 死霊博物館』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『アナベル 死霊博物館』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『アナベル 死霊博物館』のあらすじ【起】

1971年、怪現象に悩まされる看護師の相談により、アナベル人形による被害を食い止めるため、超常現象研究家エド・ウォーレン、ロレイン夫妻がアナベル人形を預かることになった。人形のせいで道中トラブルに見舞われながらも無事に娘ジュディが待つ家へ帰宅。

夫妻はすぐさま、神父を呼んで人形に防壁を築いてもらった。だが、これだけでは防ぎきれないだろう。時計を入れていたガラスケースがあったため、アナベル人形をガラスケースに収め、封印を施した。そうして、アナベル人形はウォーレン夫妻の保管室にて厳重に保管されることに。夫妻の保管室は世界有数の死霊博物館である。夫妻は毎週保管室を清め、曰く付きの多くの品を厳重に保管していた。そんなところへ、最も邪悪な品が新たに加えられたのである。

1年後、依頼により家を空けることになった夫妻。娘ジュディもまた、母ロレインの能力を受け継ぎ、霊を見ることができる。ベビーシッターとして、いつも頼んでいるメアリー・エレンに娘のことを頼んだ。

メアリー・エレンはジュディのために彼女の誕生日祝いを早めにしようと企画。親友のダニエラと共に準備を行っていたが、夫妻の仕事について大ぼらだと新聞に掲載されたため、ジュディの誕生日会にはメアリー・エレンとダニエラ以外、誰も参加してくれないのだった。

しかし、ダニエラの真の目的は夫妻の保管室を覗き見ること。彼女は保管室の鍵を探し回り見つけ出してしまう。そうして、勝手に中へと入り品々に手を触れて回り、アナベル人形のガラスケースを開けてしまうのだった。上階で火災警報器が鳴ったことで、慌てて保管室から出たダニエラ。慌てていたせいで、彼女はガラスケースの鍵を閉めるのを忘れてしまう。

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映画『アナベル 死霊博物館』のあらすじ【承】

その後、メアリー・エレンがピザを注文したが、ドアが激しく叩かれチャイムを何度も鳴らす音が聞こえる。覗き穴から外を見ても誰もいないが、ドアを開けると幼い少女がいる。彼女はアナベルと遊びに来たと言って走り去るのだった。

更に、庭で話をしていた3人だったが、ダニエラが家の中に見知らぬ男の姿を目撃。急いで中へ戻ったが、誰もいない。ジュディは2階に人影を見て上階へ向かい、部屋の一室にアナベル人形を見つけてしまう。その上、花嫁衣裳を着た霊がジュディに襲い掛かる。彼女は十字架を手に聖書を必死に唱え、難を逃れた。

悲鳴を聞き駆け付けてくれたメアリー・エレンに、母親から受け継いだ能力があると明かしたジュディ。一方、ダニエラは書斎にて勝手に資料を漁り、保管室に保管されている品々の資料を見つけ出してしまう。
気を取り直して、簡単なゲームをすることにした3人。ところが、そこで家のチャイムが鳴る。メアリー・エレンが対応に向かったが、ピザの配達だった。

テレビを観ながらピザを食べていると、テレビが勝手に消える。ジュディはリモコンを探してソファーの下を覗き込みアナベル人形を見かける。その時、電気が消えたため、一瞬焦ったものの、ダニエラとメアリー・エレンがケーキを運んで祝ってくれるのだった。

ジュディがベッドへ入る時間、外から歌が聞こえる。メアリー・エレンに好意を寄せる少年による演奏だった。だが、少年は霧の中から現れた黒い犬に追いかけられ逃走。
その後、ダニエラが帰宅。家の周辺には濃い霧が発生していたが、保管室の鍵を返却し忘れていたことに気付く。そこで、裏口から中へ入り鍵を返そうとした。だが、開けてもいないのに保管室のドアが開く。中へ入るとアナベル人形が消えていた。

しかも、彼女は勝手に見つけたロケットペンダントに、亡き父親の写真を入れ父に会いたいと願おうとする。ところがその矢先、ドアが勝手に閉まりピアノが鳴った。ピアノを弾くと隣に父の姿が。しかし、それは霊の仕業でダニエラは霊に脅されるのであった。

その頃、メアリー・エレンはジュディを休ませ、食器の片づけをしていた。すると、グラスが落ちて割れ、レコードのスイッチが勝手に入る。ジュディを見に行くと大人しく眠っていた。安心したものの、彼女の横に見たことのない人形が横たわっている。アナベル人形だった。

映画『アナベル 死霊博物館』のあらすじ【転】

保管室でダニエラが違う霊に脅されている頃、居間で課題をやっていたメアリー・エレン。書斎から声が聞こえ向かうと、録音テープが再生されていた。やけに魂を奪うという箇所を繰り返している。再生を止めると、電気が全て消えてしまう。彼女は電灯を手にしたが、そこへコインが落ちてくる。それは拾うと次が落ちて先へ進んで行く。キッチンへ来ると待ち構えていた霊に捕まりそうになり、慌てて逃げた。ジュディの部屋のドアを叩いたが、ドアが開かない。

部屋で寝ていたジュディだったが、急に枕を外され目が覚める。布団の中にアナベル人形があった。驚いて投げ捨てるとライトに照らされた影が少女から姿を変え、悪魔に変貌。ジュディは慌てて部屋の外へ。そこにいたメアリー・エレンと抱き合った。ベビーシッターは助けを求めるべく、ロレインに連絡を入れる。だが、電話は別の誰かになりジュディの魂が欲しいと言う。電話を切ると家中のベルが一斉に鳴り響いた。

そこで、2人は保管室へ。中に入るとダニエラがいたため、彼女に話を聞く。全ての現象はアナベル人形が誘発している。ダニエラは保管室の品の全てに手を触れていた。亡き父に謝るためだったと言う。保管室の物品が一斉にて鳴り響いたため、3人は慌てて外へ出たが、メアリー・エレンが喘息の発作を起こしてしまう。

吸入器を車に置き忘れたと言っていたため、ジュディが取りに行くことに。しかし、残されたダニエラは花嫁ドレスを着た霊に憑依されてしまうのだった。
車へ戻ったジュディは黒い魔犬に襲われてしまうが、納屋に逃げ込んでいた少年によって助けられる。吸入器を無事にメアリー・エレンへ渡したが、ダニエラが行方不明に。

映画『アナベル 死霊博物館』の結末・ラスト(ネタバレ)

2階から彼女の声が聞こえたが、ジュディ曰くもうすでに憑依されているらしい。彼女は決意を固め、現象を治めるべくアナベル人形を見つけ出しガラスケースへ戻すことにした。
メアリー・エレンと共に部屋の先へ向かい、書斎のドアの向こうにいるのを発見。ところが、近寄るとドアが閉まって鍵がかけられる。鍵を見つけ出し、メアリー・エレンがドアの先に向かうことになった。

中に入り先へ進むと棺桶に収められた自分の死体がある。その死体が人形を抱いていた。メアリー・エレンは勇気を振り絞って人形を入手。ドアの向こうにいるジュディへ。しかし、そこへダニエラが登場。襲われそうになるが、戻って来たメアリー・エレンによって助けられる。彼女がダニエラと格闘している間にジュディはエドが悪魔祓いをしている映像を流し、ダニエラの動きを止めた。

その場から移動し、人形をガラスケースへ収めようとしたジュディ。だが、そこへ悪魔が現れ魂を奪おうとする。そこで、ジュディは手近にあった十字架に手を伸ばそうとしたが、メアリー・エレンが助けに来てくれる。憑依されたダニエラも父の悪魔祓いによって憑依を解かれ助けに入る。アナベル人形をガラスケースに入れ、扉を閉めようとしたが、閉まらない。ジュディは十字架を手に聖書の一文を必死に唱える。そうして、メアリー・エレンがガラスケースの鍵を閉めた。すると、現象が一気に治まる。青年も助けに駆け付けてくれて驚いたものの、恐怖は去った。4人は疲れ果て居間で休むことにした。翌朝、夫妻が帰宅。4人は何事もなかったと報告した。

ジュディの誕生日。誰もお祝いに来ないことに、両親は娘を励ましたもののメアリー・エレンとダニエラがお祝いに駆け付けてくれる。その後も続々と同級生たちが駆け付けてくれ、ジュディに笑顔が戻る。ロレインはダニエラを呼び出し、彼女の父親の言葉を娘に伝える。ダニエラは涙ながらに礼を告げ、自分が仕出かしたことを心から謝罪するのだった。

映画『アナベル 死霊博物館』の感想・評価・レビュー

死霊館シリーズの第7作目。いよいよ、アナベル人形がウォーレン夫妻の保管室へやって来る。厳重に保管され、悪魔もヤキモキとしていたに違いない。今作では保管室に収められている曰く付きの霊たちが誘発されて、ほとんどが登場する。

作中にはアナベル人形を介している悪魔も姿を現す。娘ジュディもまた、透視や霊視ができる能力を持っており、魂を狙ってじわじわと追い詰められる。忘れた頃に人形が姿を現すため、恐怖が募る演出がされている。ただし、憑依はされるが、悪魔による被害はほとんどない。次回作の制作も決定しているらしいので、期待が高まる。(MIHOシネマ編集部)


ホラー作品の主人公って、だいたいが勝手なことをして失敗するパターンじゃないですか。ダメと言われたのに行ってしまったり、触るなと言われたのに触ってしまったり。今作も例に漏れずそんな展開。3人の少女がアナベルの封印を解いてしまいます。ダメって言われたことほど、したくなってしまうのが人間の性なのでしょうか。
霊たちも楽しんでいるのがちょっと微笑ましくて、ホラーと言うよりもアクション映画のような感じで楽しめました。(女性 30代)


私が一番気に入った点はエンドロールなのだが、「Dancing in the Moonlight」を少しポップにアレンジした曲調とホラー映画という括りが絶妙に合っていて観終わった時に心地よさがあった。

登場人物の女の子たちが可愛くあまり怖さを感じさせないので、少し刺激が欲しい時に気軽に観れるホラーの一つではないかと思う。とはいえアナベルのビジュアルは不気味で、実在の人形についても恐ろしいエピソードが沢山あるのでホラーとしてのスペックも文句なしの作品だ。(女性 20代)

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前作 アナベル 死霊人形の誕生

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