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映画『ファイティング・ファミリー』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『ファイティング・ファミリー』の概要:WWEの女性プロレスラー・ペイジの伝記映画。イギリスのプロレス一家で育ったサラヤ(ペイジ)。巡業と道場の練習に明け暮れていたある日、WWEのトライアウトに合格し、単身でアメリカに旅立つこととなった。

映画『ファイティング・ファミリー』の作品情報

ファイティング・ファミリー

製作年:2019年
上映時間:108分
ジャンル:アクション、コメディ、伝記
監督:スティーヴン・マーチャント
キャスト:フローレンス・ピュー、レナ・ヘディ、ニック・フロスト、ジャック・ロウデン etc

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映画『ファイティング・ファミリー』の登場人物(キャスト)

サラヤ・ジェイド・ベヴィス / ペイジ(フローレンス・ピュー)
世界最大のプロレス団体WWEの女性プロレスラー。イングランドのノーフォーク州ノリッジ出身。親が立ち上げたインディー団体WAWで13歳からプロレスを始める。18歳の時に父が送ったビデオをきっかけに、WWEのトライアウトを受けて合格する。色白に黒いアイメイク、黒い革ジャンが特有のスタイル。リング名はペイジ。
ザック・ベヴィス / ゾディアック(ジャック・ロウデン)
サラヤの兄。サラヤと一緒にWWEのトライアウトを受けるが不合格となる。道場を開き、地元の子供たちや盲目の少年にプロレスを指導するなど地道な活動をしている。恋人コートニーの間に子供が生まれ、ケイデンと名付ける。リングネームはゾディアック。
パトリック・ベヴィス / ローディ・ロッキー・ナイト(ニック・フロスト)
サラヤとザックの父。ノリッジのインディー団体WAWの創立者。自宅のリングで興行を行い、地方に出張することもある。暴行で8年服役していた過去がある。
ジュリア・ベヴィス / スイート・サラヤ(レナ・ヘディ)
サラヤとザックの母。若い頃はヤク中だったが、プロレスに救われた過去がある。ペイジというリングネームで活動をしていた。
ハッチ・モーガン(ヴィンス・ヴォーン)
WWEの参加NXTで練習生に厳しい指導をする鬼コーチ。自身もかつてレスラーで、ドウェイン・“ザ・ロック”・ジョンソンの引き立て役をしていた。
ドウェイン・“ザ・ロック”・ジョンソン (本人役)
WWEの看板レスラー。サラヤの憧れの存在。自分と同じプロレス一家で育ったサラヤに興味を抱く。

映画『ファイティング・ファミリー』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ファイティング・ファミリー』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ファイティング・ファミリー』のあらすじ【起】

イングランドの地方都市ノリッジ。18歳のサラヤと兄のザックはプロレス団体WAWを設立したベヴィス夫妻の元に生まれ、巡業とプロレス道場の練習に明け暮れる毎日を送っていた。彼らの憧れはアメリカ最大の団体WWEのドウェイン・“ザ・ロック”・ジョンソン。いつかWWEのリングに立つのが彼らの夢だ。

父のパトリックは兄妹に内緒で、WWEに2人のビデオを送った。ある日イギリスで公演中のWWEの関係者から電話があり、トライアウトをするから来いと言う。緊張しながら会場に行き、憧れのザ・ロックに会って大興奮する2人。ザ・ロックは彼らに、プロレスは脚色された世界であるが、それでもファンは見抜くため、人の真似をするなと忠告する。

トライアウト会場には、イギリス中から候補生が集まっていた。サラヤとザックは普段通りにパフォーマンスを披露したが、結果はサラヤだけが合格して、ザックは不合格となった。自宅に戻ると両親や道場の練習生が彼女を祝ったが、ザックだけ複雑な気持ちだった。サラヤが団体の本拠地があるフロリダに出発する日、ザックは見送りに行かなかった。

映画『ファイティング・ファミリー』のあらすじ【承】

WWE傘下のNXTのトレーニング施設に到着したサラヤ。同期が数十名集まり、早速モーガンコーチの厳しいトレーニングの下で合宿が始まった。長い巡業を続けるには相応の体力が必要であるため、続々と脱落者が出るほどのハードな内容であった。サラヤは毎日ヘトヘトになるまで練習をした。その頃イギリスでは、ザックの恋人コートニーが、無事に男の子を出産し、ザックはパパになった。

ある日サラヤは、WAW時代のマイクパフォーマンスを得意気に披露した。しかし、コーチからは古臭いとコケにされて落ち込んだ。その後、モデル出身の練習生カーステンとリングで練習をするが、プロレス未経験の彼女は本気で技を仕掛けるため、サラヤは何度もダメージを受けた。パンチが顔面に直撃すると、サラヤは反射的にレシートだと言って殴り返した。それを見たコーチは、NXTは暴力禁止だと言ってサラヤを大声で叱った。

サラヤはテレビ電話で両親に弱音を吐きたかったが、両親はサラヤの新しいグッズを作っているのだと嬉しそうに話すため、本音を言い出せなくなった。さらに彼女の休暇帰省に合わせて、ザックと対決させる大会を開催するとも言われて、ますます辞めたいと言えなくなった。

NXT練習生たちのお披露目の日。小さい会場ながら多くのファンが集まった。カーステンたちは華やかなマイクパフォーマンスで喝采を浴びるが、色白で表情が暗いサラヤが登場すると会場は静まり返った。しかもマイクパフォーマンスでは無言となってしまい、客席からはヤジも飛ぶほど散々な結果となった。

映画『ファイティング・ファミリー』のあらすじ【転】

仲間に打ち解けず孤立を深めていくサラヤは、現状を打開するため髪の毛に金髪にし、白い肌を小麦色に焼くなどのイメチェンをした。この日は砂浜で練習が行われ、中でもタイヤを何度も持ち上げてゴールを競う練習は厳しく、同期女性の中でサラヤが一番遅かった。

移動中のバスで、サラヤはカーステンたちが自分の陰口を叩いていると思い込み、文句を言った。しかし彼女たちが話していたのはカーステンの娘の話題だった。カーステンが入門した理由は、娘とより良い生活をするためで、相当の覚悟で合宿に参加しているのだということを、サラヤは初めて知った。さらに彼女たちは、サラヤは無意識に彼女たちを見下していると指摘。サラヤは言い返せず、すっかり落ち込んだ。コーチは自分の経験を話しながら、お前は心も体も弱いから帰れとサラヤに言った。

2日間の休暇で実家に戻ったサラヤはザックに弱音を吐くが、彼はそれが許せなかった。両親が用意した「クリスマス大虐殺」というステージに立つ2人。打ち合わせではサラヤが勝つ予定だったが、ザックは最初から手加減をせず妹に攻撃を続け、最後はブーイングを浴びながらザックが勝った。

終演後、ザックは妹に夢を奪われたという不満をぶつけるが、サラヤはそれを否定。ザックがトライアウトを不合格となったのは私のせいではないと言い返し、道場の子のためにも前に進めと励ました。サラヤはNXTを辞めることを考え直し、ロスに戻ることにした。

映画『ファイティング・ファミリー』の結末・ラスト(ネタバレ)

黒髪・革ジャン姿でNXTに戻って来たサラヤ。同期の自主トレにも声をかけて参加し、様々な技を惜しみなく伝授する。2人ダイブの技を成功させて、サラヤは仲間と打ち解けていった。そんなある日、コーチはサラヤたちをWWEの最大イベント、レッスルマニアに招待する。

レッスルマニアに来たサラヤはコーチに連れられて、ドウェイン・ジョンソンの楽屋に通された。ドウェインはサラヤに実家へ電話をかけさせて、「明日サラヤはNXTを去り、プロレス番組『ロウ』でデビューする」と驚きの発表をする。イギリスの家族たちはザックも含めて喜び合った。ザックは中断していたプロレス道場を再開し、前向きにプロレスと向き合うことにした。

翌日、生放送「ロウ」のリング会場は15,000人の満員となるが、本番を前にサラヤは心の準備ができていなかった。白い顔がさらに青ざめるサラヤ。そこにザックから電話がかかり、「自分を出せ」と励まされ、気持ちを奮い立たせた。サラヤはリングネーム「ペイジ」となって堂々とリングに上がった。実家では家族や道場生などがテレビの前に集まり、いよいよ試合が始まった。

女王A・J・リーとタイトルを賭けた戦いで、リーはパンチを浴びせて優位に立った。しかしペイジもすぐに反撃し、雄叫びを上げながら連打を浴びせて形勢を逆転させる。関節技を決められピンチとなるが、すぐに返してペイジが勝利を収めた。新しいディーヴァ(女王)としてチャンピオンベルトが渡されたペイジは、「家族に捧げる」と高々と掲げて喝采を浴びた。観客からの「ペイジ!ペイジ!」の歓声は止むことはなかった。

映画『ファイティング・ファミリー』の感想・評価・レビュー

イギリス出身のWWEのプロレスラー、サラヤ・ジェイド・ベヴィスの伝記映画。彼女が登場する以前は、女子プロレスはWWEの中でもお色気枠だったが、彼女の登場で本格派へと進化したという。残念ながらご本人は2018年に大怪我で引退してしまったという。主演のフローレンス・ピューの演技が素晴らしく、ペイジが抱えるプロレスに対する情熱や葛藤を見事に演じている。スポーツは素晴らしい。スポーツ映画には日常のストレスを吹き飛ばす感動があるなと改めて感じる作品だった。(MIHOシネマ編集部)

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