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映画『死霊の盆踊り』あらすじとネタバレ感想

映画『死霊の盆踊り』の概要:1965年公開のアメリカ映画(原題:Orgy of the Dead)。衝撃的な邦題が話題をさらった作品で、映画の大半を女性の死霊の裸踊りが占めている。

映画『死霊の盆踊り』 作品情報

死霊の盆踊り

  • 製作年:1965年
  • 上映時間:91分
  • ジャンル:ホラー、コメディ
  • 監督:A・C・スティーヴン
  • キャスト:クリスウェル、ファウン・シルヴァー、ウィリアム・ベイツ、パット・バリンジャー etc

映画『死霊の盆踊り』 評価

  • 点数:70点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★☆☆☆☆
  • キャスト起用:★☆☆☆☆
  • 映像技術:★☆☆☆☆
  • 演出:★☆☆☆☆
  • 設定:★☆☆☆☆

映画『死霊の盆踊り』 あらすじ(ストーリー解説)

映画『死霊の盆踊り』のあらすじを紹介します。

ホラー小説家のボブは次回作のストーリーのヒントを得るために、婚約者のシャーリーを連れて墓場へ向かう。
その途中車が突然崖から転落。
目を覚ました時、二人は墓場にいた。

二人がそこで見たものは闇の帝王と闇の女王の宴だった。
どんどん死霊化した女性霊が現れ、裸踊りをしている。
その様子をこっそり見ていた二人だったが、ついに帝王に見つかってしまう。

墓場にくくりつけられた二人。
死霊たちのダンスを永遠見せられてしまう。

すると突然女王がナイフで二人に襲いかかる。
しかしその直前で日が昇り、死霊たちは骨に戻るのだった。

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映画『死霊の盆踊り』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『死霊の盆踊り』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

本物のB級映画を観たことがあるだろうか

これはB級映画界の中でも有名な作品である。
最高傑作なのか、最高な駄作なのか。
そこは紙一重である。
何せB級映画なので最初からストーリーや脚本は期待されていないはず。
そうであれば、ある意味最高傑作と言っても過言ではないかもしれない。
映画界きってのつっこみどころ満載映画で、夜に車を走らせていたかと思うと次のシーンではいきなり明るかったり。
何故この映画を作ったのかそれを製作スタッフに聞いてみたいものである。
こんなに製作しなくても良い映画に出会ったことは無い。

終始エロチックなダンス

この映画のタイトルは「死霊の盆踊り」。
本当に何だそれは!?とつっこみたくなるが、このタイトル実はそんなに原題とも遠くない。
要は死霊たちが踊りを踊るということなのだが、裸で踊りまくっているのだ。
それも順番に一人ずつ出てきて。
一人ずつの持ち時間も10分前後と大変長く、一体何を見せられているのか途中で忘れてしまうくらい。
墓場で捕まってしまったカップルも、捕まった割に何も酷いことはされずにこのダンスを見せられるという良くわからない事をされる。
全体を通してこのダンスの印象しか残らない映画である。

話題作りには最適

上記で書いたとおり、全く何の映画かわからないようなB級具合の映画。
しかしこんな映画でも役に立つことがある。
それは話題作りだ。
もうこんなことくらいしか役にも立たない映画であるが、大抵本作品の話を出すと盛り上がれるため是非色んな人に見てもらって話題にして欲しい。
初めての場所でも仲良くなれる、そんなことくらいに使わないと見たことすら後悔しそうな作品なのだ。


何を見せられているのだろう…とこの作品を見た全ての人が思ったはず。「盆踊り」てなんだよ!と思いながら鑑賞しましたが、作中登場するのは盆踊りではなく、死霊の裸踊り。それが絶妙にセクシーなのがジワジワ来るのですが、今作は本当にそれだけを延々と見せられるだけなので、その後の展開や盛り上がりを期待してはいけません。
途中で見るのを辞めても全く問題無いし、むしろ正解かなと思いますがなんだか物凄く癖になるんですよね。つまらないのにまた見たくなってしまう。そんな不思議な作品です。(女性 30代)

映画『死霊の盆踊り』 まとめ

もう二度と観たくない、そんな映画に人は中々出会ったことが無い。
たくさん映画を鑑賞している自分も、口では色々観たくないものの話は出すが実際には言っているほどその作品をダメだとは思っていなかったりもする。

しかし本作品と言ったらどうだろう。
監督のやる気の無さもピカイチ、脚本の酷さ、俳優の演技に下手さ、何をとっても酷すぎなのだ。
だがこの映画はそこが魅力であり、興味があるなら是非見るべきである。
B級映画の代表とも言えるこの映画は、映画通の中では最も有名な作品。
是非一度映画好きを公言している人には見て欲しい、そしてこれが本当のB級映画であることを知ってほしい。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ局の映画番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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